SM8130 - 検出器 IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 SM8130 IFM
取扱説明書
電磁誘導式流体センサ
SMxx2x
SMxx3x
目次
1 はじめに(注意).... 4
1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4
2 安全の為の注意 5
2.1 サイバーセキュリティ 5
3 運搬·取扱·保管.... 6
4 使用目的 7
4.1 アプリケーション 7
5 機能 8
5.1 出力OUT1選択メニュー 9
5.2 出力OUT2選択オプション 9
5.3 IO-Link 9
6 取付方法.... 11
6.1 压力接続口 11
6.2 取付位置.... 12
6.2.1 推奨取付位置 12
6.2.2 推奨されない取付位置.... 13
7 電気接続.... 14
8 操作部と表示部 16
9 メニュー 17
9.1 メインメニューとサブメニュー 17
10 セットアップ 26
11 パラメータ設定 27
11.1 センサキーからのパラメータ設定 27
11.2 IO-Linkからのパラメータ設定.... 28
11.3 出力設定.... 28
11.3.1 限界値監視用のスイッチング信号 28
11.3.2 流れの方向用のスイッチング信号 30
11.3.3 積算流量の監視(積算機能) 31
11.3.3.1 スイッチング信号による積算流量の監視 32
11.3.3.2 パルス信号による積算 33
11.3.4 アナログ信号 34
11.3.5 周波数出力 36
11.3.6 出力のエラー動作 39
11.3.7 出力オフ 39
11.4 アプリケーション設定 40
11.4.1 標準測定単位 40
11.4.2 OUT1およびOUT2のプロセス値 40
11.4.3 ダンピング 40
11.4.4 起動遲延時間 41
11.4.5 出力極性.... 43
11.4.6 低流量カットオフ 43
11.4.7 流れの方向 44
11.4.8 積算リセット 44
11.4.9 積算のカウント方法.... 46
11.4.10 ロック/ロック解除 47
11.4.11 デバイスのリセット.... 48
11.5 ディスプレイ設定 48
11.5.1 表示言語.... 48
11.5.2 表示レイアウト 48
11.5.3 ディスプレイの更新レート 49
11.5.4 表示の回転 49
11.5.5 表示輝度.... 49
11.5.6 表示色の設定 50
11.6 診断・サービス機能.... 51
11.6.1 デバイス情報 51
11.6.2 シミュレーション 52
11.6.3 光による位置確認 53
11.6.4 積算計の値の読取り 53
11.6.5 [メモリ].... 53
12 トラブルシューティング....55
12.1 警告メッセージ 55
12.2 エラーメッセージ 56
13 メンテナンス・修理・廃棄 57
14 工場出荷時設定 58
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による反応・結果
太字 設定ボタン、表示等
→ リンクがない相互参照
リンクによる相互参照
重要事項 従わない
情報 補足事項
1.2 警告
警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。

警告
重度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。

注意
軽度または中程度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。

注意
物的損害のおそれ
▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 製品は許可される媒体以外に使用してはなりません。
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。
2.1 サイバーセキュリティ
取付
本センサは、IEC 62443-1-1による制御機器のセキュリティ環境での動作に適合します。
本センサは、ファイアウォールの背後に配置できます。
▶ IEC 62443-1-1によるシステムのリスク評価を実施してください。
▶ 物理的なセキュリティ対策を行ってください。
操作方法
▶ 製品ドキュメントに記載のセキュリティ機能と使用に関する推奨事項を守ってください。
メンテナンス
▶ 社内で定められた内部変更管理プロセスに従い、システムの設定とデータをバックアップしてください。
廃棄
▶ 機密情報が漏洩しないようにしてください。
▶ センサは、必ず工場出荷時設定にシステムをリセットしてから廃棄してください。
3 運搬 取扱 保管
▶ 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。
▶ 機器を倉庫などに保管する場合は、納品時と同じように包装・梱包し保管してください。
▶ 納品時の梱包を使用しない場合は、未使用の接続部に嵌合するコネクタや保護キャップを装着し、適切に包装・梱包し機器を保管してください。
▶ 機器の保存条件に従って保管してください(→テクニカルデータ)。
4 使用目的
このセンサは液体を監視します。
流速、流量(時間当たりの流量)、積算流量および媒体温度を検出します。
4.1 アプリケーション
次の特性を持つ液体:
- 導電率:≥20 μS/cm
- 粘度:<70 mm 2 /s(40°C時)、<70 cSt(104°F時)

この製品はクラスA製品です。この製品は屋内での使用により無線妨害を生じることがあります。
▶ 必要に応じて、適切なEMCスクリーニング措置を取ってください。

欧州压力機器指令 (PED):
この装置は欧州圧力機器指令に適合し、「健全なエンジニアリングの実践」に従ってグループ2の液体向けに設計、製造されています。グループ1流体の媒体使用はご要望によります。
5 機能
- センサは電磁誘導式の測定原理により体積流量を検出します。
- 追加の測定値として、媒体温度を検出します。
- このセンサはSIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードで動作できます。
- センサには多くの自己診断オプションがあります。
- シミュレーションモードでは、センサを簡単にセットアップできます。
- 現在のプロセス値を装置に表示します。
- センサはパラメータ設定に応じて2つの出力信号を出します。
- 次の出力機能があります。:
- 限界値監視用のスイッチング信号 ➕ 28 : 流量、温度
- 流れの方向用のスイッチング信号 ➡ 30
- 積算流量の監視(積算機能)→31:スイッチング信号またはパルス信号
- アナログ信号 ➞ 34 : 流量、温度
- 周波数出力 → 36 : 流量、温度
- デバイスは次の追加機能も提供します。
- 積算計の値の読取り → 53
- [メモリ] ➡ 53
- シミュレーション ➡ 52
- 光による位置確認 ➡ 53
- ロック/ロック解除 ➡ 47
- デバイスのリセット ➡ 48
- ディスプレイ設定 → 48
- アプリケーション設定 ➕ 40:例:標準測定単位、測定値ダンピング、起動遅延、出力極性、低流量カットオフ、流れ方向、積算リセット、積算のカウント方法、エラー時の出力動作。

工場出荷時設定では、OUT1のスイッチング信号とOUT2のアナログ信号により流量を監視します ➡ 58。
5.1 出力OUT1選択メニュー
- 流量のスイッチング出力
- 温度のスイッチング出力
- 流れの方向用のスイッチング信号
- スイッチング信号による積算
- パルス信号による積算
- 流量の周波数出力
- 温度の周波数出力
- IO-Link
- OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)
5.2 出力OUT2選択オプション
- 流量のスイッチング出力
- 温度のスイッチング出力
- 流れの方向用のスイッチング信号
- 流量のアナログ出力
- 温度のアナログ出力
- 外部からの積算リセット用の入力
- OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング)
5.3 IO-Link
IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

Input Output Device Description ( IODD ) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.comをご覧ください。
IO-Linkには次のメリットがあります。
- すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
- 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
-
システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
-
その他のパラメータと診断機能
- デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)
- パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
- デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
- 標準化された電気接続
- リモートメンテナンス
6 取付方法

注意
媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。
▷ 火傷の危険があります。
▶ 外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護してください。

注意
非接地の配管内(プラスチックの配管など)に取付ける場合は機能接地にはなりません。
▷ 動作機能が不完全になります。
▶ デバイスを接地してください。アクセサリとしてM12コネクター用の接地ブラケットをご用意しています。documentation.ifm.comを参照してください。
▶ システムに圧力がかかっていないことを確認してください。
▶ 取付時、設置個所から媒体が漏れないように行ってください。
▶ 配管内に付着物やガス・空気の滞留がないようにしてください。

センサを取付けたシステムの配管内に気泡が発生すると、測定に影響を及ぼします。
▶ 取付け後はシステムをすすいで配管内を通気してください。

センサの入口または出口の整流するための配管は必要ありません。
6.1 压力接続口
Gねじ接続のセンサは、アダプタを使用して配管に取付けることができます。
アダプタは別売のアクセサリでご注文いただけます。
- 取付アクセサリの適合製品については、弊社ウェブサイトwww.ifm.comをご覧ください。
- ifm製のアダプタを使用した場合に限り、センサが正しく取付けられ接続の気密性を確保できます。

▶ 取付アクセサリの取扱注意事項を守ってください。

▶ センサと固定部の締付トルクに注意してください。

図 1: Gねじタイプのプロセス接続 : F = 流れの方向
1: 配管
2: アダプタ
3: シール
4 : Gねじ
▶ プロセス接続部・アダプタ・センサのねじ山にグリスを塗ります。アプリケーションに適合するグリスを使用してください。
▶ 配管にアダプタをねじ込みます。
▶ パッキンを入れて流れ方向の表示を合わせてセンサを取付けます。
▶ センサにアダプタを手でしっかりねじ込みます。
▶ 両方のアダプタを規定の締付トルクでそれぞれ逆方向へ締め付けてください。
- DN6タイプ 15 Nm
- DN15~DN25タイプ 30 Nm
6.2 取付位置
6.2.1 推奨取付位置
▶ 測定配管内が常に満水状態になるようにセンサを取付けてください。
▶ 立ち上がり配管の前か立ち上がり配管に取り付けてください。

図 2: 推奨取付位置F = 流れの方向
次の事項が保証される場合は、センサをどの方向にも取付けられます。
- 配管内に気泡が生じないこと。
- 配管が常に満水状態であること。
i 水平取付の場合:水平取付の場合は、ポンプを停止させても測定管に常に少量の媒体が残り流量値が表示されます。
6.2.2 推奨されない取付位置
- 出口が降下している配管
- 直接降下している配管
- 配管の吐出口の直前。
- ポンプの入口側
- 配管上で最も高い位置
7 電気接続

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。
▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。


図 3: 結線図
| ピン | アサイン |
| 1 | L+ |
| 3 | L- |
| 4(OUT1) | 流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力流れの方向用のスイッチング信号スイッチング信号による積算パルス信号による積算流量の周波数出力温度の周波数出力IO-LinkOFF(出力は高インピーダンスにスイッチング) |
| 2(OUT2/InD) | 流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力流れの方向用のスイッチング信号流量のアナログ出力温度のアナログ出力外部からの積算リセット用の入力OFF(出力は高インピーダンスにスイッチング) |
配線例:




1 : 2 x PNPスイッチング
3: 1 x PNPスイッチング、1 x アナログ
2: 2 x NPNスイッチング
4: 1 x NPNのスイッチング、1 x アナログ
8 操作部と表示部

図 4: 操作部と表示部
1 : OUT1のスイッチング状態LED
2: OUT2のスイッチング状態LED
3:TFT表示
4:表示变更
およびパラメータ設定キー

本体が高温になると次のように表示の明るさを自動調整します。
本体温度が 70 °C以上:明るさが25 %に低下
本体温度が 100 °C以上:表示を自動オフ
表示画面の切替:
動作中に、異なるプロセス値表示間で切替えられます。
▶ ▲または▼を押してください。
▷ 表示が設定した標準測定単位による標準表示と別の単位との間で切替わります。
▷ 30秒後、センサは標準表示に戻ります。
①

②

③
▼▲

1: diS. L、coL.xおよびuni.xで設定した標準表示
2: すべてのプロセス値の概要
3:積算流量の値の概要

積算流量は、最も精度の高い測定単位に自動的に換算して表示されます。
9 メニュー
メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。

図 5: メニュー構成
9.1 メインメニューとサブメニュー

表示されるパラメータは、工場出荷時設定が変更されている場合は変化します。次のメニュー表示は、最大の利用可能なパラメータを示します。

パラメータ設定ソフトウェアのパラメータ名が、センサディスプレイ上の名前と異なる場合があります。
メインメニュー:

| パラメータ | 説明 |
| SPx | ヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのスイッチポイント |
| rPx | ヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのリセットポイント |
| FHx | ウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの上限 |
| FLx | ウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの下限 |
| ASP2 | OUT2のアナログスタートポイント = 出力信号が4mA時のプロセス値 |
| AEP2 | OUT2のアナログエンドポイント = 出力信号が20mA時のプロセス値 |
| ImPS1 | パルス値(=1パルスに相当する流量値) |
| ImPR1 | 積算機能:パルス信号(ImPR1=YES)またはスイッチング信号(ImPR1=NO) |
| FSP1 | OUT1の周波数スタートポイント = 周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)。 |
| FEP1 | OUT1の周波数エンドポイント = FrP1で設定された周波数信号を出力する測定最大値。 |
| FrP1 | 測定最大値(MEWまたはFEP1)に到達した場合に出力する周波数信号。 |
| DIn2 | 外部からの積算リセット用のリセット信号 |
| EF | EF(拡張機能)サブメニューに変更 |
出力設定OUT1メニュー:

| パラメータ | 機能 |
| OUT1 | サブメニューOUT1(出力1の出力設定)に切替 |
| SEL1 | 出力OUT1の測定値 |
| ou1 | 出力OUT1の出力機能:Hno/Fno/Hnc/Fnc=スイッチング信号ヒステリシス/ウィンドウ、NO/NClmP=積算機能(パルス信号またはスイッチング信号プリセットカウンタ)FRQ=周波数信号dir. F=流れの方向用のスイッチング信号OFF=出力オフ |
| SP1 | ヒステリシスのスイッチング出力OUT1のセットポイント |
| rP1 | ヒステリシスのスイッチング出力OUT1のリセットポイント |
| FH1 | ウィンドウのスイッチング信号OUT1の上限値 |
| FL1 | ウィンドウのスイッチング信号OUT1の下限値 |
| ImPS1 | パルス値(=1パルスに相当する流量値) |
| ImPR1 | 積算機能:パルス信号(ImPR1=YES)またはスイッチング信号(ImPR1=NO) |
| FSP1 | OUT1の周波数スタートポイント = 周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)。 |
| FEP1 | OUT1の周波数エンドポイント = FrP1で設定された周波数信号を出力する測定最大値。 |
| FrP1 | 測定最大値(MEWまたはFEP1)に到達した場合に出力する周波数信号。 |
| FOU1 | エラー発生時の出力応答(OUT1) |
出力設定OUT2メニュー:

図 6: メニューOUT2 [SM small]
| パラメータ | 機能 |
| OUT2 | サブメニューOUT2(出力2の出力設定)に切替 |
| SEL2 | 出力OUT2のプロセス値 |
| ou2 | 出力OUT2の出力機能:アナログ信号4~20 mAHno/Fno/Hnc/Fnc = スイッチング信号ヒステリシス / ウィンドウ、NO/NCIn. D = 外部信号による積算リセットdir. F = 流れの方向用のスイッチング信号OFF = 出力オフ |
| ASP2 | OUT2のアナログスタートポイント = 出力信号が4mA時のプロセス値 |
| AEP2 | OUT2のアナログエンドポイント = 出力信号が20mA時のプロセス値 |
| SP2 | ヒステリシスのスイッチング出力OUT2のセットポイント |
| rP2 | ヒステリシスのスイッチング出力OUT2のリセットポイント |
| FH2 | ウィンドウのスイッチング信号OUT2の上限値 |
| FL2 | ウィンドウのスイッチング信号OUT2の下限値 |
| DIn2 | 外部からの積算リセット用のリセット信号 |
| FOU2 | エラー時の出力応答(OUT2) |
基本設定CFGと積算TOTLメニュー:

* SM4; **SM6/SM7/SM8
| パラメータ | 機能 |
| CFG | サブメニューCFG(基本設定)に切替 |
| TOTL | サブメニューTOTL(積算)に切替 |
| uni. F | 流量の標準測定単位 |
| uni. T | 温度の標準測定単位 |
| dAP | ダンピング定数(秒)(立上がり時間 τ の63%) |
| dSt | 流量監視の起動遅延時間 |
| P-n | スイッチング出力の出力極性 |
| LFC | 低流量カットオフ |
| Fdir | 流れの方向 |
| rTox | 積算リセットの設定(マニュアル設定または時間制御) |
| FProx | 積算のカウント方法:流れの方向を考慮 |
| Vol.x | 積算計(Vol.x)に関する現在のカウンタの読取り値 |
| Vol. L | 全期間の積算計(Vol. L)に関する現在のカウンタの読取り値 |
メモリMEMおよび表示DISメニュー:

| パラメータ | 説明 |
| MEM | MEM(メモリ)サブメニューに変更 |
| DIS | DIS(ディスプレイ)サブメニュー切替 |
| Lo. F | 最小測定流量 |
| Hi. F | 最大測定流量 |
| Lo. T | 測定された最低温度値 |
| Hi. T | 測定された最高温度値 |
| LanG | 表示用言語の選択 |
| diS. L | ディスプレイのレイアウト |
| diS. U | 表示の更新レート |
| diS. R | 表示の向き |
| diS. B | 表示の輝度 |
色設定COLRとシミュレーションSIMメニュー:

| パラメータ | 機能 |
| COLR | COLR(色設定)のサブメニューを開く |
| SIM | サブメニューSIM(シミュレーション)に変更 |
| coL. F | 流量のフォントの色 |
| coL. T | 温度のフォントの色 |
| coL. V | 積算表示のフォントの色 |
| cFH. F | 色が変わる上限値(流量) |
| cFL. F | 色が変わる下限値(流量) |
| cFH. T | 色が変わる上限値(温度) |
| cFL. T | 色が変わる下限値(温度) |
| S. FLW | シミュレーションモードでシミュレーションされた流量値 |
| S. TMP | シミュレーションモードでシミュレーションされた温度値 |
| S. Tim | シミュレーション時間(単位:分) |
| S. On | シミュレーションモードの開始 |
10 セットアップ
電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
起動遅延時間中は、設定したパラメータに応じて出力が以下の状態になります。
- ノーマルオープン(Hno / Fno)の場合ON
- ノーマルクローズ (Hnc / Fnc) の場合OFF
- 方向の検出(dir. F)の場合オン
- 周波数出力(FRQ)OFF
- 消費量の監視(ImP)の場合OFF
- 電流出力 (I) の場合20 mA

IO-Linkマスタの接続時にマスタのポートがIO-Linkモードに設定されている場合は、センサはSIOモード(標準I/O)からIO-Linkモードに自動的に切り替わります。
11 パラメータ設定
パラメータ設定はIO-Linkインターフェースから、またはセンサの操作要素から設定できます。
パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。

動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。
▶ 設備に異常がないことを確認してください。
パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。

メニューで利用可能なパラメータはパラメータ設定に応じて変化する場合があります。
11.1 センサキーからのパラメータ設定

注意
媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ センサを手で触らないでください。
▶ センサで設定を実施する際は、先の尖っていないもの(ボールペンなど)を使用してください。
パラメータ設定プロセス全般:
| 意図 | アクション |
| プロセス表示からメインメニューに変更 | ● |
| サブメニューに変更 | ▼を使用してサブメニュー(EFなど)にナビゲートしてから、● |
| 必要なパラメータの選択 | ▲または▼ |
| 設定モードに変更 | ● |
| パラメータ値の変更 | ▲または▼を1秒以上 |
| 設定したパラメータの承認 | ● |
| 保存せずにパラメータ設定を終了 | ▲+▼ |
| 次に高いメニューに戻る(プロセス値表示に到達するには数回繰返し) | ▲+▼ |
| プロセス値表示に戻る | >30秒(タイムアウト) |

パラメータ値を変更する時にが表示された場合は、センサのキーがロックされています(➡ Lock / Unlock)。
11.2 IO-Linkからのパラメータ設定
IO-Linkにより、次のような方法でパラメータを設定できます。
- ifm moneo|configure等のパラメータ設定ソフトウェアによるパラメータ設定
- PLCによるパラメータ設定
- IIoTアプリケーションによるパラメータ設定
IO-Linkによるパラメータ設定に必要なものは次の通りです。
√ パラメータ設定ソフトウェアからパラメータを設定する場合のデバイスデータ記述ファイル(IODD)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ PLCまたはIloTアプリケーションからパラメータを設定する場合のIO-Link記述ファイル(PDF)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ IO-Linkマスタ
▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェア、PLCまたはIloTアプリケーションに接続します。
▶ センサをIO-Linkマスタの適切な未使用ポートに接続します。
▶ IO-LinkマスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。
▷ センサがIO-Linkモードに変わります。
▶ ソフトウェアからパラメータの設定を変更します。
▶ パラメータの設定をデバイスに書込みます。

システム統合・IO-Linkによるパラメータ設定のサポート資料:
moneo等のパラメータ設定ソフトウェア→マニュアル
→ 説明とスタートアップパッケージについて ifm.com/cnt/io-link-system-integration
11.3 出力設定
この章では、OUT1とOUT2における出力信号用のオプションについて説明します。
11.3.1 限界値監視用のスイッチング信号
プロセス値監視用にスイッチング信号を出力できます。OUTxは、設定したスイッチングリミットを超過したり到達しなかったりした場合に、スイッチング状態が変化します。ヒステリシス機能とウインドウ機能から選択できます。
ヒステリシス機能:

図 7: ヒステリシス機能
1: プロセス値
t: 時間
SP : セットポイント
rP : リセットポイント
HY : ヒステリシス
Hno : ヒステリシス機能 (ノーマルオープン)
Hnc : ヒステリシス機能 (ノーマルクローズ)

ヒステリシス機能を設定すると、スイッチポイントSPとリセットポイントrPが規定されます。rPの値は必ずSPの値より低くなります。スイッチポイントを変更すると、リセットポイントが自動的に変更されます。2つの値の差は常に一定になります。
ウインドウ機能:

図 8: ウインド機能
1: プロセス値
t: 時間
FH : 上限值
FL: 下限值
HY : ヒステリシス
FE : ウィンドウエリア
Fno : ウィンドウ機能 (ノーマルオープン)
Fnc : ウィンドウ機能 ( ノーマルクローズ )

ウィンドウを設定した場合は、上限値FHと下限値FLが決まります。FHとFLは、ヒステリシスが測定範囲の最大値(MEW)の0.25%に固定されています。これにより、流量が不安定な時にスイッチング出力が安定します。
11.3.1.1 センサキーによるパラメータ設定: スイッチング信号
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni.x
√ プロセス値を選択します。: EF > OUTx > SELx
▶ EF > OUTxを開いて、出力OUTxを設定します。
ヒステリシス機能:
▶ ouxを選択してスイッチング信号を設定します:HnoまたはHnc。
▶ SPxを選択し、出力が切替わる測定値を設定します。
▶ rPxを選択し、出力が復帰する測定値を設定します。
ウインドウ機能:
▶ ouxを選択してスイッチング信号を設定します:FnoまたはFnc。
▶ FHxを選択してウインドウの上限値を設定します。
▶ FLxを選択してウインドウの下限値を設定します。

SP、rP、FH、FLのパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
11.3.2 流れの方向用のスイッチング信号
スイッチング信号を出力して流れの方向を監視できます。
流量が設定した最小流量未満になると、負の方向(-LFC)に出力が切り替わります(1)。
流れの方向は次のように切り替わります。
- +LFCを超えると出力がONになります(2)。
- LFC未満になると出力がOFFになります(3)。

LFC = Low flow cut-off:低流量カットオフ → 43。最小流量の単位は、uni. Fで選択した単位になります。

図 9: スイッチング信号による流れ方向の監視
+Q:正方向に流れる流量
-Q:負方向に流れる流量
+LFC:正方向に流れる最小流量
-LFC:負方向に流れる最小流量
センサに表示される「flow direction」(流れ方向)のテキストと矢印が正方向の流れを表します。流量測定の方向をFdirのパラメータにより逆方向に変更することができます。
→ 流れの方向 → 44。
11.3.2.1 センサキーによるパラメータ設定: 流れの方向用のスイッチング信号
▶ EF > OUTxメニューに移動します。
▶ SELxを選択して測定値を設定します:FLOW.
▶ ouxを選択してdir. Fに設定します。
▶ 必要に応じて、設定された流量方向を確認し変更してください ➡ 44。
11.3.3 積算流量の監視(積算機能)
この装置には3つの内部流量計があります(積算計Vol.1、Vol.2、Vol. L)。これらは継続的に積算流量を合計し、ディスプレイおよびIO-Linkインターフェースより、この測定値を表示します。
| 積算器 | プロセス値 | IO-Linkからの読取りアクセス |
| Vol.1 | 積算流量1(この値はスイッチング信号またはパルス信号による積算流量の監視に使用される) | 周期的 |
| Vol.2 | 積算流量2 | 非周期的 |
| Vol. L | 全期間の積算流量(生涯積算計) | 非周期的 |
- 積算流量Vol.1とVol.2はリセットできます。積算計Vol. Lはリセットできません。
→ 積算リセット → 44。
- 積算流量Vol.1とVol.2は、次のパラメータの設定を含めて消費量を合計します。
- 流れの方向 ➞ 44。
- 積算のカウント方法 ➞ 46。
-
低流量カットオフ → 43。
-
Life Time Totalisator Vol. Lは、流れの方向やカウント方法にかかわらず、すべての流量を合計します。
- 検出範囲(cr. OL)を超過すると、積算計は直前の有効流量値(測定範囲の最大値)からカウントを継続します。
- 現在の積算流量に加えて、前回のリセット前の値が保存されます。この値と前回のリセット後の時間も表示できます。
→ 積算計の値の読取り → 53。

積算流量は、一定間隔で流量を合計し保存します。停電後、この値は現在の流量計の読取り値として利用できます。時間制御によるリセットを設定した場合、設定したリセット間隔の経過時間も保存されます。そのため、最大数秒間データが失われる可能性があります。
- 積算流量の測定精度は、流量測定の精度により変わります。
- 積算流量監視用にスイッチング信号またはパルス信号を出力できます。
→ スイッチング信号による積算流量の監視 → 32。
→ パルス信号による積算 ➡ 33。
11.3.3.1 スイッチング信号による積算流量の監視
スイッチング信号を使って、積算流量を監視することができます。
積算流量Vol.1がImPSで設定された流量(パルス値)に達するとスイッチング信号を出力します。
積算流量は、流れ方向が加算されます。→46
積算リセットが実行されるまで、出力はオンのままです。積算流量のリセットを実行すると、測定を再開します。
積算のリセットは自動または手動で操作できます。
積算のリセットとスイッチング信号の条件は、rToから設定できます。
• rTo = OFF :
- 積算流量は、マニュアル操作またはオーバーフロー後にのみリセットされます。
- 積算流量が ImPSの流量に達すると、出力が切り替わります。
- rTo = ...h / d / w (時 / 日 / 週) :
- ▷ 設定時間の経過後、積算が自動的にリセットされます。
- 積算流量が設定した時間内に ImPSの流量に達した場合のみ、出力が切り替わります。

積算計は、rToxパラメータにより手動でいつでもリセットできます。積算計Vol.1はさらに、ピン2の外部信号によりリセットできます。
→ 積算リセット → 44。
11.3.3.1.1 本体ボタンによるパラメータ設定:積算流量の信号スイッチング
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. F
√ プロセス値を選択します。: EF > OUT1 > SEL1 = FLOW
▶ EF > OUT1に移動して出力OUT1を設定します。
▶ ou1を選択してImPに設定します。
▶ ImPS1を選択し、出力が切り替わる流量を設定します。
- ▲または▼を押して設定範囲を選択します。
- ●を短時間押して設定範囲を確定します。
- ▲または▼を押して必要な数値を設定します。
- ●を短時間押して値を適用します。
設定範囲は、uni. Fで選択した流量単位により異なります。
| uni. F | 設定範囲ImPS |
| L/minまたは m3/h またはm/s | L...m3...103m3 |
| gal/minまたはgal/h | 10-3gal...gal...103gal...106gal |
| fl oz/minまたはft/s | fl oz... 103fl oz...106fl oz |
▶ ImPR1を選択し、Noを設定します。

ImPSとImPRのパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
▶ 積算流量のリセット設定 ➞ 44。
11.3.3.2 パルス信号による積算
積算流量の監視の目的で、パルス信号を出力することができます。

パルス信号はIO-Linkインターフェースからは利用できません。
出力は、Vol.1の積算流量がImPSで設定された流量(パルス値)に達するとパルス信号を出力します。
積算流量は、流れ方向が加算されます。→46
パルス信号は出力を短時間でスイッチオン/オフすることで構成されます。
スイッチング状態LEDはスイッチング動作を表示しません。
11.3.3.2.1 センサキーによるパラメータ設定: パルス信号による積算
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni. F
√ プロセス値を選択します。: EF > OUT1 > SEL1 = FLOW
▶ EF > OUT1に移動して出力OUT1を設定します。
▶ ou1を選択してImPに設定します。
▶ ImPS1を選択し、1パルスに相当する流量(パルス値)を設定します。
- ▲または▼を押して設定範囲を選択します。
- ●を短時間押して設定範囲を確定します。
- ▲または▼を押して必要な数値を設定します。
- ●を短時間押して値を適用します。
設定範囲は、uni. Fで選択した流量単位により異なります。
| uni. F | 設定範囲lmPS |
| L/minまたは m3/h またはm/s | L...m3...103m3 |
| gal/minまたはgal/h | 10-3gal...gal...103gal...106gal |
| fl oz/minまたはft/s | fl oz... 103fl oz... 106fl oz |
▶ ImPR1を選択し、Yesを設定します。

ImPSとImPRのパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
11.3.4 アナログ信号
センサはプロセス値に比例したアナログ信号を出力します。
測定範囲内では、アナログ信号は4~20 mAの間です。
- ASP2を出力信号が4mAの時のプロセス値を決定します。
- AEP2を出力信号が20mAの時のプロセス値を決定します。

ASP2とAEP2の最小の差 = 測定範囲の20%。
測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される電流信号が提供されます。表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(cr. UL、UL、OL、cr. OL、Err)。

図 10: IEC 60947-5-7によるアナログ出力特性
1:アナログ信号 MAW:測定範囲の最小値
2: 測定値(FLOWまたはTEMP) MEW:測定範囲の最大値
3:検出範囲 ASP:アナログスタートポイント
4:表示範囲 AEP:アナログエンドポイント
5:測定範囲 UL:表示範囲未満
6:スケーリングの測定範囲 cr. UL:検出範囲未満
OL:表示範囲超過
cr. OL:檢出範囲超過

流量値が負の場合は、流れの方向 ➡ 44がFdirの設定とは逆であることを示します。

障害の場合アナログ信号は、パラメータFOUで設定できます。出力のエラー動作 ➡ 39。
センサキーによるパラメータ設定: アナログ信号
√ 標準測定単位が選択されています:EF > CFG > uni.x。
▶ EF > OUT2に移動して、出力OUT2を設定します。
▶ SEL2を選択して測定値を設定します。FLOWまたはTEMP。
▶ ou2を選択して機能を設定します:I(アナログ信号4~20 mA)。
▶ ASP2を選択して出力信号が4 mAになる測定値を設定します。
▶ AEP2を選択して出力信号が20 mAになる測定値を設定します。

ASPとAEPのパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
11.3.5 周波数出力
センサはプロセス値に比例した周波数信号を出力します。
周波数信号は調節できます。:
- FrP1は、測定値が上限に達した時に出力する周波数信号(Hz)を設定します。
設定範囲:1 Hz~10 kHz。
測定範囲はスケーリング可能です:
- FSP1は周波数信号の最小測定値を決定して表示します。
- FEP1は、FrP1で設定した周波数信号を出力する測定値の上限を設定します。

FSP1の設定は温度測定のみです。FSP1とFEP1の最小の差 = 測定範囲の20%。
測定値が測定範囲外となる場合や内部エラーの場合は、次の図に示す周波数信号を出力します。 表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(UL、OL、Err)。
流量の周波数信号:

図 11: 周波数出力の出力特性、流量
1:周波数出力 MAW:測定範囲の最小値
2: 測定値(流量) MEW:測定範囲の最大値
3:表示範囲 FEPx:周波数エンドポイント
4:測定範囲 FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)
5:スケーリングされた測定範囲 OL:表示範囲超過
Err:エラー cr. OL:表示範囲の大幅超過
温度の周波数信号:

図 12: 周波数出力の出力特性、温度
1:周波数出力 MAW:測定範囲の最小値
2: 測定値(温度) MEW:測定範囲の最大値
3:表示範囲 FSPx:周波数スタートポイント
4:測定範囲 FEPx:周波数エンドポイント
5:スケーリングされた測定範囲 FrPx:上限測定値の周波数出力(Hz)
Err:エラー cr. OL:表示範囲の大幅超過
UL:表示範囲未満 cr. UL:表示範囲より大幅低下
センサキーによるパラメータ設定: 周波数出力
√ 標準測定単位が選択されています:EF > CFG > uni.x。
▶ EF > OUT1に移動して、出力OUT1を設定します。
▶ SEL1を選択して測定値を設定します:FLOWまたはTEMP。
▶ ou1を選択し、FRQを設定します。
▶ FSP1を選択して、0 Hzが出力される下限測定値を設定します。

FSP1は温度測定のみに利用できます。
▶ FEP1を選択して、FrP1で設定した周波数が提供される上限測定値を設定します(=100%)。
▶ FrP1を選択して、上限測定値に対する周波数をHzで設定します。

FSP、FEP、FrPのパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
11.3.6 出力のエラー動作
障害の場合のOUTx出力の反応は、パラメータFOUxで設定できます。選択した出力機能に応じて、障害の場合に次の信号が出力されます:
- スイッチング出力:
- On:障害の場合に出力がオンになります。
- OFF:障害の場合に出力がオフになります。
- OU:障害に関係なくパラメータで設定した通りに出力が切り替わります。
- アナログ信号 ➞ 34 :
- On:アナログ信号は上限値になります。
- OFF:アナログ信号は下限値になります。
- OU:アナログ信号は測定値に一致します。
- 周波数出力 → 36:
- On:周波数信号はFrP1の130%になります。
- OFF:周波数信号は0 Hzになります。
- OU:周波数信号は測定値に対応します。

FOUxは、消費量の監視で使用できません。障害の場合も、設定した流量に到達するとスイッチング信号またはパルス信号が出力されます。
センサキーからのパラメータ設定:出力のエラー動作
▶ EF > OUTxメニューに移動します。
▶ FOUxを選択して、OUTxのエラー動作を設定します:On、OFF、OU。
11.3.7 出力オフ
出力信号は、パラメータをoux = OFFに設定することでオフにできます。その場合、出力は高インピーダンスになります。
OUT1のIO-Linkインターフェースによる通信は継続します。
11.3.7.1 センサキーによるパラメータ設定:出力オフ
▶ EF > OUTxメニューに移動します。
▶ ouxを選択し、OFFを設定します。
11.4 アプリケーション設定
11.4.1 標準測定単位
プロセス値とともに表示される標準測定単位を選択できます。その他のパラメータ設定もこの単位が基本になります。
単位を変更した場合、常にSI単位で伝送されるIO-Linkのプロセス値に影響はありません。
選択可能な値:
- 流量uni. F:
- SM4 : mm/s、ml/min、l/h、gal/h、floz/min、ft/s。
- SM6/SM7/SM8 : m/s、l/min、 m3 /h、gal/min、gal/h、floz/min、ft/s。
- 温度uni. T:°Cまたは°F 日本国内では計量法によりSI単位以外使用できません。
▶ 測定単位を選択してから、OUTxのパラメータを設定します。
11.4.1.1 操作ボタンによるパラメータ設定:標準測定単位
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ uni.xを選択して測定単位を設定します。
11.4.2 OUT1およびOUT2のプロセス値
両方の出力に対して、どのプロセス値を監視するかを選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この選択に基づきます。
選択可能な値:
- FLOW:流量
- TEMP:温度
センサキーによるパラメータ設定: 測定値OUT1、OUT2
▶ EF > OUTxメニューに移動します。
▶ SELxを選択。出力OUT x のプロセス値を設定します。
11.4.3 ダンピング
ダンピング定数を設定することにより、出力信号が安定します。物理的なプロセス値が急激に変化しても、調整された出力になります。
これは、出力、表示、IO-Linkで伝送されるプロセス値に関係します。
ダンピング定数dAPにより、測定値が急激に変化した場合に、出力信号が最大値の63%に何秒後に達するかを設定できます。
ダンピング定数によりセンサの応答性が遅くなります。(→技術データ)
信号UL、cr. UL、OL、cr. OLは、ダンピング定数を考慮した設定になります。

ダンピングが測定値に影響するのは、流量のプロセス値のみです。
11.4.3.1 操作ボタンによるパラメータ設定:ダンピング
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ dAPを選択してダンピング定数を秒で設定します(τ値63%)。
11.4.4 起動遲延時間
出力遅延時間[dSt]は、流量監視のスイッチング出力に影響します。
出力遅延が有効(dSt>0)の場合、次のようになります。流量がLFC値を超え多場合に直ちに次のプロセスを実行:
- 出力遅延時間が有効になります。
- 出力は設定に従ってスイッチングします。NO機能の場合はON、NC機能の場合はOFF。
出力遅延が有効になった後、3つのオプションがあります。
| 状態 | 反応 | |
| 1: | 流量が急増し、スイッチポイント/dStの許容範囲内に到達。 | 出力はオンの状態を維持。 |
| 2: | 流量が次第に増加し、スイッチポイント/dStの許容範囲内に到達しない。 | 出力がすべてリセットされる。 |
| 3: | 流量がdStの範囲内でLFC未満。 | 出力が直ちにリセットされる。dStが停止。 |
例:ヒステリシスの流量監視

| 状態 | 反応 | |
| 1: | 流量QがLFCに到達 | dStが開始、出力がオンになる |
| 2: | dStを経過、QはSPに到達 | 出力はオンの状態を維持 |
| 3: | QはSP未満でrPより上を維持 | 出力はオンの状態を維持 |
| 4: | QはrP未満 | 出力がリセットされる |
| 5: | Qが再度LFCに到達 | dStが開始、出力がオンになる |
| 6: | dStを経過、QはSPに到達しない | 出力がリセットされる |
| 7: | QがSPに到達 | 出力がオンになる |
例:ウィンドウの流量監視

| 状態 | 反応 | |
| 1: | 流量QがLFCに到達 | dStが開始、出力がオンになる |
| 2: | dStが経過、Qは許容範囲に到達しない | 出力はオンの状態を維持 |
| 3: | QはFHより上(許容範囲を逸脱) | 出力がリセットされる |
| 4: | Qは再度FH未満になる | 出力がオンになる |
| 5: | QはFL未満に下降(許容範囲を逸脱) | 出力がリセットされる |
| 6: | Qが再度LFCに到達 | dStが開始、出力がオンになる |
| 7: | dStが経過、Qは許容範囲に到達しない | 出力がリセットされる |
| 8: | Qが許容範囲に到達 | 出力がオンになる |
11.4.4.1 操作ボタンによるパラメータ設定:起動遅延時間
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ dStを選択して起動遅延時間を秒で設定します。
11.4.5 出力極性
出力極性はP-nのパラメータから設定します。
設定は両方のスイッチング出力に影響します。
- PnP : PNPスイッチング出力
- nPn : NPNスイッチング出力
センサキーからのパラメータ設定:出力極性
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ P-nを選択し、PnPまたはnPnを設定します。
11.4.6 低流量カットオフ
流量が低い場合は、パラメータLFC(Low flow cut-off)を使用して無視することができます。LFC値未満の流量は、センサにより停止(Q = 0)と判断されます。
LFC値は次の項目に影響します。
- ディスプレイの流量値表示
- 流量のスイッチング信号
- 流量のアナログ信号
- 流量の周波数信号
- 消費量の監視(流量のスイッチング/パルス信号)
- 積算流量による消費量の合計
- 流量の最小・最大メモリ値
センサキーによるパラメータ設定: 低流量カットオフ
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ LFCを選択して、限界値を設定します。限界値を下回ると、流量が停止状態として評価されます。
11.4.7 流れの方向
正の流れの方向をユーザーが定義できます。この設定は次の機能に影響を及ぼします:
→ 積算流量の監視(積算機能)→ 31
→ 流れの方向用のスイッチング信号 → 30
センサに表示される「flow direction」(流れ方向)のテキストと矢印が、正方向の流れを表します(工場出荷時設定)。流速測定の方向を、Fdirのパラメータにより逆方向に変更できます。
| Fdir | 流れの方向 |
| + | 工場出荷時設定の流れの方向 |
| - | 工場出荷時設定の逆流方向 |
センサキーによるパラメータ設定: 流れの方向
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ Fdirを選択し、媒体の流れの方向を設定します。
11.4.8 積算リセット
積算計Vol.1とVol.2はさまざまな方法でリセットできます:
| リセットのタイプ | パラメータ | |
| 1. | マニュアルリセット | • rTox = rES. T |
| 2. | 時間制御によるリセット | • rTox =- ... h = 時- ... d = 日- ... w = 週 |
| 3. | 外部信号によるリセット | • ou2 = In. D• DIn2 :- +EDG = 立上りエッジでリセット- -EDG = 立下りエッジでリセット- HIGH = high信号でリセット- LOW = low信号でリセット |
| 4. | オーバーフローによるリセット(最大表示範囲に到達) | • rTox = OFF |
積算計Vol. Lはリセットできません。
上記のいずれかの方法で積算流量Vol.1をリセットすると、消費量監視の出力もリセットされます。
→ スイッチング信号による積算流量の監視 ➡ 32。
11.4.8.1 センサキーによるパラメータ設定: 積算リセット
1. 手動リセット:
▶ EF > TOTLメニューに移動します。
▶ rTo を選択してrES. Tを設定します。
▷ 積算流量がリセットされます。
2. 時間制御によるリセット:
▶ EF > TOTLメニューに移動します。
▶ rToxを選択し、時間を週(w)、日(d)、または時間(h)の単位で設定します。
▷ 設定時間の経過後、積算が自動的にリセットされます。
3. 外部信号によるリセット:
▶ EF > OUT2メニューに移動します。
▶ ou2を選択し、デジタル入力を設定します:In. D.
▶ DIn2を選択し、リセット信号を設定します:
- HIGH: high信号でリセット
- LOW: low信号でリセット
• +EDG: 立上りエッジでリセット - -EDG: 立下りエッジでリセット
ピン2よりリセット信号を受信したときに、積算計Vol.1がリセットされます。

外部リセットが可能なのは積算計Vol.1のみです。

DIn2のパラメータ設定は後でメインメニューで変更できます。
4.オーバーフローによるリセット:
▶ EF > TOTLメニューに移動します。
▶ rToxを選択し、OFFを設定します。
▷ 最大表示範囲を超過すると、直ちに積算計がリセットされます。
11.4.9 積算のカウント方法
流量計Vol.1とVol.2は、積算流量を計算する際に流れの方向を考慮します。次のカウント方法はパラメータFProxにより定義できます:
| FProx | カウント方法 |
| 0+ | 負の流量値(流れの目印の逆方向)は積算流量に加算されません。 |
| -+ | 負の流量値は消費量から減算されます。 |
| ++ | 流れの方向に関係なくすべて加算されます。 |
表 1: 積算のカウント方法
Vol. Lのカウント方法は設定できません。生涯積算計は、流れの方向にかかわらず、すべての流量を合計します。
カウント方法は、積算流量監視の出力信号に影響します。
→ 積算流量の監視(積算機能)→ 31。

図 13: 流れ方向を含む積算流量の合計
+Q:正方向の流量
-Q:負方向の流量
V: 流量の絶対値 (=負と正の合計流量)
1:負方向に流量が変化
2: 正方向に流量が変化
3:流れ方向を含む積算流量
流れの方向が変化するとき、最低流量LFCが考慮されます。
→ 図流れの方向用のスイッチング信号 → 30。
センサキーによるパラメータ設定: 積算のカウント方法
▶ EF > TOTLメニューに移動します。
▶ FPro1を選択し、積算計Vol.1のカウント方法を設定します。
▶ FPro2を選択し、積算計Vol.2のカウント方法を設定します。
11.4.10 ロック/ロック解除
この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。
このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。
工場出荷時の設定:アンロック

IO-Linkインターフェースからセンサがロックされている場合、解除操作もIO-Link経由で行う必要があります。
11.4.10.1 センサキーによるパラメータ設定: ロック/ロック解除
ロック:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ ▲と▼を同時に10秒間、タイトル行内のプログレスバーの進捗が完了するまで押し続けます。
▷ センサがロックされボタン操作によるパラメータ設定ができなくなります。パラメータを変更しようとすると、マークが表示されます。

ロックは本体ボタンから操作しなければ解除できません。尚、IO-Linkによるパラメータの設定は可能です。
ロック解除:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ ▲と▼を同時に10秒間、タイトル行内のプログレスバーの進捗が完了するまで押し続けます。
▷ センサのボタンロックが解除され操作できるようになります。
11.4.11 デバイスのリセット
センサは工場出荷時の設定にリセットできます。

リセットを実行する前に、工場出荷時設定の章の、ご使用の設定値を記録することを推奨します。
11.4.11.1 センサキーからのパラメータ設定:デバイスのリセット
▶ EFメニューを選択します。
▶ rESを選択します。
▶ ▲または▼を長押しします。
▷ ----が表示されます。
▶ ●を短押しします。
▷ センサが再起動します。
11.5 ディスプレイ設定
ディスプレイの表示は各パラメータにより調整が可能です。パラメータの設定方法は次の通りです。
▶ メニューEF > DISを呼出します。
色設定:
▶ EF > COLRを開きます。
11.5.1 表示言語
表示言語はパラメータLanGにより設定できます。
選択可能な言語:
- DE:ドイツ語
• EN : 英語 - FR: フランス語
11.5.2 表示レイアウト
diS. Lパラメータを使用して、ディスプレイにデフォルトで表示する測定値を選択します。
選択可能な値:
- L1:流量の現在のプロセス値
-
L2. Temp:流量と温度の現在のプロセス値
-
L2. Totl:流量、積算計Vol.1の現在の測定値
- L3:流量、温度、積算流量Vol.1の現在のプロセス値
L1

L2. Temp

L2. Totl

L3

図 14: 表示レイアウト
11.5.3 ディスプレイの更新レート
表示の更新レートは、パラメータdiS. Uにより設定できます。
選択可能な値:
- d1:高速
- d2: 中
- d3:低速
11.5.4 表示の回転
パラメータdiS. Rを使用して、表示テキストを時計回りに回転し、読みやすくすることができます。
選択可能な値:
- 0°(回転なし)
• 90°
• 180°
• 270°
11.5.5 表示輝度
表示輝度はパラメータdiS. Bにより設定できます。
選択可能な値:
• 25 %
• 50 %
• 75 %
• 100 %
- OFF:省エネモード。動作モード中に表示が消えます。
- 30秒経過後に設定が有効になります。
- いずれかのキーを押すと表示が作動します。30秒間操作がないと表示は再度オフになります。

設定がOFFになっていても、警告やエラーメッセージは表示され、位置通知の点灯機能はオンになります。

本体が高温になると次のように表示の明るさを自動調整します。
本体温度が 70 °C以上:明るさが25 %に低下
本体温度が 100 °C以上:表示を自動オフ
11.5.6 表示色の設定
表示のフォントの色は、パラメータcoL.xで設定できます。
- coL. F: 流量のフォントの色
- coL. T: 温度のフォントの色
- coL. V: 積算計Vol.1のフォントの色
11.5.6.1 常時同じ色の表示
フォントを常時1色で表示します。
- coL.x = bk/wh:文字色、白
- coL.x = red:文字色、赤
- coL.x = green:文字色、緑
- coL.x = yellow:文字色、黄
L1

L2. Temp

L2. Totl

L3

図 15: 固定色の設定。例:coL. F = bk/wh、coL. T = green、coL. V = yellow、
すべての表示レイアウトの図 ➡ 48
11.5.6.2 リミット値の設定に合わせた色の変化
測定値*がcFL.x~cFH.xのリミット範囲内にある場合は、選択したパラメータに応じて次のようになります。
- coL.x = r-cF:文字色、赤
- coL.x = G-cF:文字色、緑

図 16: 色の変更。例:coL. F = r-cF、coL. T = G-cF、制限値の範囲内の現在の測定値。

積算流量表示は色を変更できません。
出力機能に関係なく、ウィンドウのリミット値の幅を測定範囲内で設定できます。
- 流量:cFL. F = 下限值cFH. F = 上限值
- 温度:cFL. T = 下限值cFH. T = 上限值

cFL.xとcFH.xのパラメータは、r-cFまたはG-cFがcoL.xに設定されている場合のみメニューに表示されます。
11.6 診断 サービス機能
11.6.1 デバイス情報
デバイス情報(変更不可)が装置に保存されています。次の項目を取り上げています。
• 製品名
• 製品ID
- シリアル番号
- ハードウェアリビジョン
- ソフトウェアリビジョン
さらに、適切なパラメータ設定ソフトウェアを使用して、IO-Linkインターフェース経由で、最大長32文字の自由に設定可能なタグをこの装置に割り当てることができます。次の項目を取り上げています。
- アプリケーション固有のタグ
- 機能タグ
- 場所タグ
11.6.1.1 装置キーによる読取り:デバイス情報
▶ EF > Infoを開きます。
▶ 装置の情報を読取ります。
11.6.2 シミュレーション
この機能を使用して、プロセス値やエラー状態をシミュレーションし、センサの動作をチェックすることができます。
シミュレーション時間は調整可能です:1~60分。
シミュレーション可能な値:
- 流量と温度の測定値
- 測定範囲を超える測定値 (cr. UL、UL、OL、cr. OL)
- 設定されたカウント方法による積算流量Vol.1の消費量
シミュレーション実行中:
- デイスプレイのタイトル行にシミュレーション中であることが表示されます。
-
シミュレーション値がディスプレイに表示されます。
-
流量と温度のプロセス値またはイベント(ULなど)のシミュレーション。
-
積算流量Vol.1のシミュレーション。積算流量を0で開始。
-
スイッチング状態LEDが、シミュレーション値と出力設定に従って点灯します。
- シミュレーションは現在の測定値には影響しません。出力は前に設定したように機能します。
- 元の積算流量値が変更されずに保存されます。シミュレーション中の実際の流量はカウントされません。
- ディスプレイに実際の現在のアプリケーションの警告やエラーメッセージは表示されません。

シミュレーションがIO-Linkから開始された場合は、IO-Linkからのみ終了できます。デバイスキーを使用してシミュレーションを停止しようとすると、☑が表示されます。
11.6.2.1 センサキーによるパラメータ設定: simulation
▶ EF > SIMメニューに移動します。
▶ S. FLWまたはS. TMPを選択してシミュレーションするプロセス値を設定します。
- シミュレーションしたいプロセス値が出るまで▲または▼を押します。
- 測定範囲より超過または低下した場合に、OL、crOL、UL、crULの警告/エラーが表示されます。
▶ S. Timを選択してシミュレーション時間を分単位で設定します。
▶ S. Onを選択して機能を設定します:
- On: シミュレーション開始。S. Timで設定した時間、値がシミュレーションされます。任意のキーを押すと中止します。
- OFF: シミュレーションは無効です。
11.6.3 光による位置確認
このセンサは、IO-Linkインターフェースにより、リモートで位置を確認できます。

これはIO-Link専用の機能です。
IO-Linkからコマンドが実行されると、スイッチング状態LEDが点滅し、ディスプレイに「IO-Link」の表示が点滅します。
▶ IO-Linkまたはセンサのいずれかのボタンを押して、機能をオフにします。
11.6.4 積算計の値の読取り
積算流量は、次の値を常時表示できます。
積算値Vol.1およびVol.2
- 現在の流量(=積算計の前回リセット以降の消費量)
- 積算計の前回リセット以前の値
- 積算計の前回リセット以降の時間
耐用期間積算計(総稼働時間)
- 推奨方向の流量(= 正の流れの方向)
- 非推奨方向の流量 (=負の流れの方向)
- 流量の合計(流れ方向に関わらない)
装置キーによる読取り:積算計の値
▶ EF > TOTLメニューに移動します。
▶ Vol.xを選択し、積算値を読取ります。
11.6.5 [メモリ]
センサはプロセスの最大および最小測定値を保存しています。
現在の値は装置の表示またはIO-Linkインターフェースから読取ることができます。
選択可能な値:
- Lo. F: 最小流量値のメモリ
- Hi. F: 最大流量値のメモリ
- Lo. T:温度の最小記録値
- Hi. T:温度の最大記録値
![IFM SM8130 - [メモリ] - 1](/content/2026/03/577598/images/26dfc7e412e3d5a0b890bdc9804b3105135c516f2e65d07ed3a67c9b14dabb6d.jpg)
保存した値はIO-Linkからのみリセットできます。
![IFM SM8130 - [メモリ] - 2](/content/2026/03/577598/images/9fbef1b4763dc68eff8d90b3eb9d58108371a4843c1aea34475bb083783a9416.jpg)
最初に装置を通常の動作モードで運転した場合、すぐにメモリを消去することを推奨します。
11.6.5.1 センサキーからのパラメータ設定:[メモリ]
メモリの表示:
▶ EF > MEMメニューに移動します。
▶ Lo.xまたはHi.xを選択して、測定値の最大値または最小値を表示します。
メモリのクリア:
▶ EF > MEMメニューに移動します。
▶ Lo.xまたはHi.xを選択します。
▶ ▲または▼を長押しします。
▷ ----が表示されます。
▶ ●を短押しします。
12 トラブルシューティング
センサーには多くの自己診断オプションがあります。動作中、センサーは自動的に監視します。
表示がオフの場合でも、警告およびエラー状態が表示されます。エラー表示はIO-Link経由でも利用できます。
状態信号はNAMUR推奨NE107に従って分類されます。
複数の診断イベントが同時に発生した場合、優先度が最高のイベントの診断メッセージのみが表示されます。
測定温度値が失敗する場合でも、流量のプロセス値は利用可能です。

IO-Linkから追加の診断機能を利用できます。documentation.ifm.comの→ IO-Linkインターフェースの説明
12.1 警告メッセージ
| 表示 | 原因 / 対策 |
| • Short circuit OUT1• OUT1のスイッチング状態のLEDが点滅 | 出力1の短絡。▶ OUT1の短絡や過電流を確認します。 |
| • Short circuit OUT2• OUT2のスイッチング状態のLEDが点滅 | 出力2の短絡▶ OUT2に短絡や過電流がないか確認します。 |
| • Short circuit OUT1 / OUT2• OUT1とOUT2のスイッチング状態のLEDが点滅 | 両方の出力で短絡▶ OUT1とOUT2に短絡または過剰な電流がないか確認してください。 |
| • Over limit (OL) | 表示範囲を超えています。▶ 測定範囲を確認してください。 |
| • Under limit (UL) | 表示範囲より下:▶ 測定範囲を確認してください。 |
| • 日(パラメータ設定を変更しようとした時) | キーによりパラメータ設定がロックされています。▶ キーを操作してデバイスのロックを解除します。または▶ IO-Linkからパラメータ設定を完了します。または▶ IO-Linkからデバイスのロックを解除します。 |
| • ディスプレイが暗い | センサ内部温度が高い(⇨ 操作部と表示部)。▶ 本体を冷まします。 |
| IO-Link(点滅)OUT1とOUT2のスイッチング状態LEDが早く点滅する | センサの位置を知らせるIO-Linkによる点灯機能がオンになっているIO-Link機能を無効にしてください。 |

警告が発生した場合、出力はFOU = OUの設定に従って応答します。例外: 短絡。
12.2 エラーメッセージ
| 表示 | 原因/対策 |
| ·ERROR | センサの故障/動作不良。▶センサを交換してください。 |
| ·表示が消える | センサ内部温度が高い(⊖操作部と表示部)。▶本体を冷まします。または表示が消える▶diS. BからOFFの設定を外します。-または-供給電圧が低い▶電源電圧を確認してください。 |
| ·Parameter Error (PARA) | パラメータが有効範囲外▶パラメータの設定を確認します。 |
| ·Flow Error (ERROR) | 流量測定エラー▶流量測定を確認してください。▶センサを交換してください。 |
| ·温度エラー(ERROR) | 温度測定のエラー。▶温度測定を確認します。▶センサを交換してください。 |
| ·Critical over limit (cr. OL) | 測定範囲より上▶測定範囲を確認してください。 |
| ·Critical under limit (cr. UL) | 温度測定範囲未満▶温度範囲を確認します。 |

エラーが発生した場合、出力はFOUの設定に従って応答します。
13 メンテナンス 修理 廃棄
メンテナンス:
▶ プロセスの要求に従って定期的に校正を実施してください。推奨:12か月毎
▶ ディスプレイの汚れがひどいときは清掃してください。
堆積しやすい媒体を使用する場合:
▶ 測定配管を定期的にチェックして、必要に応じて清掃してください。
メンテナンス:
製造業者だけが、この製品の修理を許されています。
▶ 故障の際は、ifmにご連絡ください。
廃棄:
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。
14 工場出荷時設定
| パラメータ | SM4020 SM4120 | SM6020 SM6120 SM6420 | SM6621 | SM7020 SM7120 SM7420 | SM7621 | SM8020 SM8120 SM8420 | SM8621 | SM8030 SM8130 |
| SEL1 | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW |
| ou1 | Hno | Hno | Hno | Hno | Hno | Hno | Hno | Hno |
| SP1 / FH1 | 60.0 ml/min | 5.00 l/min | 1.32 gal/min | 10.0 l/min | 2.64 gal/min | 20 l/min | 5.28 gal/min | 33.3 l/min |
| rP1 / FL1 | 548 ml/min | 4.64 l/min | 1.22 gal/min | 9.2 l/min | 2.44 gal/min | 18.4 l/min | 4.87 gal/min | 30.7 l/min |
| FSP1 | -20°C | -20°C | -4°F | -20°C | -4°F | -20°C | -4 °F | -20°C |
| FEP1 | 3000 ml/min | 25 l/min | 6.6 gal/min | 50 l/min | 13.21 gal/min | 100 l/min | 26.42 gal/min | 166.7 l/min |
| 80°C | 80°C | 176°F | 80°C | 176°F | 80 °C | 176°F | 80 °C | |
| FrP1 | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz |
| ImPS | 0.001 | 0.001 | 0.0002 | 0.01 | 0.002 | 0.01 | 0.002 | 0.01 |
| ImPR | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes |
| FOU1 | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF |
| SEL2 | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW | FLOW |
| ou2 | I | I | I | I | I | I | I | I |
| ASP2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| AEP2 | 3000 ml/min | 25 l/min | 6.6 gal/min | 50 l/min | 13.21 gal/min | 100 l/min | 26.42 gal/min | 250 l/min |
| SP2 / FH2 | 1200 ml/min | 10 l/min | 2.64 gal/min | 20 l/min | 5.28 gal/min | 4 l/min | 10.57 gal/min | 66.7 l/min |
| rP2 / FL2 | 1148 ml/min | 9.63 l/min | 2.54 gal/min | 19.2 l/min | 5.07 gal/min | 38.4 l/min | 10.15 gal/min | 64 l/min |
| DIn2 | +EDG | +EDG | +EDG | +EDG | +EDG | +EDG | +EDG | +EDG |
| FOU2 | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF |
| uni. F | ml/min | l/min | gal/min | l/min | gal/min | l/min | gal/min | l/min |
| uni. T | °C | °C | °F | °C | °F | °C | °F | °C |
| dAP | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
| dST | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| P-n | PnP | PnP | PnP | PnP | PnP | PnP | PnP | PnP |
| LFC | 5.0 ml | 0.05 /min | 0.01 gal/min | 0.01 l/min | 0.03 gal/min | 0.2 l/min | 0.05 gal/min | 0.2 l/min |
| Fdir | + | + | + | + | + | + | + | + |
| rTo1 | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF |
| rTo2 | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF | OFF |
| FPro1 | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ |
| FPro2 | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ |
| LanG | EN | EN | EN | EN | EN | EN | EN | EN |
| diS. L | L3 | L3 | L3 | L3 | L3 | L3 | L3 | L3 |
| diS. U | d3 | d3 | d3 | d3 | d3 | d3 | d3 | d3 |
| diS. B | 75% | 75% | 75% | 75% | 75% | 75% | 75% | 75% |
| coL. F | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh |
| col. T | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh |
| col. V | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh | bk/wh |