PL1506 - センサー IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 PL1506 IFM
取扱説明書
圧力センサ
温度センサ内蔵
PL15
目次
1 はじめに(注意)……4
1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4
2 安全の為の注意.... 5
2.1 サイバーセキュリティ 5
3 使用目的 7
3.1 使用場所 7
4 機能 8
4.1 IO-Link 8
4.2 センサのIO-Link機能.... 9
4.2.1 センサ 内部温度 9
4.2.2 過剰圧力イベントカウンタ 9
4.2.3 過熱イベントカウンタ 9
4.2.4 光による位置確認....9
4.2.5 イベントログ 9
4.2.6 動作時間カウンタ 9
4.2.7 エラー時の状態設定 10
4.3 アナログ出力とIO-Link通信のゼロポイント動作:……10
4.4 動作モード 10
4.4.1 2線式での稼働 10
4.4.2 3線式での稼働 10
5 インストール 11
5.1 シーリングバージョン 11
5.1.1 金属間シールを使用するフラッシュマウント取付けゼロリーク....12
5.1.2 シールリングによるシーリングフラッシュマウント取付け 13
5.1.3 シールリングによる背面シーリング.... 15
6 接続方法 16
7 パラメータ設定.... 17
7.1 メモリープラグからのパラメータ設定 17
7.2 アナログ値のスケーリング 18
7.2.1 アナログ値の手動スケーリング 18
7.2.2 ティーチ機能を使用するアナログ値のスケーリング 18
7.3 標準測定単位の選択(オプション)……18
7.4 媒体温度の標準測定単位.... 19
7.5 出力機能の設定.... 19
7.6 ユーザー設定 (オプション) 19
7.6.1 エラー時の出力2の状態の定義 19
7.6.2 アナログ出力のダンピング設定 19
7.6.3 プロセスデータフローのダンピング.... 19
7.7 ゼロ点キャリブレーション 20
7.8 診断機能 20
7.8.1 システムの圧力の最小値/最大値の読み取り 20
7.8.2 媒体温度の最小値/最大値の読み取り 20
7.8.3 压カリミットを超過した回数の読取り 21
7.8.4 温度リミットを超過した回数の読取り 21
7.8.5 イベントログ 21
7.9 センサ / パラメータのリセット 22
7.10 Simulation.... 22
7.10.1 シミュレーション値圧力の設定 22
7.10.2 シミュレーション値温度の設定 22
7.10.3 シミュレーション時間の設定 23
7.10.4 シミュレーションのオン/オフ.... 23
7.11 パラメータのリスト 23
7.12 システムコマンドのリスト 24
8 操作方法 25
9 トラブルシューティング....26
10 廃棄、修理、返却 28
11 工場出荷時の値.... 29
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
→ 参照

重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。

情報
補足事項
1.2 警告
警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

警告
重度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

注意
軽度または中程度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。
注意
物的損害のおそれ
▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。
- 製品は許可される媒体以外に使用しないでください。(→→技術データ)
- 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。
2.1 サイバーセキュリティ
取付
本センサは、IEC 62443-1-1による制御機器のセキュリティ環境での動作に適合します。
本センサは、ファイアウォールの背後に配置できます。
▶ IEC 62443-1-1によるシステムのリスク評価を実施してください。
▶ 物理的なセキュリティ対策を行ってください。
操作方法
▶ 製品ドキュメントに記載のセキュリティ機能と使用に関する推奨事項を守ってください。
メンテナンス
▶ 社内で定められた内部変更管理プロセスに従い、システムの設定とデータをバックアップしてください。
廃棄
▶ 機密情報が漏洩しないようにしてください。
▶ センサは、必ず工場出荷時設定にシステムをリセットしてから廃棄してください。
3 使用目的
この圧力センサは、機械および設備のシステム圧力および媒体温度の測定・監視を行います。
3.1 使用場所
圧力の種類:ゲージ圧
! 压力定格と破壊圧力の情報 → データシート
ここに示された圧力定格を超える静的および動的な過圧を避けるため、適切な手段を講じてください。示された破壊圧力を超えてはなりません。破壊圧力を超えるのがわずかな時間であっても、ユニットが破壊されることがあります。注意: (事故につながる恐れがあります。)
この装置は真空耐性を持ちます。
4 機能
測定セル:
- システム圧力はセラミック静電容量式測定システムで測定されます。
- 媒体温度はセラミック測定セルの背後に記録されます。
信号伝送:
- センサはアナログ出力と IO-Link モードで動作できます。
SIOモード:
- アナログ信号の測定圧力値4~20 mA(ピン2)。
IO-Linkモード:
- 測定压力值
- 測定温度值
- 測定範囲リミットの超過または未満
- デバイスのステータス
- パラメータ設定
- デバイス診断(イベント)
4.1 IO-Link
IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

Input Output Device Description (IODD) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.com をご覧ください。
IO-Linkには次のメリットがあります。
- すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
- 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
- システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
- その他のパラメータと診断機能
- デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)
-
パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
-
デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
- 標準化された電気接続
- リモートメンテナンス
4.2 センサのIO-Link機能
4.2.1 センサ 内部温度
センサの内部温度を読取ることができます。
4.2.2 過剰圧力イベントカウンタ
このセンサには、過剰圧力イベントのカウンタがあります = [HIPC]。過剰圧力とみなされる圧力のリミット値を設定できます。
4.2.3 過熱イベントカウンタ
このセンサには、過熱イベントのカウンタがあります=[HITC]。過熱とみなされる温度のリミット値を設定できます。
4.2.4 光による位置確認
センサは[Flash_On] / [Flash_Off]コマンドを使用してプラントで位置を確認できます。コマンドを使用するとLEDが点滅します。
4.2.5 イベントログ
IO-Linkでは、センサにはIO-Linkイベントに関して2種類のログメカニズムがあります。
- [イベント履歴]:最近20個のイベントのリスト。
- [イベントカウンタ]:発生したすべてのイベントのカウント。
4.2.6 動作時間カウンタ
パラメータ[operating_hours]では、センサがアクティブだった時間がカウントされます(リセットできません)。
電圧が中断した場合、1時間未満のカウンタイベントが失われることがあります。
4.2.7 エラー時の状態設定
デバイスの故障が検出されると、アナログ出力が定義された状態になります。これはパラメータ[FOU2]で定義されます。
4.3 アナログ出力とIO-Link通信のゼロポイント動作:

図 1: アナログ出力とIO-Link通信
1 プロセス値
2 センサ出力信号(緑)
3 理想的な測定信号(赤)
4 システムの圧力
5 ゼロポイントスタビライゼーション→データシート
6 0.5 x ゼロポイントスタビライゼーション→ データシー
: 卜
アナログ出力とIO-Link通信から診断可能な最初のプロセス値は、ゼロポイントスタビライゼーションの半分の値で示されます(6)。
ゼロポイントスタビライゼーションの範囲を超える場合は(5)、センサの出力信号の勾配がきつくなります。
ゼロポイントスタビライゼーションは、範囲の割合(%)で指定されます→データシート。
4.4 動作モード
動作モードは配線によって決定され(→電気接続)、センサがモードを自動的に認識します。
4.4.1 2線式での稼働
| OUT2 (pin 2) | 圧力に比例するアナログ出力、4~20 mA |
4.4.2 3線式での稼働
| OUT1 (pin 4) | IO-Link 経由で通信 |
| OUT2 (pin 2) | 圧力に比例するアナログ出力、4~20 mA |
5 インストール
センサの取付け / 取外しの前に:システムに圧力がかかっていないことを確認します。
アクセサリ溶接アダプタ(製品コード:E30509)および溶接マンドレル(製品コード:E43440)については弊社ウェブサイトをご覧ください。: www.ifm.com
セラミック測定セルのシールは、エラストマ成分を含まないため、メンテナンスが不要です。
製品を開封する際はセンサのみを取り出し、本体についている保護キャップは設置時まで取り外さないでください。
▶ 開封後すぐにセンサが損傷していないか確認してください。
▷ 損傷がある場合は、センサを使用しないでください。
! ねじの種類とねじ込み長さが適合するものを使って取付けてください。センサを取付けるねじの種類とねじの位置を確認してください。→ 外形寸法図は データシートに掲載されています。 www.ifm.com
5.1 シーリングバージョン
センサは3つの方法でプロセスにシールできます。
金属間シールを使用するフラッシュマウント取付けゼロリーク (→ 12)
シールリングによるシーリングフラッシュマウント取付け (→ 13)
シールリングによる背面シーリング (→ 15)
5.1.1 金属間シールを使用するフラッシュマウント取付けゼロリーク

▶ シーリング部に汚れがないことを確認します。
▶ アプリケーションに適合するグリスを接触部に薄く塗ります。
▶ センサをアダプタまたは適合するねじ穴に挿入します(→ ねじ穴寸法図)。
▶ しっかりと締付けます。締付トルク:25 Nm
センサを何回も繰り返してねじ込んだり外したりすると、シール性が低下することがあります。
溶接アダプタの使用:
! 溶接アダプタを使用する場合は、アダプタの最大許容圧力を守ってください。
▶ 溶接時は、アダプタを変形させないようにし、シール部を溶接しないようにご注意ください。
▶ 溶接時の熱を吸収する溶接マンドレルE43440を使用してください。
▶ アダプタの取扱説明書とデータシートの記載事項に従って適切に使用してください。
! シームを再溶接する場合:
▶ シール部から離れた所を溶接し、シール部を保護して溶接を行ってください。
メタルシール用のねじ穴
埋込式センサのメタルシールを作製する場合のねじ穴寸法図

5.1.2 シールリングによるシーリングフラッシュマウント取付け

このタイプのOリング(シーリング)は、最大許容圧力は6MPaまでとなります。
Oリングは製品に付属していません。アクセサリのOリングFKM(コードNo.: E30510)、FFKM(コードNo.: E30512)、EPDM(コードNo.: E30511)については弊社ウェブサイトをご覧ください。: www.ifm.com
▶ アプリケーションに適合するグリスを接触部に薄く塗ります。
▶ センサをアダプタまたは適合するねじ穴に挿入します(→ ねじ穴寸法図)。
▶ 表面粗さと寸法の許容値を守ってください。
▶ シーリング部に汚れがないことを確認します。
▶ しっかりと締付けます。締付トルク:25 Nm
Oリング封止用のねじ穴
埋込式センサにOリングを使う場合のねじ穴寸法図

1:Oリングを配置するため、必ずRtmax 6.3としてください。
5.1.3 シールリングによる背面シーリング

DIN EN ISO 1179-2準拠のFKM背面Oリング (コードNo.: E30492) は、耐薬品性を高め、工場出荷時に取付けられています。また、FFKMガスケット (コードNo.: E30513) およびEPDMガスケット (コードNo.: E30451) も、アクセサリとして使用できます。
背面Oリング(3)のみで封止する場合は、次のことに従ってください。
▶ ねじ込み穴:DIN EN ISO 1179-1により、最小挿入深さは21.5 mmを確保してください。
▶ フランジ/ソケットのシール部は必ず埋込みとし、最小値Rz 6.3の表面粗さが必要です (DIN EN ISO 1179-1)。
▶ 必要に応じて、アプリケーションに適合するグリスを接触部に薄く塗ってください。
▶ センサのプロセス接続はG1/2です。
▶ しっかりと締付けます。締付トルク:25 Nm
6 接続方法
配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。
▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。
コネクタ:1 x M12、コーディング:A


2線式
| ピン | ピンアサイン |
| セグメント1 | L+ |
| 2 | OUT2 : AO |
3線式
| ピン | アサイン |
| 1 | L+ |
| 2 | OUT2 : AO |
| 3 | L- |
| 4 | DATA : IO-Link |
パラメータ設定
| ピン | アサイン |
| 1 | L+ |
| 3 | L- |
| 4 | DATA : IO-Link |
7 パラメータ設定
パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。
動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。
▶ 設備に異常がないことを確認してください。
パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。
IO-Linkにより、次のような方法でパラメータを設定できます。
- ifm moneo|configure等のパラメータ設定ソフトウェアによるパラメータ設定
- PLCによるパラメータ設定
- IIoTアプリケーションによるパラメータ設定
IO-Linkによるパラメータ設定に必要なものは次の通りです。
√ パラメータ設定ソフトウェアからパラメータを設定する場合のデバイスデータ記述ファイル(IODD)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ PLCまたはIloTアプリケーションからパラメータを設定する場合のIO-Link記述ファイル(PDF)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ IO-Linkマスタ
▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェア、PLCまたはIloTアプリケーションに接続します。
▶ センサをIO-Linkマスタの適切な未使用ポートに接続します。
▶ IO-LinkマスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。
▷ センサがIO-Linkモードに変わります。
▶ ソフトウェアからパラメータの設定を変更します。
▶ パラメータの設定をデバイスに書込みます。
システム統合・IO-Linkによるパラメータ設定のサポート資料:
moneo等のパラメータ設定ソフトウェア→マニュアル
→説明とスタートアップパッケージについて ifm.com/cnt/io-link-system-integration
7.1 メモリープラグからのパラメータ設定
メモリープラグを介してパラメータセットをセンサに書込み/センサにより記録できます(ifmストレージモジュール):www.ifm.com
メモリープラグからセンサにデータを書込みできるようにするには、センサは工場設定でなければなりません。
センサが設定されている場合は、メモリープラグがパラメータセットを記録し、それを同じタイプの他のセンサに伝送できます。
▶ 適切なパラメータセットを(PCまたは同じタイプのセンサから)、メモリープラグにロードします。
▶ メモリープラグをセンサとソケットの間に接続します。
▷ 工場設定のセンサ:
電圧が供給されると、パラメータセットはメモリープラグからセンサに転送されます。
▷ 設定が変更されたセンサ:
電圧がかかると、メモリープラグはセンサのパラメータセットを記録します。
▶ メモリープラグを取り外します。
▶ センサを動作させます。
メモリプラグの詳細情報:→ドキュメント www.ifm.com・
7.2 アナログ値のスケーリング
7.2.1 アナログ値の手動スケーリング
| ▶ [ASP2]を選択して、4mAが出力される値を設定してください。 | [ASP2] |
| ▶ [AEP2]を選択して、20mAが出力される値を設定してください。 | [AEP2] |
| ASP2とAEP2の最短距離 = 測定範囲の20%(倍率5)。 |
7.2.2 ティーチ機能を使用するアナログ値のスケーリング
| ▶ 設備内の望ましい最小システム圧力に近づけ、一定に保ちます。▶ [tASP]を選択します。▷ 現在の圧力が、アナログ信号の最小値として定義されます(4 mA)。 | [tASP] |
| ▶ 設備内の望ましい最大システム圧力に近づけ、一定に保ちます。▶ [tAEP]を選択します。▷ 現在の圧力が、アナログ信号の最大値として定義されます(20 mA)。 | [tAEP] |
7.3 標準測定単位の選択(オプション)
| ▶ [uni. P]を選択して測定単位を以下から選択します。[MPA] / [kPA] 日本国内では計量法によりSI単位以外使用できません。 | [uni. P] |
選択可能な測定単位は、各センサで異なります。□@単位を変更しても、IO-Linkプロセス値の伝送には影響しません。これは常にPAで伝送されます。
7.4 媒体温度の標準測定単位
| ▶ [uni. T]を選択して測定単位を以下から選択します。[°C] 日本国内では計量法によりSI単位以外使用できません。 | [uni. T] |
単位を変更しても、IO-Linkプロセス値の伝送には影響しません。これは常に℃で伝送されます。
7.5 出力機能の設定
| ▶ [OU2]を選択して出力機能を設定します。[I] =圧力に比例するアナログ信号4~20 mA[Off] = 出力オフ。 | [OU2] |
7.6 ユーザー設定 (オプション)
7.6.1 エラー時の出力2の状態の定義
| 内部エラー時のOUT2の状態を次のように定義します。▶ [FOU2]を選択して値を設定してください。Off = アナログ信号は下限値(<3.6 mA)になります。On = アナログ信号は上限値(>21 mA)になります。 | [FOU2] |
エラーが示された場合:
▶ IO-Linkからパラメータを読取るか、製造元にお問い合わせください。
7.6.2 アナログ出力のダンピング設定
| ▶ [dAA]を選択してダンピングの値を秒で設定してください。 T 値:63%。設定範囲:0.00...99.99秒 | [dAA] |
ダンピング [dAA] はアナログ出力/アナログ信号経路のみに影響します。
7.6.3 プロセスデータフローのダンピング
| ▶ [dAP. P] を選択してダンピングの値を秒で設定してください。 T 値: 63% 。設定範囲: 0.00...99.99 秒 | [dAP. P] |
ダンピング[dAP. P]はプロセスデータフローに影響します(IO-Link通信)。
7.7 ゼロ点キャリブレーション
オフセットの手動調整:
▶ [coF]を選択して-5%~+5%のゼロポイントを設定します。
内部測定値「0」がこの値の分シフトされます。
[coF]
例:ゼロポイントの変更[coF]

A: 出力信号
D: 压力
MEW 測定範囲の最大値
:
V0: 工場出荷時の設定での測定値曲線
V1、変更後の測定値曲線
V2 :
オフセットの自動調整:
▶ [tcoF]を選択します。
内部測定値「0」がこの値の分シフトされます。
技術エリア:測定範囲の-5%~+5%。
[tcoF]
[coF]と[tcoF]は、システムコマンド[RESET_COF]でリセットできます。
7.8 診断機能
7.8.1 システムの圧力の最小値/最大値の読み取り
▶ [Hi. P]または[Lo. P]を選択して最高または最低のプロセス測定値を表示します。
[Hi. P] = システム圧力の最大値
[Lo. P] = システム圧力の最小値
[Hi. P]
[Lo. P]
システムコマンド[RESET_HI_PRES]で、[Hi. P]をリセットできます。
システムコマンド[RESET_LO_PRES]で、[Lo. P]をリセットできます。
システムコマンド[RESET_HI_LO_PRES]で、[Hi. P]と[Lo. P]をリセットできます。
7.8.2 媒体温度の最小値/最大値の読み取り
▶ [Hi. T]または[Lo. T]を選択して最高または最低のプロセス測定値を表示します。
[HI. T] = 媒体温度の最大値
[Lo. T] = 媒体温度の最小値
[Hi. T]
[Lo. T]

システムコマンド[RESET_HI_TEMP]で、[Hi. T]をリセットできます。
システムコマンド[RESET_LO_TEMP]で、[Lo. T]をリセットできます。
システムコマンド[RESET_HI_LO_TEMP]で、[Hi. T]と[Lo. T]をリセットできます。
7.8.3 圧カリミットを超過した回数の読取り
[HIPC]: 压カリミットを超過した回数。HIPCはリミットHIPSを超過した回数をカウントします。値を少なくとも0.5 ms超える必要があります。
[HIPC]

システムコマンド[RESET_HIPC]で、[HIPC]をリセットできます。

電圧が中断した場合、最後の10分間のカウンタイベントが失われることがあります。
7.8.4 温度リミットを超過した回数の読取り
[HITC]: 温度リミットを超過した回数。HITCはリミットHITSを超過した回数をカウントします。値を少なくとも0.5 ms超える必要があります。
[HITC]
[HITS]

システムコマンド[RESET_HITC]で、[HITC]をリセットできます。

電圧が中断した場合、最後の10分間のカウンタイベントが失われることがあります。
7.8.5 イベントログ
IO-Linkでは、センサには2種類のログメカニズムがあります。
- イベント履歴(パラメータ[Event_History])
- イベントカウンタ(パラメータ[Event_Counter])
イベント履歴には、発生した最新20個のイベントが記録されます。イベントが発生しない間は、[noEvent]または[0]の値がリストに表示されます。
イベントカウンタ(Int32個のイベントまで)を使用して、センサで特定のイベントが発生した頻度を読取ることができます。
イベントカウンタとイベント履歴は、システムコマンド[RESET_EVENT_HISTROY]、[RESET_EVENT_COUTER]を使用してリセットできます。

電圧が中断した場合、最後の10分間のイベントが失われることがあります。
7.9 センサ / パラメータのリセット
| アプリケーションリセット[APPL]:アプリケーションリセットは、設定またはティーチできるすべてのアプリケーション固有パラメータをリセットします。デバイスIDパラメータApplication Specific Tag、Function Tag、Location Tagは保持されます。 | [APPL] |

IO-Linkデータ保存が有効な場合、これによってマスタ内のパラメータ更新がトリガされます。そのため、マスタで設定されたパラメータが再びセンサに書込まれます。そのため、アプリケーションリセットが無効な場合があります。
| ボックスに戻る[btb]ボックスに戻るリセットでは、Application Specific Tag、Function Tag、Location Tagなどの他に、診断パラメータおよび状態パラメータを含めたすべての書込み可能な装置IDパラメータがリセットされます。 | [btb] |

ボックスに戻るリセット後、センサは電圧が中断されるまで通信と測定動作を一時停止します。IO-Linkデータ保存はトリガされません。
7.10 Simulation
7.10.1 シミュレーション値圧力の設定
| ▶ [S. PRS]を選択します。▶ シミュレーションする測定値を設定します[数値] = 压力(基本設定によります)[OL] = 検出範囲超過[UL] = 検出範囲未満(測定範囲によります)[Err] = 電子的エラーを検出 | [S. PRS] |
7.10.2 シミュレーション値温度の設定
| ▶ [S. TMP]を選択します。▶ シミュレーションする測定値を設定します[数値]=温度(設定によります)[OL]=検出範囲超過[UL]=検出範囲未満[Err]=電子的エラーを検出[cr. OL]=温度範囲を大幅に超過[cr. UL]=温度範囲より大幅に下 | [S. TMP] |
7.10.3 シミュレーション時間の設定
| ▶ [S. Tim]を選択します。▶ シミュレーションの時間を設定します設定範囲: 1、2、3、4、5、10、15、20、30、45、60分。 | [S. Tim] |
7.10.4 シミュレーションのオン/オフ
| ▶ [S. On]を選択して次を設定します。[SIMU_START] = シミュレーションオン[SIMU_STOP] = シミュレーションオフ | [S. On] |

シミュレーションは、システムコマンド[SIMU_STOP]を送信するか、[STim]で設定した時間が経過するまでアクティブです。シミュレーション後、センサは動作モードに戻ります。
7.11 パラメータのリスト
| パラメータ | 機能 |
| ASP2 | アナログスタートポイント:4 mA |
| AEP2 | アナログエンドポイント:20 mA |
| uni. P | システム圧力の測定単位 |
| uni. T | 媒体温度の測定単位 |
| FOU2 | エラー時の出力2の状態 |
| coF | ゼロポイントキャリブレーション |
| dAA | アナログ出力のダンピング |
| dAP. P | プロセス値圧力のダンピング |
| Lo. P | システム圧力の最小値記録 |
| Hi. P | システム圧力の最大値記録 |
| Lo. T | 媒体温度の最小記録値 |
| Hi. T | 媒体温度の最大記録値 |
| ou2 | OUT2の出力機能 |
| S. PRS | 圧力/イベントのシミュレーション |
| S. TMP | 温度/イベントのシミュレーション |
| S. TIM | 時間のシミュレーション |
| S. On | シミュレーションの開始/停止 |
| HIPS | カウンタ[HIPC]の圧力制限の設定 |
| HIPC | 圧カリミット[HIPS]を超過した回数 |
| HITS | カウンタ[HITC]の温度制限の設定 |
| HITC | 温度リミット[HITS]を超過した回数 |
| 内部温度 | センサ内部温度の読み取り |
| 動作時間 | 動作時間カウンタ |
| イベント履歴 | 発生した最新20個のイベントのリスト |
| イベントカウンタ | イベントカウンタ |
7.12 システムコマンドのリスト
| コマンド | 機能 |
| Teach_COF | ゼロポイントのティーチ |
| RESET_COF | ゼロポイント調整のリセット |
| TEACH_ASP2 | システム圧力のアナログスタートポイントのティーチ |
| TEACH_AEP2 | システム圧力のアナログエンドポイントのティーチ |
| FLASH_ON | センサの視覚的位置特定の開始 |
| FLASH_OFF | センサの視覚的位置特定の停止 |
| SIMU_START | シミュレーションの開始 |
| SIMU_STOPP | シミュレーションの停止 |
| BackToBox | ボックスに戻るリセットの実施 |
| Application Reset | アプリケーションリセットの実施 |
| RESET_HI_PRES | システム圧力の最大値記録[Hi. P]のリセット |
| RESET_LO_PRES | システム圧力の最小値記録[Lo. P]のリセット |
| RESET_HI_LO_PRESS | システム圧力の最大値および最小値の記録[Hi. P]および[Lo. P]のリセット |
| RESET_HI_TEMP | 媒体温度の最大値記録[Hi. T]のリセット |
| RESET_LO_TEMP | 媒体温度の最小値記録[Lo. T]のリセット |
| RESET_HI_LO_TEMP | 媒体温度の最大値および最小値の記録[Hi. T]および[Lo. T]のリセット |
| RESET_HITC | 温度しきい値カウンタ[HITC]のリセット |
| 圧力しきい値カウンタ[HIPC]のリセット | |
| RESET_EVENT_HISTORY | 記録されているイベントのリセット |
| RESET_EVENT_COUNTER | イベントカウンタのリセット |
| Test Event 1 | テストイベント |
| Test Event 2 | テストイベント |
8 操作方法
電源をオンにして電源オン時の遅延時間が経過した後
(2線式:約1秒/3線式:約0.5秒)、センサはRUNモード(=通常の動作モード)になります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
9 トラブルシューティング
センサには多くの自己診断オプションがあります。
動作中、センサは自動的に監視します。警告と障害はIO-Link経由で通知されます。ある測定値の障害の場合でも、他の測定値は利用可能です。

IO-Link経由で追加の診断機能が利用できます。
IODDインターフェース記述:www.ifm.com

IO-LinkのエラーコードはIODDにあります。
| イベント | タイプ | 説明 | **出力状態 | IO-Linkプロセス値 | デバイスのステータス | トラブルシューティング |
| ハードウェア故障(HWF) | エラー | センサ障害/誤動作 | FOU | 無効 | 4 | デバイスを交換してください。 |
| パラメータ設定障害 | エラー | パラメータ設定が有効範囲外です | FOU | 無効 | 3 | パラメータ設定をやり直してください。 |
| コンポーネントエラー | エラー | 圧力測定のエラー。 | FOU | 有効 | 3 | 差圧測定値を確認してください。センサを交換してください。 |
| エラー | 温度測定のエラー | FOU | 有効 | 3 | 温度測定をチェックしてください。センサを交換してください。 | |
| プロセス変数範囲オーバーラン | 警告 | 圧力範囲超過(≥105%VMR*)または温度範囲超過(≥115°C/239°F) | OU | 有効 | 2 | 圧力範囲/温度範囲をチェックしてください。 |
| プロセス変数範囲アンダーラン | 警告 | 圧力範囲未満(≥-5%VMR*)または温度範囲未満(≥-30°C/-22°F) | OU | 有効 | 2 | 圧力範囲/温度範囲をチェックしてください。 |
| 測定範囲未満 | エラー | 温度範囲より大幅に下(≤-35°C/-31°F) | FOU | 有効 | 3 | 温度範囲を確認します。 |
| 測定範囲を超えています。 | エラー | 温度範囲を大幅に超過(≥125°C/257°F) | FOU | 有効 | 3 | 温度範囲を確認します。 |
| デバイス温度超過 | 警告 | デバイス温度超過(>125°C/257°F) | OU | 有効 | 2 | センサの温度をチェックしてください。 |
| デバイス温度未満 | 警告 | デバイス温度未満(< -25°C / -13°F) | OU | 有効 | 2 | センサの温度をチェックしてください。 |
| 電源故障 | エラー | 電源電圧が低すぎます。 | Off | Off | Off | 電源電圧を確認してください。 |
*VMR=測定範囲の最大値
**出力状態:内部エラーの場合、アナログ出力は[FOU2]の設定に従った動作になります。警告の場合、アナログ信号はパラメータ[OU]で定義されたとおりになります。
10 廃棄、修理、返却
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。
▶ 本センサを返品する場合は、汚れがない事を確認し、特に有害な有毒物質が付着していないようにしてください。
▶ 本センサは修理することができません。
11 工場出荷時の値
| 工場出荷時の値 | ユーザー設定 | |
| ASP2/TEACH_ASP2 | 0% VMR * | |
| AEP2/TEACH_AEP2 | VMR | |
| uni. T | °C | |
| uni. P | MPa/kPa | |
| dAP. P | 0.06 | |
| dAA | 0.1 | |
| ou2 | I | |
| FOU2 | OFF | |
| cof / TEACH_COF | 0 | |
| S. PRS | 50% VMR * | |
| S. TMP | 50% VMR * | |
| S. TIM | 3 | |
| S. On | OFF | |
| HIPS | VMR | |
| HIPC | 0 | |
| HITS | VMR | |
| HITC | 0 |
VMR=測定範囲の最大値
* = ここに記載の、対応するセンサの測定範囲(VMR)に対する最終値のパーセンテージが設定されます。