PG1401 - 圧力センサー IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 PG1401 IFM
取扱説明書
圧力センサ
PG14xx
目次
1 はじめに(注意).... 4
1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4
2 安全の為の注意 5
2.1 サイバーセキュリティ 5
3 運搬·取扱·保管 7
4 製品の用途 8
4.1 アプリケーション 8
5 機能 9
5.1 IO-Link.... 11
5.2 センサ表示と出力のゼロポイント動作.... 11
6 取付 13
6.1 取付位置.... 13
6.2 プロセス接続.... 14
6.3 ブラケットを使用した取付 15
6.4 回転式ディスプレイ 15
6.5 通気ダイヤフラム 16
7 電気接続.... 19
8 操作部と表示部 20
9 メニュー 22
9.1 メインメニューとサブメニュー 22
10 センサの起動.... 30
11 パラメータ設定 31
11.1 センサのキーによるパラメータ設定.... 31
11.2 IO-Linkからのパラメータ設定.... 32
11.3 出力設定.... 33
11.3.1 デジタルスイッチング信号 33
11.3.2 アナログ信号 38
11.3.3 出力オフ 40
11.4 アプリケーション設定 40
11.4.1 標準測定単位 40
11.4.2 出力のエラー動作 41
11.4.3 ダンピング 41
11.4.4 スイッチング出力の極性 42
11.4.5 ゼロ点調整.... 42
11.4.6 測定特性の校正 43
11.4.7 スイッチポイントロジック 44
11.4.8 スイッチングディレー 45
11.4.9 省エネモード 45
11.4.10 ロック/ロック解除 46
11.4.11 センサのリセット 47
11.5 ディスプレイ設定 48
11.5.1 ディスプレイのレイアウト 48
11.5.2 LEDフレームのカラースキーム 49
11.5.3 表示輝度.... 50
11.5.4 ディスプレイの更新レート 51
11.5.5 状態表示LED 51
11.5.6 ダイナミックLEDポインタ 52
11.6 診断機能.... 53
11.6.1 メモリ 53
11.6.2 動作時間カウンタ 54
11.6.3 スイッチングサイクルカウンタ 54
11.6.4 過剰圧力イベントカウンタ 54
11.6.5 内部温度.... 55
11.6.6 デバイスのステータス 55
11.7 サービス機能.... 55
11.7.1 デバイス情報 55
11.7.2 光による位置確認 55
11.7.3 シミュレーション 56
11.7.4 バイナリデータ転送(BLOB) 57
12 動作 58
13 トラブルシューティング....59
13.1 警告メッセージ 59
13.2 エラーメッセージ 60
14 メンテナンス・修理・廃棄 61
15 工場出荷時設定 62
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による反応・結果
太字 設定ボタン、表示等
→ リンクがない相互参照
リンクによる相互参照
重要事項 従わない
情報 補足事項
1.2 警告
警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

警告
重度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

注意
軽度または中程度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。

注意
物的損害のおそれ
▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 製品は許可される媒体以外に使用しないでください。(→ ➡ 技術データ)
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。

注意
高温の媒体によりセンサの温度が高くなる場合があります。
▷ やけどのおそれ
▶ 機器を触らないでください。
▶ ハウジングが可燃物に触れたり、意図せず接触しないように保護してください。
2.1 サイバーセキュリティ
取付
本センサは、IEC 62443-1-1による制御機器のセキュリティ環境での動作に適合します。
本センサは、ファイアウォールの背後に配置できます。
▶ IEC 62443-1-1によるシステムのリスク評価を実施してください。
▶ 物理的なセキュリティ対策を行ってください。
操作方法
▶ 製品ドキュメントに記載のセキュリティ機能と使用に関する推奨事項を守ってください。
メンテナンス
▶ 社内で定められた内部変更管理プロセスに従い、システムの設定とデータをバックアップしてください。
▶ 機密情報が漏洩しないようにしてください。
▶ センサは、必ず工場出荷時設定にシステムをリセットしてから廃棄してください。
廃棄
3 運搬 取扱 保管
▶ 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。
▶ 機器を倉庫などに保管する場合は、納品時と同じように包装・梱包し保管してください。
▶ 納品時の梱包を使用しない場合は、未使用の接続部に嵌合するコネクタや保護キャップを装着し、適切に包装・梱包し機器を保管してください。
▶ 機器の保存条件に従って保管してください(→テクニカルデータ)。
4 製品の用途
センサは装置のシステム圧を監視します。
4.1 アプリケーション
- 液体
- 気体媒体

2.5 MPa(25 bar)を超えるガスに使用する場合は、お問い合わせください。
圧力の種類:ゲージ圧

注意
静的および動的過圧
▷ 規定の破壊圧力を一瞬でも超過するとセンサが壊れるおそれがあります。けがのおそれ
▶ データシートに記載されている最大許容圧力と破壊圧力を超えないようにしてください。

センサは真空耐性です。データシートの指定に従ってください!

ケーブル長が30mを超える場合または屋外で使用する場合は、外部電源による危険な過電圧パルスが発生するおそれがあります。保護された動作環境で製品を使用し、過電圧パルスを500V以下に制限することを推奨します。

3-A規格のE9.2 / 63-04の基準を満たす必要のあるシステムには適していません。
5 機能
- 本センサはセラミック静電容量式測定システムを介してシステム圧を監視します。
- SIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードの動作が可能です。基本的にSIOモードで動作します。IO-Linkマスタに接続すると自動的にIO-Linkモードに切替わります。マニュアル操作の切替は必要ありません。
- 現在の圧力は、センサのアナログ表示部のLEDフレームにあるポインタが示します。
- LEDリングの設定:最大5件の動作範囲を3色で設定しプロセスの状態を見やすく表示できます ➡ 49。
- プロセス値を英数字でデジタル表示します。
- センサはパラメータ設定に応じて2つの出力信号を出します。
出力機能
出力OUT1:
- 圧力のスイッチング信号 → 33
• IO-Link → 11
出力OUT2:
- 圧力信号アナログ → 38
その他の機能:
- メモリ → 53
- シミュレーション → 56
- ロック/ロック解除 → 46
- センサのリセット → 47
- ディスプレイ設定 → 48
- デバイスのステータス ➡ 55
- アプリケーション設定 ➞ 40:標準測定単位・エラー時の出力動作・ダンピング・出力極性・ゼロ点調整・測定特性の補正・スイッチポイントロジック・スイッチングディレー・省エネモード
IO-Link経由でのみ利用可能な機能:
- 動作時間カウンタ ➡ 54
- スイッチングサイクルカウンタ ➞ 54
- 過剰圧力イベントカウンタ → 54
- 内部温度 → 55
- デバイス情報 ➡ 55
- 光による位置確認 ➡ 55
- バイナリデータ転送(BLOB)→ 57
5.1 IO-Link
IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

Input Output Device Description (IODD) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.comをご覧ください。
IO-Linkには次のメリットがあります。
- すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
- 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
- システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
- その他のパラメータと診断機能
- デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)
- パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
- デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
- 標準化された電気接続
- リモートメンテナンス
5.2 センサ表示と出力のゼロポイント動作

機器の許容公差や温度変化を原因として、圧力がかかっていない場合には、センサがゼロポイントからの逸脱を示すことがあります。これを防ぐため、センサにはプロセス値が0の時に測定信号をより安定させる機能が備わっています。
センサ表示とスイッチング出力のゼロポイント動作:

図 1: デバイス表示とスイッチング出力
1: プロセス値
2:ヒステリシスのあるセンサ出力信号(緑)
3:理想的な測定信号(赤)
4:システムの圧力
5:ゼロポイントスタビライゼーション→データシート
センサのディスプレイに表示され、スイッチング出力から診断可能な最初のプロセス値は、ゼロポイントスタビライゼーションにより決定されます。

ゼロポイントスタビライゼーションは、範囲の割合(%)で指定されます ➕ データシート。
アナログ出力とIO-Link通信のゼロポイント動作:

図 2: アナログ出力とIO-Link通信
1: プロセス値
2:センサ出力信号(緑)
3:理想的な測定信号(赤)
4:システムの圧力
5:ゼロポイントスタビライゼーション→データシート
6 : 0.5 x ゼロポイントスタビライゼーション ➕ データシート
アナログ出力とIO-Link通信から診断可能な最初のプロセス値は、ゼロポイントスタビライゼーションの半分の値で示されます(6)。
ゼロポイントスタビライゼーションの範囲を超える場合は(5)、センサの出力信号の勾配がきつくなります。

ゼロポイントスタビライゼーションは、範囲の割合(%)で指定されます ➕ データシート。
6 取付

注意
圧縮空気や高温の媒体の漏出。
▷圧力による負傷またはやけどの危険。
▶ センサを取付けまたは取外しする時は、システム内に圧力がかかっておらず、配管やタンク内に媒体が残っていないことを確認してください。
▶ 機械/媒体の温度に関する危険にご注意ください。

ディスプレイに「0」が表示され、ポインタが表示されていないことが、システムに圧力がかかっていないことを表しているわけではありません!
6.1 取付位置

图 3: 取付位置
1~4:推奨取付け位置
3:高温媒体の推奨取り付け位置
5: 推奨されない取付け位置

取付後にディスプレイの位置を手で調整して垂直に表示できます ➡ 15。
6.2 プロセス接続
本センサは、G1/2 おすすめじのプロセス接続です。
▶ 用途に適した認定潤滑ペーストを使用して、ねじ切りに薄くグリスを塗ります。
▶ プロセスアダプタを使用、または直接プロセス接続にセンサを挿入します。
▶ 次のいずれかの方法でセンサをプロセスに接続します。:
1. DIN EN 837-1適合シール:
▶ センサとシールをG½プロセス接続により円筒型の配管ねじ接続部に挿し込んで締めます。

DIN EN 837-1規格に適合するフラットシールやトリムシール等であれば、円筒型の配管にねじ接続が可能です。
2.シールテープ:
▶ センサとシールテープを溶接アダプタ等のG½めすねじの接続部に挿し込んで締めます。
6.3 ブラケットを使用した取付
ifmでは、センサ取付用ブラケットをご用意しています。

図 4: 取付ブラケットE30584を使った設置方法

利用可能なアクセサリに関する情報は、www.ifm.comを参照してください。
6.4 回転式ディスプレイ
ディスプレイを回転させて、読みやすくすることができます。
ディスプレイのハウジングは非常に堅いので、かなりの力が必要です。
▶ ハウジングを手で回してディスプレイの位置を調整します。必要に応じて作業用手袋を使用してください。

図 5: 回転式ディスプレイ : 1: 工場出荷時の状態2: 90°回転させた状態
6.5 通気ダイヤフラム
6.5.1 通気ダイヤフラムの機能
通気ダイヤフラムにより、測定セルと環境との間の、気圧および温度に左右される圧力変動が補正されるため、ゲージ圧力の測定が可能になります。
通気ダイヤフラムはねじ止めされたフィルタカバーで保護されています。

ダイヤフラムが正しく機能するために、次の点を考慮してください。
▶ フィルタカバーについた汚れや洗浄剤は直ちに、石灰を含まない水を十分にかけて取り除いてください。

注意
冷却時はダイヤフラムの結露に注意:
▷ センサ内部に減圧が起きます。
▷ 測定誤差がわずかに生じます。
▷ ダイヤフラムが過度にひずみます。
▶ 温度が低下する場合はフィルタカバーに液体が付着していないことを確認してください。
6.5.2 フィルタカバーの交換
通気ダイヤフラムは、工場出荷時に装着されたフィルタカバーで保護されています。
このフィルタカバーはアクセサリ2~5と交換できます(→図)。

利用可能なアクセサリに関する情報は、www.ifm.comを参照してください。

図 6: 通気ダイヤフラムのフィルタカバーの交換
1: フィルタカバー(付属)
2: 通気ダイヤフラム内蔵フィルタカバー
3:フィルタカバーキャップ°
4: 通気ダイヤフラム内蔵フィルタカバーと排気用ベントチューブ(排気可能な乾燥した場所で使用)
5: 重度の付着物・汚れ環境用のアクセサリー式
通気ダイヤフラム内蔵L字型アダプタ、次に取付けが可能:
- 排気用ベントチューブ
- 通気ダイヤフラム内蔵ユニットに差込
- 通気ダイヤフラム内蔵と排気用ベントチューブのユニットに差込

密閉式フィルタカバー(3)を使用すると、測定セルの圧力補正が行われなくなります。測定誤差の原因となりうるもの:
- 気圧の変動
- 温度変動がある場合、センサ内部の圧力変動(Δ 10 K ≤ 3 kPa)。
方法:
▶ 交換時には、汚れや湿気を避けてください。
▶ 残留物がないように、ねじを丁寧に清掃してください。
▶ センサの接着部を損傷しないようにしてください。
▶ フィルタカバーの方向に注意してください。
6.5.3 フィルタカバーの向き
▶ フィルタカバーが垂直になるようにセンサを取付け、結露が重力で流れ出るようにします。

図 7: フィルターカバーの方向
1:理想的な方向。フィルタカバーが垂直になっています。
2:フィルタカバーの最大傾斜:30°。
3:許容されない取付位置。
7 電気接続

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。
▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。


図 8: 配線図
| ピン | アサイン |
| 1 | L+ |
| 3 | L- |
| 4(MP1)MP=多機能 | 圧力のスイッチング信号IO-LinkOFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)無効(スイッチポイントロジックに応じて、チャンネルを恒久的に高または低に切り替える) |
| 2(OUT2) | 圧力信号アナログOFF(出力は高インピーダンスにスイッチング) |
配線例:



1: 1x PNP出力スイッチング / 1x アナログ
2:1x NPN出力スイッチング / 1x アナログ
3 : IO-Link / 1x アナログ
8 操作部と表示部

図 9: 操作部と表示部(測定範囲-1~10 barのセンサの例、表示レイアウトL1)
1: bar(外側の目盛り)とpsi(内側の目盛り)の単位で現在のシステム圧力をアナログ表示
2: アナログカラー表示LEDフレーム
- 0から測定最大値を72分割したLEDセグメント
- 現在のプロセス値表示用の白いLEDポインタ
-
範囲を3色に分けて設定できます。→49例:
-
上限の色範囲:3.6~6 bar、緑
- 中間の色範囲:2.6~7 bar、黄
- 下限の色範囲:-1~8.8 bar、赤
- LEDフレームの表示レイアウトは調整可能です ➞ 48。設定に応じて、ラグインジケータ機能で最小・最大圧力値を表示します。
3:LEDポインタ:センサの電源が入っていない時は白いLEDは表示されません。現在の圧力値を、0から測定範囲の最終値まで72分割したLEDでステップ表示します。長いポインタの横のLEDセグメントが白く点灯します。
4: OUT1のスイッチング状態LED:出力1が有効である場合に黄色に点灯します。
5: デジタルディスプレイ(4桁の英数字表示):
- 現在のプロセス値が表示されます。
- パラメータとパラメータ値を表示します。
6:ユニットLED:プロセス値の単位をデジタル表示します。TEMPにLED機能はありません。
7: 状態表示LED:センサの状態に応じてLEDが点灯します。
- 正常動作時は緑
- 警告 → 59またはエラー → 60時は赤
8: 表示変更およびパラメータ設定操作用光学ボタン(本体ボタン)→31、本体ボタンはロックできます→46。

「本体ボタン」という用語はEnter、▲、▼タッチボタンを表します。
Enterタッチボタンは下の●アイコンで示されます。
これらの光学式ボタンのセンサ領域は、ディスプレイのガラスに触れるだけで作動します。タッチボタンを有効にするには、完全に覆う必要があります。ゆっくり覆う(ディスプレイ上を液体が流れるなど)場合は、タッチボタンは有効になりません。

センサの内部が高温になる場合、表示の明るさを次のように自動的に調節します。
▷ 内部温度 > 80 ℃:輝度が25%に低下します。
▷ 内部温度 > 90 ℃:表示がオフになります。状態表示LEDだけが点灯します。ボタンを短く押すとディスプレイが30秒間作動します。
9 メニュー
メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。

図 10: メニュー構成
9.1 メインメニューとサブメニュー
表示されるパラメータは、工場出荷時設定が変更されている場合は変化します。次のメニュー表示は、最大の利用可能なパラメータを示します。
バラメータ設定ソフトウェアのパラメータ名が、センサディスプレイ上の名前と異なる場合があります。
メインメニューには、圧力監視用に設定された制限値が表示されます。これらの値はこのメニュー、またはサブメニューOUxで変更できます。
次のパラメータを選択すると対応するサブメニューを表示します。: Wr.1、EF、CFG、OU1、OU2、DIS、DIA、SIM、RESこれは EF」のような三角の矢印で示されます。
メインメニュー、動作範囲メニューWr.1、拡張機能メニューEF:

| パラメータ | 機能 |
| SP1 | スイッチポイント1 |
| SP2 | スイッチポイント2 |
| HYSt | ヒステリシス |
| ASP2 | OUT2のアナログスタートポイント = 出力信号が4mA時のプロセス値(ou2= Ineg: 20mA) |
| AEP2 | OUT2のアナログエンドポイント = 出力信号が20mA時のプロセス値(ou2= Ineg:4mA) |
| Wr.1 | サブメニューWr.1(動作範囲1のカラースキーム)に対する変更 |
| x. CoL | 動作範囲1のカラースキーム:b. CoL = 色範囲3(ベース層)の設定m. CoL = 色範囲2(中間層)の設定t. CoL = 色範囲1(最上層)の設定 |
| x. StA | 色範囲の開始点:b. StA = 色範囲3(ベース層)の圧力下限m. StA = 色範囲2(中間層)の圧力下限t. StA = 色範囲1(最上層)の圧力下限 |
| x. End | 色範囲の終了点:b. End = 色範囲3(ベース層)の圧力上限m. End = 色範囲2(中間層)の圧力上限t. End = 色範囲1(最上層)の圧力上限 |
| EF | EF(拡張機能)サブメニューに変更 |
| BACk | 1つ上のレベル(メニューまたは直前のプロセス値の表示)に戻る |
基本設定メニューCFG:

*圧力の単位はセンサのタイプifm.comの→データシートによって異なります。
| パラメータ | 機能 |
| uni. P | 圧力の標準測定単位 |
| dAP. P | 圧力の秒単位のダンピング定数 (63%の立ち上がり時間 τ ) |
| P-n | スイッチング出力の出力極性 |
| tcoF | ゼロ点調整の補正係数をティーチするためのパラメータ |
| coF. P | ゼロ点調整の補正係数、圧力 |
| CGA. P | 測定値曲線をアプリケーションに適合させるための校正係数(単位:%) |
| ECO.m | 省エネモードECO、または省エネモードOFF。 |
出力設定OU1メニュー:

| パラメータ | 説明 |
| ou1 | 出力OUT1の出力機能:SSC1 = SSC1.1のパラメータ設定を含むスイッチング信号:OFF。 |
| LoGc | スイッチポイントロジック:H. Act = high active、またはL. Act = low active |
| ModE | スイッチポイントモード:1-P = シングルポイントモード、2-P = ツーポイントモード、WInd = ウィンドウモード、Deac = 無効。 |
| tSP1 | スイッチポイントSP1のティーチング |
| SP1 | スイッチポイント1 |
| tSP2 | スイッチポイントSP2のティーチング |
| SP2 | スイッチポイント2 |
| HYSt | ヒステリシス |
| dS | スイッチング遅延をONに切替(秒) |
| dr | スイッチオフ遅延をOFFに切替(秒) |
| FOU1 | エラー発生時の出力応答(OUT1) |
出力設定OU2メニュー:

| パラメータ | 機能 |
| ou2 | OUT2の出力機能(アナログ信号) |
| tASP | アナログスタートポイントASP2のティーチング。 |
| ASP2 | OUT2のアナログスタートポイント=出力信号が4mA時のプロセス値(ou2=Ineg:20mA) |
| tAEP | アナログエンドポイントAEP2のティーチング。 |
| AEP2 | OUT2のアナログエンドポイント=出力信号が20mA時のプロセス値(ou2=Ineg:4mA) |
| dAA | アナログ信号のダンピング時間(秒) |
| FOU2 | エラー時の出力応答(OUT2) |
表示DISおよび診断DIAメニュー:

| パラメータ | 機能 |
| diS. L | ディスプレイの標準プロセス値 |
| diS. B | 表示の輝度 |
| diS. U | 表示の更新レート |
| LED.m | ステータスLEDの設定 |
| P. VEL | ポインタ速度 |
| Hi. P | 圧力測定の最大値 |
| Lo. P | 圧力測定の最小値 |
シミュレーションメニューSIMおよび「デバイスリセット」メニューrES:

図 11: ULはPGxxx6タイプ専用の機能です。PGxxx7, PGxxx8
| パラメータ | 機能 |
| S. PRS | シミュレーションモードの圧力シミュレーション値 |
| S.diA | 診断シミュレーションなし(=n. DIA)、エラー(=Err)、コンポーネントエラー(=COMP);短絡(=SC)、本体温度超過(=OL. T)、本体温度低下(=UL. T)。 |
| S. Tim | シミュレーション時間(単位:分) |
| S. On | シミュレーションモードの開始 |
| APPL | アプリケーションリセット(アプリケーション固有パラメータ設定のリセット) |
| BtB | Back-to-Boxリセット(工場出荷時設定にリセット) |
10 センサの起動
電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
起動遅延時間中は、設定したパラメータに応じて出力が以下の状態になります。
スイッチング出力:
- ON(ノーマルオープンの場合は「High」、ノーマルクローズの場合は「Low」)
アナログ出力:
- 電流出力0 mA (IまたはI neg )

IO-Linkマスタの接続時にマスタのポートがIO-Linkモードに設定されている場合は、センサはSIOモード(標準I/O)からIO-Linkモードに自動的に切り替わります。
11 パラメータ設定
パラメータ設定はIO-Linkインターフェースから、またはセンサの操作要素から設定できます。
パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。

動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。
▶ 設備に異常がないことを確認してください。
パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。

メニューで利用可能なパラメータはパラメータ設定に応じて変化する場合があります。
11.1 センサのキーによるパラメータ設定

「本体ボタン」という用語はEnter、▲、▼タッチボタンを表します。
Enterタッチボタンは下の●アイコンで示されます。
これらの光学式ボタンのセンサ領域は、ディスプレイのガラスに触れるだけで作動します。タッチボタンを有効にするには、完全に覆う必要があります。ゆっくり覆う(ディスプレイ上を液体が流れるなど)場合は、タッチボタンは有効になりません。

注意
媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ センサを手で触らないでください。
▶ 必要に応じて、棒などを使用してデバイスを設定してください。
パラメータ設定プロセス全般:
| 内容 | 操作 |
| プロセス値表示からメインメニューへの変更 | ● |
| サブメニューへの変更 | ▼でEFなどのサブメニューへ移動し●で決定 |
| パラメータの選択 | ▲または▼ |
| 設定モードへの変更 | ● |
| パラメータ値の修正 | ▲または▼>1秒 |
| 設定したパラメータ値の適用 | ● |
| パラメータ設定を保存せずに終了 | ▲ + ▼ |
| 上位メニューに戻る(プロセス値表示に戻るには何回か繰り返す) | ▲ + ▼または▲または▼でBackへ移動し●で決定 |
| プロセス値表示に戻る | >30秒(タイムアウト) |

本体ボタンはロックできます ➡ 46。

パラメータ値の変更時にC. Locが表示される場合は、IO-Link通信によるパラメータの設定中またはシミュレーションの実行中です(一時的なブロック)。

S. Locが表示される場合は、センサがソフトウェアからロックされています。このロックはパラメータ設定ソフトウェアからのみ解除できます。
11.2 IO-Linkからのパラメータ設定
IO-Linkにより、次のような方法でパラメータを設定できます。
- ifm moneo|configure等のパラメータ設定ソフトウェアによるパラメータ設定
- PLCによるパラメータ設定
- IloTアプリケーションによるパラメータ設定
IO-Linkによるパラメータ設定に必要なものは次の通りです。
√ パラメータ設定ソフトウェアからパラメータを設定する場合のデバイスデータ記述ファイル(IODD)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ PLCまたはIloTアプリケーションからパラメータを設定する場合のIO-Link記述ファイル(PDF)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ IO-Linkマスタ
▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェア、PLCまたはIloTアプリケーションに接続します。
▶ センサをIO-Linkマスタの適切な未使用ポートに接続します。
▶ IO-LinkマスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。
▷ センサがIO-Linkモードに変わります。
▶ ソフトウェアからパラメータの設定を変更します。
▶ パラメータの設定をデバイスに書込みます。

システム統合・IO-Linkによるパラメータ設定のサポート資料:
moneo等のパラメータ設定ソフトウェア→マニュアル
→ 説明とスタートアップパッケージについて ifm.com/cnt/io-link-system-integration
11.3 出力設定
11.3.1 デジタルスイッチング信号
スイッチング信号チャンネル(SSC = Switching Signal Channel)からデジタルスイッチング信号を出力します。
センサは、プロセス値を出力できるSSC1.1とSSC1.2との2つのデジタル式のスイッチング信号チャンネルがあります。

スイッチング信号チャンネルSSCx.yの番号について:
x = プロセス値、y = スイッチング信号チャンネル
スイッチングチャンネルはIO-Linkにより診断され、ハードウェアから信号を出力します。
スイッチング信号チャンネルSSC1.1は常に出力OUT1に割当てられています。
スイッチング信号チャンネルSSC1.2はIO-Link通信時にのみ読み取ることができます。
各スイッチング信号チャンネルは、個別にパラメータを設定できます。
パラメータを設定すると、スイッチング信号チャンネルのスイッチポイント・モード・ロジックが設定されます。
モード
IO-Linkスマートセンサプロファイルの「Quantity Detection」のファンクションクラスから、次のモードを選択できます。
- Deactivated
- Single Point Mode
- Two Point Mode
- Window Mode
スイッチング信号チャンネルは、プロセスデータ値(PDV)に応じてオンになります。

これは、Single Point ModeとTwo Point Modeのスイッチポイントを超過し、Window Modeのウインドウの範囲である場合にオンになります。
ロジック
High activeまたはLow activeにロジックを設定し、スイッチング信号チャンネルがオンになる値を指定できます。
- High active:オン時にスイッチング信号チャンネルが「high」(=ON = ノーマルオープン = 1)
- Low active:オン時にスイッチング信号チャンネルが「low」(=OFF = ノーマルクローズ = 0)
それぞれのモード・ロジック・プロセスデータ値(PDV)のスイッチング信号チャンネルの状態は次の通りです。
無効
スイッチング信号チャンネルでモードがDeactivatedに設定されている場合は、プロセス値に関係なくスイッチング信号チャンネルは常に次の値になります。
- ロジック High activeの場合:常時「low」
- ロジック Low activeの場合:常時「high」

图 12: Deactivated / High active

图 13: Deactivated / Low active
シングルポイントモード
マニュアルまたはティーチングで設定できるSP1のスイッチポイントは1点です。
スイッチポイントとヒステリシスの設定により、SP1-Hのリセットポイントが決まります。
ティーチングで設定する場合、スイッチポイントはヒステリシスでティーチング設定したTP1のプロセス値より低くなります。

图 14: Single Point Mode / High active

图 15: Single Point Mode / Low active
H: ヒステリシス
SP1:スイッチポイント
TP1:ティーチポイント
TP1- ティーチ設定の場合のスイッチポイント (=
H : SP1)
SP1-H リセットポイント
H: ヒステリシス
SP1:スイッチポイント
TP1:ティーチポイント
TP1- ティーチ設定の場合のスイッチポイント (=
H : SP1)
SP1-H リセットポイント
ツーポイントモード
SP1とSP2のスイッチポイントを、マニュアルまたはティーチングで設定できます。
IO-Linkからパラメータを設定すると、スイッチポイントの位置を自由に選択できます。SP1はSP2より上または下に設定できます。低い方のスイッチポイントがリセットポイントになります。図の例は、SP1がセットポイント、SP2がリセットポイントの場合を示します。
本体ボタンでパラメータを設定する場合は、SP1を必ずSP2より大きくします。後でIO-Linkからスイッチポイントの順序を逆転させる場合、本体ボタンでパラメータを設定する際に必ずSP1をSP2より小さくします。
ティーチングの場合は、TPxでティーチングしたプロセス値がそのままスイッチポイントとなります。
ツーポイントモードでは、ヒステリシスは無視されます。

图 16: Two Point Mode / High active
SP1:スイッチポイント1
SP2:スイッチポイント2
TP1:ティーチポイント1 (= SP1)
TP2:ティーチポイント2 (= SP2)

图 17: Two Point Mode / Low active
SP1:スイッチポイント1
SP2:スイッチポイント2
TP1:ティーチポイント1 (= SP1)
TP2:ティーチポイント2 (= SP2)
ウインドモード
SP1とSP2の2つのスイッチポイントを、マニュアルまたはティーチングで設定できます。
2点のスイッチポイントによりウインドウの範囲が決まります。
IO-Linkからパラメータを設定すると、スイッチポイントの位置を自由に選択できます。SP1はSP2より上または下に設定できます。スイッチポイントは、低い方が範囲の下限値、高い方が上限値となります。
本体ボタンでパラメータを設定する場合は、SP1を必ずSP2より大きくします。後でIO-Linkからスイッチポイントの順序を逆転させる場合、本体ボタンでパラメータを設定する際に必ずSP1をSP2より小さくします。
ティーチングの場合は、TPxでティーチングしたプロセス値がそのままスイッチポイントとなります。
プロセスデータ値がウインドウの範囲内にある時、スイッチポイントより超過または低下した場合にスイッチング信号チャンネルの状態が変化します。
プロセスデータ値がウインドウの範囲外にある時、スイッチポイントにヒステリシスを加算/減算した値より超過また低下した場合に、スイッチング信号チャンネルの状態が変化します。

图 18: Window Mode / High active
H: ヒステリシス
SP1:スイッチポイント1
SP2:スイッチポイント2
TP1:ティーチポイント1 (= SP1)
TP2:ティーチポイント2 (= SP2)

图 19: Window Mode / Low active
H: ヒステリシス
SP1:スイッチポイント1
SP2:スイッチポイント2
TP1:ティーチポイント1 (= SP1)
TP2:ティーチポイント2 (= SP2)
ヒステリシスの注意事項
ヒステリシスをAutoに設定した場合、測定範囲の最終値(MEW)の0.25%がヒステリシスとして設定されます。
11.3.1.1 キー操作によるパラメータ設定:スイッチング信号

センサ本体のキー操作で設定できるのはスイッチング信号チャンネルSSC1.1のみです。
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. P。
√ 出力1に対してスイッチングチャンネルSSC1.1を選択します:EF > OU1 > ou1 = SSC1。
▶ EF > OU1に移動して出力OUT1を設定します。
シングルポイントモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します:1-P。
▶ SP1を選択してスイッチポイント1を設定します。
▶ HYStを選択してヒステリシスを設定します。
ツーポイントモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します:2-P。
▶ SP1を選択してスイッチポイント1を設定します。
▶ SP2を選択してスイッチポイント2を設定します。
ウインドモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します。Wind。
▶ SP1を選択してスイッチポイント1を設定します。
▶ SP2を選択してスイッチポイント2を設定します。
▶ HYStを選択してヒステリシスを設定します。
11.3.1.2 キー操作によるティーチ設定:スイッチング信号

センサ本体のキー操作で設定できるのはスイッチング信号チャンネルSSC1.1のみです。
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. P。
√ 出力1に対してスイッチングチャンネルSSC1.1を選択します:EF > OU1 > ou1 = SSC1。
▶ EF > OU1に移動して出力OUT1を設定します。
シングルポイントモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します:1-P。
▶ 出力を切り替える値にシステム圧を調整して一定に保ちます。
▶ tSP1を選択してYesに設定します。
▷ 現在値からヒステリシスの分を差し引いた値をスイッチポイントSP1とします。
▶ HYStを選択してヒステリシスを設定します。
ツーポイントモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します:2-P。
▶ 出力を切り替える値にシステム圧を調整して一定に保ちます。
▶ tSP1を選択してYesに設定します。
▷ 現在値をスイッチポイントSP1とします。
▶ 出力をリセットする値にシステム圧を調整して一定に保ちます。
▶ tSP2を選択してYesに設定します。
▷ 現在値をスイッチポイントSP2とします。
ウインドモード:
▶ ModEを選択してからスイッチポイントモードを設定します。Wind。
▶ HYStを選択してヒステリシスを設定します。
▶ ウィンドウ範囲の上限にシステム圧を調整して一定に保ちます。
▶ tSP1を選択してYesに設定します。
▷ 現在値をスイッチポイントSP1とします。
▶ ウィンドウ範囲の下限にシステム圧を調整して一定に保ちます。
▶ tSP2を選択してYesに設定します。
▷ 現在値をスイッチポイントSP2とします。

測定範囲外の無効な測定値がティーチングに使用された場合、ULまたはOLとFAILが交互に表示されます。この値は使用されません。
11.3.2 アナログ信号
センサはプロセス値に比例したアナログ信号を出力します。
測定範囲内では、アナログ信号は4~20 mAの間です。
アナログ信号は反転します。:
- 設定がou2 = 1の場合 4 \~ 20mA
- 設定がou2 = InEGの場合 20 \~ 4mA
測定範囲はスケーリング可能です: 測定範囲を制限するには、ASP2とAEP2パラメータを使用します。

ASP2とAEP2の間の差は、最小で測定範囲の最終値の20%となります。
測定値が表示範囲外であるか、またはエラーが発生した場合、メッセージが表示され(UL、OL、Err)、アナログ信号が下限値または上限値になります(→図)。
[FOU2]のパラメータにより、アナログ出力のエラー時の動作を設定できます。→参照:出力エラー動作
設定ou2 = 1のアナログ信号:

設定ou2 = Inegのアナログ信号:

1: アナログ信号
2: 压力の測定値 (= P、設定単位)
3:スケーリングされた測定範囲
4: 測定範囲
5: 表示範囲
MAW スケーリングしない測定範囲の最小値
MEW スケーリングなしの測定範囲の最大値
ASP2:スケーリングされた測定範囲のアナログスタートポイント
AEP2:スケーリングされた測定範囲のアナログエンドポイント
UL:表示範囲未満
OL:表示範囲超過
FOU2:エラー発生時の出力動作
11.3.2.1 本体ボタンによるパラメータ設定:アナログ信号
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. P。
▶ EF > OU2に移動して、出力OUT2を設定します。
▶ ou2を選択して機能を設定します:IまたはInEG
▶ ASP2を選択してアナログスタートポイントの測定値を設定します。
▶ AEP2を選択してアナログエンド値の測定値を設定します。
11.3.2.2 キー操作によるティーチ設定:アナログ信号
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. P。
▶ EF > OU2に移動して、出力OUT2を設定します。
▶ ou2を選択して機能を設定します:IまたはInEG
▶ 最小システム圧力に近づけ、一定に保ちます。
▶ tASPを選択してYesに設定します。
▷ 現在値がアナログスタートポイントとして使用されます。
▶ 最大システム圧力に近づけ、一定に保ちます。
▶ tAEPを選択してYesに設定します。
▷ donEが表示され、現在値がアナログエンドポイントとして使用されます。

測定範囲外の無効な測定値がティーチングに使用された場合、ULまたはOLとFAILが交互に表示されます。この値は使用されません。
11.3.3 出力オフ
出力信号をオフにするには、以下のようにします。
出力OUT1:
- ou1 = OFF:接点出力OUT1の抵抗が高くなり、信号を出力できなくなります。IO-Linkインターフェースを使用している場合、この設定は影響を与えません。
- ModE = Deactivated:選択したスイッチング信号チャンネルが無効になります ➡ 34。ハードウェア出力を使用している場合、この設定は影響を与えません。
本体ボタンで無効化できるのは、スイッチング信号チャンネルSSC1.1だけです。
出力OUT2:
- ou2 = OFF:接点出力OUT2の抵抗が高くなり、信号を出力できなくなります。
11.3.3.1 センサキーによるパラメータ設定:出力オフ
▶ EF > OUTxメニューに移動します。
▶ ouxを選択し、OFFを設定します。
または
▶ EF > OU1 > ModEを選択してDEacに設定します。
11.4 アプリケーション設定
11.4.1 標準測定単位
プロセス値とともに表示される標準測定単位を選択できます。その他のパラメータ設定もこの単位が基本になります。
単位を変更した場合、常にSI単位で伝送されるIO-Linkのプロセス値に影響はありません。
選択可能な値:
- 压力uni. P:barまたはmbar(ifm.comの→技術データ)、psi

圧力単位はデジタルディスプレイの下にLEDで表示されます。
▶ 測定単位を選択してから、OUTxのパラメータを設定します。
11.4.1.1 センサキーによるパラメータ設定: 標準測定単位
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ uni. Pを選択し、測定単位を設定します。
11.4.2 出力のエラー動作
障害の場合のOUTx出力の反応は、パラメータFOUxで設定できます。障害時には以下の信号が出力されます。
- スイッチング出力:
- On:障害の場合に出力がオンになります。
- OFF:障害の場合に出力がオフになります。
- アナログ信号:
- On:アナログ信号は21.5mAになります。
- OFF:アナログ信号は3.5 mAになります。
11.4.2.1 センサキーからのパラメータ設定:出力のエラー動作
▶ EF > OUxに移動します。
▶ FOUxを選択して、OUTxのエラー動作を設定します。
11.4.3 ダンピング
ダンピング定数を設定することにより、出力信号が安定します。物理的なプロセス値が急激に変化しても、調整された出力になります。
これは、出力、表示、IO-Linkで伝送されるプロセス値に関係します。
ダンピング定数によりセンサの応答性が遅くなります。(→技術データ)
ULおよびOLの信号はダンピング時間を含めて規定されます。
dAPは最大応答周波数に影響します: fmax=1/2× dAP
選択可能な値:
- dAP = スイッチング信号・ディスプレイ・IO-Link信号のダンピング時間(立ち上がり時間63%)
- dAA = アナログ信号の減衰時間(立ち上がり時間63%)。
11.4.3.1 センサの操作ボタンによるパラメータ設定: ダンピング
スイッチング出力:
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ dAP. Pを選択し、ダンピング時間を0~99.99秒の範囲で設定します。
アナログ出力
▶ EF > OUT2メニューに移動します。
▶ dAAを選択し、ダンピング時間を 0~99.99秒の範囲で設定します。
11.4.4 スイッチング出力の極性
出力極性はP-nのパラメータから設定します。
- PnP : PNPスイッチング出力
- nPn : NPNスイッチング出力
11.4.4.1 センサキーからのパラメータ設定:出力極性
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ P-nを選択し、PnPまたはnPnを設定します。
11.4.5 ゼロ点調整
測定値と、圧力測定中の実際のプロセス値との間にシステム上誤差が生じる場合は、補正係数coF. Pを使用して補正することができます。
- coF. P:補正係数を手動で設定するためのパラメータ
- tcoF:補正係数をティーチングするためのパラメータ
▷ 内部のゼロ点が設定した値の分だけ移動します。

coF. PまたはtcoFの変更は出力信号に影響を与えます。
▶ 必要に応じて、ASPとAEPを再調整してください。

図 20: ゼロポイントキャリブレーション (キャリブレーションオフセット)
1: 出力信号
2: プロセス値
MEW:測定範囲の最大値
V0:工場出荷時設定における測定特性
V1:測定範囲の終了値を+5%オフセットした後の測定特性
V2:測定範囲の終了値を-5%オフセットした後の測定特性
設定範囲:
測定範囲の終了値(MEW)の-5%~+5%
PG1x09の場合:測定範囲の-5%~+5%(-1000 mbar~+1000 mbar)

アプリケーションリセットとBtB(Back to Box)リセットのどちらでも、パラメータを工場出荷時設定にリセットできます。
11.4.5.1 センサキーによるパラメータ設定: ゼロ点調整
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ coF. Pを選択して値を設定します。
▷ 内部のゼロ点が設定した値の分だけ移動します。
11.4.5.2 キー操作によるティーチ設定:ゼロ点調整
▶ プラント圧を0に一定に維持します。
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ tcoFを選択してYesに設定します。
▷ 誤差が測定最大値の±5%の範囲内の場合は、現在の測定値はセンサ内部でゼロ点と認識されます。
11.4.6 測定特性の校正
校正係数CGAは、測定素子の測定特性の勾配に影響します。
ゼロ点調整coF. P設定は、CGAパラメータが変更されてもそのまま保持されます。
測定特性の傾斜の変更は、%で示されます。工場出荷時設定はCGA=100%です。変更後、設定は工場出荷時設定にリセットできます。
CGAパラメータの変更は、出力信号に影響します。
▶ 必要に応じて、AEPを再調整してください。

図 21: 測定特性の校正
1: 出力信号
2: プロセス値
MEW:測定範囲の最大値
V0:工場出荷時設定における測定特性
V1:+5%オフセット後の測定特性
V2:-5%オフセット後の測定特性
設定範囲:
測定範囲の終了値(MEW)の-5%~+5%
PG1x09の場合:測定範囲の-5%~+5%(-1000 mbar~+1000 mbar)
アプリケーションリセットとBtB(Back to Box)リセットのどちらでも、パラメータを工場出荷時設定にリセットできます。
11.4.6.1 センサキーからのパラメータ設定:キャリブレーション
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ CGA. Pを選択し、測定特性の勾配をパーセント単位で設定します。
11.4.7 スイッチポイントロジック
スイッチング出力のスイッチポイントロジックを設定できます。
選択可能な値:
- H. Act = High active = ノーマルオープン
- L. Act = Low active = ノーマルクローズ
11.4.7.1 本体ボタンによるパラメータ設定:スイッチポイントロジック

センサ本体のキー操作で設定できるのはスイッチング信号チャンネルSSC1.1のみです。
▶ EF > OU1に移動します。
▶ LoGcを選択してスイッチポイントロジックを設定します。
11.4.8 スイッチングディレー
スイッチング出力は、スイッチングとリセットの遅延時間を設定できます。
選択可能な値:
- dS:スイッチング出力OUT1のスイッチオンディレー(秒)
- dr:スイッチング出力OUT1のスイッチオフディレー(秒)
設定範囲:
0~50秒
11.4.8.1 センサの操作ボタンによるパラメータ設定: スイッチング遅延

センサ本体のキー操作で設定できるのはスイッチング信号チャンネルSSC1.1のみです。
▶ EF > OU1に移動します。
▶ dSを選択してOUT1のスイッチングディレー時間を秒単位で設定します。
▶ drを選択してOUT1のリセットディレー時間を秒単位で設定します。
11.4.9 省エネモード
センサは省エネモードで動作可能です。
省エネモードを有効化するには、パラメータECO.mを使用します。
省エネモードでは以下のようになります:
- ディスプレイの輝度が25%まで低下します。
- 状態表示LEDの設定がNoTIになります。つまり、警告またはエラーがある場合のみ点灯します。
省エネモード時の表示の明るさと省エネモード時のステータスLEDの初期設定は、IO-Linkから変更できます。
省エネモードの切替が有効になるまで30秒かかる場合があります。
ECO.m = OFFの場合、基本的な表示輝度 ➡ 50と状態表示LED ➡ 51の設定が適用されます。
11.4.9.1 センサキーによるパラメータ設定:省エネモード
▶ EF > CFG > ECO.mに移動します。
▶ 省エネモードを有効化するには、ECOを設定します。
▶ 省エネモードを無効化するには、OFFを設定します。
11.4.10 ロック/ロック解除
この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。
このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。
工場出荷時の設定:アンロック
IO-Linkインターフェースからセンサがロックされている場合、解除操作もIO-Link経由で行う必要があります。
11.4.10.1 センサキーによるパラメータ設定: ロック/ロック解除
ロック:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ Locが表示されるまで▲と▼を同時に10秒間長押しします。
▷ センサがロックされボタン操作によるパラメータ設定ができなくなります。パラメータを変更しようとすると、デジタルディスプレイにLocマークが表示されます。
ロックは本体ボタンから操作しなければ解除できません。尚、IO-Linkによるパラメータの設定は可能です。
ロック解除:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ uLocが表示されるまで▲と▼を同時に10秒間長押しします。
▷ センサのロックが解除されボタン操作ができるようになります。
11.4.11 センサのリセット
次の2つの方法でセンサをリセットできます。

どちらのリセットアプリケーションも最初のセットアップからの累積動作時間はリセットされません。
APPL = アプリケーションリセット
以下が工場出荷時設定にリセットされます。
- アプリケーション固有の変更されたすべてのパラメータ

IO-Link通信はIO-Linkマスタのパラメータが更新されるとデータを保存します。これによりマスタに設定されたパラメータがセンサに上書きされます。そのためアプリケーションリセットが働かない場合があります。
BtB = Back to Box
以下が工場出荷時設定にリセットされます。
- アプリケーション固有の変更されたすべてのパラメータ
- Application Specific Tag、Function Tag、Location Tagなどのすべての書込み可能な装置識別パラメータ。
- 診断パラメータ、状態パラメータ、イベント。
- スイッチングサイクルの回数
- メモリの最小値と最大値

Back to Boxリセット後は電源が遮断されるまでセンサは通信と測定を停止します。IO-Linkはデータ保存を行いません。
11.4.11.1 センサキーによるパラメータ設定: 装置のリセット
▶ EF > RESを開きます。
▶ APPLまたはBtBを選択してYesに設定します。
BtBを選択した場合:
▶ 一度電源を切り、再び電源を入れて接続します。
▷ センサが再起動します。
11.5 ディスプレイ設定
11.5.1 ディスプレイのレイアウト
ディスプレイのレイアウトの設定には、パラメータdiS. Lを使用します。
- LEDフレームで点灯させるLEDセグメントを設定するためのディスプレイレイアウトが6種類用意されています。
- LEDフレームで、現在のプロセス値を示すLEDポインタと隣接するセグメントはすべてのディスプレイレイアウトで点灯します。
- デジタルディスプレイは設定の影響を受けません。
設定オプション






図 22: ディスプレイのレイアウト
| diS. L | (現在のプロセス値に加えて)LEDフレームで点灯するセグメント |
| L1 | • Wr.1での設定に応じた色範囲 |
| L2 | • Wr.1での設定に応じた色範囲• ラグインジケータ機能:測定圧力の最小値と最大値のLEDセグメントが白色に点灯します。 |
| L3 | • ラグインジケータ機能:測定圧力の最小値と最大値のLEDセグメントが白色に点灯します。 |
| L4 | • スイッチポイントSP1とSP2のLEDセグメントが黄色に点灯します。 |
| L5 | • スイッチポイントSP1とSP2のLEDセグメントが黄色に点灯します。• ラグインジケータ機能:測定圧力の最小値と最大値のLEDセグメントが白色に点灯します。 |
| L6 | ---- |
11.5.1.1 本体ボタンによるパラメータ設定:ディスプレイのレイアウト
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diS. Lを選択し、レイアウトを設定します。
11.5.1.1.1 ラグインジケータのリセット
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ ▲を3秒以上長押しします。
▷ 2つの白色ラグインジケータLEDが現在のポインタの位置に移動します。

▶ ラグインジケータLEDをリセットしても、Lo. PとHi. Pの値はそのまま保持されます:メモリ→53。Lo. PとHi. Pを削除すると、ラグインジケータLEDもリセットされます。
11.5.2 LEDフレームのカラースキーム
圧力値を示すLEDフレームのカラースキームを設定できます。
動作範囲1は、Wr.1のメニューで本体ボタンを操作して設定します。

IO-Linkにより、4つの動作範囲を設定して呼び出すことができます。これにより、ポンプの運転モード・システムの運転モード・媒体交換など、プロセスごとに表示が変えられます。
各動作範囲を3色で設定でき、レイヤーを重ね表示します。

図 23: 工場出荷時の動作範囲1のカラースキーム
1:最上層(=上限の色範囲)。調整可能なパラメータ:開始値t. StA、終了値t. End、色t. CoL。
2:中間層(=中間の色範囲)。調整可能なパラメータ:開始値m. StA、終了値m. End、色m. CoL。
3:ベース層(=下限の色範囲)。調整可能なパラメータ:開始値b. StA、終了値b. End、色b. CoL。
各色の範囲の開始値をx. StA、終了値をx. Endで設定できます。

色の範囲の上限は、設定したスイッチポイントに関係なく測定範囲内で自由に選択できます。
x. StAとx. Endの最小距離 = 測定範囲の5%(例測定範囲が-1~10 barのセンサの場合:0.55 bar
LEDフレームのセグメントの各色の範囲をx. CoLで設定できます。
- rEd = 赤
- GrEn = 緑
- YELL = 黄
- bLuE = 青
• cYAn = シアン - Ambr = オレンジ
- PurP = 紫
- whit = 白
- OFF = 色なし
11.5.2.1 本体ボタンによるパラメータ設定:色範囲(動作範囲1の場合)
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. P
▶ メインメニュー > Wr.1 に移動します。
▶ b. CoLを選択し、下限の色範囲3の色を設定します。
▶ b. StAを選択し、下限の色範囲3の最小圧力値を設定します。
▶ b. Endを選択し、下限の色範囲3の最大圧力値を設定します。
▶ m. CoLを選択し、中間の色範囲2の色を設定します。
▶ m. StAを選択し、中間の色範囲2の最小圧力値を設定します。
▶ m. Endを選択し、中間の色範囲2の最大圧力値を設定します。
▶ t. CoLを選択し、上限の色範囲1の色を設定します。
▶ t. StAを選択し、上限の色範囲1の最小圧力値を設定します。
▶ t. Endを選択し、上限の色範囲1の最大圧力値を設定します。
11.5.3 表示輝度
表示輝度はパラメータdiS. Bにより設定できます。
選択可能な値:
• 25 %
• 50 %
• 75 %
• 100 %
- OFF:動作モードで表示機能をオフにします。
いずれかのキーを押すと表示がオンになります。30秒間操作がないと表示は再度オフになります。

設定がOFFになっていても、警告やエラーメッセージは表示され、位置通知の点灯機能はオンになります。

センサの内部が高温になる場合、表示の明るさを次のように自動的に調節します。
▷ 内部温度 > 80 ℃:輝度が25%に低下します。
▷ 内部温度 > 90 ℃:表示がオフになります。状態表示LEDだけが点灯します。ボタンを短く押すとディスプレイが30秒間作動します。
11.5.3.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示輝度
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diS. Bを選択し、表示の輝度を設定します。
11.5.4 ディスプレイの更新レート
表示の更新レートは、パラメータdiS. Uにより設定できます。
選択可能な値:
- d1:高速
- d2: 中
- d3:低速
11.5.4.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示の更新レート
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diS. Uを選択して更新レートを設定します。
11.5.5 状態表示LED
状態表示LEDの設定にはLED.mを使用します。
選択可能な値:
- On:状態表示LEDは常時オンになります。正常動作時は緑、警告または故障時は赤(点滅または常時点灯)。
- OFF:状態表示LEDは常時オフになります。
- NoTI:状態表示LEDは、警告またはエラー時のみ、赤色に点灯または点滅します。
11.5.5.1 本体ボタンによるパラメータ設定:状態表示LED
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ LED.mを選択し、状態表示LEDを設定します。
11.5.6 ダイナミックLEDポインタ
圧力が急激に変化すると、LEDポインタは現在のプロセス値表示の最小値と最大値の間で扇形に広がります。メインポインタは平均値を示します。

ダイナミックLEDポインタは、LEDフレームで圧力の最小値と最大値を示すラグインジケータLEDとは無関係です → 48。
パラメータP. VELは、ダイナミックLEDポインタを可視化するために必要な、プロセスが動的に変化しているときのメインポインタ速度の設定に使用されます。


図 24: ダイナミックLEDポインタ (例 : ディスプレイのレイアウトL3)
1:P. VEL = HIGH:ダイナミックLEDポインタは、メインポインタが高速で移動している場合のみ表示されます。
2:P. VEL = OFF:プロセスが大きく変動していても、ダイナミックLEDポインタは表示されません。メインポインタが現在のプロセス値を可能な限り高い精度で示します。
選択可能な値:
- HIGH:ダイナミックLEDポインタは、メインポインタが高速で移動している場合のみ表示されます。
-
MEd:ダイナミックLEDポインタは、ポインタが中速で移動しているときに表示されます。
-
LOW:ダイナミックLEDポインタは、ポインタが低速で移動しているときに表示されます。
- OFF:ダイナミックLEDポインタは表示されません。
11.5.6.1 本体ボタンによるパラメータ設定:ダイナミックLEDポインタ
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ P. VELを選択し、ダイナミックLEDポインタを設定します。
11.6 診断機能
11.6.1 メモリ
センサは測定したプロセス値の最大値と最小値を保存します。
現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。
選択可能な値:
- Lo. P:圧力の最小値のメモリ
- Hi. P:圧力の最大値のメモリ

最初に装置を通常の動作モードで運転した場合、すぐにメモリを消去することを推奨します。

メモリは、LEDフレームで圧力の最小値と最大値を示すラグインジケータLEDとは無関係です → 48。
▶ Lo. PまたはHi. Pを削除すると、ラグインジケータLEDもリセットされます。
▶ ラグインジケータLEDをリセットしても、Lo. PとHi. Pはそのまま保持されます。
メモリの表示:
▶ メニューのEF > DIAに移動します。
▶ Lo. PまたはHi. Pを選択して保存したプロセス値の最小値または最大値を読込みます。
メモリのクリア:
▶ メニューのEF > DIAに移動します。
▶ Lo. PまたはHi. Pを選択します。
▶ ▲を2秒以上押して、設定モードに切り替え、YESを選択して、●で確定します。
▷ デジタルディスプレイに「donE」と表示されます。メモリが削除されます。
11.6.2 動作時間カウンタ
初回セットアップ時からの動作時間が装置によって保存されています。
カウンタをリセットすることができません。
現在の値はIO-Linkインターフェースからも読取ることができます。

電源が遮断された場合は直前の1時間以前のカウント値は失われます。

これはIO-Link専用の機能です。
11.6.3 スイッチングサイクルカウンタ
センサには、各スイッチングチャネルのスイッチングサイクル数が保存されます。
現在の値はIO-Linkインターフェースからも読取ることができます。
このカウンタはIO-Linkからリセットが可能です。

電源が遮断された場合は、直前の10分間に発生したイベントの記録が失われる場合があります。

これはIO-Link専用の機能です。
11.6.4 過剰圧力イベントカウンタ
センサは過圧が発生した回数を計測するカウント機能があります。
現在の値はIO-Linkインターフェースからも読取ることができます。
IO-Linkにより、圧力を超過した場合の過圧値(圧カリミット値)を設定できます。リミット値は必ず0.5 ms以上になるようにします。
このカウンタはIO-Linkからリセットが可能です。

電源が遮断された場合は、直前の10分間に発生したイベントの記録が失われる場合があります。

これはIO-Link専用の機能です。
11.6.5 内部温度
このセンサは内部温度を測定します。
現在の値はIO-Linkインターフェースからも読取ることができます。

これはIO-Link専用の機能です。
11.6.6 デバイスのステータス
センサは動作中に自己監視を行い、次の方法で診断結果を表示します。
- デジタルディスプレイの状態表示LEDおよびメッセージによる ➞ 59。
- 現在のセンサの状態と過去のイベントのリストはIO-Linkインターフェースを介して表示されます。
11.7 サービス機能
11.7.1 デバイス情報
デバイス情報(変更不可)が装置に保存されています。次の項目を取り上げています。
• 製品名
• 製品一覽
- メーカー
- メーカーID
- デバイスID
- シリアル番号
- ハードウェア/ファームウェアのリビジョン
- 說明
さらに、適切なパラメータ設定ソフトウェアを使用して、IO-Linkインターフェース経由で、最大長32文字の自由に設定可能なタグをこの装置に割り当てることができます。次の項目を取り上げています。
- アプリケーション固有のタグ
- 機能タグ
- 場所タグ
11.7.2 光による位置確認
このセンサは、IO-Linkインターフェースにより、リモートで位置を確認できます。
このコマンドを使用すると、センサのディスプレイに以下のように表示されます:
- デジタルディスプレイに「IO-L」と表示されます。
- スイッチング状態LED、デジタル・ディスプレイ下のLED、LEDリングが同時に緑色に点滅します。
▶ IO-LinkからLocator Startのコマンドで機能を呼び出します。

IO-Linkのコマンドで機能がキャンセルされない場合、センサのボタンを押すか10分後に自動でLEDの点滅が停止します (Timeout)。
11.7.3 シミュレーション
この機能を使用して、プロセス値やエラー状態をシミュレーションし、センサの動作をチェックすることができます。
シミュレーション可能な値:
- 測定範囲内の圧力プロセス値
- 測定範囲外の測定値(UL、OL)。
- 診断状態(センサの不具合、短絡など)。
シミュレーション時間は調整可能です:1、2、3、4、5、10、15、20、30、45、60分間。
シミュレーション実行中:
- シミュレーションされた値やイベント(ULなど)は、デジタルディスプレイに「SIM」と交互に表示されます。
- LEDポインタは、LEDフレーム内でシミュレーション値を示します。または、シミュレーションされたイベントに従って動作します(例えば、エラーが発生した場合はLEDポインタが消灯します)。
- スイッチング状態LEDは、シミュレーション値に従って点灯します。
- 状態表示LEDは、現在のアプリケーションの警告とエラー状態の表示を続けます。
- デジタルディスプレイに、現在のアプリケーションの警告やエラーメッセージが表示されることはありません。
- 調整値coF. PとCGA. Pはゼロに設定されます。シミュレーション後、センサは設定値に戻ります。
- シミュレーションには、設定済みのダンピング値dAP. PとdAAが使用されます。

シミュレーションがIO-Linkから開始された場合は、IO-Linkからのみ終了できます。本体ボタンを使って、シミュレーションを停止しようとすると、C. Locが表示されます。
11.7.3.1 センサキーによるパラメータ設定:シミュレーション
▶ EF > SIMメニューに移動します。
▶ S. PRSを選択してシミュレーションを実行する圧力値または診断ケース(例:OL)を設定します。
▶ S.diAを選択し、シミュレーションする診断ケースを設定します。
- 設定できる診断ケース:メインメニューとサブメニュー → 29。
▶ S. Timを選択してシミュレーション時間を分単位で設定します。
▶ S. Onを選択して、目的の機能を設定します: - On:シミュレーション開始。S. Timで設定した時間、値がシミュレーションされます。シミュレーションをキャンセルするには、●ボタンを使用します。
- OFF:シミュレーションは無効です。
11.7.4 バイナリデータ転送 (BLOB)
センサのバイナリデータを1つの大きなファイル(BLOB = Binary Large Object)として読込むことができます。
データをBINファイルにエクスポートします。
この機能を使用する場合はIO-LinkのBLOBインターフェースをサポートするソフトウェアツール(ifm moneo等)が必要です。
BINファイルは以下のログ記録情報を含みます。
- デバイス識別情報
- 動作時間
-
イベントログ:
-
タイムスタンプ付イベント履歴
- イベントコード
- イベント内容
- イベント回数
- デバイス再起動の回数
最新の200件のイベントが保存されます。

電源が遮断された場合は、直前の10分間に発生したイベントの記録が失われる場合があります。
12 動作
電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
13 トラブルシューティング
本製品にはさまざまな自己診断機能があります。動作中に自身を自動で監視します。
表示オフになっていても、警告とエラーの状態が表示されます。

IO-Linkから追加の診断機能を利用できます。documentation.ifm.comの→ IO-Linkインターフェースの説明
13.1 警告メッセージ
| 状態表示LED | デジタルディスプレイ/LED | 原因 / 対策 |
| Off | 全表示オフ | パラメータ設定中のため表示が消える▶ 次のパラメータ値が設定されていることを確認し、必要に応じて変更します。:EF > CFG > ECO.m = ECO(初期設定:NoTI = 表示LEDはイベント時のみ)EF > DIS > diS. B = OFF (全表示オフ) AND EF > DIS > LED.m = OFF (表示LEDオフ) または NoTI (表示LEDはイベント時のみ) |
| * | 全表示オフ | ディスプレイが暗い:EF > DIS > diS. Bの設定がOFFになっていることを確認し、必要に応じて設定を変更します。センサの内部温度が90°Cから125°Cの範囲になっている:▶ 本体を冷まします。 |
| * | LEDリングがオフ | パラメータ設定中のためLEDリングが消える:EF > DIS > diS. Lの設定がL3、L4、L5、またはL6になっていることを確認し、必要に応じて設定を変更します。▶ b. CoL、m. CoL、t. CoLの設定がOFFになっていることをMain menu > Wr.1から確認し、必要に応じて設定を変更します。 |
| * | IO-Lスイッチング状態LEDとLEDフレームが緑に点滅 | 光学認識機能がオン▶ IO-Linkからまたはいずれかのボタンを押して機能を終了します。 |
| * | Loc | 本体の設定ボタンがロックされている▶ uLocが表示されるまで▲と▼を同時に10秒間長押しします。 |
| * | S. Loc | パラメータ設定ソフトウェアで設定ボタンがロックされている▶ パラメータ設定ソフトウェアからIO-Linkでセンサのロックを解除します。 |
| * | C. Loc | センサの設定ボタンが一時的にロックされIO-Linkからはパラメータを設定できる。▶ IO-Linkからパラメータ設定を完了します。 |
| * | SIMとプロセス値が交互に表示される | シミュレーション機能がオン▶ IO-Linkからシミュレーションを終了します。▶ IO-Linkからまたはセンサを操作しシミュレーションを開始した場合、◎のボタンでシミュレーションを終了します。 |
| UL | 表示範囲未満▶ 測定範囲を確認してください。 | |
| OL | 表示範囲超過▶ 測定範囲を確認してください。 | |
| センサの許容温度未満▶ センサを絶縁してください。 | ||
| 全表示オフ | センサの許容温度超過▶ 熱源を除去してください。 |
表 1: 警告メッセージ:センサの状態に応じたLED表示
13.2 エラーメッセージ
| 状態表示LED | デジタルディスプレイ/LED | 原因 / 対策 |
| Off | すべての表示がオフ | 電源電圧が低い:▶ 電源電圧を確認してください。 |
| SCスイッチング状態LEDが黄色に点滅 | OUT1の短絡▶ スイッチング出力OUT1に短絡や過電流がないか確認します。 | |
| PArA | パラメータ設定障害▶ パラメータ設定を確認します。▶ センサキーによるパラメータ設定: 装置のリセット。 | |
| Err | センサの故障▶ センサを交換します。 |
表 2: エラーメッセージ

エラーが発生した場合、出力はFOUの設定に従って応答します。
14 メンテナンス 修理 廃棄
メンテナンス:
▶ プロセスの要求に従って定期的に校正を実施してください。

ifm校正サービス→校正証明書(www.ifm.com)。
▶ ディスプレイの汚れがひどいときは清掃してください。
▶ 通気ダイヤフラムのフィルタカバーの汚れがひどいときは清掃してください。
▶ センサとプロセスアダプタの間のシールは定期的に確認して付着物や損傷がないようにしてください。
▶ 付着物で汚れた場合は、アルコール等の適切な洗浄液を使ってシールを掃除してください。
▶ 必要に応じてシールを交換してください。

シール交換の回数は、掃除の頻度や媒体温度、清掃時の温度により異なります。
▶ プロセスの要求事項に従って定期的に清掃してください。
メンテナンス:
製造業者だけが、この製品の修理を許されています。
▶ 故障の際は、ifmにご連絡ください。
廃棄:
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。
15 工場出荷時設定
| メニュー | パラメータ | 工場出荷時設定 | ユーザー設定 |
| Wr.1 | b. CoLb. StA ~ b. End | RD表示範囲 0~100% | |
| m. CoLm. StA ~ m. End | YE表示範囲 20~80% | ||
| t. CoLt. StA ~ t. End | GN表示範囲 35~65% | ||
| CFG | uni. P | bar | |
| dAP. P | 0.06 | ||
| P-n | pnp | ||
| tcoF | 0% | ||
| coF. P | 0% | ||
| CGA. P | 0% | ||
| ECO.m | OFF | ||
| OU1 | ou1 | SSC1 | |
| LoGc | H. Act | ||
| ModE | 2-P | ||
| SP1 | 25% MEW(PGxx09:-500 mbar) | ||
| SP2 | 23% MEW(PGxx09:-540 mbar) | ||
| HYSt | 自動 | ||
| dS | 0 | ||
| dr | 0 | ||
| FOU1 | On | ||
| OU2 | ou2 | I | |
| ASP2 | 0% MEW(PGxx09:-1000 mbar) | ||
| AEP2 | 100% MEW | ||
| dAA | 0.06 | ||
| FOU2 | On | ||
| DIS | diS. L | L4 | |
| diS. Bdis. U | 75%d2 | ||
| LED.m | On | ||
| P. VEL | MEd | ||
| SIM | S. PRS | 50 % MEW(PGxx09:500 mbar) | |
| S.diA | n. DIA | ||
| S. TIM | 3 |
MEW=測定範囲の最大値(フルスケール)