LW2720 - 音圧計 IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 LW2720 IFM
取扱説明書
レーダレベルセンサ
LW2720
目次
1 はじめに(注意)……4
1.1 表記の説明 4
1.2 使用警告 4
2 安全の為の注意.... 5
3 使用目的 6
3.1 使用場所 6
3.1.1 アプリケーション事例 6
3.2 使用場所についての注意....7
4 機能 9
4.1 測定原理 9
4.1.1 反射率と誘電率.... 9
4.1.2 発泡·渦 10
4.1.3 容器の構造・取付について……10
4.2 IO-Link 10
4.3 出力 10
4.3.1 アナログ出力 11
4.3.2 出力機能 11
4.3.3 異常時の通知(警告モード) 13
4.3.4 シミュレーション機能 13
4.3.5 ダンピング機能.... 14
4.4 出力応答 14
5 取付方法 15
5.1 取付場所: 15
5.2 傾斜:.... 16
5.3 偏光と方向 16
5.4 レーダ波の照射角度とビーム幅 17
5.5 ホッパータンク (排出ホッパー) 17
5.6 金属製以外のタンク 18
5.7 ノズル.... 18
5.8 ハイジェニックアプリケーションについての注意事項..... 18
5.8.1 EHEDG規格についての注意事項 19
5.8.2 3-A®認証についての注意事項..... 20
5.9 ねじ取付....20
5.10 取付準備 20
5.10.1 保護キャップを外す 20
5.10.2 リングを装着してねじ部にグリスを塗布する.... 21
5.10.3 配管継手にアダプタを取付ける (乳製品用カップリング DIN 11851) ..... 22
5.10.4 溶接アダプタの取付 23
5.11 センサをタンクへ取付ける.... 24
5.11.1 ヘルールの装着.... 25
5.11.2 配管継手の取付(乳製品用カップリング DIN 11851)....25
5.11.3 VARIVENT®アダプタの取付.... 26
5.11.4 溶接アダプタの取付 27
5.11.5 G1接続取付.... 27
6 接続方法 28
7 パラメータ設定.... 29
7.1 PCと IO-Linkマスタからパラメータを設定する 29
7.2 動作中のパラメータ設定.... 30
7.3 Bluetoothアダプタからパラメータを設定する 30
7.4 設定可能なパラメータ 30
7.5 システムコマンド 37
7.6 パラメータ設定の例 37
8 動作 39
8.1 自己診断出力 39
8.1.1 (検出精度のチェック) 39
8.2 診断メッセージ/エラーの原因/トラブルシューティング.... 39
9 トラブルシューティング.... 42
9.1 正しくレベルが読み取れない時 42
9.1.1 実際の液面レベルより高い / 低い場合 ..... 42
9.1.2 測定が止まる場合 42
9.1.3 アンテナ近くまでレベルが上昇すると測定値が下がる場合 44
9.1.4 測定値がゆらぐ場合 45
9.1.5 測定値が時々不安定になる場合 45
9.1.6 液面レベルの急激な変化により測定値がずれる場合 46
9.1.7 測定値が0%(4mA)では正確だが100%(20mA)では不正確な場合....46
9.1.8 液面レベルが50%以上になると測定値が不正確な場合……47
9.1.9 タンク底付近まで液位が低下するとレベル値が下がる場合 47
9.1.10 空タンクでレベルが測定されない場合 48
9.1.11 タンク底付近まで液位が低下すると警告モードになる場合 48
10 保守、修理および廃棄 50
11 工場出荷時の値....51
12 その他....52
12.1 認証・証明書 52
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
→ 参照

重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。

情報
補足事項
1.2 使用警告

注意
人的被害の警告
▷ 軽度の可逆的損傷を引き起こすことがあります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム製造者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 製品は許可される媒体以外に使用しないでください。(→→技術データ)
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。
- 本製品はTLPR (タンクレベルプロービングレーダ)およびCISPR 11の国際規格に適合しています。その他の認証規格については、こちらをご覧ください。: →→ データシート
マイクロ波の放射について:
本センサが放射するマイクロ波の放射量は携帯電話よりはるかに微弱です。
最大電波強度: 2 mW
現状の科学によれば、センサーの操作は人間の健康に無害であると分類できます。

注意
高温プロセスではセンサや部品が熱くなることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ センサに触らないでください。
▶ 外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護してください。
▶ メンテナンスはセンサとプロセスアダプタを十分に冷ましてから行ってください。
3 使用目的
センサは、金属、コンクリート、または類似した外装構造材料で作られている密閉タンク内の液体媒体のレベルを非接触で連続的に監視します。
使用場所についての注意 (→ 7)
バルク材は、その特性(コニカルの堆積形状、粒子サイズ、誘電率など)に応じて検出されます。
尚、取付けおよび動作には以下が必要です。:
- 固定用金具(→ アクセサリ)
ifmのアクセサリ以外は使用しないでください。他社の部品を使用した場合は、最適な機能が保証されません。
アクセサリ:www.ifm.com.
3.1 使用場所
非接触式ミリ波レーダセンサは、メンテナンス不要で媒体の上から検出するため漏れる心配がなく、さらにプロセス条件(密度・粘度・温度・圧力・pH濃度)に影響されないため、食品・飲料アプリケーションに最適な検出方式です。
本センサは、最新技術の80GHz帯FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave/周波数変調連続波方式)とスマートアルゴリズムを採用し、小型タンクや容器内の内容物が急速に充填/排出される難しいアプリケーションでも高い測定精度と信頼性を実現します。
3.1.1 アプリケーション事例

貯蔵タンク:
製造を中断せずにタンク内の液面レベルを把握することができます。

撹拌タンク:
撹拌タンク(アジテータ等)で正確な補充・貯蔵レベルを確保します。

バッチ充填システム:
最適なバッチ充填を行うことができます。

CIP洗浄プロセス:
最大140 °Cまでの一般的なCIP・SIPサイクルでの使用が可能です。
洗剤の補給量管理を最適化します。
3.2 使用場所についての注意
- 本センサは爆発性雰囲気での使用を目的とした防爆認証製品ではありません。
- 粉粒体(コーヒー豆等)は一般に誘電率が低いため、本センサの使用に適しません。
- 誘電率が高い粉粒体(ビール麦芽等、水分含有量が多い媒体)は検出が可能です。反射率と誘電率(→ 9)参照
▶ アプリケーションテストを実施して機能を確認してください。
粉体の場合は堆積形状(安息角・流動性等)が計測に影響しますのでご注意ください。
▶ 本センサは、日本の電波法および電気通信事業法ならびに海外の無線機器関連の認証・法令等の基準に適合する場合に限り、設置することができます(→製品パッケージ記載の説明)。本センサは無線機器指令(RED) 2014/53/EUの適用対象となるTLPRデバイス (タンクレベルプロービングレーダ) のため、密閉型の容器(金属・鉄筋コンクリート製タンクやこれらと同様の電磁波吸収材を使用した構造物等) 内でのみ、レベルの測定が可能です。
- 金属製タンクでの使用を推奨します。電気絶縁性のタンクに使用する場合は次のことに注意してください。:
- 他のデバイスからの電磁干渉(EN 61326-1によるエミッションおよびノイズ耐性)による劣化のおそれがあります。
- 取付位置が適切でない場合、タンク周辺の物体によりエコー波が妨害される可能性があります。
次のような媒体を検出する場合、正確に測定できないことがあります。
- 大量の泡や過度の波立ち・渦が発生する媒体
- 非常に不均一な、互いに分離して分離層を形成する媒体 (水と油膜など)
▶ アプリケーションテストを実施して機能を確認してください。
▶ 安定した場所に設置してください。
▷ 長時間信号が失われる場合、センサはエラーメッセージを発し規定の出力状態に切り替わります。
4 機能
4.1 測定原理
本センサは周波数変調連続波方式(FMCW)で測定します。センサから媒体表面に向け連続的に周波数を変化させながらGHz帯の電磁波を照射します。送信器から常に周波数を変化させた信号(チャープ信号)を送るため、送信した信号と受信した信号の周波数には差が生じます(→測定原理の図)。ある時点における送信した信号の周波数から受信した信号の周波数を減算することにより、媒体表面からの距離に比例する低周波が得られます。この信号を処理することにより、高速で信頼性と精度の高い測定が可能になります。

Δf d = 距離
A: 周波数(GHz)
B : 時間(s)
C: 送信信号
D:受信信号
图 1: 測定原理
本センサは80GHz帯を使ってピンポイントで信号波(照射角約10°)を送ります。そのため様々なアプリケーションや小型/密閉型のタンク(攪拌タンク・加熱コイル内蔵タンク等)に設置が可能です。
4.1.1 反射率と誘電率
媒体の反射率は受信信号(エコー振幅)に大きく影響します。また反射率は、媒体の誘電率によっても変化します。誘電率が高い程、良好な反射が得られてレベル測定性能が上がります。さらに最大限の範囲までのレベル測定が可能になります。誘電率についての詳細: → データシート
| 媒体の誘電率(比誘電率) | |
| 空気(真空) | 1 |
| 水 | ≥ 80 |
| 海水 | ≥ 32 |
| 純水 | ≥ 30 |
| ビール | ≥ 25 |
| 酢 | ≥ 24 |
| コーンスターチ | ≥ 18 |
| 大豆粉(ブロック),水分19% | ≥ 18 |
| 大豆粉(ブロック),乾燥タイプ(アプリケーションテストを推奨) | ≥ 3 |
| サラダ油(アプリケーションテストを推奨) | ≈ 4/1/5 |
| 粉砕麦芽/グリスト(アプリケーションテストを推奨) | ≈3/1/5 |
| 発芽麦芽/モルト(アプリケーションテストを推奨) | ≈3/1/5 |
| スキムミルク(アプリケーションテストを推奨) | ≥2 |
| コーヒー豆(検出不可) | ≥1.5 |
4.1.2 発泡 渦
泡や渦が生じる液体はエコー振幅が弱くなり安定しません。液体表面が多少波立つ程度であれば通常は問題なく検出することができます。
泡のあるアプリケーションの場合、泡の性質が検出に影響します。軽くて空気を含む泡ではセンサは実際の液面レベルを測定します。重く密度の高い泡の場合は液体の上の泡表面を測定します。
4.1.3 容器の構造 取付について
センサはレーダ波の軌道上に加熱コイル/はしご/撹拌機等の障害物がないように設置してください。障害物によりエコーが不正確になり、良好な測定結果が得られずエラーになる可能性があります。
尚、完全に回避できない障害物に対する影響を軽減する機能がセンサに組み込まれています。センサの取付位置が垂直方向にずれると、レーダ波が拡散してアンテナに戻るため、この機能が発揮されません。
4.2 IO-Link
この製品はIO-Link通信インターフェースを備えIO-Link対応モジュール(IO-Linkマスタ)が必要です。
IO-Linkインターフェースにより、プロセスおよび診断データへの直接アクセスが可能で、動作中にセンサのパラメータを設定できるようになります。
また、USB IO-Linkマスタを使用して2地点間を接続することで通信が可能です。
センサの設定に必要なIODD、プロセスデータの構造の詳細情報、診断情報、パラメータアドレス、および必要なIO-Linkハードウェアおよびソフトウェアに関して必要な情報は、www.ifm.com をご覧ください。
4.3 出力
このセンサはパラメータ設定に応じた信号を出力します。信号出力は次の2つです。
• OUT1: スイッチング出力/IO-Link
- OUT2: アナログ出力 4-20mAまたはスイッチング出力(設定可能)
4.3.1 アナログ出力
本センサは、OUT2からレベルに比例したアナログ信号(NAMUR NE43, DIN IEC 60381-1準拠)またはスイッチング信号を出力します。アナログ出力は設定できます。
- パラメータ[ou2] = [I] でOUT2のアナログ出力を設定します。
- パラメータ[ASP2]で4mAの測定値を設定します。
- パラメータ[AEP2]で20mAの測定値を設定します。
- [ASP2] の設定が[AEP2] より低い場合は上昇する線形となり、[ASP2] が[AEP2] より高い場合は下降する線形になります(→ アナログ出力の図)。
[ASP2]と[AEP2]の最短距離 = アクティブゾーンの20%

図 2: アナログ出力
A:不感带 I:電流
設定可能なパラメータ (→ 30)
B:精度が低いゾーン L:レベル
C 推奨測定範囲 1:上昇線形([ASP2]<[AEP2])
:
D ゼロポイント = 基準面
2:下降線形([ASP2]>[AEP2])
:
アナログ信号診断時は許容公差と精度に注意してください
(→ データシート)。
4.3.2 出力機能
スイッチング出力OUT1(工場出荷時設定)またはOUT2(設定可能)を使って、一定レベルの超過時または低下時に信号を出力するよう設定することができます。次の出力機能から選択できます。
- ヒステリシス / ノーマルオープンまたはノーマルクローズ (→ シングルポイントモードおよびツーポイントモードの図)
- ウィンドウ / ノーマルオープンまたはノーマルクローズ(→ ウィンドウ機能の図)
ヒステリシスはシングルポイントモードとツーポイントモードで使うことができます。どちらのモードも機能的に同じですが、設定方法が異なります。
OUT1出力の設定方法は以下の通りです。
シングルポイントモードのヒステリシス設定:
▶ [SSC1 Config. Mode] を[Single point]に設定します。
▶ 最初にセットポイント[SSC1 Param. SP1] を設定し、次に必要な差分でヒステリシス[SSC1 Config. Hysteresis] を設定します(→ シングルポイントモードの図)。
ノーマルオープンまたはノーマルクローズを [SSC1 Config. Logic] から設定します。
[no] = ノーマルオープン / [nc] = ノーマルクローズ
ツーポイントモードのヒステリシス設定:
▶ [SSC1 Config. Mode] を[Two point] に設定します。
▶ [SSC1 Param. SP1] からセットポイントを設定し、[SSC1 Param. SP2] でリセットポイント を設定します(→ ツーポイントモードの図)。
ノーマルオープンまたはノーマルクローズは[ [SSC1 Config. Logic] から設定します。 :
[no] = ノーマルオープン / [nc] = ノーマルクローズ

図 3: シングルポイントモード

図 4: ツーポイントモード
L: レベル
t: 時間
HY:ヒステリシス
ウインドウ機能:
▶ [SSC1 Config. Mode] を[Window] に設定します。
ウインドウ幅は [SSC1 Param. SP1]と[SSC1 Param. SP2]の差で設定します (→ ウィンドウ機能の図)。
ノーマルオープンまたはノーマルクローズは[SSC1 Config. Logic] から設定します。: [no]=ノーマルオープン /[nc]= ノーマルクローズ
必要に応じて[SSC1 Config. Hysteresis] を使いウィンドウのリミットにヒステリシスを設定できます。

L: レベル
t: 時間
W: ウインド
図 5: ウインド機能
リミット値[SSCx Param. SPx]は常にゼロポイント = 基準面に対する絶対値となります(アナログ出力の図)。ヒステリシス [SSCx Config. Hysteresis]は常にリミット値に対する相対値となります。
スイッチング出力は、スイッチON/OFF間に最大60秒の遅延時間を設定することができます(長いポンプサイクル等)。遅延時間はスイッチONではリミット値を基準とし、スイッチOFFはヒステリシスを基準にします。
4.3.3 異常時の通知(警告モード)
OUT2出力では警告を行う異常状態の設定ができます。
不良を検知したり、信号品質が最低値を下回るとセンサが警告モードになり、NAMUR推奨(NE43)で規定する状態をOUT2から出力します。このような場合の出力応答をパラメータ[FOU2]で設定することができます。
センサの警告モードは遅延させて実行することができます。これは、媒体の渦や泡により短時間のエラーや瞬間的な信号の低下(最小値を下回る)が発生した場合に便利な機能です。遅延時間は設定が可能です(パラメータ[Alert mode delay time])。遅延中は、直前まで行われていた測定が停止し保持されます。遅延時間内に、測定された信号が十分な強度で再び受信された場合は、センサーは通常の動作を継続します。遅延中に十分な強度の測定信号が受信されない場合、センサが警告モードになり規定の状態にOUT2が切り替わります。
強い泡や渦が発生する場合は、安定した測定エリアを設けるよう検討してください。(→7.1.6)
4.3.4 シミュレーション機能
この機能ではセットアップやメンテナンス、または干渉抑制など様々なレベルをシミュレーションすることができます。シミュレーションは1分間から1時間までの長さで選択することができます。開始から停止までは手動操作の他に、一定時間の経過後に自動的に停止させることができます。尚、シミュレーション中はプロセス値に応じた出力応答を行います。
4.3.5 ダンピング機能
渦や波立ち等により液面レベルが不安定な場合は、出力応答を減衰させることができます。ダンピング中は平均化フィルタにより設定した値までレベルが平滑化され、線形の安定した測定結果が得られます。
ダンピングはパラメータ[dAP]で設定できます。
[dAP]は急上昇した場合に最終値の63%に到達する時間を秒単位で表します。[dAP]が5回でほぼ100%に達します。
4.4 出力応答
| OUT1 | OUT2* | |
| 初期設定 | OFF | OFF |
| 通常動作 | レベルおよび[ou1]・[SSC1...]の設定による | レベルおよび[ou2]・[ASP2]・[AEP2]の設定による |
| 異常時/警告モード | OFF | [FOU2]<3.6mAの時=[OFF]>21mAの時=[ON] |
| *アナログ出力[ou2]=[I]の場合。スイッチング機能選択時:OUT1の欄を参照。 | ||
| アナログ出力その他 | ||
| フルレベル信号 | 上昇線形 | 20~20.5 mA |
| 下降線形 | 4~3.8 mA | |
| 空レベル信号 | 上昇線形 | 4~3.8 mA |
| 下降線形 | 20~20.5 mA | |
5 取付方法

注意
高温プロセスではセンサや部品が熱くなることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ センサに触らないでください。
▶ 外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護してください。
▶ メンテナンスはセンサとプロセスアダプタを十分に冷ましてから行ってください。


アンテナ取扱注意
▶ アンテナを引っかき等により傷つけないようにしてください。
センサの取付け/取外しの前に:
▶ システムに圧力がかかっていないことを確認してください。また、機械や媒体の温度が極端になることに付随する潜在的危険を、常に考慮してください。
▶ 以下の決められた方法を守ってセンサを取付けてください。
5.1 取付場所:
本センサは、日本の電波法および電気通信事業法ならびに海外の無線機器関連の認証・法令等の基準に適合する場合に限り、設置することができます(→製品パッケージ記載の説明)。本センサは無線機器指令(RED) 2014/53/EUの適用対象となるTLPRデバイス (タンクレベルプロービングレーダ) のため、密閉型の容器(金属・鉄筋コンクリート製タンクやこれらと同様の電磁波吸収材を使用した構造物等) 内でのみ、レベルの測定が可能です。
▶ 取付場所を選ぶ時は次のことに注意してください。:
- 十分な性能を発揮するために、異物や障害物がなく媒体の表面が見渡せる位置にセンサを設置してください。
- ▶ レーダ波を妨害しないように、できる限り内部に構造物がない容器にセンサを取付けてください。
- センサを蒸気口の近くや上部に設置しないでください。(→正しい取付の図)。
- センサの位置がアクセスタンク等加圧容器のマンホールカバーの上に来ないようにしてください。

图 6: 取付方法
▶ 壁面との距離(D): Dmin = 200 mm (8インチ)
▶ 推奨:タンク半径の 1 / 2
5.2 傾斜:

図 7: 傾斜:
▶ センサは媒体表面からのエコーをよく捉えられるよう垂直(90°)に取付けてください。
▶ 最大ずれ許容角度(1): 3° (取付角度の図)
5.3 偏光と方向
センサは、レベルを検出するために電磁波を放射します。偏光とは、この電磁波の電気成分の方向です。

図 8: 偏光を上から見た図
1:偏波面
2:LW2xxxレーダレベルセンサ(上から見た位置)
3:M12 コネクタ接続部
4: 45°= タンク壁付近に取付けた時のセンサの最適角
5:タンク壁
外装が回転すると偏光方向が変わり、発生する誤工コーが測定値に影響を与える可能性があります。
▶ タンク内に妨害となる物体がある場合:動作 (→ □ 39)、トラブルシューティング (→ □ 42)
5.4 レーダ波の照射角度とビーム幅
▶ レーダ波を妨害しないように、できる限り内部に構造物がない容器にセンサを取付けてください。

図 9: レーダ波の照射角度とビーム幅
レーダ照射角度(α): 10°
ビーム幅(W) と動作距離(D) の関係は次の通りです。:
| 距離(D) | 幅(W) |
| 2 m (6.6 ft.) | 0.4 m (1.2 ft.) |
| 4 m (13.1 ft.) | 0.7 m (2.3 ft.) |
| 6 m (19.7 ft.) | 1.1 m (3.5 ft.) |
| 8 m (26.2 ft.) | 1.4 m (4.6 ft.) |
| 10 m (32.8 ft.) | 1.8 m (5.8 ft.) |
金属製以外の材質では、タンク壁を電磁波レーダが透過します。金属製以外のタンク(→ 18)
▷ 電磁波を透過させる物体がタンクの周囲にあると、レーダのエコー波が妨害される可能性があります。
5.5 ホッパータンク (排出ホッパー)


下部がコニカル状のタンクの場合、胴径の中心部にセンサを取り付け、流出口に向かって減少する液面レベルを測定することができます。
! 上蓋が鏡板状の密閉タンクでは、センサをこのような位置に取り付けると共振(共鳴)現象による干渉が発生することがあります。
▶ アプリケーションテストを実施し機能を確認してください。
▶ 可能であれば、ユニットをタンクの中心から外して(偏心して)取り付けます。
5.6 金属製以外のタンク
金属製のタンクに限らず、本センサは日本の電波法および電気通信事業法ならびに海外の無線機器関連の認証・法令等の基準に適合しなければ取付けることができません(→製品パッケージ記載の説明)。尚、筐体の材質等の適切な対策を行って必ず十分な減衰を確保してください。
タンク周囲にある程度レーダ波を透過させる物体がある場合、エコー波が妨害されることがあります。是正措置:
▶ タンク近傍の妨害体がレーダ波に入らない場所にセンサを取付けてください。
金属製以外のタンクに取付ける場合は他の電子機器からの電磁干渉による劣化のおそれがあります。是正措置:
▶ センサと他の電子機器との間に遮蔽板/金属シート等を設置してください。
▶ 金属製配管への取付け等の対策を行ってください。ビーム幅を考慮して管径を選択してください。
5.7 ノズル
▶ レーダ照射が阻害されないように指定されたノズル径に従ってお使いください (→ ノズル径の図および下表)。
▶ 偽エコー波を防いで内部が掃除しやすいよう、ノズル低端部は丸みがあるようにしてください。
▶ ノズル内部表面は必ず滑らかな状態(溶接不良・錆・付着物等がない状態)を保つようにしてください。

図 10: ノズル径
ノズル長さ(H)とノズル径(D)の関係は次の通りです。:
| ノズル径(D) | ノズル長さ(H) |
| 40 mm(1.5 ) | 150 mm(5.9 ) |
| 50 mm(2 ) | 200 mm(7.9 ) |
| 80 mm(3 ) | 300 mm(11.8 ) |
| 100 mm(4 ) | 400 mm(15.8 ) |
| 150 mm(6 ) | 600 mm(23.6 ) |
5.8 ハイジェニックアプリケーションについての注意事項
本センサは最大140℃までの日常的なCIP・SIP洗浄サイクルで使用することができます。
▶ 適用ハイジェニック規格、食品・飲料関連の規定および次の事項を必ず守ってセンサを使用してください。:
- 密閉型のタンクに設置してください。
- ハイジェニック仕様のアダプタとOリング/シールを使って取付けてください。
▶ 使用者が責任をもって次のことをご確認ください。:
- センサの検出に適合する媒体および洗浄/消毒プロセスであること(→ データシート)
- 排水および洗浄可能な設備であること
- センサとノズルを結合する継手/クランプがタンク圧および媒体に対応できる仕様であること
- M12コネクタを使用するアプリケーションは適切な防塵・防水対策を行うこと
5.8.1 EHEDG規格についての注意事項
センサーは適切に設置すればCIP(定置洗浄)に適しています。
▶ データシートに従って、アプリケーションの制限(温度および材料耐性)を守ってください。
▶ センサーは必ずEHEDGガイドラインに従ってシステムに取り付けてください。
▶ 自己排出取付けを使用してください。
▶ EHEDGに従って許容される、EHEDGガイドラインで義務付けられる特殊シールを備えたプロセスアダプターを必ず使用してください。
配管システムのガスケットが、センサーのシールポイントに接触してはなりません。
▶ タンク内の構造物の場合は、取付けは埋込み式でなければなりません。それができない場合は、水ジェットによる直接洗浄およびデッドスペースの洗浄が可能でなければなりません。
▶ リーク孔が目視できるようにしてください。

1: リーク孔
2:シール
▶ デッドスペースができないよう、次の寸法を守ってください。
L lt; (D - d)
d = 2 5 mm
5.8.2 3-A®認証についての注意事項
▶ センサーが3-Aに従ってシステムに統合されていることを確認してください。
▶ 必ず3-A認証を受け、3-Aシンボルのあるアダプターを使用してください。アクセサリ:
www.ifm.com
接続口には、リーク孔がなければなりません。これにより、3A認定品のアダプタを使用して確実に取付けていることが保証されます。
▶ リーク孔が目視できるようにしてください。
▶ プローブとプロセス接続の取付は、スプレーボールで洗浄できる場所にあることが推奨されます。
3-Aに従って使用する場合は、洗浄とメンテナンスに特殊な規制が適用されます。
3A規格63-04 E9.2の基準を満たさなければならないシステムには適合しません。
5.9 ねじ取付

図 11: ねじの取付
G1プロセス接続タンクのねじ部長さ(A)は次の通りです。:
| 要求ねじ部長さ(A) | |
| Amin | 8 mm(0.32インチ) |
| Amax | 16 mm(0.63インチ) |
5.10 取付準備
5.10.1 保護キャップを外す
アンテナには輸送・保管中の衝撃から守るための保護キャップが付いています。

▶ センサを取り付ける前に保護キャップを注意して取り外します。

! ▶ アンテナを傷つけないように注意してください。
5.10.2 リングを装着してねじ部にグリスを塗布する
Oリング(EPDM)は付属品としてアダプタに同梱されています。また、アクセサリとして購入することも可能です。

▶ Oリングをセンサの溝に合わせてはめます。

▶ すべりを良くするためねじ部に少量のグリスを塗ります。
アプリケーションで認定されたゴム材質に適合するグリスを必ずお使いください。
5.10.3 配管継手にアダプタを取付ける (乳製品用カップリング DIN 11851)

▶ カップリングナットをセンサ底部から上に向かって通します。

▶ Oリングがセンサの溝にしっかりとはまっていることを確認してください。
▶ アダプタを最後までしっかり手締めします。

▶ バイス(万カ)を使いセンサとアダプタを固定します。

バイスに合わせて口金(保護用)を使ってください。締め過ぎるとアダプタが破損します。

▶ しっかりと締付けてください。▶ 推奨締付けトルク:35 Nm。

締め過ぎるとシールが破損します。シールが破損した場合はOリングやプロセス接続を全部交換してください。
5.10.4 溶接アダプタの取付

溶接アダプタを使うとセンサが固定されるため、タンク内に偽エコー波(液面以外のエコー波)が発生する場合にセンサの向きを変えることができません。: 測定が止まる場合 (→ 42)
▶ 可能であれば、クランプ式アダプタや回転可能なアダプタをお使いください。
溶接マンドレルの取付:
溶接マンドレルは溶接時の熱を吸収してアダプタの溶接歪みを防ぐ役割があります。

注意
溶接作業中は溶接アダプタと溶接マンドレルの温度が65℃(149°F)以上になることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ 溶接マンドレルと溶接アダプタは十分に冷ましてから取り外してください。

▶ 溶接マンドレルに溶接アダプタを手締めします。

▶ マンドレルの穴にボルトを通します。

▶ 座金を取り付けます。

▶ ナットを手締めします。
タンクにアダプタを溶接する:
溶接時の注意:
▶ 溶接中と冷却中は絶対にセンサを作動させないでください。
▶ 溶接中、アダプタの過熱を防ぎ、十分な冷却段階を守ってください。
▶ 溶接中、アダプタが歪まないようにしてください。
▶ アダプターのシール先端部が、溶接スパッター等で損傷しないようにしてください。溶接作業を開始する前に充分な対策をとリシール端部を保護してください。

▶ アダプタを十分な粘着力で数か所固定します。向かい合う反対側に打点が来るよう、等間隔に溶接します。

▶ 固定位置の間に溶接線を向かい合うように施します。過熱によるアダプタの白熱/歪みを防ぐため、各セクションの間に十分な時間を置いてください。
▶ 溶接アダプタと溶接マンドレルを冷まします。
▶ 溶接マンドレルを使用した場合は、溶接支援を取外します。
▶ 付着物を除去してねじ部をきれいにします。
5.11 センサをタンクへ取付ける

! ▶ アンテナ部にキズをつけないように注意してください。
5.11.1 ヘルールの装着
▶ Oリングがセンサの溝にしっかりとはまっていることを確認してください。
▶ センサにヘルールを回しながら締め付けます(図なし)。推奨トルクで締めてください(→ アダプタ取付の項)。

▶ 適切な形状のガスケットをタンクのフランジの上に置きます。
タンクのフランジとクランプのガスケットの内径が適合するものを必ず選んでください。 必ずガスケットの内側にタンクのフランジの内径を埋め込んで取付けてください。

▶ ヘルールを付けたセンサを下ろしタンクのノズルに取付けます。

▶ クランプを推奨トルクで締め付けます (→メーカーの取扱説明書を参照).
5.11.2 配管継手の取付(乳製品用カップリング DIN 11851)

▶ 適合する形状のガスケットをタンクのフランジの上に置きます。

▶ 配管継手のアダプタが付いたセンサを下ろしタンクのノズルに取付けます。

▶ カップリングナットを推奨トルクで締め付けます (→ メーカー取扱説明書を参照)。
5.11.3 VARIVENT®アダプタの取付
▶ Oリングがセンサの溝にしっかりとはまっていることを確認してください。
▶ センサにVARIVENTアダプタを回しながら締め付けます(図なし)。推奨トルクで締めてください(→ アダプタ取付の項).

▶ 適合する形状のガスケットをVARIVENTアダプタの下に付けます。

▶ VARIVENTアダプタを付けたセンサを下ろしタンクのノズルに取付けます。

▶ クランプを推奨トルクで締め付けます (→ メーカー取扱説明書を参照)。
5.11.4 溶接アダプタの取付

▶ 0リングがセンサの溝にしっかりとはまっていることを確認してください。
▶ 溶接アダプタを回しながら締め付けます。
▶ 推奨締付けトルク:35 Nm。
5.11.5 G1接続取付
ハイジェニック以外のアプリケーションに限ります(二次的アプリケーション等)。

▶ あらかじめOリング(1) をセンサから外しておきます。
エンドストッパなしでプロセスに挿し込むため、Oリングが落ちないようにあらかじめ外しておきます。この場合はリアフラットシール(2) (ハイジェニック非対応) で封止します。

▶ リアフラットシール(刻み目がついたシールリング) がセンサにはまっていることを確認してください。
▶ センサを回しながらアダプタに締め付けます。
▶ 推奨締付けトルク:35 Nm。
6 接続方法
配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
電子機器の取付けは、国内または海外の規格に従ってください。
データシートを参照してSELV・PELV電圧を供給してください。
▶ 取付けおよび配線は、必ず電源を切ってから行ってください。
▶ 配線は下記を参照してください。
海事アプリケーション(認証対象品)についてはサージ保護対策が必要です。


| ピン | コアカラー | |
| 1: | BN | 茶 |
| 2: | WH | 白 |
| 3: | BU | 青 |
| 4: | BK | 黒 |
| OUT1: スイッチング出力またはIO-Link | ||
| OUT2: アナログ出力またはスイッチング出力 | ||
| DIN EN 60947-5-2規格による色 | ||
回路例:




1 : 2 x pnp
2 : 2 x npn
3 : 1 x pnp / 1 x アナログ
4 : 1 x npn / 1 x アナログ
7 パラメータ設定
動作中にパラメータを変更すると、プラントの機能に影響することがあります。
▶ 必ず工場内の設備に誤作動 / 危険な動作がないことを確認してください。
! パラメータの設定はIO-Linkインターフェース経由で行います。設定にはIO-Linkマスタ、IO-Linkパラメータ設定用ソフトウェア(→ アクセサリ)、デバイス記述ファイル(IODD) が必要です。
▶ IODDファイルは必ず最新版をダウンロードしてお使いください。: www.ifm.com
工場出荷時設定の状態ではセンサが作動しません。
セットアップ時は必ず最初にタンクの基準高さのパラメータ[Reference height]を設定します(→設定可能なパラメータ)。基準高さのパラメータを設定しないとセンサは動作モードになりません。その他の設定を必要に応じて行います。
工場出荷時設定へのリセットを実行すると(「Restore Factory Settings」ボタン)、センサーが再起動して工場出荷時設定になります。
媒体を変える場合はセンサの設定変更が必要です。
7.1 PCと IO-Linkマスタからパラメータを設定する
▶ PC・IO-Link用ソフトウェア、IO-Linkマスタをご用意ください (→ 各製品/ソフトウェアの取扱説明書参照 )。
▶ センサをUSB型IO-Linkマスタまたは対応するフィールドバスIO-Linkマスタに接続します。

図 12: USB型IO-Linkマスタの接続

図 13: フィールドバス用IO-Linkマスタの接続
設定する前に各パラメータの詳細を確認・理解してください。
▶ ソフトウェアを起動してパラメータを設定・調整します。
▶ 設定したパラメータがセンサに取り込まれたか確認します。必要に応じて、再度センサを読み込んでください。
▶ USB 型IO-Linkマスタを取り外して、センサを作動させます。IO-Linkマスタ(アプリケーションにより異なります)を使用する場合は、センサとマスタをPC接続から外してフィールドバスの通信環境に接続してください。
7.2 動作中のパラメータ設定
センサがIO-Link対応のモジュール(マスタ)を介してPLCに接続されていることを確認してください。

図 14: PLC接続の例
▶ 用途に応じたIO-Linkソフトウェアを使いセンサを読込みます (→ 製品の取扱説明書参照)。
▶ パラメータを設定します。
設定する前に各パラメータ詳細を確認・理解してください。
▶ 設定したパラメータがセンサに取り込まれたか確認します。必要に応じて、再度センサを読み込んでください。
▶ センサが正しく機能しているか確認してください。
7.3 Bluetoothアダプタからパラメータを設定する
Bluetoothアダプタ(→ IO-Link アクセサリ)を使用することにより、大型の容器や立入りが難しい場所に設置されたセンサのパラメータを簡単に設定することができます。
Bluetoothアダプタとペアリングするセンサとの通信可能距離は設置環境により異なります。
▶ Bluetoothアダプタの使い方: → Bluetoothアダプタの取扱説明書を参照してください。
7.4 設定可能なパラメータ
「!」という印が付けられているパラメータ(「アクセス」列内)(例えば、[SSC1 Param. SP2])は、割り当てられたパラメータを選択した後にのみ有効になります。
下の略語SSC1とSSC2は、IO-Linkプロセスデータフローのスイッチングビットを表しています(スイッチング信号チャンネル)。スイッチング信号チャンネルは、パラメータ[ou1]と[ou2]により、物理出力OUT1とOUT2に割り当てられます。
| パラメータ | オプション | 説明 | アクセス |
| Uni | [m] = メートル[inch] = インチ | 表示単位を選択します。 | |
| 基準高さ | 設定範囲: 0.2~15 m | センサとゼロポイント間の距離(→基準高さの図)。!基準高さにより、ゼロポイントを定義します。ゼロポイントは、必ずしもタンク底に対応しているとは限りません。必要に応じて、タンクオフセット(→タンクオフセットの図)を設定してください。 | |
| タンクオフセット | 設定範囲: -10~10 m | ゼロポイントとタンク底間の距離(→タンクオフセットの図)。 | |
| 上部不感帯 | 設定範囲: 0~10 m | 誤エコーを抑制します(例えば、ノズルからの誤エコー)。▶エコーヒークをチェックして、タンク上端付近の誤エコーを検出します。 | |
| ネガティブレベル | [Equal to zero] = 負のレベル(ゼロポイントより下)を表示しません。[Permitted] = 負のレベルを表示します。 | タンクオフセットが0より大きい場合は、レベル値を負の値にすることができます。このパラメータは、負のレベル値を表示するか、またはゼロに等しくするかを決定します。! [Permitted]オプションを使用すると、(正の)タンクオフセット領域内の誤エコーも検出されますが、測定に影響を与えるため、測定エラーが発生します。[Equal to zero]オプションを使用すると、これらの誤エコーを抑制することができます。!設定値はデータとしては保存されません。マスタには保存されません。 | |
| P-n | [PnP] = 正のスイッチング[nPn] = 負のスイッチング | スイッチング出力の出力極性。 | |
| ou1 | [SSC1] = スイッチング出力としてOUT1を設定します。OUT1は、SSC1に割り当てられます(スイッチングチャンネル1)。[OFF] = 出力をOFFにします(高インピーダンス) | OUT1の出力設定。)この設定は、IO-Link通信には影響を与えません。 | |
| ou2 | [i] = アナログ出力4~20 mAとしてOUT2を設定します。[SSC2] = スイッチング出力としてOUT2を設定します。OUT2は、SSC2に割り当てられます(スイッチングチャンネル2)。[OFF] = 出力をOFFにします(高インピーダンス) | OUT2の出力設定。 | |
| dS1 | 設定範囲: 0~60秒 | SSC1のスイッチオン遅延(スイッチングチャンネル1)。スイッチオン遅延は、 VDMA3 に従って動作します。 | |
| dr1 | 設定範囲: 0~60秒 | SSC1のスイッチオフ遅延(スイッチングチャンネル1)。スイッチオフ遅延は、 VDMA3 に従って動作します。 | |
| SSC1 Param. SP1 | 設定範囲: 0.005~15 m | SSC1のセットポイント1(スイッチングチャンネル1)。SSC1が有効な場合にのみ使用できます。!セットポイント1は、タンク高さ[Reference height]の設定値以下にしてください。 | ! |
| SSC1 Param. SP2 | 設定範囲: 0~14.995 m | SSC1のセットポイント2(スイッチングチャンネル1)。ウィンドウ機能でツーポイントモードの場合にのみ使用できます。 | ! |
| SSC1 Config. ロジック | [no] = ノーマルオープン[nc] = ノーマルクローズ | SSC1のスイッチングロジック(スイッチング信号チャンネル1)。 | |
| SSC1 Config Mode | [Deactivated] = スイッチング動作無効[single point] = ヒステリシス機能シングルポイントモード[window] = ウィンドウ機能[two point] = ヒステリシス機能ツーポイントモード | SSC1のスイッチングモード(スイッチング信号チャンネル1)。 | |
| SSC1 Config Hysteresis | 設定範囲: 0~0.5 m | SSC1のスイッチングヒステリシス(スイッチングチャンネル1)。ウィンドウ機能でシングルポイントモードの場合にのみ使用できます。 | ! |
| dS2 | 設定範囲: 0~60秒 | SSC2のスイッチオン遅延(スイッチングチャンネル2)。スイッチオン遅延は、 VDMA3 に従って動作します | |
| dr2 | 設定範囲: 0~60秒 | SSC2のスイッチオフ遅延(スイッチングチャンネル2)。スイッチオフ遅延は、 VDMA1 に従って動作します | |
| SSC2 Param. SP1 | 設定範囲: 0.005~15 m | SSC2のセットポイント1(スイッチングチャンネル2)。SSC2が有効な場合にのみ使用できます。!セットポイント1は、タンク高さ[Reference height]の設定値以下にしてください。 | ! |
| SSC2 Param. SP2 | 設定範囲: 0~14.995 m | SSC2のセットポイント2(スイッチングチャンネル2)。ウィンドウ機能でツーポイントモードの場合にのみ使用できます。 | ! |
| SSC2 Config. ロジック | [no] = ノーマルオープン[nc] = ノーマルクローズ | SSC2のスイッチングロジック(スイッチング信号チャンネル2)。 | |
| SSC2 Config.モード | [Deactivated] = スイッチング動作無効[single point] = ヒステリシス機能シングルポイントモード[window] = ウィンドウ機能[two point] = ヒステリシス機能ツーポイントモード | SSC2のスイッチングモード(スイッチング信号チャンネル2)。 | |
| SSC2 Config.ヒステリシス | 設定範囲: 0~0.5 m | SSC2のスイッチングヒステリシス(スイッチングチャンネル2)。ウィンドウ機能でシングルポイントモードの場合にのみ使用できます。 | ! |
| ASP2 | 設定範囲: 0~14 m | アナログスタートポイント:4 mAでの測定値が表示されますアナログ出力が選択されている場合([ou2] = [I])にのみ、メニューが表示されます。 | ! |
| AEP2 | 設定範囲: 0.2~15 m | アナログエンドポイント:20 mAでの測定値が表示されますアナログ出力が選択されている場合([ou2] = [I])にのみ、メニューが表示されます。 | ! |
| FOU2 | [On] = 警告モードでは、アナログ出力値が21 mAを超える値に切り替わります。警告モード時はスイッチング出力がONになります。[OFF] = 警告モードでは、アナログ出力値が3.6 mAを下回るに切り替わります。警告モード時はスイッチング出力がOFFになります | アラートモードでのOUT2の応答。 | |
| dAP | 設定範囲: 0~600秒 | 測定信号のダンピング(フィルター)。 | |
| S. Lvl | 設定範囲:0~10m | シミュレーションモードでシミュレートするレベル。!設定値はデータとしては保存されません。マスタには保存されません。 | |
| S. Tim | [60 min]の固定設定。 | シミュレーション時間。 | |
| アラートモード遅延時間 | 設定範囲:0~1000秒 | この時間が経過すると、測定値のロストが伝えられます。[FOU2]で定義される状態に移行するまでの遅延時間。異常発生時にのみ有効。異常時の通知(警告モード)(→ 13)!遅延時間を、アプリケーションのレベル変動率に応じて調整します。推奨:レベル変動率が高い場合=低遅延時間レベル変動率が低い場合=高遅延時間 | |
| 検出しきい値 | 設定範囲:0~20,000 mV | 信号強度は、液面レベルとして認識される検出しきい値より大きくしてください。(→検出しきい値の図)。 |
* VDMAに従って、スイッチオン遅延は常にセットポイント1(例えば、[SSC1 Param. SP1])に影響を与え、スイッチオフ遅延は常にヒステリシスまたはセットポイント2(例えば、[SSC1 Param. SP2])に影響を与えます。これは、使用されている機能がノーマルオープンであるかノーマルクローズであるかには関係ありません。
基準高さ:

図 15: 基準高さ
A:センサの基準ポイント(センサ底端部/プロセス接続のシール端部)
B : 基準高さ (測定範囲)
C: ゼロポイント(タンク底または測定範囲の下限)
基準の高さは、ゼロポイント、つまりレベル測定の基準点の定義に使用されます。
[Tank offset] = [0]に設定されている場合:
- ゼロより下のレベルは検出されません。プロセス値として[0.0 m]が使用されます。
タンクオフセット:

図 16: タンクオフセット
A:センサの基準ポイント(センサ底端部/プロセス接続のシール端部)
B : 基準高さ(測定範囲)
C:ゼロポイント(測定範囲の下限、タンク底の方が低い位置)
D: タンクオフセット
ゼロポイントがタンク底に一致していない場合は、▶ ゼロポイントとタンク底間の距離(D)を[Tank offset]として入力できます。通常は、基準の高さを入力します。ただし、別にタンクオフセットを設定した方が正確になる場合もあります。この場合、センサはタンク底の位置を認識するため、タンクエコーをより適切に評価できます。
▶ ゼロポイントとタンク底間の距離(D)を[Tank offset]として入力します。
タンク底の位置がゼロポイントより低い場合(タンクオフセットの図):
▶ タンクオフセットとして、0より大きい値(正の値)を入力します。別の設定で[Negative level] = [Permitted]を選択していない場合、次のようになります。
▷ タンクオフセット内で、例えば、撹拌機、加熱コイル、ホッパー、鏡底から発生する誤エコーが抑制されます。
▷ タンクオフセット内のレベルは検出されません。プロセス値として常に[0.0 m]が使用されます。
別の設定で[Negative level] = [Permitted]を選択している場合:
- 負のレベル(ゼロポイントより下のレベル)が表示されます。
- 測定に影響を与え、測定エラーを発生させるタンクオフセット内の誤エコーを検出し、必要に応じて遅延時間経過後に通信を行います(パラメータ[Alert mode delay time]を参照)。
- タンク低部の攪拌機や物体は、誤エコーを発生させる可能性があるので注意してください。
タンク底の位置がゼロポイントより高い場合(例えば、タンク底が流出口に向かって傾斜している場合):
▶ タンクオフセットとして、0より小さい値(負の値)を入力します。
▷ 表示されているプロセス値には、タンクオフセットが加えられています。この場合、表示およびスイッチポイントは実際のレベル(例えば、タンクの最も低い位置)を基準にしています。
設定が誤っていると、プロセス値が不正確になり、間違ってエラーメッセージが表示される場合があります。
▶ 必ずタンクの形状パラメータを正しく入力してください。
上部不感帯/検出しきい値:

A: タンク上部の不感帯
B:物体による妨害エコー波
C: アナログ出カレンジの100% (20mA)
D:検出しきい値(検出可能範囲)
E:媒体表面のエコー波
図 17: タンク上部の不感帯 / 検出可能範囲
アンテナの近くにあるノズルや他の物体により、妨害反射が発生する場合があります。このような反射は、上部不感帯(A)を設定することにより遮断できます。
注意:上部不感帯では、レベルは検出されません。
▶ 例えば、オーバーフローを使用するか、または注入口を調節して、最大レベルを制限してください。
検出しきい値(D)により、設定したしきい値より低い反射がすべて「遮断」されます(「上部不感帯/検出しきい値」の図で、Dと印が付けられた線の左側)。しきい値を超える反射(「上部不感帯/検出しきい値」の図でDと印が付けられた線の右側)のみが、可能性があるレベルのエコー波として評価され、その後のレベル計算に使用されます。重要注意事項をご覧ください。(検出精度のチェック)(→ 39)
7.5 システムコマンド
| シミュレーション開始 | シミュレーションを開始します。パラメータ[S. Lvl]で設定したレベルで実行します。 |
| シミュレーション停止 | シミュレーションを停止します。 |
| リセット(工場出荷時設定) | 工場出荷時の設定に戻します(全パラメータ)。!工場出荷時設定の状態では、センサが作動しません。 |
詳細についてはIODDファイル(www.ifm.comからダウンロード)またはパラメータ設定用ソフトウェアのコンテキストで定義されているパラメータ記述を参照してください。
7.6 パラメータ設定の例
- センサは、高さ8 mのタンク内のレベルを監視します。
- センサは、ノズルの中に取付けられています(ノズルの高さ:150 mm)。
- タンクオフセットは使用しません。
- 媒体は液体です(ビールや牛乳)。
- 単位として[m]を使用します。
- 出力OUT2は、アナログ出力として設定します。
▶ センサを工場出荷時の値にリセット: システムコマンド[Reset to factory settings]を実行します。
▷ これにより、設定の誤りを防止し、定義済みの開始状態を設定します。
▶ 単位を設定: (パラメータ[uni] = [m])。
▶ タンクの高さを設定: パラメータ[Reference height] = [8.15] m。
ノズルがタンクの最も高い位置にある場合は、タンクの高さにノズルの高さを加えてください。それ以外の場合は、センサの基準点(基準高さの図)とタンク底間の正確な距離を基準高さとして設定します。
タンク底は、低レベルとして解釈される場合があります。この場合:
▶ 基準高さを減少させて、タンクオフセットを設定します。
▶ 上部不感帯を定義します。 パラメータ[Upper blind zone] = [200] mm。
▷ この設定により、ノズルからの妨害エコーを遮断します。
▶ ダンピングを無効にします。
パラメータ[dAP] = [0.0]秒。
テスト段階では、この設定がレベル変化を即座に検出するのに役に立ちます。
▶ 必要に応じて、再度有効にします。
▶ アラートモードの遅延時間をゼロに設定します。
パラメータ[Alert mode delay time] = [0]秒。
テスト段階では、この設定が不正確な測定値を即座に検出し、エラーの発生源となる可能性のある場所を特定するのに役立ちます。
▶ 必要に応じて、再度有効にします。
▶ 必要に応じて、感度を調整し(パラメータ[Detection threshold])、以下の指示に従います。(検出精度のチェック)(→ 39)
▶ 出力OUT2をアナログ出力として設定します。
[ou2] = [l]。
▶ アナログ出力を設定します。
[ASP2]と[AEP2]を使用します。
▶ スイッチング出力OUT1を設定します。
パラメータ[SSC1...]を使用します。
8 動作
8.1 自己診断出力
電源を入れて必要なパラメータを設定するとセンサが動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
▶ センサが正しく機能しているか確認してください。
センサは電源が入る(または液面との距離が急激に変化した後)と、直ちに液面レベルに合わるための調整を実行します。確実な測定のために行われるこの調整アルゴリズムは、ある程度の時間を要します。このプロセスの完了後、検出が安定すると実際の液面レベルに追従した測定を行います。
8.1.1 (検出精度のチェック)
診断機能[Echo peaks]を使用すると、指定した距離と信号強度に基づいて、センサの実際のレーダエコーを表示して分析できます。
▶ 必要に応じて、パラメータ[Detection threshold]により、感度を調整します。現在の値を、少しずつ変えて慎重に変更するだけです。以下の指示に従ってください。
乱流、気泡、湿度の変化(例えば、プロセス温度の上昇が原因)、蒸気が、レーダエコーの信号強度に大きな影響を与える場合があります。
実際の動作条件下で検出品質を確認することを推奨します。そうしない場合は、想定される影響を考慮に入れて検出しきい値を決定し、その後で検出品質を確認する必要があります。
推奨:このような影響を考慮に入れ、可能な限り工場出荷時の値を使用してください。
8.2 診断メッセージ/エラーの原因/トラブルシューティング
| 診断メッセージ | 考えられる原因 | 推奨する対策 |
| ハードウェア不良(Device hardware fault) | エレクトロニクスのエラー | デバイスを再起動します。解消されない場合はセンサを交換してください。 |
| 電源不良(General power supply fault) | 起動時に18V未満に電圧が降下する | 供給電圧を確認してください。 |
| ソフトウェア不良(Device software fault) | ソフトウェア内のエラー | デバイスを再起動します。工場出荷時設定にリセットしてセンサを再設定します。解消されない場合はセンサを交換してください。 |
| パラメータエラー | 設定エラー | アナログ出力の場合は出力値の上限・下限レンジを確認してください。デジタル出力の場合は警告のセットポイントを確認してください。解消されない場合は初期設定にリセットしてセンサを再設定します。 |
| 短絡 | OUT1またはOUT2の短絡 | 短絡状態を取り除きます。 |
| デバイスメモリエラー | データ記録エラー(データ書込中の電源喪失等) | もう一度データを保存しセンサを再起動・再設定します。解消されない場合はセンサを交換してください。 |
| 反射信号がありません | 様々な要因から有効なレベルの読取ができない:測定レンジ内に液面レベルの有効なエコー波がないセンサの設定ミス | エコーのピークを分析してセンサ設定(特に検出範囲のしきい値)を確認します。センサの設置状態を物理的に確認します(アンテナの汚れ等)。警告モード遅延時間[Alert mode delay time] のパラメータ値を上げてみます。初期設定にリセットしセンサを再起動・再設定します。解消されない場合はセンサを交換してください。 |
| シミュレーション実行中 | シミュレーションモードになっており実際のプロセス情報がレポートされない | 実行したくない場合はシミュレーションモードを停止します。解消されない場合はセンサを再起動してください。 |
| センサ温度超過(Device temperature over-run) | エレクトロニクスの温度上限を超過 | 周囲使用温度を確認してください。熱源を取り除きます。発熱要因を取り除きます。冷却します。 |
| センサ温度低下(Device temperature under-run) | エレクトロニクスの使用動作温度が下限未満に低下 | 周囲使用温度を確認してください。センサを断熱します。 |
| 電源電圧超過(Primary supply voltage over-run) | 供給電圧が高すぎる | 動作電圧が18-30Vの範囲内に収まっているか確認してください。 |
| 電源電圧低下(Primary supply voltage under-run) | 供給電圧が低すぎる | 動作電圧が18-30Vの範囲内に収まっているか確認してください。 |
| 要クリーニング(Maintenance required - Cleaning) | アンテナ部に媒体が付着 | アンテナをきれいにしてください。 |
詳細についてはIODDファイル (www.ifm.com) またはパラメータ設定用ソフトウェアのコンテキストで定義されているパラメータ記述を参照してください。
9 トラブルシューティング
9.1 正しくレベルが読み取れない時
9.1.1 実際の液面レベルより高い / 低い場合

A: レベル
B:時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- タンク形状の設定が間違っている。
推奨する対策:
- 基準高さ等のタンク形状のパラメータ設定が正しいか確認します。
- エコーのピークを分析し検出しきい値を確認します。
- 初期設定をリセットしセンサを再設定します。
9.1.2 測定が止まる場合
測定レンジ内で液面レベルが低下しても測定値が変化しない:

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル

次の原因が考えられます。:
- タンク内で妨害となる物体がある。
推奨される対策:
- エコーヒークを分析して検出しきい値を確認します。
- 可能な場合は、妨害となる物体を除去するか、またはセンサ位置を変更します。
- センサを約15度ずつ回転させます。偏光と方向 (→ 16)
▶ 回転させるたびにエコーヒークを分析して、妨害エコーの影響が低減しているかどうかを確認します。
液面レベルが低下しても測定値が満量のまま止まってしまう:

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル

次の原因が考えられます。:
- アンテナの近くにエコーを妨害する物体がある。
推奨する対策:
- エコーヒークを分析して検出しきい値を確認します。
- タンク上部の不感帯を大きくします。
- 可能な場合はエコー波を妨害する物体を撤去し、センサの位置を変えます。
- センサの向きを15°ずつ回転させます。
9.1.3 アンテナ近くまでレベルが上昇すると測定値が下がる場合
液面レベルがアンテナの近くまで上がると測定値が落ち込む:

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- レベルがタンク上部の不感帯に達して発生する妨害エコー波で液面を誤検出する。
推奨する対策:
- 不感帯の設定を確認します。
- スイッチポイントの調整等でレベルの上限を下げます。
9.1.4 測定値がゆらぐ場合

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
考えられる原因
- 過度の泡や渦が発生している。
推奨する対策:
- 液面レベルの変動率が低く渦・波立ちが発生する場合は、ダンピング値([dAP]のパラメータ)を上げてみます。
- 注入管の使用や注入口を絞る等の対策を行います。
9.1.5 測定値が時々不安定になる場合

A: レベル
B : 時間
C:実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- 液面と液面以外のエコー波(抑制される偽エコー波)が近い。
推奨する対策:
- 可能な場合はエコー波を妨害する物体を撤去し、センサの位置を変えます。
9.1.6 液面レベルの急激な変化により測定値がずれる場合

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- ダンピング値([dAP]のパラメータ)の設定が高すぎる。
推奨する対策:
- ダンピング値を小さくします。
- 可能な場合は液面レベルの変動率を下げます。
9.1.7 測定値が0%(4mA)では正確だが100%(20mA)では不正確な場合

A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- アナログエンドポイント([AEP2]のパラメータ)の設定が間違っている。
推奨する対策:
- [AEP2] のパラメータを修正します。
9.1.8 液面レベルが50%以上になると測定値が不正確な場合

A: レベル
B:時間
C:実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- 強度の多重反射波を液面レベルとして誤検知する。
推奨する対策: - センサの位置を移動します。
9.1.9 タンク底付近まで液位が低下するとレベル値が下がる場合
ホッパータンクで液面レベルが底付近の時にセンサが警告モードになる:

A: レベル
B: 時間
C:実際の液面レベル
D:測定レベル
次の原因が考えられます。:
- センサがタンク底の強いエコー波を液面レベルとして認識する。
推奨する対策:
- 基準高さの設定が正しいか確認します。
- 媒体の比誘電率が非常に低い場合: 基準高さを下げてタンクオフセットを設定します。
9.1.10 空タンクでレベルが測定されない場合

A: レベル
B : 時間
C:実際の液面レベル
D: 測定レベル
E:レベル測定の喪失(エラー)
F マンホールカバー開
次の原因が考えられます。:
- 内開き式マンホールカバーはドアの開きを液面と誤検知する妨害エコー波が発生する。閉めた時にエコー波が消えるため「レベル測定喪失」のエラーになる。尚、エラーメッセージはタンクに中身を補給すると解消する。
推奨する対策:
- マンホールカバーを開ける前にセンサ電源を切ります。
- カバーを閉めてからセンサを再起動します。
- センサの位置を移動します。
9.1.11 タンク底付近まで液位が低下すると警告モードになる場合
ホッパータンクで液面レベルが底(傾斜部分)付近まで低下するとセンサが警告モードになる。

图 18:
A: レベル
B : 時間
C: 実際の液面レベル
D : 測定レベル
次の原因が考えられます。:
- タンク底の傾斜部はレーダ波が分散するため液面を検出しづらくなる。
推奨する対策:
- タンク形状のパラメータ(特に基準高さとタンクオフセット)の設定が正しいか確認します。
10 保守、修理および廃棄
本センサはアダプタから取り外して洗浄することができます。
▶ センサとアダプタは定期的に点検して、必要に応じて締め直してください。
▶ 必ず接液部の樹脂材質・径に適合する工具を使用してください。
▶ 長い期間使用する間に汚れが付着しますので、適正洗剤を使って定期的にアンテナ部(PTFE製)を清掃してください。
▶ センサとアダプタの接続部分は汚れや洗浄によるキズが絶対につかないようにください。また、シールリングが壊れていないか確認します。
シールリングにキズがついた場合は次の通りにしてください。:
▶ 損傷した部品は交換してください。アクセサリは弊社ウェブサイトからご注文ください。アクセサリ:www.ifm.com
本センサは修理することができません。
▶ 本センサを返品する場合は、汚れがない事を確認し、特に有害な有毒物質が付着していないようにしてください。
▶ 輸送の際に損傷する事がないよう、適切に梱包してください。
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。
11 工場出荷時の値
| パラメータ | 工場出荷時の値 | ユーザー設定 | アクセス |
| アプリケーション固有のタグ: | *** | ||
| 機能タグ | *** | ||
| ロケーションタグ | *** | ||
| Uni | m | ||
| 基準高さ | 初期値 | ||
| タンクオフセット | 0m | ||
| 上部不感帯 | 0m | ||
| P-n | PnP | ||
| out1/out2 | SSC1 / I ( 4~20mA ) | ||
| dS1/dS2 | 0 (s) | ||
| dr1/dr2 | 0 (s) | ||
| SSCx* Param. SP1 | 0.2m | ! | |
| SSCx* Param. SP2 | 0 (s) | ! | |
| SSC* Confic. ロジック | no | ||
| SSC* Confic. Mode | シングルポイント | ||
| SSC* Confic. ヒステリシス | 0.05m | ! | |
| ASP2 | 0m | ! | |
| AEP2 | 0.2m | ! | |
| FOU2 | OFF | ||
| dAP | 2 (s) | ||
| S. Lvl | 5m | ||
| S. Tim | 60(min) | ||
| アラートモード遅延時間 | 180 (s) | ||
| 検出しきい値 | 100 (mV) |
* x = OUT1が1、OUT2が2
! のマーク(「アクセス」の欄) ([SSCx* Param. SP2] 等) がついたパラメータは選択中のみ有効となります。
12 その他
12.1 認証 証明書
EU適合宣言書(CEマーク)・その他の認証・各国の適合証明等は弊社ウェブサイトからダウンロードが可能です。: www.ifm.com
その他の証明書については、こちらをご覧ください。: → 同梱書類