IFM SUH400 - 流量センサー

SUH400 - 流量センサー IFM - 無料のユーザーマニュアル

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使用説明書 SUH400 IFM

取扱説明書

超音波流体センサ

SUH200

SUH201

SUH400

SUH401

目次

1 はじめに(注意)…… 5

1.1 表記の説明 5
1.2 警告 5

2 安全の為の注意.... 6

3 使用目的 7

3.1 アプリケーション 7

4 機能 8

4.1 出力OUT1のオプション 8
4.2 出力OUT2のオプション 8
4.3 IO-Link 9

5 取付 10

5.1 プロセス接続 10

5.1.1 ヘルール 10

5.2 干涉 11
5.3 取付位置 12

5.3.1 推奨取付け位置..... 12
5.3.2 推奨されない取付け位置..... 13

5.4 ハイジェニックエリアで使用する場合の3A認証についての注意事項: 14

6 接続方法 15

7 操作部と表示の説明 17

8 メニュー 18

8.1 メインメニューとサブメニュー 18

9 セットアップ 28

9.1 インストールウィザードを使用したガイド付きインストール 28

10 パラメータ設定.... 30

10.1 センサのキーによるパラメータ設定.... 30
10.2 IO-Linkからのパラメータ設定.... 31
10.3 出力設定 31

10.3.1 限界値監視用のスイッチング信号.... 31
10.3.2 スイッチング信号による診断 33

10.3.2.1 流れの方向用のスイッチング信号.... 34
10.3.2.2 信号品質用のスイッチング信号 35

10.3.3 積算流量の監視(積算機能) 35

10.3.3.1 スイッチング信号による積算 36
10.3.3.2 パルス信号による積算 37

10.3.4 アナログ信号 38

10.3.5 周波数出力 40

10.3.6 出力のエラー動作 43
10.3.7 出力オフ 44

10.4 アプリケーション設定 45

10.4.1 ガイド付きインストール.... 45
10.4.2 標準測定単位 45
10.4.3 OUT1およびOUT2のプロセス値 46
10.4.4 ダンピング 46
10.4.5 スイッチング出力の出力極性 47
10.4.6 低流量カットオフ 47
10.4.7 媒体 48
10.4.8 流れの方向 48
10.4.9 キャリブレーション 49
10.4.10 積算リセット 49
10.4.11 積算のカウント方法 51
10.4.12 ロック/ロック解除 53
10.4.13 装置のリセット.... 53

10.5 ディスプレイ 55

10.5.1 表示言語 55
10.5.2 表示の回転 55
10.5.3 表示輝度 56
10.5.4 ディスプレイの更新レート 56
10.5.5 ディスプレイのレイアウト 57
10.5.6 表示色の設定 58

10.6 診断機能 60

10.6.2 [メモリ].... 60
10.6.3 動作時間カウンタ 61
10.6.4 内部温度 62
10.6.5 信号品質 62
10.6.6 動作状態表示LED 63
10.6.7 シミュレーション 64

10.7 認証 65

10.7.1 デバイス情報 65
10.7.2 光による位置確認....66

11 動作 67

11.1 測定值表示 67

12 トラブルシューティング....68

12.1 警告メッセージ....68
12.2 エラーメッセージ 70

13 メンテナンス・修理・廃棄....71

14 工場出荷時設定.... 72

1 はじめに(注意)

指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。

1.1 表記の説明

√ 要件
操作指示
▷ 操作による応答、結果

[...] 設定ボタン、表示等

→ 参照

IFM SUH400 - 表記の説明 - 1

重要事項

従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。

IFM SUH400 - 表記の説明 - 2

情報

補足事項

1.2 警告

警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

IFM SUH400 - 警告 - 1

警告

重度の負傷のおそれ

▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

IFM SUH400 - 警告 - 2

注意

軽度または中程度の負傷のおそれ

▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。

注意

物的損害のおそれ

▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。

2 安全の為の注意

- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。

  • システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
  • システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。

  • 製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。

  • 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
  • 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
  • 製品は許可される媒体以外に使用してはなりません。
  • 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
  • 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
  • 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
  • 製品とケーブルは損傷から保護してください。
  • 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。

3 使用目的

このセンサは液体を監視します。

流速、流量(時間当たりの流量)、積算流量および媒体温度を検出します。

3.1 アプリケーション

次の特性を持つ液体:

  • 水分90%以上の導電性の液体
  • 非導電性の水
  • 高粘度の油(粘度: 30~68 mm²/s、40 °C時 / 30~68 cSt、104 °F時 )
  • 食用油:

  • エキストラバージンオリーブオイル

  • サラダ油
  • ひまわり油
  • マスタードオイル
  • ココナッツオイル
  • コーン油
  • ピーナッツオイル

IFM SUH400 - アプリケーション - 1

欧州压力機器指令 (PED):

この装置は欧州圧力機器指令に適合し、「健全なエンジニアリングの実践」に従ってグループ2の液体向けに設計、製造されています。グループ1流体の媒体使用はご要望によります。

4 機能

  • この装置は超音波トランジットタイム差の測定原則に基づいて流量を検出します。
  • 追加の測定値として、媒体温度を検出します。
  • 現在のプロセス値を装置に表示します。
  • このセンサはSIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードで動作できます。
  • センサには多くの自己診断オプションがあります。

  • 流れの方向の監視

  • 信号品質の監視
  • 警告またはエラーメッセージの表示

  • この装置は動作状態表示LEDの色信号により、すべての自己診断オプションを表示します。さらに、この診断情報は出力とIO-Linkインターフェースにより示されます。

  • シミュレーションモードでは、センサを簡単にセットアップできます。

4.1 出力OUT1のオプション

  • 流量のスイッチング出力
  • 温度のスイッチング出力
  • スイッチング信号による診断

- 流れの方向

- 信号品質

- スイッチング信号による積算

- パルス信号による積算

- 流量の周波数出力

- 温度の周波数出力

- IO-Link

- OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)

4.2 出力OUT2のオプション

  • 流量のスイッチング出力
  • 温度のスイッチング出力
  • スイッチング信号による診断

  • 流れの方向

  • 信号品質

  • スイッチング信号による積算

  • パルス信号による積算
  • 流量のアナログ出力
  • 温度のアナログ出力
  • 外部からの積算リセット用の入力
  • OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)

IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

i

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

i

Input Output Device Description (IODD) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.comをご覧ください。

IO-Linkには次のメリットがあります。

  • すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
  • 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
  • システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
  • その他のパラメータと診断機能
  • デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)
  • パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
  • デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
  • 標準化された電気接続
  • リモートメンテナンス

5 取付

IFM SUH400 - 取付 - 1

注意

媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。

▷ 火傷の危険があります。
▶ 外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護してください。

注意

非接地の配管内(プラスチックの配管など)に取付ける場合は機能接地にはなりません。

▷ 動作機能が不完全になります。
▶ デバイスを接地してください。アクセサリとしてM12コネクター用の接地ブラケットをご用意しています。documentation.ifm.comを参照してください。

センサを取付けたシステムの配管内に気泡が発生すると、測定に影響を及ぼします。

▶ 取付け後はシステムをすすいで配管内を通気してください。
▶ 取付けの際は、システムに圧力がかかっていないことを確認してください。
▶ 压縮エアー装置の取付けと操作のための規定と調整方法を守ってください。

5.1 プロセス接続

SUHxxxセンサは、センサと配管が一体になったハイジェニック用のプロセス接続がついています。

5.1.1 ヘルール

SUH2xxおよびSUH4xxのセンサは、プロセス接続用にDIN 32676シリーズCのヘルールがついています。

配管とのプロセス接続には、適合するシールリングと高圧用のクランプバンド等が必要です。尚、本製品にシールリング(ガスケット)とクランプは付属していません。

IFM SUH400 - ヘルール - 1

図 1: ヘルールプロセス接続

1 ヘルール 2 配管またはアダプタ側のヘルール接続
: :
3 シールリング 4 センサ側のヘルール接続
: :

▶ 必要に応じてヘルールアダプタを配管に取付けます。

▶ ヘルールにシールリングを挟んでクランプでセンサを固定します。流れの方向に注意してください (→ 流れの方向 ☐ 48)。

! ▶ 流れの状態や測定精度に影響するため、センサと配管の継ぎ目に段差がないように接続してください(→図)。

▶ 配管の寸法・規格をよく確認してください (→ documentation.ifm.com)。

IFM SUH400 - ヘルール - 2

IFM SUH400 - ヘルール - 3

図 2: 継ぎ目に段差がないよう接続すること

5.2 干涉

配管内の構造物、バルブ、リデューサなどが、センサの機能に影響することがあります。

▶ センサと干渉源との距離を守ってください。

IFM SUH400 - 干涉 - 1

图 3: 直管部
D:配管径
S:直管部

5.3 取付位置

5.3.1 推奨取付け位置

▶ 測定配管内が常に満水状態になるようにセンサを取付けてください。
▶ 立ち上がり配管の前か立ち上がり配管に取り付けてください。

IFM SUH400 - 推奨取付け位置 - 1

配管内に気泡が生じる場合:

▶ 水平方向の取付けの場合は、配管の側面にディスプレイが配置されるようにセンサを取り付けます(A)。

IFM SUH400 - 推奨取付け位置 - 2
図 4: 推奨取付け位置

F: 流れの方向

A:水平方向の取付け、配管の側面にディスプレイを配置。
B:水平方向の取付け、配管の上部にディスプレイを配置。
C: 垂直方向の取付け。

IFM SUH400 - 推奨取付け位置 - 3

次の事項が保証される場合は、センサをどの方向にも取付けられます。

  • 配管内に気泡が生じないこと。
  • 配管が常に満水状態であること。

5.3.2 推奨されない取付け位置

  • 出口が降下している配管
  • 直接降下している配管
  • 配管の吐出口の直前。
  • バルブの直前。
  • ポンプの入口側
  • 配管上で最も高い位置

5.4 ハイジェニックエリアで使用する場合の3A認証についての注意事項:

正しく設置されている場合、センサはCIP(cleaning in process)に適しています。

▶ データシートに従い、アプリケーションの注意事項(温度・材料の適合性)を必ず守ってください。

3A規格63-04のE9.2 / 63-04の基準を満たさなければならないシステムには適合しません。

▶ 3-A規格に従って使用する場合は、洗浄・メンテナンスに関する特別な規則が適用されます。

▶ 必ず3-Aガイドラインに従ってセンサをシステムに取付けてください。
▶ 3Aマーキングが付いた3-A認定品のプロセスアダプタを使用し、それ以外のアダプタは絶対に使わないでください。(→→アクセサリについては弊社ホームページwww.ifm.comをご覧ください。)
▶ 適切なクランプでクランプセンサを固定してください。
▶ 自己排水設備でお使いください。
▶ プロセスアダプタから媒体が流れる次のような場所にセンサを取付けます。:
- 上昇管の垂直部分(A)

または

- 媒体が滞留しない最小の勾配がある水平部分(B)

A
IFM SUH400 - ハイジェニックエリアで使用する場合の3A認証についての注意事項: - 1

B
IFM SUH400 - ハイジェニックエリアで使用する場合の3A認証についての注意事項: - 2

図 5: 3A認証プロセス接続

タイプ最小勾配1(DIN 32676 シリーズC)
DN 25 10°
DN 50 12°

6 接続方法

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。

国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。

SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。

▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。

IFM SUH400 - 接続方法 - 1

IFM SUH400 - 接続方法 - 2

図 6: 配線図

ピン接続
1L+
3L-
4 (OUT1)流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力スイッチング信号による診断スイッチング信号による積算パルス信号による積算流量の周波数出力温度の周波数出力IO-LinkOFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)
2 ( OUT2/InD )流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力スイッチング信号による診断スイッチング信号による積算パルス信号による積算流量のアナログ出力温度のアナログ出力外部からの積算リセット用の入力OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)

IFM SUH400 - 接続方法 - 3

IFM SUH400 - 接続方法 - 4

IFM SUH400 - 接続方法 - 5

IFM SUH400 - 接続方法 - 6

図 7: 回路の例

1 2 x PNPのスイッチング

2 2 x NPNのスイッチング

3 1 x PNPスイッチング、1 x アナログ

4 1 x NPNのスイッチング、1 x アナログ

7 操作部と表示の説明

IFM SUH400 - 操作部と表示の説明 - 1

図 8: 操作部と表示の説明

1: OUT1のスイッチング状態LED (出力1がオンの時、黄点灯)。
2:OUT2のスイッチング状態LED (出力2がオンの時、黄点灯)。
3:動作状態表示LED(緑/青/赤)。 参照:動作状態表示LED (→ 63).
4 : TFTディスプレイ 参照:ディスプレイのレイアウト (→ ☐ 57). 4a: タイトルライン 4b: 測定値ライン
5:表示変更とパラメータ設定用のキー。

IFM SUH400 - 操作部と表示の説明 - 2

装置の内部温度が高温になっている場合、次のように表示輝度が自動的に調節されます:

装置の内部温度 > 64 °C:輝度が25%まで低下します。

装置の内部温度≥90℃:表示が自動的にオフになります。

8 メニュー

メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。

IFM SUH400 - メニュー - 1

図 9: メニュー概要

8.1 メインメニューとサブメニュー

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 1

表示されるパラメータは、工場出荷時設定が変更されている場合は変化します。次のメニュー表示は、最大の利用可能なパラメータを示します。

メインメニュー:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 2

パラメータ説明
SPxスイッチング出力OUTxのスイッチポイント
rPxスイッチング出力OUTxのリセットポイント
FHxウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの上限
FLxウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの下限
ImPSxパルス値(=1パルスに相当する流量値)
ImPRx積算機能:パルス信号(ImPR=YES)またはスイッチング信号(ImPR=NO)
FSP1OUT1の周波数スタートポイント=周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)。
FEP1OUT1の周波数エンドポイント=FrP1で設定された周波数信号を出力する測定最大値。
FrP1測定最大値(MEWまたはFEP1)に到達した場合に出力する周波数信号。
ASP2OUT2のアナログスタートポイント=出力信号が4mA時のプロセス値
AEP2OUT2のアナログエンドポイント=出力信号が20mA時のプロセス値
DIn2外部信号による積算リセット

出力1メニュー[OUT1]:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 3

パラメータ機能
SEL1出力OUT1の測定値
ou1出力OUT1の出力機能
SP1ヒステリシスのスイッチング出力OUT1のセットポイント
rP1ヒステリシスのスイッチング出力OUT1のリセットポイント
FH1ウィンドウのスイッチング信号OUT1の上限値
FL1ウィンドウのスイッチング信号OUT1の下限値
FSP1OUT1の周波数スタートポイント = 周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)。
FEP1OUT1の周波数エンドポイント = FrP1で設定された周波数信号を出力する測定最大値。
FrP1測定最大値(MEWまたはFEP1)に到達した場合に出力する周波数信号。
ImPS1パルス値(=1パルスに相当する流量値)
ImPR1積算機能:パルス信号(ImPR1=YES)またはスイッチング信号(ImPR1=NO)
dOUXスイッチング信号診断:流れ方向(Fdir)または信号品質(Sig. Q)
FOU1エラー発生時の出力応答(OUT1)

出力2メニュー[OUT2]:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 4

パラメータ説明
SEL2出力OUT2のプロセス値
ou2出力OUT2の出力機能
ASP2OUT2のアナログスタートポイント = 出力信号が4mA時のプロセス値
AEP2OUT2のアナログエンドポイント = 出力信号が20mA時のプロセス値
SP2ヒステリシスのスイッチング出力OUT2のセットポイント
rP2ヒステリシスのスイッチング出力OUT2のリセットポイント
FH2ウィンドウのスイッチング信号OUT2の上限値
FL2ウィンドウのスイッチング信号OUT2の下限値
ImPS2パルス値(=1パルスに相当する流量値)
ImPR2積算機能:パルス信号(ImPR2=YES)またはスイッチング信号(ImPR2=NO)
DIn2外部信号による積算リセット
dOUXスイッチング信号診断:流れ方向(Fdir)または信号品質(Sig. Q)
FOU2エラー時の出力応答(OUT2)

設定[CFG]メニュー:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 5

図 10: *センサタイプSUxxx0、**センサタイプSUxxx1

パラメータ説明
uni. F流量の標準測定単位
uni. T温度の標準測定単位
dAP. F流量測定のダンピング時間(秒単位)
P-nスイッチング出力の出力極性
LFC低流量カットオフ(=流量が停止状態として評価される流量の限界値)
MEdi媒体の選択
Fdir流れの方向
CGA測定値曲線をアプリケーションに適用するためのキャリブレーション係数(%)
Guideガイド付きインストール(ウィザード)の有効化

積算メニュー[TOTL]:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 6

パラメータ機能
rTox積算リセットの設定(マニュアル設定または時間制御)
FProx積算のカウント方法:流れの方向を考慮
Vol.x積算計(Vol.x)に関する現在のカウンタの読取り値
Vol. L全期間の積算計(Vol. L)に関する現在のカウンタの読取り値

表示メニュー [DIS] :

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 7

パラメータ説明
LanG表示用言語の選択
diS. R表示の向き
diS. B表示の輝度
diS. U表示の更新レート
diS. Lディスプレイの標準プロセス値
COLRCOLR(色設定)のサブメニューを開く
coL. F流量のフォントの色
cFH. F色が変わる上限値(流量)
cFL. F色が変わる下限値(流量)
col. T温度のフォントの色
cFH. T色が変わる上限値(温度)
cFL. T色が変わる下限値(温度)
col. V積算表示のフォントの色
LED. M動作状態表示LEDの設定

診断メニュー[DIAG]:
IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 8

シミュレーションメニュー[SIM]および「デバイスリセット」メニュー[rES]:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 9

パラメータ説明
S. FLWシミュレーションモードでシミュレーションされた流量値
S. TMPシミュレーションモードでシミュレーションされた温度値
S. Timシミュレーション時間(単位:分)
S. Onシミュレーションモードの開始
APPLアプリケーションリセット(アプリケーション固有パラメータ設定のリセット)
BtBBack-to-Boxリセット(工場出荷時設定にリセット)

デバイス情報メニュー[d. InF]:

IFM SUH400 - メインメニューとサブメニュー - 10

9 セットアップ°

電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。

起動遅延時間内は、出力はプログラム通りにスイッチングされます。

  • ノーマルオープン機能(Hno / Fno)の場合ON
  • ノーマルクローズ機能(Hnc / Fnc)の場合OFF
  • 方向の検出(dir. F)の場合オン
  • 周波数出力(FRQ)の場合OFF
  • 消費量の監視(ImP)の場合OFF
  • アナログ出力 (Ⅰ) の場合20 mA

9.1 インストールウィザードを使用したガイド付きインストール

初めて開封する工場出荷時の初期設定状態のセンサはメインメニューから設定します。測定値表示をメインメニューに切り替えると設定ウィザード(ガイド機能)が表示されます。

▶ [Yes]または[No]を選択します。

▷ [Yes]を選択するとパラメータ・質問・説明が続けて表示されます。[▲] と [▼] のキーを使用して表示される選択肢を選び、[●] キーで確定します。

▷ [No]を選択するとメインメニューが表示され、工場出荷時設定に従ってセンサが動作します。必要に応じてパラメータ設定を変更します。「パラメータ設定」の章を参照してください。

ガイド付きインストールは、パラメータ[EF] > [CFG] > [Guide]からいつでも再表示できます。

ガイド付きインストールの実行中、次の設定オプションが続けて表示されます。

  1. [diS. R]:表示の回転
  2. [LanG]:表示言語
  3. [MEdl]:媒体の選択
  4. [Fdir]:流れの方向
  5. 出力OUT1 :

- [SEL1]:測定値(流量または温度)または診断(流れの方向または信号品質)。

- [uni. T] / [uni. F]:標準測定単位

- [ou1]:スイッチング信号(Hno、Hnc、Fno、Fnc)、パルス信号/スイッチング信号による積算、周波数信号

  • [ou1]で選択した機能に応じたパラメータ設定:
    スイッチング信号のリミット値:SP1、rP1、FH1、FL1
    積算パルス値:ImPS
    積算機能のスイッチポイントとリセット:ImPS1、rTo1
    周波数信号のリミット値:FSP1(温度のみ)、FEP1、FrP1
  • [FOU1]:出力のエラー動作

  • 出力OUT2:

  • [SEL2]:測定値(流量または温度)または診断(流れの方向または信号品質)。

  • [uni. T] / [uni. F]:標準測定単位
  • [ou2]:スイッチング信号(Hno、Hnc、Fno、Fnc)、パルス信号/スイッチング信号による積算、アナログ信号
  • [ou2]で選択した機能に応じたパラメータ設定:
    スイッチング信号のリミット値:SP2、rP2、FH2、FL2
    積算パルス値:ImPS2
    積算機能のスイッチポイントとリセット:ImPS2、rTo2
    アナログ信号のリミット値:ASP2、AEP2
  • [FOU2]:出力のエラー動作

ガイド付きインストールが完了したというメッセージの後、測定を開始するかどうかを尋ねられます。

▶ [Yes]または[No]または[Device info]を選択します。
▷ [Yes]を選択すると、インストールプロセスが完了し、装置が測定値表示に切り替わります。
▷ [No]を選択すると、流れの方向、OUT1/OUT2、表示のレイアウト(手順3~6)のパラメータを再度修正するか、[Restart Guide]コマンドを使用してガイド付きインストールを最初からやり直すことができます。
▷ [Device info]を選択すると、以前に設定した装置設定が表示されます。

10 パラメータ設定

パラメータ設定はIO-Linkインターフェースから、またはセンサの操作要素から設定できます。

パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。

動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。

▶ 設備に異常がないことを確認してください。

パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。

メニューで利用可能なパラメータはパラメータ設定に応じて変化する場合があります。

10.1 センサのキーによるパラメータ設定

IFM SUH400 - センサのキーによるパラメータ設定 - 1

注意

媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。

▷ 火傷の危険があります
▶ センサを手で触らないでください。
▶ 必要に応じて、棒などを使用してデバイスを設定してください。

内容操作
プロセス値表示からメインメニューへの変更[●]
サブメニューへの変更[▼]を使用して[EF]等のサブメニューに移動し[●]で決定
パラメータの選択[▲]または[▼]
設定モードへの変更[●]
パラメータ値の修正[▲]または[▼]
設定したパラメータ値の適用[●]
パラメータ設定を保存せずに終了[▲]+[▼]
上位メニューレベルに戻る(プロセス値表示は数回繰返し)[▲]+[▼]または[▲]または[▼]を使用して[Back]に移動し[●]で決定
プロセス値表示に戻る>30秒(タイムアウト)

測定値表示からメインメニューに切り替えたとき、または装置のリセットを行った後、ガイド付きインストールのオプションが自動的に表示されます。ガイド付きインストールを使用するかどうかが尋ねられます。

参照:インストールウィザードを使用したガイド付きインストール。

10.2 IO-Linkからのパラメータ設定

IO-Linkインターフェースからのパラメータ設定の要件

√ ifm moneo|configureなどの適切なパラメータ設定ソフトウェア
√ デバイスのIODD(Input Output Device Description)、documentation.ifm.com参照
√ IO-Linkマスタ1台

▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェアに接続します。

▶ マスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。

▶ デバイスをIO-Linkマスタの空きポートに接続します。

▷ センサがIO-Linkモードに切替わります。

▶ ソフトウェアでパラメータ設定を変更します。

▶ パラメータ設定のセンサに書込みます。

パラメータ設定に関する注意 → パラメータ設定ソフトウェアのマニュアル

10.3 出力設定

この章では、OUT1とOUT2における出力信号用のオプションについて説明します。

10.3.1 限界値監視用のスイッチング信号

プロセス値監視用にスイッチング信号を出力できます。OUTxは、設定したスイッチングリミットを超過したり到達しなかったりした場合に、スイッチング状態が変化します。ヒステリシス機能とウインドウ機能から選択できます。

ヒステリシス機能:

IFM SUH400 - 限界値監視用のスイッチング信号 - 1

1: プロセス値

t: 時間

SP : セットポイント

rP : リセットポイント

HY : ヒステリシス

Hno : ヒステリシス機能(ノーマルオープン)

Hnc : ヒステリシス機能(ノーマルクローズ)

図 11: ヒステリシス機能

ヒステリシス機能を設定する場合、セットポイント[SP]とリセットポイント[rP]が設定されます。rP値はSP値より低くなくてはなりません。SPとrPの差は測定範囲の最大値の少なくとも0.5%です(=ヒステリシス)。セットポイントのみを変更した場合、リセットポイントは自動的に変更されます。差は常に一定です。

ウインドウ機能:

IFM SUH400 - 限界値監視用のスイッチング信号 - 2

1: プロセス値

t : 時間

FH : 上限值

FL: 下限值

HY : ヒステリシス

FE : ウィンドウエリア

Fno : ウィンドウ機能 (ノーマルオープン)

Fnc : ウィンドウ機能 ( ノーマルクローズ )

図 12: ウインド機能

ウィンドウ機能に設定すると、ウィンドウ上限[FH]とウィンドウ下限[FL]が設定されます。FHとFLの値の差は、測定範囲の最大値の少なくとも0.5%です。FHとFLのヒステリシスは測定範囲の最終値の0.25%に固定されています。これは、流量が不安定な時にスイッチング出力を安定させるのに役立ちます。

10.3.1.1 センサキーによるパラメータ設定: スイッチング信号

√ 標準測定単位が選択されています:[EF] > [CFG] > [uni.x]。

▶ [EF] > [OUTx]に移動して、出力OUTxを設定します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW]または[TEMP]。

ヒステリシス機能:

▶ [ou]を選択してスイッチング信号を設定します:[Hno]または[Hnc]。
▶ [SPx]を選択し、出力が切替わる測定値を設定します。

▶ [rPx]を選択し、出力が復帰する測定値を設定します。

ウインドウ機能:

▶ [ou]を選択してスイッチング信号を設定します:[Fno]または[Fnc]。
▶ [FHx]を選択してウインドウの上限値を設定します。
▶ [FLx]を選択してウインドウの下限値を設定します。

[SP]、[rP]、[FH]、[FL]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

10.3.1.2 IO-Linkからのパラメータ設定: スイッチング信号

√ 標準測定単位が選択されています:[Parameter] > [Basic settings] > [uni.x]。

▶ [Parameter] > [Output configuration] に移動します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW]または[TEMP]。

ヒステリシス機能:

▶ [oux]を選択してスイッチング信号を設定します:[Hno]または[Hnc]。
▶ [パラメータ] > [デジタル出力x]を呼出します。
▶ [流量]または[温度]を呼出します。
▶ [SPx (FHx) - FLOW]または[SPx (FHx) - TEMP]を選択し、出力がスイッチングする測定値を設定します。
▶ [rPx (FLx) - FLOW]または[rPx (FLx) - TEMP]を選択し、出力がオフになる測定値を設定します。

ウインドウ機能:

▶ [oux]を選択してスイッチング信号を設定します:[Fno]または[Fnc]。
▶ [パラメータ] > [デジタル出力x]を呼出します。
▶ [流量]または[温度]を呼出します。
▶ [SPx (FHx) - FLOW]または[SPx (FHx) - TEMP]を選択し、スイッチング信号の上限値を設定します。
▶ [rPx (FLx) - FLOW]または[rPx (FLx) - TEMP]を選択し、スイッチング信号の下限値を設定します。

10.3.2 スイッチング信号による診断

この装置には、統合診断機能が備わっています。診断機能を使用する場合、出力が診断メッセージの出力専用になり、メッセージは信号のスイッチングによって示されます。

スイッチング出力は通常動作ではオン(ノーマルクローズ)となり、スイッチング状態LEDは黄色で点灯します。

この装置が診断ケースを検出した場合、出力はオフになり、スイッチング状態LEDが消灯します。

診断ケースに該当するのは次のとおりです。

  • 流れの方向の反転 (→ 流れの方向用のスイッチング信号 ☐ 34)
  • 信号品質低下/信号なし (→ 信号品質用のスイッチング信号 ☐ 35)

10.3.2.1 流れの方向用のスイッチング信号

スイッチング信号を出力して流れの方向を監視できます。

センサに表示される「flow direction」(流れ方向)のテキストと矢印が正方向の流れを表します。流量測定の方向を[Fdir]のパラメータにより逆方向に変更することができます。

流れの方向 (→ 48)。

流量が設定した最小流量未満になると、負の方向(-LFC)に流れの出力が切り替わります(1)。

流れの方向は次のように切り替わります。

  • 流量が+LFC(2)を超えると出力がONになります。
  • 流量が- LFC(3)未満になると出力がOFFになります。

LFC = 低流量カットオフ:低流量カットオフ (→ □ 47).

IFM SUH400 - 流れの方向用のスイッチング信号 - 1

図 13: スイッチング信号による流れ方向の監視

+Q 正方向に流れる流量

-Q 負方向に流れる流量

+LFC 正方向の流れの最小流量(低流量カットオフ)

-LFC 負方向の流れの最小流量(低流量カットオフ)

センサキーによるパラメータ設定: 流れの方向用のスイッチング信号

▶ [EF] > [OUTx] メニューに移動します。
▶ [oux] > [dOU]を選択し、[Fdir]を設定します。
IO-Linkからのパラメータ設定: 流れの方向用のスイッチング信号
▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。

▶ [oux]を選択し、[dOU]を設定します。
▶ [dFUX]を選択し、[Flow direction]を設定します。

10.3.2.2 信号品質用のスイッチング信号

この装置は、信号品質が通常動作から低下したときにスイッチング信号を出力することができます。

センサの信号品質は媒体内の変調による影響を受けます(強い乱流、気泡、粒子、沈殿物など)。

この装置は、信号品質を次の3段階で検出します。

信号品質説明動作状態表示LEDスイッチング出力
通常装置が制限なく動作している(通常動作)。緑点灯On
信号品質が乱れているが、装置自体は仕様の範囲内で動作している。青点灯OFF
信号なし媒体が存在しないか、信号がまったく出力されていない。赤点滅OFF

センサキーによるパラメータ設定: 信号品質用のスイッチング信号

▶ [EF] > [OUTx] メニューに移動します。
▶ [oux] > [dOU]を選択し、[Sig. Q]を設定します。

IO-Linkからのパラメータ設定: 信号品質用のスイッチング信号

▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。
▶ [oux]を選択し、[dOU]を設定します。
▶ [dFUx]を選択し、[Signal quality detection]を設定します。

10.3.3 積算流量の監視(積算機能)

この装置には3つの内部流量計があります(積算計Vol.1、Vol.2、Vol. L)。これらは継続的に積算流量を合計し、ディスプレイおよびIO-Linkインターフェースより、この測定値を表示します。

積算器プロセス値IO-Linkからの読取りアクセス
Vol.1積算流量1(この値はスイッチング信号またはパルス信号による積算流量の監視に使用される)周期的
Vol.2積算流量2非周期的
Vol. L全期間の積算流量(生涯積算計)非周期的

流量計Vol.1とVol.2は、積算流量を計算する際に流れの方向を考慮します:積算のカウント方法(→ □ 51).

積算流量の監視では、OUT1とOUT2を同時に使用することはできません。

現在の積算流量に加えて、前回のリセット前の値が保存されます。この値と前回のリセット後の時間も表示できます。

積算計は合計流量を一定の間隔ごとに保存します。停電後、この値は現在の流量計の読取り値として利用できます。時間制御によるリセットを設定した場合、設定したリセット間隔の経過時間も保存されます。そのため、データ損失の可能性のある期間は1分間です。

参照:積算計の値の読取り (→ 60).

消費量測定の精度は、流量測定の精度に依存します。

積算流量の監視の目的で、スイッチング信号またはパルス信号を出力することができます。

- 参照:スイッチング信号による積算 (→ 36)

- 参照:パルス信号による積算 (→ 37)

10.3.3.1 スイッチング信号による積算

積算流量の監視の目的で、スイッチング信号を出力することができます。

Vol.1の積算計が[ImPS]で設定した流量に達したときに、スイッチング信号を出力します。積算リセットが実行されるまで、出力はオンのままです。

積算計Vol.1とVol.2に対する積算リセットは、パラメータ[rTo1]または[rTo2]により設定できます。積算がリセットされたら、測定が再び開始します。

• [rTox] = OFF :

積算の自動リセットがオフになります。

リセットは手動で行うか、オーバーフローの場合に行われます。

• [rTox] = ...h/d/w (時間/日/週) :

設定した時間後に積算が自動でリセットされます。

- 積算計Vol.1がこの設定時間の前に流量[ImPS]に達した場合は、自動リセットは行われません。 積算計Vol.1が手動またはオーバーフローによりリセットされるまで、出力はオンのままです。

- 積算計Vol.2は、[ImPS]の設定とは無関係です。この測定値はスイッチング信号やパルス信号の対象になりません。

積算計は、[rTox]パラメータにより手動でいつでもリセットできます。積算計Vol.1はさらに、ピン2の外部信号によりリセットできます。

参照:積算リセット (→ 49).

センサキーによるパラメータ設定: スイッチング信号による積算

√ 標準測定単位が選択されています:[EF] > [CFG] > [uni.x]。

√ [rTox]が設定されています:[EF] > [TOTL] > [rTox]。
▶ [EF] > [OUTx]に移動して、出力OUTxを設定します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW].
▶ [ou1]または[ou2]を選択し、[lmP]を設定します。
▶ [ImPSx]を選択し、出力がスイッチングする流量を設定します。
- ▲または▼を押して設定範囲を選択します。
- ●を短時間押して設定範囲を確定します。
- ▲または▼を押して必要な数値を設定します。
- ●を短時間押して値を適用します。
▶ [ImPRx]を選択し、[No]を設定します。

[ImPS]と[ImPR]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

IO-Linkからのパラメータ設定: スイッチング信号による積算

√ 標準測定単位が選択されています:[Parameter] > [Basic settings] > [uni.x]。
√ [rTox]が設定されています : [Parameter] > [Totaliser] > [rTox]。
▶ [Parameter] > [Output configuration] に移動します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW].
▶ [ou1]または[ou2]を選択し、[ImP]を設定します。
▶ [Parameter] > [Pulse output x]を選択します。
▶ [lmPSx]を選択し、出力がスイッチングする流量を設定します。
▶ [ImPRx]を選択し、[No]を設定します。

10.3.3.2 パルス信号による積算

積算流量の監視の目的で、パルス信号を出力することができます。

[ImPS]に設定した積算流量(パルス値)に到達するたびに、パルス信号が出力されます。

パルス信号は出力を短時間でスイッチオン/オフすることで構成されます。センサのスイッチング状態LEDはスイッチング動作を表示しません。

パルス信号はIO-Linkインターフェースからは利用できません。

センサキーによるパラメータ設定: パルス信号による積算

√ 標準測定単位が選択されています:[EF] > [CFG] > [uni.x]。

▶ [EF] > [OUTx]に移動して、出力OUTxを設定します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW].
▶ [ou1]または[ou2]を選択し、[lmP]を設定します。
▶ [ImPSx]を選択し、1パルスに相当する流量(パルス値)を設定します。
- ▲または▼を押して設定範囲を選択します。
- ●を短時間押して設定範囲を確定します。
- ▲または▼を押して必要な数値を設定します。
- ●を短時間押して値を適用します。
▶ [ImPRx]を選択し、[Yes]を設定します。

[ImPS]と[ImPR]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

IO-Linkからのパラメータ設定: パルス信号による積算

√ 標準測定単位が選択されています:[Parameter] > [Basic settings] > [uni.x]。
▶ [Parameter] > [Output configuration]に移動します。
▶ [SELx]を選択して測定値を設定します:[FLOW].
▶ [ou1]または[ou2]を選択し、[lmP]を設定します。
▶ [Parameter] > [Pulse output x]を選択します。
▶ [ImPSx]を選択し、1パルスに相当する流量(パルス値)を設定します。
▶ [ImPRx]を選択し、[Yes]を設定します。

10.3.4 アナログ信号

センサはプロセス値に比例する4~20 mAのアナログ信号を提供します。

測定範囲はスケーリング可能です:

  • [ASP]2にて、出力信号が4mAになる測定値を決定します。
  • [AEP]にて、出力信号が20mAになる測定値を決定します。

[ASP]と[AEP]の最短距離 = 測定範囲の最終値の20 %。

測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される電流信号が提供されます。表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(cr. UL、UL、OL、cr. OL、Err)。

IFM SUH400 - アナログ信号 - 1

図 14: 標準IEC 60947-5-7によるアナログ出力の特性

A:アナログ信号MAW:測定範囲の最小値
B:プロセス値MEW:測定範囲の最大値
1:検出範囲ASP:アナログスタートポイント
2:表示範囲AEP:アナログエンドポイント
3:測定範囲UL:周波数の出力特性、流量
4:スケーリングされた測定範囲cr. UL:検出範囲未満
Q:流量OL:表示範囲超過
T:温度Cr. OL:検出範囲超過

IFM SUH400 - アナログ信号 - 2

流量値が負の場合は、流れの方向が[Fdir]での設定とは逆であることを意味します。流れの方向(→ □ 48)を参照してください。

10.3.4.1 センサキーによるパラメータ設定: アナログ信号

√ 標準測定単位が選択されています:[EF] > [CFG] > [uni.x]。

▶ [EF] > [OUT2]に移動して、出力OUT2を設定します。
▶ [SEL2]を選択して測定値を設定します。[FLOW]または[TEMP]。
▶ [ou2]を選択して機能を設定します:[I](アナログ信号4~20 mA)。
▶ [ASP2]を選択して出力信号が4 mAになる測定値を設定します。

▶ [AEP2]を選択して出力信号が20 mAになる測定値を設定します。

IFM SUH400 - アナログ信号 - 3

[ASP]と[AEP]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

10.3.4.2 IO-Linkからのパラメータ設定: アナログ信号

√ 標準測定単位が選択されています:[Parameter] > [Basic settings] > [uni.x]。

▶ [Parameter] > [Output configuration]に移動します。
▶ [SEL2]を選択して測定値を設定します。[FLOW]または[TEMP]。
▶ [ou2]を選択して機能を設定します:[I](アナログ信号4~20 mA)。
▶ [Parameter] > [Analog output 2]を選択します。
▶ [流量]または[温度]を呼出します。
▶ [ASP2_FLOW]または[ASP2_TEMP]を選択して出力信号が4 mAになる測定値を設定します。
▶ [AEP2_FLOW]または[AEP2_TEMP]を選択して出力信号が20 mAになる測定値を設定します。

10.3.5 周波数出力

センサはプロセス値に比例した周波数信号を出力します。

周波数信号のスケーリング:

  • [FrPx]は測定値が上限に達した場合の周波数信号を決定してHzで表示します。
    測定範囲はスケーリング可能です:
  • [FSPx]は周波数信号の最小測定値を決定して表示します。
  • [FEPx]は[FrPx]で設定されている周波数の出力信号の上限測定値を決定します。

IFM SUH400 - 周波数出力 - 1

[FSPx]は温度測定の場合に設定できます。[FSPx]と[FEPx]の間の最小の差 = 測定範囲の最大値の20 %

測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される周波数出力が提供されます。

表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(UL、OL、Err)。

流量の周波数信号:
IFM SUH400 - 周波数出力 - 2

図 15: 周波数の出力特性、流量

A:周波数出力

MAW:測定範囲の最小値

B:流量

MEW:測定範囲の最大値

1:表示範囲

FEPx:周波数エンドポイント

2:測定範囲

FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)

3:スケーリングされた測定範囲

OL:表示範囲超過

Err : エラー

温度の周波数信号:

IFM SUH400 - 周波数出力 - 3

図 16: 周波数出力の出力特性、温度

A:周波数出力MAW:測定範囲の最小値
B:温度MEW:測定範囲の最大値
1:表示範囲FSPx:周波数スタートポイント
2:測定範囲FEPx:周波数エンドポイント
3:スケーリングされた測定範囲FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)
Err:エラーOL:表示範囲超過
UL:周波数の出力特性、流量

10.3.5.1 センサキーによるパラメータ設定: 周波数出力

√ 標準測定単位が選択されています:[EF] > [CFG] > [uni.x]。

▶ [EF] > [OUT1]に移動して、出力OUT1を設定します。
▶ [SEL1]を選択して測定値を設定します:[FLOW]または[TEMP]。
▶ [ou1]を選択し、[FRQ]を設定します。
▶ [FSP1]を選択して、0 Hzが出力される下限測定値を設定します。

[FSP1]は温度測定のみに利用できます。

▶ [FEP1]を選択して、[FrP1]で設定した周波数が提供される上限測定値を設定します(=100%)。
▶ [FrP1]を選択して、上限測定値に対する周波数をHzで設定します。

[FSP]、[FEP]、[FrP]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

10.3.5.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 周波数信号

√ 標準測定単位が選択されています:[Parameter] > [Basic settings] > [uni.x]。

▶ [Parameter] > [Output configuration]に移動します。
▶ [SEL1]を選択して測定値を設定します:[FLOW]または[TEMP]。
▶ [ou1]を選択し、[FRQ]を設定します。
▶ [パラメータ] > [周波数出力1]を呼出します。
▶ [FrP1]を選択して、上限測定値に対する周波数をHzで設定します。
▶ [流量]または[温度]を呼出します。
▶ [FEP1_FLOW] / [FEP1_TEMP]を選択して、[FrP1]で設定した周波数が提供される上限測定値を設定します(= 100%)。
▶ [FSP1 - TEMP]を選択して、0 Hzが出力される下限測定値を設定します。

[FSP1]は温度測定のみに利用できます。

10.3.6 出力のエラー動作

障害の場合のOUTx出力の反応は、パラメータ[FOUx]で設定できます。選択した出力機能に応じて、障害の場合に次の信号が出力されます:

- スイッチング出力:

[FOUx]測定値[SELx]出力信号説明
Onすべての測定値障害の場合に出力がオンになります。欠陥のある測定値が出力された場合、すべての測定値が直ちに無効に設定されます。
OFFすべての測定値障害の場合に出力がオフになります。
OU流量障害の場合に出力がオフになります。「流量」の測定値に欠陥がある場合も、「温度」の測定値が出力され続けます。
温度障害の場合に出力がオンになります。「温度」の測定値に欠陥がある場合も、「流量」の測定値が出力され続けます。

- アナログ信号:

[FOUx]測定値[SELx]出力信号説明
Onすべての測定値エラー時には出力が21.5 mAになります。欠陥のある測定値が出力された場合、すべての測定値が直ちに無効に設定されます。
OFFすべての測定値エラー時には出力が3.5 mAになります。欠陥のある測定値が出力された場合、すべての測定値が直ちに無効に設定されます。
OU流量エラー時には出力が3.5 mAになります。「流量」の測定値に欠陥がある場合も、「温度」の測定値が出力され続けます。
温度エラー時には出力が21.5 mAになります。「温度」の測定値に欠陥がある場合も、「流量」の測定値が出力され続けます。

- 周波数出力:

[FOUx]測定値[SELx]出力信号説明
Onすべての測定値エラー時には出力が[FrPx]の130%になります。欠陥のある測定値が出力された場合、すべての測定値が直ちに無効に設定されます。
OFFすべての測定値エラー時には出力が0 Hzになります。
OU流量エラー時には出力が0 Hzになります。「流量」の測定値に欠陥がある場合も、「温度」の測定値が出力され続けます。
温度エラー時には出力が[FrPx]の130%になります。「温度」の測定値に欠陥がある場合も、「流量」の測定値が出力され続けます。

IFM SUH400 - 出力のエラー動作 - 1

パラメータ[FOU]は、パルス信号、流れの方向と信号品質に関する診断信号、およびIO-Linkの測定データ伝送には影響しません。

10.3.6.1 センサキーによるパラメータ設定: 出力のエラー動作

▶ [EF] > [OUTx] メニューに移動します。
▶ [FOUx]を選択して、OUTxのエラー動作を設定します:[On]、[OFF]、[OU]。

10.3.6.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 出力のエラー動作

▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。
▶ [FOUx]を選択して、OUTxのエラー動作を設定します:[On]、[OFF]、[OU]。

10.3.7 出力オフ

出力信号は無効にすることができます。その場合、出力は高インピーダンスになります。

OUT1のIO-Linkインターフェースによる通信は継続します。

10.3.7.1 センサキーによるパラメータ設定: 出力オフ

▶ [EF] > [OUTx] メニューに移動します。
▶ [SELx]を選択し、[OFF]を設定します。

10.3.7.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 出力オフ

▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。
▶ [oux]を選択し、[OFF]を設定します。

10.4 アプリケーション設定

この章では、固有のアプリケーションに適応させるための設定オプションについて説明します。

10.4.1 ガイド付きインストール

インストールウィザードを使用すれば、この装置のパラメータ設定を迅速かつ容易に実行できます。画面上の指示に従って、パラメータ設定のプロセス全体を進めていきます。

参照:インストールウィザードを使用したガイド付きインストール。

10.4.1.1 センサキーによるパラメータ設定: ガイド付きインストール

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。

▶ [Guide]を選択し、[Yes]を設定します。

10.4.2 標準測定単位

プロセス値がデフォルトでディスプレイに表示される測定単位を選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この単位に基づきます。

選択可能な値:

- 流量:

  • SUxxx0 : l/min、l/h、 m3/h 、m/s.
  • SUxxx1 : l/min、l/h、 m3/h 、m/s、gal/min、gal/h、ft/s、oz/min

- 温度:

  • SUxxx0: °C
  • SUxxx1: °Cまたは°F 日本国内では、計量法によりSI単位以外使用することができません。

10.4.2.1 センサキーからのパラメータ設定:標準測定単位

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [uni. F]を選択して測定単位を選択します。
▶ [uni. T]を選択して測定単位を選択します。

10.4.2.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 標準測定単位

▶ [パラメータ] > [セットアップ]を選択します。
▶ [uni. F]を選択して測定単位を選択します。
▶ [uni. T]を選択して測定単位を選択します。

10.4.3 OUT1およびOUT2のプロセス値

両方の出力に対して、どのプロセス値を監視するかを選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この選択に基づきます。

選択可能な値:

  • TEMP:温度
  • FLOW:フロー

10.4.3.1 センサキーによるパラメータ設定: 測定値OUT1、OUT2

▶ [EF] > [OUTx] メニューに移動します。
▶ [SELx]を選択。出力OUT x のプロセス値を設定します。

10.4.3.2 IO-Linkからのパラメータ設定:プロセス値OUT1およびOUT2

▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。
▶ [SELx]を選択。出力OUT x のプロセス値を設定します。

10.4.4 ダンピング

ダンピング時間によって、測定値の急な変動を徐々に小さくすることができます。

ダンピング時間[dAP]を使用して、流量値が急激に変化した場合に、何秒後に出力信号が63%に達するかを設定できます。設定されたダンピング時間により、IO-Linkインターフェースを経由して伝送されるスイッチング出力、アナログ出力、表示、およびプロセス値が安定します。

ダンピング時間はセンサの応答時間に加算されます(→→技術データ)。

信号ULおよびOLはダンピング時間を考慮して定義されます。

測定値ダンピングは、測定された可変流量のみに影響します。

10.4.4.1 センサキーによるパラメータ設定: 測定値のダンピング

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [dAP]を選択してダンピング定数を秒で設定します(τ値63%)。

10.4.4.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 測定値のダンピング

▶ [パラメータ] > [ダンピング] を呼出します。
▶ [dAP]を選択してダンピング定数を秒で設定します(τ値63%)。

10.4.5 スイッチング出力の出力極性

パラメータ[P-n]を使用して、出力がPNPスイッチングまたはNPNスイッチングのどちらであるかを選択できます。

10.4.5.1 センサキーからのパラメータ設定:出力極性

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [P-n]を選択し、[PnP]または[nPn]を設定します。

10.4.5.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 出力極性

▶ [パラメータ] > [セットアップ]を選択します。
▶ [P-n]を選択し、[PnP]または[nPn]を設定します。

10.4.6 低流量カットオフ

低流量カットオフ機能[LFC]により、少ない流量値を抑制できます。LFC値を下回る流量は、センサにより停止(Q = 0)と評価されます。

10.4.6.1 センサキーによるパラメータ設定: 低流量カットオフ

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [LFC]を選択して、限界値を設定します。限界値を下回ると、流量が停止状態として評価されます。

10.4.6.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 低流量カットオフ

▶ [Parameter] > [More settings] > [Flow]を選択します。

▶ [LFC]を選択して、限界値を設定します。限界値を下回ると、流量が停止状態として評価されます。

10.4.7 媒体

センサは各媒体の特性曲線を内蔵しています。特性曲線は、[MEdl]のパラメータから選択できます。

選択可能な値:

- [H2O] : 水

- [OIL46]:高粘度の油(粘度: 30~68 mm²/s、40 °C時 / 30~68 cSt、104 °F時 )

10.4.7.1 ボタンによるパラメータ設定:媒体

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。

▶ [MEdl]を選択して媒体を設定します。

10.4.7.2 IO-Linkによるパラメータ設定: 媒体

▶ [Parameter] > [Medium]を選択します。

▶ [MEdl]を選択して媒体を設定します。

10.4.8 流れの方向

正の流れの方向をユーザーが定義できます。この設定は次の機能に影響を及ぼします:

  • 積算流量の監視 (→ 積算のカウント方法 ☐ 51)
  • スイッチング信号による流れの方向の監視 (→ 流れの方向用のスイッチング信号 □ 34)。

この装置に「flow direction」(流れの方向)のテキストとともに表示される矢印が、正の流れの方向を示します(工場出荷時設定)。流量測定の方向は、パラメータ[Fdir]を使用して逆向きにすることができます。

+工場出荷時設定の流れの方向
-工場出荷時設定とは逆の流れの方向

10.4.8.1 センサキーによるパラメータ設定: 流れの方向

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [Fdir]を選択し、媒体の流れの方向を設定します。

10.4.8.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 流れの方向

▶ [Parameter] > [More settings] > [Flow]を選択します。
▶ [Fdir]を選択し、媒体の流れの方向を設定します。

10.4.9 キャリブレーション

校正係数[CGA]は、使用される媒体の特性に合わせてセンサの温度-粘度補正を調整するために使用されます。校正係数は、流量測定の測定特性の傾斜に影響します。

IFM SUH400 - キャリブレーション - 1

測定特性の傾斜の変更は、%で示されます。工場出荷時設定は[CGA]=100%です。変更後、設定は工場出荷時設定にリセットできます。

IFM SUH400 - キャリブレーション - 2

1 : 校正係数[CGA]
2: 測定值

MW : 測定値

V0: 工場出荷時設定における測定特性

V1: 校正後の測定特性1

V2: 校正後の測定特性2

図 17: 測定特性の校正

10.4.9.1 センサキーによるパラメータ設定: 校正

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。
▶ [CGA]を選択し、60~140%の値を設定します(100%=工場出荷時設定)。

10.4.9.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 校正

▶ [Parameter] > [Application configuration]を選択します。
▶ [CGA]を選択し、60~140%の値を設定します(100%=工場出荷時設定)。

10.4.10 積算リセット

積算計Vol.1とVol.2はさまざまな方法でリセットできます:

  1. 手動リセット
  2. 時間制御によるリセット
  3. 外部信号によるリセット
  4. オーバーフローによるリセット(最大表示範囲に到達)

積算計Vol. Lはリセットできません。

10.4.10.1 センサキーによるパラメータ設定: 積算リセット

1. 手動リセット:

▶ [EF] > [TOTL] メニューに移動します。
▶ [rTox ] > [Reset]を選択し、[Yes]を設定します。
▷ 積算がリセットされます。

2. 時間制御によるリセット:

▶ [EF] > [TOTL] メニューに移動します。
▶ [rTox]を選択し、時間を週(w)、日(d)、または時間(h)の単位で設定します。
▷ 設定時間の経過後、積算が自動的にリセットされます。

3. 外部信号によるリセット:

▶ [EF] > [OUT2] メニューに移動します。
▶ [ou2]を選択し、デジタル入力を設定します:[In. D].
▶ [DIn2]を選択し、リセット信号を設定します:

• [HIGH]: high信号でリセット
- [LOW]: low信号でリセット
• [+EDG]: 立上りエッジでリセット
- [-EDG]: 立下りエッジでリセット

ピン2よりリセット信号を受信したときに、積算計Vol.1がリセットされます。

外部リセットが可能なのは積算計Vol.1のみです。

[DIn2]のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。

4.オーバーフローによるリセット:

▶ [EF] > [TOTL] メニューに移動します。
▶ [rTox]を選択し、[OFF]を設定します。
▷ 最大表示範囲を超過すると、直ちに積算計がリセットされます。

10.4.10.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 積算リセット

1. 手動リセット:

▶ [Parameter] > [Totaliser]を選択します。
▶ コマンドを実行します:

• [totaliser 1 reset]
• [totaliser 2 reset]

  1. 時間制御によるリセット:

▶ [Parameter] > [Totaliser]を選択します。
▶ [rTox]を選択し、時間を週(w)、日(d)、または時間(h)の単位で設定します。
▷ 設定時間の経過後、積算が自動的にリセットされます。

  1. 外部信号によるリセット:

▶ [パラメータ] > [出力設定] を呼出します。
▶ [ou2]を選択し、デジタル入力を設定します:[In. D].
▶ [Parameters] > [Digital input 2]を選択します。
▶ [DIn2]を選択し、リセット信号を設定します:

• [HIGH]: high信号でリセット
- [LOW]: low信号でリセット
• [+EDG]: 立上りエッジでリセット
- [-EDG]: 立下りエッジでリセット

ピン2よりリセット信号を受信したときに、積算計Vol.1がリセットされます。

外部リセットが可能なのは積算計Vol.1のみです。

4.オーバーフローによるリセット:

▶ [Parameter] > [Totaliser]を選択します。
▶ [rTox]を選択し、[OFF]を設定します。
▷ 最大表示範囲を超過すると、直ちに積算計がリセットされます。

10.4.11 積算のカウント方法

流量計Vol.1とVol.2は、積算流量を計算する際に流れの方向を考慮します。次のカウント方法はパラメータ[FProx]により定義できます:

[FProx]カウント方法
0+負の流量値(マークされた流れの方向と逆)は合計する際に考慮されません。
-0正の流量値(マークされた流れの方向)は合計する際に考慮されません。
-+++負の流量値は消費量から減算されます。すべての流量値は、流れの方向にかかわらず合計されます。

表 1: 積算のカウント方法

Vol. Lのカウント方法は設定できません。生涯積算計は、流れの方向にかかわらず、すべての流量を合計します。

IFM SUH400 - 積算のカウント方法 - 1

図 18: 積算流量を合計する際に流れの方向を考慮

+Q:正の方向の流量

-Q:負の方向の流量

V: 流量の絶対値 (=負と正の流量の合計)

1: 流量が負の方向に変化

2:流量が正の方向に変化

流れの方向が変化するとき、最低流量が考慮されます。流れの方向用のスイッチング信号 (→ □ 34)を参照してください。

10.4.11.1 センサキーによるパラメータ設定: 積算のカウント方法

▶ [EF] > [TOTL] メニューに移動します。
▶ [FPro1]を選択し、積算計Vol.1のカウント方法を設定します。
▶ [FPro2]を選択し、積算計Vol.2のカウント方法を設定します。

10.4.11.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 積算のカウント方法

▶ [Parameter] > [Totaliser]を選択します。
▶ [FPro1]を選択し、積算計Vol.1のカウント方法を設定します。
▶ [FPro2]を選択し、積算計Vol.2のカウント方法を設定します。

10.4.12 ロック/ロック解除

この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。

このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。

工場出荷時の設定:アンロック

10.4.12.1 センサキーによるパラメータ設定: ロック/ロック解除

ロック:

▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ [Loc]が表示されるまで、[▲]と[▼]を同時に10秒間押します。

ロック解除:

▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ [uLoc]が表示されるまで、[▲]と[▼]を同時に10秒間押します。

10.4.12.2 IO-Linkからのパラメータ設定: ロック/ロック解除

▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [Loc]を選択してロックを設定します。
▷ ロック解除はこの装置上で実行できます。

- または -

▶ [Parameter] > [More settings]を選択します。
▶ [Device Access Locks. Local Parameterization]を選択し、[Locked]または[Unlocked]を設定します。
▷ ロック解除はIO-Linkからしかできません。

10.4.13 装置のリセット

この装置は次の2つの方法でリセットできます。

- [APPL](アプリケーションリセット):パラメータ設定のリセット。次の項目がリセットされます:

- アプリケーション固有の変更されたすべてのパラメータ

IO-Link通信はIO-Linkマスタのパラメータが更新されるとデータを保存します。これによりマスタに設定されたパラメータがセンサに上書きされます。そのためアプリケーションリセットが働かない場合があります。

- [BtB] (Back to Box) : 工場出荷時設定にリセット。次の項目がリセットされます :

  • アプリケーション固有の変更されたすべてのパラメータ
  • [Application Specific Tag]、[Function Tag]、[Location Tag]などのすべての書込み可能な装置識別パラメータ。
  • 診断パラメータ、状態パラメータ、イベント。

! Back to Boxリセット後は電源が遮断されるまでセンサは通信と測定を停止します。IO-Linkはデータ保存を行いません。

リセットを実行する前に、工場出荷時設定の章の、ご使用の設定値を記録することを推奨します。

10.4.13.1 センサキーによるパラメータ設定: 装置のリセット

▶ [EF] > [rES]を選択します。
▶ [APPL]または[BtB]を選択して[Yes]に設定します。

[BtB]を選択した場合:

▶ 一度電源を切り、再び電源を入れて接続します。
▷ センサが再起動します。

10.4.13.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 装置のリセット

▶ [パラメータ] > [標準設定]を選択します。
▶ コマンドを実行します。: [Application reset]または[Back to Box]

BtBを選択した場合:

▶ 一度電源を切り、再び電源を入れて接続します。
▷ センサが再起動します。

10.5 ディスプレイ

10.5.1 表示言語

表示言語はパラメータ[LanG]により設定できます。

選択可能な言語:

  • DE:ドイツ語
    • EN : 英語
  • ES : スペイン語
  • FR:フランス語
  • IT: イタリア語
  • JP:日本語
  • KOR:韓国語
  • PT: ポルトガル語
  • CN:中国語

10.5.1.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示言語

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
▶ [LanG]を選択して言語を設定します。

10.5.1.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示言語

▶ [パラメータ] > [標準設定]を選択します。

▶ [LanG]を選択して言語を設定します。

10.5.2 表示の回転

パラメータ[diS. R]を使用して、表示テキストを時計回りに回転し、読みやすくすることができます。

選択可能な値:

  • 0°(回転なし)
    • 90°
    • 180°
    • 270°

10.5.2.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示の回転

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
▶ [diS. R]を選択して表示の回転を設定します。

10.5.2.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示の回転

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [diS. R]を選択して表示の回転を設定します。

10.5.3 表示輝度

表示輝度はパラメータ[diS. B]により設定できます。

選択可能な値:

• 25%
- 50%
- 75%
• 100%
- OFF:省エネモード。動作モードで表示機能をオフにします。表示機能がオフの場合、エラーメッセージはIO-Linkと動作状態表示LEDにより表示されます。いずれかのキーを押すと表示が作動します。操作のない状態が30秒間続くと、表示が再度オフになります。

装置の内部温度が高温になっている場合、次のように表示輝度が自動的に調節されます:装置の内部温度>64℃:輝度が25%まで低下します。

装置の内部温度≥90℃:表示が自動的にオフになります。

10.5.3.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示輝度

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
▶ [diS. B]を選択し、表示の輝度を設定します。

10.5.3.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示輝度

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [diS. B]を選択し、表示の輝度を設定します。

10.5.4 ディスプレイの更新レート

表示の更新レートは、パラメータ[diS. U]により設定できます。

選択可能な値:

  • d1: 高速
  • d2: 中
  • d3: 低速

10.5.4.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示の更新レート

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
▶ [diS. U]を選択して更新レートを設定します。

10.5.4.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示の更新レート

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [diS. U]を選択して更新レートを設定します。

10.5.5 ディスプレイのレイアウト

diS. Lパラメータを使用して、ディスプレイにデフォルトで表示する測定値を選択します。

選択可能な値:

  • L1: 流量の現在の測定値
  • L2. Tem: 流量、温度の現在の測定値
  • L2. Totl: 流量、積算計Vol.1の現在の測定値
  • L3: 流量、温度、積算計Vol.1の現在の測定値
  • L4: 流量、温度、積算計Vol.1、信号品質の現在の測定値

IFM SUH400 - ディスプレイのレイアウト - 1

IFM SUH400 - ディスプレイのレイアウト - 2

IFM SUH400 - ディスプレイのレイアウト - 3

IFM SUH400 - ディスプレイのレイアウト - 4

IFM SUH400 - ディスプレイのレイアウト - 5
図 19: 選択可能なレイアウト

10.5.5.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示のレイアウト

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
diS. Lを選択し、レイアウトを設定します。

10.5.5.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示のレイアウト

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
diS. Lを選択し、レイアウトを設定します。

10.5.6 表示色の設定

表示のフォントの色は、パラメータ[coL.x]で設定できます。

• [coL. F]: 流量のフォントの色

• [coL. T]: 温度のフォントの色

• [coL. V]: 積算計Vol.1のフォントの色

不変のフォントの色

流量、温度、または積算計の表示のフォントの色は、次のように一定の色として設定できます:

[coL. F] / [coL. T] / [coL. V]フォントの色
bk/wh黒と白
rEd
GrEn

色の変更

または、表示される流量と温度について、現在の測定値に応じて色を変更するように設定できます。

[coL. F] / [coL. T]フォントの色
r-cF赤 = 測定値がウィンドウ範囲内緑 = 測定値がウィンドウ範囲外
G-cF緑 = 測定値がウィンドウ範囲内赤 = 測定値がウィンドウ範囲外

「色の変更」を選択する場合は、ウィンドウの限界値を設定する必要があります:

限界値[cFL.x]と[cFH.x]は測定範囲内で自由に選択でき、OUT1およびOUT2の出力設定とは無関係です。

IFM SUH400 - 表示色の設定 - 1

図 20: 設定例[coL.x] = G-cF

10.5.6.1 センサキーによるパラメータ設定: 表示色の設定

▶ [EF] > [DIS] > [COLR] に移動します。
▶ [coL. F]を選択して流量値を表示する文字色を選びます:

• ▶ 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]
- 色の変更:[r-cF]、[G-cF]

色を変更する場合は流量の上限値と下限値をcFH. FcFL. Fで設定します。

▶ [coL. T]を選択して温度値を表示する文字色を選びます:
• 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]
- 色の変更:[r-cF]、[G-cF]

色を変更する場合は温度の上限値と下限値をcFH. TcFL. Tで設定します。

▶ [coL. V]を選択して積算流量値を表示する文字色を選びます:
▶ 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]

10.5.6.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 表示色の設定

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [coL. F]を選択し、流量値のフォントの色を選択します:

• 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]
- 色の変更:[r-cF]、[G-cF]

色の変更を設定する場合は、流量の上限値と下限値を設定します。[Parameter] > [Display settings] > [Window for colour change] > [Flow]を選択し、cFH. FcFL. Fを設定します。

▶ [coL. T]を選択し、温度値のフォントの色を選択します:

• 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]
- 色の変更:[r-cF]、[G-cF]

色の変更を設定する場合は、温度の上限値と下限値を設定します。[Parameter] > [Display settings] > [Window for colour change] > [Temperature]を選択し、cFH. TcFL. Tを設定します。

▶ [coL. V]を選択し、積算値のフォントの色を選択します:
• 色:[bk/wh]、[red]、[green]、[yellow]

10.6 診断機能

この装置は幅広い診断機能を備えています。

診断メッセージは出力信号により取得できます。スイッチング信号による診断 (→ 33)も参照してください。

この章では、情報のみを提供し出力信号は出さない診断機能について説明します。

10.6.1 積算計の値の読取り

積算計Vol.1とVol.2については、次の値をいつでも読取ることができます:

  • 現在の流量(=前回のリセット後の積算流量)
  • 前回のリセット前の積算流量。
  • 前回のリセット後の分単位の時間

積算計Vol. Lについては、動作時間全体で算出された次の値をいつでも読取ることができます:

  • 優先方向(=正の流れの方向)の流量。
  • 非優先方向(=負の流れの方向)の流量。

10.6.1.1 装置キーによる読取り:積算計の値

▶ [EF] > [TOTL] メニューに移動します。
▶ [Vol.x]を選択し、積算値を読取ります。

10.6.1.2 IO-Linkによる読取り:積算計の値

▶ [Parameter] > [Totaliser]を選択します。
▶ [Vol.x]を選択し、積算値を読取ります。

10.6.2 [メモリ]

センサはプロセスの最大および最小測定値を保存しています。

現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。

選択可能な値:

  • 最小流量值
  • 最大流量值
  • 最低温度值
  • 最高温度值

IFM SUH400 - [メモリ] - 1

最初に装置を通常の動作モードで運転した場合、すぐにメモリを消去することを推奨します。

10.6.2.1 装置キーによる読取り:メモリ

▶ [EF] > [DIAG] メニューに移動します。
▶ 保存された測定値の最大値と最小値を読取ります。

10.6.2.2 IO-Linkからのパラメータ設定: [メモリ]

メモリの表示:

▶ [Parameter] > [Memory] > [Flow]または[Temperature]を選択します。
▶ [Lo.x]または[Hi.x]を選択して、測定値の最大値または最小値を表示します。

メモリのクリア:

▶ コマンドを実行します:
• [Reset Hi.x and Lo.x memory]
- [Reset Lo.x memory]
- [Reset Hi.x memory]

10.6.3 動作時間カウンタ

初回セットアップ時からの動作時間が装置によって保存されています。

現在の値はIO-Linkインターフェースからも読取ることができます。

▶ [Parameters] > [Diagnosis]を選択します。
▶ [Operating hours]を選択し、値を読取ります。

10.6.3.1 装置キーによる読取り:動作時間

▶ [EF] > [DIAG] メニューに移動します。
▶ [Operating hours]を選択し、値を読取ります。

10.6.3.2 IO-Linkによる読取り:動作時間

▶ [Parameters] > [Diagnosis]を選択します。
▶ [Operating hours]を選択し、値を読取ります。

10.6.4 内部温度

このセンサは内部温度を測定します。

現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。

内部温度が高い場合、次の方法で通知されます:

  • 動作状態表示LEDによる警告
  • 表示の輝度の低下または表示オフ

IFM SUH400 - 内部温度 - 1

装置の内部温度が高温になっている場合、次のように表示輝度が自動的に調節されます:

装置の内部温度 > 64 °C:輝度が25%まで低下します。

装置の内部温度≥90℃:表示が自動的にオフになります。

10.6.4.1 装置キーによる読取り:内部温度

▶ [EF] > [DIAG] メニューに移動します。
▶ [Internal temperature]を選択し、値を読取ります。

10.6.4.2 IO-Linkによる読取り:内部温度

▶ [Parameters] > [Diagnosis] > [Temperature]を選択します。
▶ [Internal temperature]を選択し、値を読取ります。

10.6.5 信号品質

センサの信号品質は媒体内の変調による影響を受けます(強い乱流、気泡、粒子、沈殿物など)。

この装置は、信号品質を次の3段階で検出します。

信号品質説明動作状態表示LED
通常装置が制限なく動作している(通常動作)。緑点灯
信号品質が乱れているが、装置自体は仕様の範囲内で動作している。青点灯
信号なし媒体が存在しないか、信号がまったく出力されていない。赤点滅

現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。

さらに、信号品質はスイッチング信号やLEDの色信号でも表されます。参照:

  • 信号品質用のスイッチング信号 (→ 35)
    • 動作状態表示LED (→ 63)

10.6.5.1 装置キーによる読取り:信号品質

▶ [EF] > [DIAG] メニューに移動します。
▶ [Signal quality]を選択し、値を読取ります。

10.6.5.2 IO-Linkによる読取り:信号品質

▶ [Parameters] > [Diagnosis]を選択します。
▶ [Signal quality]を選択し、値を読取ります。

10.6.6 動作状態表示LED

この装置には、通常動作からの逸脱(=診断ケース)を色信号により示す動作状態表示LEDが備わっています。

動作状態表示LEDの機能は調整可能です:

[LED. M]動作状態表示LED
OnLEDは常時オン:通常動作では緑、診断ケースでは青または赤。
OFFLEDは常時オフ。
Noti診断ケースではLEDは青または赤を点灯/点滅するのみ。

診断ケースに該当するのは次のとおりです。

- 信号品質低下、またはなし。参照:

- 信号品質 (→ □ 62).

- 警告またはエラーメッセージ。参照:

  • 警告メッセージ (→ 68)
  • エラーメッセージ (→ 70)

10.6.6.1 センサキーによるパラメータ設定: 動作状態表示LED

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。
▶ [LED. M]を選択し、動作状態表示LEDを設定します。

10.6.6.2 IO-Linkからのパラメータ設定: 動作状態表示LED

▶ [パラメータ] > [表示設定]を呼出します。
▶ [LED mode]を選択し、動作状態表示LEDを設定します。

10.6.7 シミュレーション

この機能によりプロセス値をシミュレーションして信号パスを検証します。

測定値をシミュレーションすることにより、エラーメッセージや警告の原因を見つけることができます。(例:OL)

シミュレーションが開始されると、積算計の値は保持され、シミュレーションされた積算計は0に設定されます。その後、シミュレーションされる流量値はシミュレーションされる積算器に影響を与えるようになります。シミュレーションが終了すると、積算器の初期値がリストアされます。

シミュレーション実行中:

  • シミュレーションは現在の測定値には影響しません。出力は前に設定したように機能します。
  • 実際には流量がある場合でも、積算計の元の値は変化せずに保存されます。
  • 現在のアプリケーションのエラーメッセージは利用できません。シミュレーションによって抑制されます。

次の値をシミュレーションできます:

  • 流量と温度の測定値
  • 測定範囲を超える測定値(cr. UL、UL、OL、cr. OL)

10.6.7.1 センサキーによるパラメータ設定: simulation

▶ [EF] > [SIM] を選択します。
▶ [S. FLW]を選択してシミュレーションする流量値を設定します。
▶ [S. TMP]を選択してシミュレーションする温度値を設定します。
▶ [S. Tim]を選択してシミュレーション時間を分単位で設定します。
▶ [S. On]を選択して機能を設定します:

- [On]: シミュレーション開始。[S. Tim]で設定した時間、値がシミュレーションされます。任意のキーを押すと中止します。

• [OFF]: シミュレーションは無効です。

10.6.7.2 IO-Linkからのパラメータ設定: simulation

▶ [Parameter] > [Simulation] を選択します。

▶ [S. Tim]を選択してシミュレーション時間を分単位で設定します。
▶ [Parameter] > [Simulation] > [Flow]を選択します。
▶ [S. FLW]を選択してシミュレーションする流量値または障害発生条件を設定します(例:OL)。
▶ [Parameter] > [Simulation] > [Temperature]を選択します。
▶ [S. TMP]を選択してシミュレーションする温度値または障害発生条件を設定します(例:OL)。
▶ [Write to device]を選択します。
▷ 変更された値が装置に送信されます。
▶ [Parameter] > [Simulation]を選択します。
▶ コマンドを実行します:[Start Simulation]。
▷ 設定した値を使用してシミュレーションが始まります。
▶ シミュレーションを終了するには:コマンドを実行します:[Stop Simulation]。

10.7 認証

10.7.1 デバイス情報

デバイス情報(変更不可)が装置に保存されています。次の項目を取り上げています。

• 製品名
• 製品一覽
- メーカー
- メーカーID
- デバイスID
- シリアル番号
- ハードウェア/ファームウェアのリビジョン
- 說明

さらに、適切な▶ パラメータ設定ソフトウェアを使用して、IO-Linkインターフェース経由で、最大長32文字の自由に設定可能なタグをこの装置に割り当てることができます。次の項目を取り上げています。

  • アプリケーション固有のタグ
  • 機能タグ
  • 場所タグ

デバイス情報の読取りと編集:

▶ [Identification]を選択します。
▶ デバイス情報を読取るか、編集可能なパラメータを編集します。

10.7.1.1 装置キーによる読取り:デバイス情報

▶ [EF] > [d. InF] メニューに移動します。

▶ 装置の情報を読取ります。

10.7.1.2 IO-Link経由の読取りまたはパラメータ設定:デバイス情報

▶ [Identification]を選択します。
▶ デバイス情報を読取るか、編集可能なパラメータを編集します。

10.7.2 光による位置確認

このセンサは、IO-Linkインターフェースにより、リモートで位置を確認できます。

このコマンドを使用すると、スイッチング状態LEDが点滅し、IO-Linkがディスプレイ上で点滅します。

10.7.2.1 IO-Linkからのパラメータ設定: 光による位置確認

▶ [Identification]を選択します。
▶ コマンドを実行します:[Flash On]。
▶ 点滅を終了するには:コマンドを実行します:[Flash Off]。

11 動作

電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。

11.1 測定值表示

動作中に、異なるプロセス値表示間で切替えられます。

▶ [▲]または[▼]を押してください。
▷ ユーザー定義の表示レイアウト、積算画面、標準レイアウトdiS. L = L4の間で表示を切り替えることができます。図を参照してください。
▷ 30秒後、この装置はユーザー定義の表示レイアウトに戻ります。

IFM SUH400 - 測定值表示 - 1

IFM SUH400 - 測定值表示 - 2

IFM SUH400 - 測定值表示 - 3

図 21: 測定値表示の切替

1 : diS. Lで設定した表示レイアウト

参照:ディスプレイのレイアウト (→ ☐ 57). この例ではdiS. L = L1となっています。

2:積算流量値の表示
3:表示レイアウトdiS. L = L4:

流量・温度・積算流量1・信号強度

12 トラブルシューティング

センサーには多くの自己診断オプションがあります。動作中、センサーは自動的に監視します。

表示がオフの場合でも、警告およびエラー状態が表示されます。エラー表示はIO-Link経由でも利用できます。

状態信号はNAMUR推奨NE107に従って分類されます。

複数の診断イベントが同時に発生した場合、優先度が最高のイベントの診断メッセージのみが表示されます。

さらに、警告やエラーメッセージが装置上に次のように表示されます:

- スイッチング信号(OUT1またはOUT2を診断出力として使用している場合)。

スイッチング信号による診断 (→ ☐ 33)も参照してください。

- 動作状態表示LEDの色信号。

参照:動作状態表示LED (→ 63).

測定温度値が失敗する場合でも、流量のプロセス値は利用可能です。

IFM SUH400 - トラブルシューティング - 1

IO-Linkから追加の診断機能を利用できます。documentation.ifm.comの→ IO-Linkインターフェースの説明

12.1 警告メッセージ

ディスプレイ表示LEDディスプレイ問題/対策
表示オフ動作状態表示LED:オフスイッチング状態LED:オフ電源電圧が低すぎます。電源電圧を確認してください。表示がオフになります。▶ [diS. B]=OFFであるかどうかを確認し、必要に応じて設定を変更してください。動作状態表示LEDがオフになります。▶ [LED. M]=OFFであるかどうかを確認し、必要に応じて設定を変更してください。
表示オフ動作状態表示LED:赤点滅装置の内部温度が高すぎます。▶ 装置を冷却してください。
タイトルライン:Short circuit OUT1/OUT2測定値ライン:---動作状態表示LED:赤点滅スイッチング状態LED:黄点滅(高速)両方の出力で短絡OUT1とOUT2に短絡または過剰な電流がないか確認してください。
タイトルライン:Short circuit OUT1測定値ライン:---動作状態表示LED:赤点滅スイッチング状態LED1:黄点滅(高速)出力1の短絡。▶ OUT1に短絡または過剰な電流がないか確認してください。
タイトル行:Short circuit OUT2測定値の行:---LEDの動作状態:赤の点滅スイッチング状態LED2:黄色の点滅(高速)出力2の短絡▶ OUT2の短絡や過電流を確認します。
タイトルライン:Under limit測定値ライン:UL動作状態表示LED:赤点滅表示範囲より下:▶ 測定範囲を確認してください。
タイトルライン:Over limit測定値ライン:OL動作状態表示LED:赤点滅表示範囲を超えています。▶ 測定範囲を確認してください。
タイトルライン:Override active測定値ライン:---動作状態表示LED:赤点滅プロセス値が測定値とは異なります。PDOutにオーバーライドビットが設定されており、PVが「0」に設定されています。▶ PDOutオーバーライドをオフにしてください。
タイトルライン:Signal quality low測定値ライン:LOW動作状態表示LED:青点灯信号品質が低下しています。▶ 装置を取り外し、沈殿物を確認してください。▶ アプリケーションの干渉がないか確認してください(気泡/粒子)。
タイトルライン:▲測定値ライン:IO-Linkスイッチング状態LED:黄点滅(高速)IO-Linkがアクティブな装置の光学式認証用として動作しています。▶ IO-Link機能を無効にしてください。
タイトルライン:Simulation測定値ライン:---動作状態表示LED:緑点灯シミュレーションが有効です。▶ シミュレーションを終了してください。
タイトルライン:Lock via key測定値ライン:----センサの設定キーがロックされています。パラメータの変更は拒否されます。▶ キーを使用して装置をロック解除してください。
タイトルライン:Lock via system測定値ライン:---設定キーがパラメータ設定ソフトウェアによりロックされています。パラメータの変更は拒否されます。▶ パラメータ設定ソフトウェアを使用して、IO-Linkインターフェースからセンサのロックを解除します。
タイトルライン:Lock via communication測定値ライン:---キーによるパラメータ設定がロックされています。IO-Link通信経由のパラメータ設定は有効です。▶ IO-Linkからのパラメータ設定を終了してください。

警告が発生した場合、出力は[FOU] = OUの設定に従って応答します。例外: 短絡。

12.2 エラーメッセージ

ディスプレイ表示LEDディスプレイ問題/対策
タイトルライン:Hardware error測定値ライン:ERROR動作状態表示LED:赤点灯センサ障害/誤動作。▶ センサを交換してください。
タイトルライン:Signal error測定値ライン:NO SIGNAL動作状態表示LED:赤点滅媒体が存在しないか、配管内に干渉があるため信号品質が極端に低下しています。▶ センサのチューブ内に媒体が存在しているか確認してください。▶ 装置を取り外し、沈殿物を確認してください。▶ アプリケーションの干渉がないか確認してください(気泡/粒子)。
タイトルライン:Parameter error測定値ライン:PARA動作状態表示LED:赤点滅パラメータ設定が有効範囲外です。▶ パラメータ設定を確認します。
タイトルライン:Critical over limit測定値ライン:cr. OL動作状態表示LED:赤点滅測定範囲より上▶ 測定範囲を確認してください。
タイトルライン:Critical under limit測定値ライン:cr. UL動作状態表示LED:赤点滅測定範囲より下▶ 測定範囲を確認してください。

エラーが発生した場合、出力は[FOU]の設定に従って応答します。

13 メンテナンス 修理 廃棄

正しくご使用している場合、メンテナンスは必要ありません。

製造業者だけが、この製品の修理を許されています。

▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。

14 工場出荷時設定

パラメータSUH200SUH201SUH400SUH401
SP1 / FH148l/min12.68gal/min200l/min52.83gal/min
rP1 / FL145.5l/min12.02gal/min189.6l/min50.09gal/min
SP2 / FH296l/min25.36gal/min400l/min105.67gal/min
rP2 / FL293.5l/min24.7gal/min389.6l/min102.92gal/min
FSP1-20 °C-4 °F-20 °C-4 °F
FEP1240l/min63.4gal/min1000l/min264.17gal/min
FrP11000 Hz1000 Hz1000 Hz1000 Hz
ImPS10.1 L0.1 gal0.1 L0.1 gal
ImPR1YESYESYESYES
ImPS20.1 L0.1 gal0.1 L0.1 gal
ImPR2YESYESYESYES
ASP20 l/min0 gal/min0 l/min0 gal/min
AEP2240l/min63.4gal/min1000l/min264.17gal/min
DIn2+EDG+EDG+EDG+EDG
SEL1FLOWFLOWFLOWFLOW
ou1HNOHNOHNOHNO
dOU1FdirFdirFdirFdir
FOU1OFFOFFOFFOFF
SEL2FLOWFLOWFLOWFLOW
ou2IIII
dOU2FdirFdirFdirFdir
FOU2OFFOFFOFFOFF
uni. Fl/mingal/minl/mingal/min
uni. T°C°F°C°F
DAP0.6s0.6s0.6s0.6s
P-nPnPPnPPnPPnP
LFC1l/min0.26gal/min5l/min1.32gal/min
MEdlH2OH2OH2OH2O
Fdir++++
CGA100%100%100%100%
rTo1OFFOFFOFFOFF
rTo2OFFOFFOFFOFF
FPro10+0+0+0+
FPro20+0+0+0+
LanGJPJPJPJP
diS. LL2. TotlL2. TotlL2. TotlL2. Totl
diS. Ud3d3d3d3
diS. R
diS. B75%75%75%75%
coL. Fbk/whbk/whbk/whbk/wh
coL. Tbk/whbk/whbk/whbk/wh
coL. Vbk/whbk/whbk/whbk/wh
LEDモードOnOnOnOn
S. FLW120 l/min31.7 gal/min500 l/min132.09 gal/min
S. TMP40 °C104 °F40 °C104 °F
S. Tim3 min3 min3 min3 min
S. OnOFFOFFOFFOFF
LocuLocuLocuLocuLoc
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製品情報

ブランド : IFM

モデル : SUH400

カテゴリ : 流量センサー