IFM SV5200 - 検出器

SV5200 - 検出器 IFM - 無料のユーザーマニュアル

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使用説明書 SV5200 IFM

取扱説明書

カルマン渦式流量センサ

SVxxx0

Contents

1 はじめに(注意)……4

1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4

2 安全の為の注意.... 5

2.1 サイバーセキュリティ 5

3 製品の用途 7

3.1 アプリケーション 7

4 機能 8

4.1 出力OUT1のオプション 8
4.2 出力OUT2選択メニュー....8
4.3 IO-Link 8

5 取付方法 10

5.1 干涉 10
5.2 推奨されない取付け位置..... 11

6 接続方法 12

7 操作部と表示部.... 13

8 メニュー 14

8.1 メインメニューとサブメニュー 14

9 セットアップ 19

10 パラメータ設定.... 20

10.1 センサキーからのパラメータ設定.... 20
10.1.1 ロック/ロック解除 21
10.2 IO-Linkからのパラメータ設定.... 21
10.3 出力設定 22
10.3.1 スイッチング出力 22
10.3.2 周波数出力 23

10.4 ユーザー設定 26

10.4.1 スイッチングディレー 26
10.4.2 標準測定単位 26
10.4.3 スイッチング出力の出力極性 26
10.4.4 ダンピング 26
10.4.5 出力のエラー動作 27
10.4.6 OUT2のプロセス値.... 27

10.5 ディスプレイ設定 27

10.5.1 ディスプレイのレイアウト 27

10.5.2 ディスプレイの更新レート.... 28
10.5.3 表示の回転 28
10.5.4 表示輝度 28
10.5.5 表示色の設定 28

10.6 診断 30

10.6.1 [メモリ].... 30

10.7 デバイスのリセット 30

11 トラブルシューティング.... 32

11.1 警告メッセージ.... 32

11.2 エラーメッセージ 32

12 工場出荷時設定.... 34

1 はじめに(注意)

指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。

1.1 表記の説明

√ 要件
操作指示
▷ 操作による応答、結果

[...] 設定ボタン、表示等

→ 参照

IFM SV5200 - 表記の説明 - 1

重要事項

従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。

IFM SV5200 - 表記の説明 - 2

情報

補足事項

1.2 警告

警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

IFM SV5200 - 警告 - 1

警告

重度の負傷のおそれ

▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

IFM SV5200 - 警告 - 2

注意

軽度または中程度の負傷のおそれ

▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。

注意

物的損害のおそれ

▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。

2 安全の為の注意

- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。

  • システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
  • システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。

  • 製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。

  • 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
  • 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
  • 製品は許可される媒体以外に使用してはなりません。
  • 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
  • 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
  • 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
  • 製品とケーブルは損傷から保護してください。
  • 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。

2.1 サイバーセキュリティ

取付

本センサは、IEC 62443-1-1による制御機器のセキュリティ環境での動作に適合します。

本センサは、ファイアウォールの背後に配置できます。

▶ IEC 62443-1-1によるシステムのリスク評価を実施してください。

▶ 物理的なセキュリティ対策を行ってください。

操作方法

▶ 製品ドキュメントに記載のセキュリティ機能と使用に関する推奨事項を守ってください。

メンテナンス

▶ 社内で定められた内部変更管理プロセスに従い、システムの設定とデータをバックアップしてください。

廃棄

▶ 機密情報が漏洩しないようにしてください。

▶ センサは、必ず工場出荷時設定にシステムをリセットしてから廃棄してください。

3 製品の用途

このセンサは液体を監視します。

プロセスカテゴリの体積流量(流量/時間)と媒体温度を検出します。

3.1 アプリケーション

• 水
- 非導電性の水
- 水冷能力の監視

IFM SV5200 - アプリケーション - 1

欧州圧力機器指令(PED):

本装置は欧州圧力機器指令に適合し、流体グループ2の安定したガス用にSEP(健全なエンジニアリングの実践)に従って製造されています。

流体グループ1の媒体に使用する場合はお問い合わせください。

4 機能

  • 本センサはカルマン渦を測定する原理により流量を検出します。
  • 追加の測定値として、媒体温度を検出します。
  • 現在のプロセス値を装置に表示します。
  • このセンサはSIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードで動作できます。
  • センサはパラメータ設定に応じて2つの出力信号を出します。

4.1 出力OUT1のオプション

  • 流量のスイッチング出力
  • 流量の周波数出力
  • IO-Link

4.2 出力OUT2 選択メニュー

  • 流量のスイッチング出力
  • 温度のスイッチング出力
  • 流量の周波数出力
  • 温度の周波数出力

IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

IFM SV5200 - IO-Link - 1

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

IFM SV5200 - IO-Link - 2

Input Output Device Description (IODD) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.comをご覧ください。

IO-Linkには次のメリットがあります。

  • すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
  • 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
  • システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
  • その他のパラメータと診断機能

  • デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)

  • パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
  • デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
  • 標準化された電気接続
  • リモートメンテナンス

5 取付方法

IFM SV5200 - 取付方法 - 1

注意

媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。

▷ 火傷の危険があります。
▶ 外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護してください。

IFM SV5200 - 取付方法 - 2

▶ 取付けの際は、システムに圧力がかかっていないことを確認してください。
▶ 取り付けの際は、取付個所から媒体が漏れないように作業してください。

▶ 流れ方向の表示(矢印)に合わせてセンサを配管に取付けてください。

推奨締付けトルク:30 Nm

▶ 堆積物やガスの滞留、気泡がないようにしてください。
▶ 測定配管内が常に満水状態になるようにセンサを取付けてください。
▶ 立ち上がり配管の前か立ち上がり配管に取り付けてください。
▶ 直接取付ける場合は、4本のM4タッピングねじ(DIN 7985)を使ってセンサのハウジング底部を固定してください。ハウジング取付深さ:5.5 mm
▶ センサは、配管に機械的な力がかからないように取付けてください。取付の際は必要に応じてL型固定金具をお使いください。

IFM SV5200 - 取付方法 - 3

利用可能なアクセサリに関する情報は、www.ifm.comを参照してください。

5.1 干涉

配管内の構造物、バルブ、リデューサなどが、センサの機能に影響することがあります。

▶ センサと干渉源との距離を守ってください。

IFM SV5200 - 干涉 - 1

図 1: 入口側直管部(1)、出口側直管部(2)、流れ方向(矢印)

障害物入口側直管部(1)出口側直管部(2)
非理想的な曲管 ≥ 5 × DN ≥ 1 × DN
理想的な曲管IFM SV5200 - 干涉 - 2 ≥ 0.5 × DN
複合曲管( 2 × 90° ) ≥ 15 × DN
口径縮小部 ≥ 15 × DN ≥ 15 × DN
バルブまたはポンプ ≥ 25 × DN

表 1: 入口・出口側に必要な直管部の長さDN = 口径、R = 半径

5.2 推奨されない取付け位置

  • 出口が降下している配管
  • 直接降下している配管
  • 配管の吐出口の直前。
  • バルブの直前。
  • ポンプの入口側
  • 配管上で最も高い位置

6 接続方法

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。

国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。

SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。

▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。

IFM SV5200 - 接続方法 - 1

IFM SV5200 - 接続方法 - 2

図 2: 配線図

ピンアサイン
1L+
3L-
4 (OUT1)流量のスイッチング出力流量の周波数出力IO-Link
2 (OUT2/InD)流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力流量の周波数出力温度の周波数出力

配線例:

IFM SV5200 - 接続方法 - 3

IFM SV5200 - 接続方法 - 4

図 3: [P-n]のパラメータによる出力極性の設定

1 : 2 x PNPスイッチング
2 : 2 x NPNスイッチング

7 操作部と表示部

IFM SV5200 - 操作部と表示部 - 1

図 4: 操作部と表示部

1: OUT1のスイッチング状態LED
2:OUT2のスイッチング状態LED
3: TFTディスプレイ
4:画面表示切替・パラメータ設定用ボタン

表示画面の切替:

本体ボタンを操作して、センサの動作状態を表示する2つのプロセス値を切り替えられます。

▶ 表示したい画面になるまで[▲]または[▼]を押し続けます。
▷ 表示が切り替わります。
▷ 30秒後にセンサは標準の画面表示に戻ります。

IFM SV5200 - 操作部と表示部 - 2

図 5: プロセス値表示:[diS. L]、[uni]等で設定した標準画面

パラメータ設定の表示:

▶ [●]を短く押します。
▶ [▼]を押してパラメータを選択します。
▶ [●]を短く押します。
▷ 現在の設定値・説明・設定可能範囲が30秒間表示された後、プロセス値表示に戻ります。

8 メニュー

メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。

IFM SV5200 - メニュー - 1

図 6: メニュー概要

8.1 メインメニューとサブメニュー

表示されるパラメータは、工場出荷時設定が変更されている場合は変化します。次のメニュー表示は、最大の利用可能なパラメータを示します。

メインメニュー:

プロセス値の表示
IFM SV5200 - メインメニューとサブメニュー - 1

パラメータ説明
SPxヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのスイッチポイント
rPxヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのリセットポイント
FHxウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの上限
FLxウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの下限
FSP2OUT2の周波数スタートポイント = 周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)
FEPxOUTxの周波数エンドポイント = FrPxで設定された周波数信号が出力される上限測定値
FrPx上限の測定値(MEWまたはFEPx)に達した場合に出力される周波数信号。

拡張機能[EF]と基本設定メニュー[CFG]:

IFM SV5200 - メインメニューとサブメニュー - 2

パラメータ説明
rES工場出荷時設定にリセット
情報デバイス情報の表示
CFGサブメニューCFG(基本設定)に切替
MEMMEM(メモリ)サブメニューに変更
DISDIS(ディスプレイ)サブメニュー切替
oux出力OUTxの出力設定(ヒステリシス機能のスイッチング出力など)
dSxスイッチング出力OUTxのスイッチオン ディレー(秒)
drxスイッチング出力OUTxのスイッチオフ ディレー(秒)
Uni流量の標準測定単位
P-nスイッチング出力の出力極性
dAPダンピング定数(秒)(立上がり時間 τ の63%)
FOUxエラー時のOUT x の動作
SEL2出力OUT2のプロセス値

メモリ[MEM]および表示[DIS]メニュー:

IFM SV5200 - メインメニューとサブメニュー - 3

パラメータ説明
Lo. F最小測定流量
Hi. F最大測定流量
Lo. T測定された最低温度値
Hi. T測定された最高温度値
diS. Lディスプレイのレイアウト
diS. U表示の更新レート
diS. R表示の向き
diS. B表示の輝度
coL. F流量のフォントの色
cFH. F色が変わる上限値(流量)
cFL. F色が変わる下限値(流量)
col. T温度のフォントの色
cFH. T色が変わる上限値(温度)
cFL. T色が変わる下限値(温度)

9 セットアップ

電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。

起動遅延時間中は、設定したパラメータに応じて出力が以下の状態になります。

  • ノーマルオープン(Hno / Fno)の場合ON
  • ノーマルクローズ (Hnc / Fnc) の場合OFF
  • 周波数出力(FRQ)OFF

10 パラメータ設定

パラメータ設定はIO-Linkインターフェースから、またはセンサの操作要素から設定できます。

パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。

動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。

▶ 設備に異常がないことを確認してください。

パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。

メニューで利用可能なパラメータはパラメータ設定に応じて変化する場合があります。

10.1 センサキーからのパラメータ設定

IFM SV5200 - センサキーからのパラメータ設定 - 1

注意

媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。

▷ 火傷の危険があります
▶ センサを手で触らないでください。
▶ センサで設定を実施する際は、先の尖っていないもの(ボールペンなど)を使用してください。

パラメータ設定プロセス全般:

意図アクション
プロセス表示からメインメニューに変更[●]
サブメニューに変更[▼]を使用してサブメニュー(EFなど)にナビゲートしてから、[●]
必要なパラメータの選択▲または[▼]
設定モードに変更[●]
パラメータ値の変更▲または[▼]を1秒以上
設定したパラメータの承認[●]
保存せずにパラメータ設定を終了[▲]+[▼]
次に高いメニューに戻る(プロセス値表示に到達するには数回繰返し)[▲]+[▼]
プロセス値表示に戻る>30秒(タイムアウト)

10.1.1 ロック/ロック解除

この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。

このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。

工場出荷時の設定:アンロック

10.1.1.1 センサキーによるパラメータ設定: ロック/ロック解除

ロック:

▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ [▲]と[▼]を同時に10秒間、タイトル行内のプログレスバーの進捗が完了するまで押し続けます。
▷ センサがロックされボタン操作によるパラメータ設定ができなくなります。パラメータを変更しようとすると、マークが表示されます。

IFM SV5200 - ロック/ロック解除 - 1

ロックは本体ボタンから操作しなければ解除できません。尚、IO-Linkによるパラメータの設定は可能です。

ロック解除:

▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ [▲]と[▼]を同時に10秒間、タイトル行内のプログレスバーの進捗が完了するまで押し続けます。
▷ センサのボタンロックが解除され操作できるようになります。

10.2 IO-Linkからのパラメータ設定

IO-Linkにより、次のような方法でパラメータを設定できます。

  • ifm moneo|configure等のパラメータ設定ソフトウェアによるパラメータ設定
  • PLCによるパラメータ設定
  • IloTアプリケーションによるパラメータ設定

IO-Linkによるパラメータ設定に必要なものは次の通りです。

√ パラメータ設定ソフトウェアからパラメータを設定する場合のデバイスデータ記述ファイル(IODD)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ PLCまたはIloTアプリケーションからパラメータを設定する場合のIO-Link記述ファイル(PDF)は、documentation.ifm.comをご覧ください。

√ IO-Linkマスタ

▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェア、PLCまたはIloTアプリケーションに接続します。

▶ センサをIO-Linkマスタの適切な未使用ポートに接続します。

▶ IO-LinkマスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。
▷ センサがIO-Linkモードに変わります。
▶ ソフトウェアからパラメータの設定を変更します。
▶ パラメータの設定をデバイスに書込みます。

IFM SV5200 - IO-Linkからのパラメータ設定 - 1

システム統合・IO-Linkによるパラメータ設定のサポート資料:

moneo等のパラメータ設定ソフトウェア→マニュアル

→説明とスタートアップパッケージについて ifm.com/cnt/io-link-system-integration

10.3 出力設定

10.3.1 スイッチング出力

OUTxは、設定されたスイッチング制限を上または下に超えた場合に、スイッチング状態を変更します。ヒステリシスまたはウインド機能を選択できます。

IFM SV5200 - スイッチング出力 - 1

SP : セットポイント

rP : リセットポイント

HY : ヒステリシス

Hno : ヒステリシス機能 (ノーマルオープン)

Hnc : ヒステリシス機能(ノーマルクローズ)

t : 時間

図 7: ヒステリシス機能
IFM SV5200 - スイッチング出力 - 2

ヒステリシス機能を設定すると、スイッチポイント[SP]とリセットポイント[rP]が規定されます。[rP]の値は必ず[SP]の値より低くなります。スイッチポイントを変更すると、リセットポイントが自動的に変更されます。2つの値の差は常に一定になります。

IFM SV5200 - スイッチング出力 - 3

FH:上限值

FL: 下限值

HY : ヒステリシス

FE : ウィンドウ

Fno : ウィンドウ機能 (ノーマルオープン)

Fnc : ウィンドウ機能(ノーマルクローズ)

t: 時間

図 8: ウインド機能

IFM SV5200 - スイッチング出力 - 4

ウィンドウを設定した場合は、上限値[FH]と下限値[FL]が決まります。[FH]と[FL]は、ヒステリシスが測定範囲の最大値(MEW)の0.25%に固定されています。これにより、流量が不安定な時にスイッチング出力が安定します。

10.3.1.1 本体ボタンによるパラメータ設定:スイッチング信号

√ 標準測定単位を選択します。: [EF] > [CFG] > [uni]

√ OUT2のみ:プロセス値を選択します。 : [EF] > [CFG] > [SEL2]

▶ [EF] > [CFG]を開いて、出力OUTxを設定します。

ヒステリシス機能:

▶ [oux]を選択してスイッチング信号を設定します:[Hno]または[Hnc]。
▶ [メインメニュー]を呼出します。
▶ [SPx]を選択し、出力が切替わる測定値を設定します。
▶ [rPx]を選択し、出力が復帰する測定値を設定します。

ウインドウ機能:

▶ [oux]を選択してスイッチング信号を設定します:[Fno]または[Fnc]。
▶ [メインメニュー]を呼出します。
▶ [FHx]を選択してウインドウの上限値を設定します。
▶ [FLx]を選択してウインドウの下限値を設定します。

10.3.2 周波数出力

センサはプロセス値に比例した周波数信号を出力します。

周波数信号のスケーリング:

  • [FrPx]は測定値が上限に達した場合の周波数信号を決定してHzで表示します。
    測定範囲はスケーリング可能です:
  • [FSPx]は周波数信号の最小測定値を決定して表示します。
  • [FEPx]は[FrPx]で設定されている周波数の出力信号の上限測定値を決定します。

IFM SV5200 - 周波数出力 - 1

[FSPx]は温度測定の場合に設定できます。[FSPx]と[FEPx]の間の最小の差 = 測定範囲の最大値の20 %

測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される周波数出力が提供されます。

表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(UL、OL、Err)。

流量の周波数信号:
IFM SV5200 - 周波数出力 - 2

図 9: 流量の周波数出力特性

A:周波数出力MAW:測定範囲の最小値
B:流量MEW:測定範囲の最大値
1:表示範囲FEPx:周波数エンドポイント
2:測定範囲FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)
3:スケーリングされた測定範囲OL:表示範囲超過
Err:エラーcr. OL:表示範囲の大幅超過

温度の周波数信号:
IFM SV5200 - 周波数出力 - 3

図 10: 温度の周波数出力特性

A:周波数出力MAW:測定範囲の最小値
B:温度MEW:測定範囲の最大値
1:表示範囲FSPx:周波数スタートポイント
2:測定範囲FEPx:周波数エンドポイント
3:スケーリングされた測定範囲FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)
Err:エラーcr. OL:表示範囲の大幅超過
OL:表示範囲超過cr. UL:表示範囲より大幅低下
UL:表示範囲未満

10.3.2.1 センサキーによるパラメータ設定: 周波数出力

√ 標準測定単位を選択します。: [EF] > [CFG] > [uni]
√ OUT2のみ:プロセス値を選択します。: [EF] > [CFG] > [SEL2]

▶ [EF] > [CFG]を開いて、出力OUTxを設定します。
▶ [oux]を選択して[FRQ]を設定します。
▶ [メインメニュー]を呼出します。
▶ [FEPx]を選択して[FrPx]で設定されている周波数(=100%)出力の上限測定値を設定します。
▶ [FrPx]を選択して上限測定値の周波数をHzで設定します。
▶ [FSP2]を選択して、下限測定値が0 Hzを出力するよう設定します。

[FSP2]は、OUT2が温度測定の場合のみ設定できます。

10.4 ユーザー設定

パラメータの設定方法は次の通りです。

▶ メニュー[EF] > [CFG]を呼出します。

10.4.1 スイッチングディレー

スイッチング出力は、スイッチングとリセットの遅延時間を設定できます。

  • [dSx]:スイッチング出力OUTxのスイッチオンディレー(秒)
  • [drx]:スイッチング出力OUTxのスイッチオフディレー(秒)

10.4.2 標準測定単位

プロセス値がデフォルトでディスプレイに表示される測定単位を選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この単位に基づきます。

- 流量の[uni]:l/min m³/h

10.4.3 スイッチング出力の出力極性

出力極性は[P-n]のパラメータから設定します。

• [PnP] : PNPスイッチング出力
• [nPn] : NPNスイッチング出力

10.4.4 ダンピング

ダンピング定数を設定することにより、出力信号が安定します。物理的なプロセス値が急激に変化しても、調整された出力になります。

これは、出力、表示、IO-Linkで伝送されるプロセス値に関係します。

ダンピング定数によりセンサの応答性が遅くなります。(→技術データ)

ULおよびOLの信号はダンピング時間を含めて規定されます。

ダンピングが影響する測定値は圧力のプロセス値のみです。

- [dAP] = スイッチング信号、表示、およびIO-Link信号のダンピング時間(63%立上り時間)

10.4.5 出力のエラー動作

障害の場合のOUTx出力の反応は、パラメータ[FOUx]で設定できます。選択した出力機能に応じて、障害の場合に次の信号が出力されます:

- スイッチング出力:

  • On:障害の場合に出力はONにスイッチ。
  • OFF:障害の場合に出力はOFFにスイッチ。
  • OU:出力は障害に関係なくパラメータの設定に従ってスイッチ。

- 周波数出力:

  • On:周波数信号は[FrPx]の130%になります。
  • OFF:周波数信号は0 Hzになります。
  • OU:周波数信号は測定値に対応します。

10.4.6 OUT2のプロセス値

OUT2から出力するプロセス値を、[SEL2]のパラメータで選択できます。

IFM SV5200 - OUT2のプロセス値 - 1

OUT1の出力は選択できません。OUT1は流量監視専用です。

選択可能な値:

  • [FLOW]:流量
  • [TEMP]:温度
    ▶ プロセス値を選択した後でOUT2のパラメータの詳細設定を行います。

10.5 ディスプレイ設定

ディスプレイの表示は各パラメータにより調整が可能です。パラメータの設定方法は次の通りです。

▶ メニュー[EF] > [DIS]を呼出します。

10.5.1 ディスプレイのレイアウト

標準表示はパラメータ[diS. L]から設定できます。

選択可能な値:

  • L1:流量の現在のプロセス値
  • L2:流量と温度の現在のプロセス値

10.5.2 ディスプレイの更新レート

表示の更新レートは、パラメータ[diS. U]により設定できます。

選択可能な値:

  • d1: 高速
  • d2: 中
  • d3: 低速

10.5.3 表示の回転

パラメータ[diS. R]を使用して、表示テキストを時計回りに回転し、読みやすくすることができます。

選択可能な値:

  • 0°(回転なし)
    • 90°
    • 180°
  • 270°

10.5.4 表示輝度

表示輝度はパラメータ[diS. B]により設定できます。

選択可能な値:

• 25 %
- 50 %
• 75 %
• 100 %

- OFF:省エネモード。動作モードで表示がオフになります。

いずれかのキーを押すと表示がオンになります。30秒間操作がないと表示は再度オフになります。

IFM SV5200 - 表示輝度 - 1

設定が[OFF]になっていても、警告やエラーメッセージは表示され、位置通知の点灯機能はオンになります。

10.5.5 表示色の設定

表示のフォントの色は、パラメータ[coL.x]で設定できます。

• [coL. F]: 流量のフォントの色

• [coL. T]: 温度のフォントの色

各プロセス値の色を、次のパラメータにより設定できます。

常時同じ色の表示
IFM SV5200 - 表示色の設定 - 1

图 11: 例:[coL. F] = [GrEn]、[coL. T] = [OFF]

フォントを常時1色で表示します。:

[coL. F] =[coL. T] =フォント色
[rEd]
[GrEn]
[OFF]

スイッチング出力のリミット値に合わせた色の変化
IFM SV5200 - 表示色の設定 - 2

图 12: 例:[coL. F] = [r1ou]、[coL. T] = [G2ou]

測定値*がスイッチポイント[SPx]を超過した場合や、[FLx]~[FHx]のリミット範囲内にある場合は、選択したパラメータに応じて次のようになります。

[coL. F] =[coL. T] =フォント色
[r1ou][r2ou]
[G1ou][G2ou]

[SPx]・[FLx]・[FHx]のリミット値設定:スイッチング出力(→ 22)

リミット値の設定に合わせた色の変化
IFM SV5200 - 表示色の設定 - 3

图 13: 例:[coL. F] = [r-cF]、[coL. T] = [G-cF]

測定値*が[cFL.x]~[cFH.x]のリミット範囲内にある場合は、選択したパラメータに応じて次のようなになります。

[coL. F] =[coL. T] =フォント色
[r-cF]
[G-cF]

出力機能に関係なく、ウィンドウのリミット値の幅を測定範囲内で設定できます。

  • 流量:[cFL. F] = 下限值[cFH. F] = 上限值
  • 温度:[cFL. T] = 下限值[cFH. T] = 上限值

[cFL.x]と[cFH.x]のパラメータは、[r-cF]または[G-cF]が[coL.x]に設定されている場合のみメニューに表示されます。

10.6 診断

10.6.1 [メモリ]

センサはプロセスの最大および最小測定値を保存しています。

現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。

選択可能な値:

• [Lo. F]: 最小流量値のメモリ
• [Hi. F]: 最大流量値のメモリ
• [Lo. T]:温度の最小記録値
• [Hi. T]:温度の最大記録値

最初に装置を通常の動作モードで運転した場合、すぐにメモリを消去することを推奨します。

10.6.1.1 センサキーからのパラメータ設定:[メモリ]

メモリの表示:

▶ [EF] > [MEM] メニューに移動します。
▶ [Lo.x]または[Hi.x]を選択して、測定値の最大値または最小値を表示します。

メモリのクリア:

▶ [EF] > [MEM] メニューに移動します。
▶ [Lo.x]または[Hi.x]を選択します。
▶ [▲]または[▼]を長押しします。
▷ [----]が表示されます。
▶ [●]を短押しします。

10.7 デバイスのリセット

センサは工場出荷時の設定にリセットできます。

リセットを実行する前に、工場出荷時設定の章の、ご使用の設定値を記録することを推奨します。

10.7.1 センサキーからのパラメータ設定:デバイスのリセット

▶ [EF]メニューを選択します。
▶ [rES]を選択します。
▶ [▲]または[▼]を長押しします。
▷ [----]が表示されます。
▶ [●]を短押しします。
▷ センサが再起動します。

11 トラブルシューティング

センサは自己診断機能を搭載しています。センサが自身の動作を自動的に監視します。

表示オフになっていても、警告とエラーの状態が表示されます。

複数の診断イベントが同時に発生した場合は、優先度が最も高いイベントの診断メッセージのみが表示されます。

IO-Linkから追加の診断機能を利用できます。documentation.ifm.comの→ IO-Linkインターフェースの説明

11.1 警告メッセージ

表示問題/対策
☐[Locked via key]ボタン操作がロックされパラメータを変更できない▶ センサのボタンからロックを解除します。
☐[Locked via communication]センサの設定ボタンによる操作が一時的にロックされ、IO-Linkからはパラメータを設定できる。▶ IO-Linkによるパラメータ設定を完了させます。
☐[Locked via system]パラメータ設定ソフトウェアによりボタン操作がロックされ、パラメータを変更できない。▶ パラメータ設定ソフトウェアからIO-Linkでセンサのロックを解除します。
UL表示範囲より下: 温度値 < -20 % MEW▶ 測定範囲を確認してください。
OL表示範囲を超えています。流量または温度値 > 120 % MEW▶ 測定範囲を確認してください。
SC1OUT1のスイッチング状態LEDが点滅OUT1で短絡▶ スイッチング出力OU1に短絡または過剰な電流がないか確認します。
SC2OUT2のスイッチング状態LEDが点滅OUT2で短絡▶ スイッチング出力OUT2に短絡または過剰な電流がないか確認します。
SCOUT1およびOUT2のスイッチング状態LEDが点滅OUT1とOUT2で短絡。▶ スイッチング出力OUT1とOUT2に短絡または過剰な電流がないか確認してください。

11.2 エラーメッセージ

表示問題/対策
ディスプレイオフ電源電圧が低すぎます。▶ 電源電圧を確認してください。ディスプレイスイッチOFF。▶ [diS] = OFFであるかどうかを確認し、必要に応じて設定を変更してください。
Errセンサの故障/動作不良。▶ センサを交換してください。
PARAパラメータ設定が有効範囲外です。▶ パラメータ設定を確認します。
cr. UL検出範囲未満温度値 < -30 % MEW▶ 測定範囲を確認してください。
cr. OL測定範囲より上流量または温度値 > 130 % MEW▶ 測定範囲を確認してください。

12 工場出荷時設定

パラメータ工場出荷時設定ユーザー設定
SP1( FLOW )20 % MEW
rP1( FLOW )18.5 % MEW
FH1( FLOW )20 % MEW
FL1( FLOW )18.5 % MEW
FEP1( FLOW )100 % MEW
FrP1( FLOW )100 Hz
SP2( FLOW、TEMP )40 % MEW
rP2( FLOW、TEMP )38.5 % MEW
FH2( FLOW、TEMP )40 % MEW
FL2( FLOW、TEMP )38.5 % MEW
FSP2(TEMP)0 % MEW
FEP2( FLOW、TEMP )100 % MEW
FrP2( FLOW、TEMP )100 Hz
ou1( FLOW )Hno
ou2( FLOW、TEMP )Hno
FOU1( FLOW )OFF
FOU2( FLOW、TEMP )OFF
SEL2( FLOW、TEMP )FLOW
coL. F( FLOW )OFF
col. T(TEMP)OFF
dS10 s
dR10 s
dS20 s
dR20 s
Unil/min ( SVx6xx : gpm )
P-nPnP
dAP0.6s
diS. LL2
diS. Ud2
diS. R0
diS. B75 %
cFH. FMEW
cFL. FMAW
cFH. TMEW
cFL. TMAW

MEW=測定範囲の最大値(フルスケール)

MAW = 測定範囲の最小値

マニュアルアシスタント
Anthropicによって提供されています
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製品情報

ブランド : IFM

モデル : SV5200

カテゴリ : 検出器