SI6700 - 検出器 IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 SI6700 IFM
取扱説明書
流体モニタ
SI6600
SI6700
SI6800
コンテンツ
1 はじめに....4
1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4
2 安全の為の注意 5
3 運搬·取扱·保管 6
4 製品の用途 7
5 機能 8
6 取付 9
6.1 取付位置.... 9
6.1.1 浸漬深さ....9
6.1.2 推奨取付位置 9
6.1.3 条件付きで可能な取付位置.... 10
6.1.4 許容されない取付位置 10
6.1.5 取付方向.... 11
6.2 干涉 11
6.3 プロセス接続.... 11
6.3.1 シールリング付きアダプターを使用する取付け(ハイジェニック対応)…… 12
6.3.2 シールリング付き溶接アダプターを使用する取付け(ハイジェニック対応)…… 12
6.3.3 金属シール付きのプロセスアダプターを使用する取付け 12
6.3.4 G1フランジの取付け 13
6.3.5 3-A認証についての注意事項.... 13
6.3.6 EHEDGのハイジェニックエリアでの使用: 13
7 電気接続.... 15
8 操作部と表示部 16
9 セットアップ 17
10 設定 18
10.1 スイッチポイントの変更..... 18
10.2 High-flow調整 18
10.3 Low-flow調整.... 18
10.4 スイッチポイントロジック 19
10.5 センサのリセット 19
10.6 ロック/アンロック 19
11 動作 21
12 トラブルシューティング.... 22
13 保守、修理および廃棄 23
1 はじめに
取扱説明書・技術データ・認証・アクセサリ・詳細情報は、本体/パッケージのQRコードからまたはdocumentation.ifm.comをご覧ください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による反応・結果
太字 設定ボタン、表示等
リンクがない相互参照
リンクによる相互参照
重要事項 従わない
情報 補足事項
1.2 警告
警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

警告
重度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

注意
軽度または中程度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。

注意
物的損害のおそれ
▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 製品は許可される媒体以外に使用してはなりません。
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。
3 運搬 取扱 保管
▶ 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。
▶ 機器を倉庫などに保管する場合は、納品時と同じように包装・梱包し保管してください。
▶ 納品時の梱包を使用しない場合は、未使用の接続部に嵌合するコネクタや保護キャップを装着し、適切に包装・梱包し機器を保管してください。
▶ 機器の保存条件に従って保管してください(→ テクニカルデータ)。
4 製品の用途
本製品は、液体と気体の流量を検出します。
本製品は、食品・飲料産業向けの一般用途および衛生用途に使用できます。
5 機能
センサは熱原理式で流量を検出して出力をスイッチングします。
工場出荷時のスイッチポイントは、LED7に設定されています。
初期設定はノーマルオープン出力になっており、ノーマルクローズへ切替可能です。
スイッチポイントのスイッチング状態表示LED:
- オレンジ = 出力閉
- 赤 = 出力開
正常時
通常流量時の出力:
- ノーマルオープンの場合に出力ON(出力閉)
- ノーマルクローズの場合に出力OFF(出力開)

図 1: 流量 ≥ SP / ノーマルオープン

図 2: 流量 ≥ SP / ノーマルクローズ
異常時の出力:
流速が低下してスイッチポイント(SP)からヒステリシスを差し引いた値を下回ると、スイッチング状態が変化します。

図 3: 流量 < SP / ノーマルオープン

図 4: 流量 < SP / ノーマルクローズ

ヒステリシスは、流速と共に設定した監視範囲により大きく変化します。設定が5~100cm/s(工場出荷時)では2~5cm/sになり、流速が速くなるとこの値も上昇します。
標準応答時間は1~10秒です。これは、スイッチポイントの設定により変わります。
- スイッチポイント低 = 流速が速くなると応答が早い
- スイッチポイント高=流速が遅くなると応答が早い
6 取付

注意
取付時や故障時に高圧や高温の媒体が流れると、システムから漏れが発生するおそれがあります。
▷圧力による負傷またはやけどの危険。
▶ 取付けの際は、システムに圧力がかかっていないことを確認してください。
▶ 取り付けの際は、取付個所から媒体が漏れないように作業してください。
6.1 取付位置
6.1.1 浸漬深さ


図 5: 浸漬深さ
- センサ先端部が媒体に完全に浸かっている必要があります。
- 推奨浸漬深さ:最小 12mm
6.1.2 推奨取付位置


图 6: 推奨取付位置
- 水平管の場合:横から取付けます。
- 垂直管の場合: 上昇管に取付けます。
6.1.3 条件付きで可能な取付位置


図 7: 条件付きで可能な取付位置
- 水平配管で、配管に堆積物がない場合:下からの取付け。
- 水平配管で、配管内が媒体で完全に満たされている場合:上からの取付け。
6.1.4 許容されない取付位置


図 8: 許容されない取付位置
- センサ先端部が配管の壁と接触してはなりません。
- 下部が開いた下向き配管には取付けないでください。
6.1.5 取付方向

図 9: 流れ方向(矢印)
▶ 正しく測定するために、コネクタが流れの下流を向くようにセンサを取り付けます。

ねじ部の上にある確認用の穴を下流に向けて取付けます(1)。
6.2 干涉
配管内の構造物、バルブ、リデューサなどが、センサの機能に影響することがあります。
▶ センサと干渉源との距離を守ってください。


図 10: 直管部の長さ
D: 管径
S: 障害物
6.3 プロセス接続
プロセスアダプタを使用すると、本装置をさまざまな接続部に合わせて調節できます。アダプタはアクセサリとして別途ご注文ください。
- 使用可能な取付けアクセサリーについては、www.ifm.comをご覧ください。
- ifm社のアダプタを使用してのみ、センサは正しくフィットし、接続の機密性が確保されます。

▶ 取付用アクセサリの指示に従ってください。

▶ アプリケーションに適した認定潤滑ペーストを使用してください。接続部、アダプター、センサのねじ山にグリースを塗ります。センサ先端部にグリースが付かないよう注意してください。
▶ プロセスアダプタを付けたセンサをプロセス接続に挿入し、スパナで締めます。推奨締付トルク:35 Nm
6.3.1 シールリング付きアダプターを使用する取付け(ハイジェニック対応)
製品コード E332xx / E333xx
▶ ハイジェニック規則に適合するため、リーク孔付きのプロセスアダプターを使用してください。 アダプタにはEPDM Oリング(コード番号E30054)が付属しています。
他のシールリングもアクセサリーとして入手可能です。
- FKM Oリング (コード番号E30123)
- PEEKシールリング(コード番号E30124)。
PEEKシールリングは、メンテナンスフリーで長期間シール性能を維持します。PEEKシールリングの交換時、またはPEEKシールリングからOリングへの変更時には、プロセスアダプターも新しい同等のアダプターに交換する必要があります。
6.3.2 シールリング付き溶接アダプターを使用する取付け(ハイジェニック対応)
▶ ハイジェニック規則に適合するため、リーク孔付きのプロセスアダプターを使用してください。
▶ プロセスアダプターが溶接中に歪まないように注意してください。
アダプタにはEPDM Oリング(コード番号E30054)が付属しています。
他のシールリングもアクセサリーとして入手可能です。
- FKM Oリング (コード番号E30123)
6.3.3 金属シール付きのプロセスアダプターを使用する取付け
コード番号E337xx / E338xx

注意
再取付け時にシール性能が低下するおそれ
▷ 金属間シールにおいて、長期的に安定でメンテナンス不要、取付けは1度のみに限り有効です。
▶ シールを付け直す場合は、必ず新しいアダプタを使用してください。
6.3.4 G1フランジの取付け
プロセスはセンサ背部にあるシールリングで密閉されます。
フランジのシール部分はねじ穴と同じ高さで平らにし、表面粗さRz 6.3以上で加工してください。
6.3.5 3-A認証についての注意事項

図 11:3-A認証による取付け
3-A認証のセンサーは次の点に従ってください。
▶ 接続口には必ず3-A認証のアダプタを使用してください。
▶ 媒体が測定素子のエリアから流出できるように、センサを配管またはタンクの最下部(位置5)には取付けないでください。
▶ システムへの取付けは、必ず3-Aのガイドラインに従って行ってください。
▶ 自己排水設備でお使いください。
3A規格63-04のE9.2 / 63-04の基準を満たさなければならないシステムには適合しません。
6.3.6 EHEDGのハイジェニックエリアでの使用:
正しく設置されている場合、センサはCIP(cleaning in process)に適しています。
▶ データシートに従い、アプリケーションの注意事項(温度・材料の適合性)を必ず守ってください。
▶ センサは必ずEHEDGに従ってシステムに取り付けてください。
▶ 自己排水設備でお使いください。
▶ EHEDGガイドラインのPosition Paperで指定されているEHEDG要求事項に適合した専用の配管接続部品以外は使わないでください。
配管システムのガスケットが、センサのシールポイントに接触してはなりません。
タンクに取り付ける場合は、埋込取付けとするか、デッドスペースに直接水を噴霧してジェット洗浄できるようにしてください。
▶ リーク孔がはっきりと見えるようにし、必ず垂直下降管に取付けてください。
▶ きれいに掃除することのできないデッドスペースを避けるため、次の図に示す寸法に従ってください。L < (D - d)

図 12: EHEDG規格についての注意事項
1 リーク孔
:
7 電気接続

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。
▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。


図 13: 配線
1:電源電圧+
3:電源電圧-
4:デジタル出力(PNP):流量のスイッチング出力
8 操作部と表示部

1:動作表示
- LED 0~9は、流れがない状態から最大流量までの範囲を表します。
- 緑のLEDは現在流量を表します。
- スイッチポイントの位置は、次の点灯色で表示されます。
- オレンジ:出力閉
- 赤:出力開
図例:ノーマルオープン(工場出荷時設定)
2:調整と設定用の設定ボタン
9 セットアップ
▶ 電源をオンにします。
▷ すべてのLEDが点灯してその後は順次消えます。この間、出力設定がノーマルオープンの場合は出力閉で、ノーマルクローズに設定している場合はオープンになります。
▷ センサは動作モードです。
▶ 設備で、通常の流量を流します。
▶ 表示を確認して調整します。
| ディスプレイ | 説明 | |
| 1 | ![]() | アプリケーション用工場出荷時設定▶ 必要に応じて、アプリケーションのスイッチポイントを調整します。 |
| 2 | ![]() | 通常流量が表示範囲の下限未満▶ 最大流量調整を行います。▶ スイッチポイントをアプリケーションに合わせて調整します。 |
| 3 | ![]() | 通常流す流量がディスプレイの表示範囲より多い時の表示(LED9点滅)▶ 最大流量調整を行います。 |
表 1: 工場出荷時設定の表示 (→機能)

いつでも工場出荷時設定にリセットできます(➡センサのリセット)。

水以外の媒体の場合:
▶ 最小流量調整を追加で実行します( ➡ 最小流量調整)。
10 設定
10.1 スイッチポイントの変更
工場出荷時の設定ではスイッチポイントはLED 7に設定してあります。次の場合は変更してください。
- 通常時の流量がディスプレイの表示範囲に満たない場合参考 → 17
- 流量の変化が大きい、または断続的に流れが途切れる場合
-
センサの応答時間を早くしたい場合
-
スイッチポイント低 = 流速が速くなると応答が早い
- スイッチポイント高=流速が遅くなると応答が早い
▶ ④または▶のボタンを短く押します。
▷ スイッチポイントLEDが点滅します。
▶ 必要な分だけ④または◎のボタンを押します。
▷ ボタンを押すたびに、LEDが示された方向に1つ移動します。
▶ 必要なスイッチポイントに到達したら、2秒以上ボタンを長押ししないでください。
▷ 新しく設定した値でセンサが動作モードになります。
10.2 High-flow調整
現在の流量が通常流量として設定され、センサに表示されます。
▶ 設備で、通常の流量を流します。
▶ ◎のボタンを長押しします。
▷ LED 9が約5秒間点灯した後、点滅します。
▶ ◎のボタンを離します。
▷ センサが流量の状態に合わせて調整されます。センサが動作モードになります。
▷ この時、LEDが図中の1のように点灯します ➡ 17。

調整に失敗すると、すべてのLEDが赤く点滅します。想定される原因は ➕「トラブルシューティング」の章をご覧ください。センサの設定は変更されず、動作モードに切り替わります。

スイッチポイントは、調整に従って高くなります(最大でLED7)。
10.3 Low-flow調整
油や気体等の水以外の媒体を測定する場合は、最小流量に合わせた調整も必要になります。
最小流量調整は、必ず最大流量調整の後に行ってください。
▶ 設備で最小流量を流すか、流れを止めてください。
▶ ④のボタンを長押しします。
▷ LED 0が約5秒間点灯した後、点滅します。
▶ Ⓓボタンを離します。
▷ 新しく設定した値でセンサが動作モードになります。
10.4 スイッチポイントロジック
工場出荷時設定はノーマルオープンです。
ノーマルクローズの切替方法:
▶ Ⓓボタンを15秒以上長押しします。
▷ LED 0が約5秒間点灯した後、点滅します。
▷ 10秒後に現在の設定が表示されます。LED 5~9がオレンジ色に点灯します(=ノーマルオープン出力)。
▷ 約15秒後にLED 0~4がオレンジ色に点滅します。
▶ Ⓓボタンを離します。
▷ 出力がノーマルクローズに変更されます。
▶ 出力設定を切り替える場合は、この操作を繰り返します。
10.5 センサのリセット
▶ ボタンを15秒以上長押しします。
▷ LED 9が約5秒間点灯した後、点滅します。
▷ 約15秒後にLED 0~9がオレンジ色に点滅します。
▶ ◎のボタンを離します。
▷ 全ての設定が工場出荷時の値にリセットされます。
- 運転状態:水で5~100 cm/s
- スイッチポイント:LED 7
- 出力機能:ノーマルオープン
- ロックされていません。
10.6 ロック/アンロック
この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。
工場出荷時の設定:アンロック
▶ 両方の設定ボタンを10秒間長押しします。
▷ ディスプレイが消えます。
▷ センサがロックされます。
▶ ロック解除はこの操作を繰り返します。
11 動作
センサは流量を検出し、パラメータ設定に応じて出力を切り替えます。
現在流量とスイッチング状態を表示します。

停電や電源遮断時も、すべての設定は保持されます。
| 表示 | 機能 | ||
| 1 | LED 0が点滅 | 現在流量が表示範囲より少ない | |
| 2 | ![]() | 現在流量がスイッチポイントより少ない | |
| 3 | ![]() | 現在流量がスイッチポイントと一致 | |
| 4 | ![]() | 現在流量がスイッチポイントより多い | |
| 5 | LED 9が点滅 | 現在流量が表示範囲を超過 | |
表 2: ノーマルオープン、スイッチポイント = LED 4の場合の表示
オレンジLED:出力閉赤LED: 出力開
12 トラブルシューティング
| 表示 | 説明 | 対策 |
| ボタンを押すと、LED表示が少しの間(0.6秒)消えます。 | デバイスがロックされています。 | ▶ デバイスのロックを解除します。 |
LEDが点灯しない。 | 電源電圧が低い(19V未満)または故障している | ▶ 電源電圧を確認してください。 |
動作モードと赤いLEDが交互に点灯する。 | スイッチング出力の短絡 | ▶ 短絡を解消してください。▷ すぐに正常動作に戻り、現在の動作状態がディスプレイに表示される。 |
流量を調整するとLEDが赤く点滅する。調整前の状態の動作モードに戻る。 | High-flow調整またはLow-flow調整ができていない | ▶ 設置条件をすべて守って設置しているか確認してください。▶ 最大と最小の流量の差を大きくしてもう一度調整します。▶ 2つの設定操作を適切な順序で再度行ってください。 |
13 保守、修理および廃棄
製造業者だけが、この製品の修理を許されています。
▶ センサ先端に堆積物がないことを確認します。
- プローブ先端の付着物を定期的に点検してください。チェック間隔はアプリケーションに応じて決定してください。
- 汚れがある場合はセンサ先端を柔らかい布で清掃します。石灰など、こびりついた堆積物がある場合は、一般的な酢の洗浄剤を使用して取り除きます。
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。



LED 0が点滅


LED 9が点滅
LEDが点灯しない。
動作モードと赤いLEDが交互に点灯する。
流量を調整するとLEDが赤く点滅する。調整前の状態の動作モードに戻る。