SBG257 - 流量センサー IFM - 無料のユーザーマニュアル
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使用説明書 SBG257 IFM
取扱説明書
メカトロ式流量センサ
SBY2xx
SBG2xx
SBN2xx
目次
1 はじめに(注意).... 4
1.1 表記の説明 4
1.2 警告 4
2 安全の為の注意 5
2.1 サイバーセキュリティ 5
3 運搬·取扱·保管.... 6
4 使用目的 7
4.1 アプリケーション 7
5 機能 8
5.1 出力OUT1選択オプション 8
5.2 出力OUT2選択オプション 8
5.3 IO-Link 8
6 取付方法.... 10
6.1 配管接続口 10
6.2 干涉 11
6.3 取付け用アクセサリ 11
6.4 汚れた媒体の場合の取付け 11
7 接続方法.... 12
8 操作部と表示の説明 14
9 メニュー 15
9.1 メニュー概要.... 15
9.2 メインメニューとサブメニュー 15
10 設定 19
11 パラメータ設定 20
11.1 IO-Linkによるパラメータ設定.... 20
11.2 センサキーからのパラメータ設定 21
11.3 出力機能.... 22
11.3.1 スイッチング信号 22
11.3.2 アナログ信号 24
11.3.3 周波数出力 26
11.4 ユーザー設定.... 28
11.4.1 標準測定单位 28
11.4.2 OUT1およびOUT2のプロセス値 28
11.4.3 媒体 28
11.4.4 出力極性.... 29
11.4.5 ダンピング 29
11.4.6 出力のエラー動作 30
11.4.7 [メモリ].... 30
11.4.8 デバイスのリセット.... 31
11.4.9 ロック/ロック解除 31
11.5 ディスプレイ 32
11.5.1 標準プロセス値の表示 32
11.5.2 表示色の設定 32
11.5.3 ディスプレイの更新レート 33
11.5.4 表示方向.... 33
11.5.5 ディスプレイのスイッチオフ 34
12 操作方法 35
12.1 測定值表示 35
12.2 パラメータ設定の読取り 35
13 トラブルシューティング.... 36
13.1 エラーメッセージ 36
14 保守、修理および廃棄 38
14.1 デバイスの清掃 38
15 工場出荷時設定 39
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.comを参照してください。
1.1 表記の説明
√ 要件
操作指示
▷ 操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
→ 参照
重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。
情報
補足事項
1.2 警告
警告は、負傷や物的損害をもたらすおそれがあることを示します。これに従って製品を安全に取扱ってください。警告は次のように区分されます。
警告
重度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は死亡または重傷を負う可能性があります。
注意
軽度または中程度の負傷のおそれ
▷ 従わない場合は軽傷または中程度の負傷を負う可能性があります。
注意
物的損害のおそれ
▷ 従わない場合は財産等へ損害を及ぼす可能性があります。
2 安全の為の注意
- ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
- システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
-
システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
-
製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
- 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
- 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(→ 使用目的)
- 製品は許可される媒体以外に使用してはなりません。
- 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
- 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
- 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
- 製品とケーブルは損傷から保護してください。
2.1 サイバーセキュリティ
取付
本センサは、IEC 62443-1-1による制御機器のセキュリティ環境での動作に適合します。
本センサは、ファイアウォールの背後に配置できます。
▶ IEC 62443-1-1によるシステムのリスク評価を実施してください。
▶ 物理的なセキュリティ対策を行ってください。
操作方法
▶ 製品ドキュメントに記載のセキュリティ機能と使用に関する推奨事項を守ってください。
メンテナンス
▶ 社内で定められた内部変更管理プロセスに従い、システムの設定とデータをバックアップしてください。
廃棄
▶ 機密情報が漏洩しないようにしてください。
▶ センサは、必ず工場出荷時設定にシステムをリセットしてから廃棄してください。
3 運搬 取扱 保管
▶ 納品時と同じ包装で梱包して保管してください。
▶ 機器を倉庫などに保管する場合は、納品時と同じように包装・梱包し保管してください。
▶ 納品時の梱包を使用しない場合は、未使用の接続部に嵌合するコネクタや保護キャップを装着し、適切に包装・梱包し機器を保管してください。
▶ 機器の保存条件に従って保管してください(→テクニカルデータ)。
4 使用目的
このセンサは液体を監視します。
プロセスカテゴリの体積流量(流量/時間)と媒体温度を検出します。
4.1 アプリケーション
• 水
- グリコール水溶液
- 産業用オイル
- クーラント

注意
媒体の霜形成。
▷ センサが破損することがあります。
▶ 操作中および移送中に、センサ内の媒体が凍結しないようにしてください。
5 機能
- センサは永久磁石と測定セルによって、差圧の原理に従って流量を検出します。
- 追加の測定値として、媒体温度を検出します。
- このセンサはSIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードで動作できます。
- 現在のプロセス値を装置に表示します。
- センサはパラメータ設定に応じて2つの出力信号を出します。
5.1 出力OUT1選択オプション
- 流量のスイッチング出力
- 温度のスイッチング出力
- 流量の周波数出力
- 温度の周波数出力
- IO-Link
5.2 出力OUT2選択オプション
- 流量のスイッチング出力
- 温度のスイッチング出力
- 流量のアナログ出力
- 温度のアナログ出力
5.3 IO-Link
IO-Linkはインテリジェントなセンサやアクチュエータをオートメーションシステムに接続するための通信システムです。IO-LinkはIEC 61131-9規格で規格化されています。

IO-Linkに関する一般情報はio-link.ifmをご覧ください

Input Output Device Description ( IODD ) とすべてのパラメータ、プロセスデータ、デバイスの詳細な説明は、documentation.ifm.comをご覧ください。
IO-Linkには次のメリットがあります。
- すべてのデータとプロセス値を干渉なしで伝送
- 実行中のプロセス内でのパラメータ設定、またはアプリケーション外で事前設定
-
システム内の接続された装置を特定するためのパラメータ
-
その他のパラメータと診断機能
- デバイス交換時のパラメータセットの自動バックアップと復元(データ保存)
- パラメータセット、プロセス値、イベントのログ記録
- デバイス記述ファイル(IODD - Input Output Device Description)でプロジェクトの計画が容易
- 標準化された電気接続
- リモートメンテナンス
6 取付方法

注意
取付け中または障害時(外装の損傷など)の場合、高圧の媒体や高温の媒体がシステムから漏れることがあります。
▷圧力による負傷またはやけどの危険。
▶ 取付けの際は、システムに圧力がかかっていないことを確認してください。
▶ 取り付けの際は、取付個所から媒体が漏れないように作業してください。
▶ 漏れた媒体によるスタッフの危険を回避するため、センサには適切な保護(カバーなど)を備えてください。
6.1 配管接続口
▶ 入口側の配管径が大きく変わらないようにしてください。
▶ センサを流れの方向(矢印)に従って配管に固定し、スパナ面で締付けてください。

外装を万力で締付けないでください。

図 1: プロセス接続
IN : 入口側
OUT: 出口側

センサの入口または出口の整流するための配管は必要ありません。

センサは逆流を防止することもできます。

センサヘッドは360°回転できます。
6.2 干涉
▶ 次の最小距離を守ってください。
| センサと強磁性体の材質間の距離 | ≥ 30 mm* |
| センサと直流磁界 / 交流磁界間の距離 | ≥ 500 mm |
| 並列取付けの場合のセンサ軸間の距離 | ≥ 50 mm |
* 配管は強磁性体材料製でもかまいません。
6.3 取付け用アクセサリ
▶ 必要に応じて、センサを取付プレート(別売)の下側から固定します:

図 2: 取付けプレートによる取付け
1:センサ底部側のネジ切り穴M8(深さ6 mm)
6.4 汚れた媒体の場合の取付け
▶ センサの入口側(IN)に200ミクロンフィルターを入れてください。
▶ センサを水平に取付けます。
▶ 水平軸との傾斜角度を守ってください。

図 3: 泥を含む媒体の場合の調整方法

きれいな媒体では、垂直配管での取付けも可能です。
7 接続方法

配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
SELV、PELVに準拠の供給電圧を使用してください。
▶ 電源を切ります。
▶ センサを次のように接続します。


図 4: 結線図
| ピン | 割当て |
| 1 | L+ |
| 3 | L- |
| 4 (OUT1) | 流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力流量の周波数出力温度の周波数出力IO-Link |
| 2 (OUT2) | 流量のスイッチング出力温度のスイッチング出力流量のアナログ出力温度のアナログ出力 |




図 5: 回路の例
1 2 x PNPのスイッチング
2 2 x NPNのスイッチング
3 1 x PNPスイッチング、1 x アナログ
4 1 x NPNのスイッチング、1 x アナログ
8 操作部と表示の説明

図 6: 操作部と表示部
* l/min、m³/h、°CSBN2xx : gpm、gph、°F
1 : OUT1のスイッチング状態LED
2:OUT2のスイッチング状態LED
3:設定単位でのプロセス値表示LED *
4:4桁英数字ディスプレイ
5:画面切替とパラメータ設定用ボタン
9 メニュー
9.1 メニュー概要
メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。
操作キーを使用してプロセス値表示からメインメニューへ、そこからサブメニューへとナビゲートします。

図 7: メニュー構成
9.2 メインメニューとサブメニュー
メニューが表示されている図は、センサ上でキー入力により設定できるパラメータを示しています。これらのパラメータとその他の機能は、IO-Linkインターフェースからも利用可能です。

表示されるパラメータは、工場出荷時設定が変更されている場合は変化します。次のメニュー表示は、最大の利用可能なパラメータを示します。
メインメニュー:

| パラメータ | 説明 |
| SPx | ヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのスイッチポイント |
| rPx | ヒステリシス機能のスイッチング出力OUTxのリセットポイント |
| FHx | ウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの上限 |
| FLx | ウインドウ機能のスイッチング信号OUTxの下限 |
| FSP1 | OUT1の周波数スタートポイント = 周波数信号を出力する測定最小値(温度測定のみ)。 |
| FEP1 | OUT1の周波数エンドポイント = FrP1で設定された周波数信号を出力する測定最大値。 |
| FrP1 | 測定最大値(MEWまたはFEP1)に到達した場合に出力する周波数信号。 |
基本設定メニューCFG:

* SBN2xxタイプ
| パラメータ | 説明 |
| oux | OUTxのハードウェア出力機能 |
| Uni | 流量の標準測定単位 |
| P-n | スイッチング出力の出力極性 |
| dAP | 流量のスイッチング信号のダンピング時間(秒) |
| dAA | 流量のアナログ信号のダンピング時間(秒) |
| MEdi | 媒体の選択 |
| FOUx | エラー時のOUT x の動作 |
| SELx | 出力OUTxのプロセス値 |
メモリMEMおよび表示DISメニュー:

| パラメータ | 説明 |
| Lo. T | 測定された最低温度値 |
| Hi. T | 測定された最高温度値 |
| colr | 表示の色設定 |
| diS | 流量表示単位設定 |
| SELd | 表示の標準プロセス値 |
10 設定
電源投入してパワーオン遅延時間後、装置は通常の動作モードになります。測定および評価機能が実行され、設定されたパラメータに従って出力します。
起動遅延時間内は、出力はプログラム通りにスイッチングされます。
- ノーマルオープン機能(Hno / Fno)の場合OFF
- ノーマルクローズ機能(Hnc / Fnc)の場合OFF
- 周波数出力(FRQ)の場合OFF
- 電流出力 (I) の場合0 mA

IO-Linkマスタが接続されている場合、センサは自動的にSIO(標準入出力)モードからIO-Linkモードに切替わります。
11 パラメータ設定
パラメータ設定はIO-Linkインターフェースから、またはセンサの操作要素から設定できます。
パラメータは設置前でも動作中でも設定できます。

動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。
▶ 設備に異常がないことを確認してください。
パラメータの設定中、センサは動作モードのままです。パラメータ設定が完了するまで、従来のパラメータで監視を続行します。

メニューで利用可能なパラメータはパラメータ設定に応じて変化する場合があります。
11.1 IO-Linkによるパラメータ設定
IO-Linkにより、次のような方法でパラメータを設定できます。
- ifm moneo|configure等のパラメータ設定ソフトウェアによるパラメータ設定
- PLCによるパラメータ設定
- IIoTアプリケーションによるパラメータ設定
IO-Linkによるパラメータ設定に必要なものは次の通りです。
√ パラメータ設定ソフトウェアからパラメータを設定する場合のデバイスデータ記述ファイル(IODD)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ PLCまたはIloTアプリケーションからパラメータを設定する場合のIO-Link記述ファイル(PDF)は、documentation.ifm.comをご覧ください。
√ IO-Linkマスタ
▶ IO-Linkマスタをパラメータ設定ソフトウェア、PLCまたはIloTアプリケーションに接続します。
▶ センサをIO-Linkマスタの適切な未使用ポートに接続します。
▶ IO-LinkマスタのポートをIO-Link動作モードに設定します。
▷ センサがIO-Linkモードに変わります。
▶ ソフトウェアからパラメータの設定を変更します。
▶ パラメータの設定をデバイスに書込みます。

システム統合・IO-Linkによるパラメータ設定のサポート資料:
moneo等のパラメータ設定ソフトウェア→マニュアル
→ 説明とスタートアップパッケージについて ifm.com/cnt/io-link-system-integration

IO-Link接続時の周波数出力:
OUT1の出力を周波数出力に設定している場合は、センサをIO-Linkに接続できません。
▶ 修正方法:センサのキーを操作して出力機能FRQ / 周波数出力の選択を解除します。
IO-Linkからすべてのパラメータを設定でき、センサのキーによる操作も可能です。また、次に記載する各機能も利用できます。
デバイス情報:
センサにデバイス情報(変更不可)を保存します。また、センサにアプリケーション固有タグを割当てることもできます。
電子ロック:
この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。
このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。

IO-Linkインターフェースからセンサがロックされている場合、解除操作もIO-Link経由で行う必要があります。
11.2 センサキーからのパラメータ設定

注意
媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。
▷ 火傷の危険があります
▶ センサを手で触らないでください。
▶ センサで設定を実施する際は、先の尖っていないもの(ボールペンなど)を使用してください。
パラメータ設定プロセス全般:
| 意図 | アクション |
| プロセス表示からメインメニューに変更 | ● |
| サブメニューに変更 | ▼を使用してサブメニュー(EFなど)にナビゲートしてから、● |
| 必要なパラメータの選択 | ▲または▼ |
| 設定モードに変更 | ● |
| パラメータ値の変更 | ▲または▼を1秒以上 |
| 設定したパラメータの承認 | ● |
| 保存せずにパラメータ設定を終了 | ▲+▼ |
| 次に高いメニューに戻る(プロセス値表示に到達するには数回繰返し) | ▲+▼ |
| プロセス値表示に戻る | >30秒(タイムアウト) |

パラメータ値を変更する時にLocが表示された場合は、センサのキーがロックされています。➡ ロック/ロック解除

S. Locが表示される場合は、センサがソフトウェアからロックされています。このロックはパラメータ設定ソフトウェアからのみ解除できます。
11.3 出力機能
11.3.1 スイッチング信号
プロセス値監視用にスイッチング信号を出力できます。OUTxは、設定したスイッチングリミットを超過したり到達しなかったりした場合に、スイッチング状態が変化します。ヒステリシス機能とウインドウ機能から選択できます。
ヒステリシス機能:

1: プロセス値
t: 時間
SP : セットポイント
rP : リセットポイント
HY : ヒステリシス
Hno : ヒステリシス機能 (ノーマルオープン)
Hnc : ヒステリシス機能 (ノーマルクローズ)
図 8: ヒステリシス機能

ヒステリシス機能をセットする場合、セットポイントSPとリセットポイントrPが定義されます。rP値はSP値より低くなくてはなりません。SPとrPの距離は測定範囲の最大値の少なくとも0.6%です(= ヒステリシス)。セットポイントのみを変更した場合、リセットポイントは自動的に変更されます。差は常に一定です。
ウインドウ機能:

図 9: ウインド機能
1: プロセス値
t: 時間
FH:上限值
FL: 下限值
HY : ヒステリシス
FE:ウィンドウェリア
Fno : ウィンドウ機能 ( ノーマルオープン )
Fnc : ウィンドウ機能 ( ノーマルクローズ )

ウインドウ機能にセットすると、上限値FHと下限値FLが定義されます。FHとFLの値は測定範囲の最大値の少なくとも0.6%です。FHとFLのヒステリシスは測定範囲の最終値の0.25%に固定されています。これは、流量が不安定な時にスイッチング出力を安定させるのに役立ちます。
11.3.1.1 センサキーからのパラメータ設定:スイッチング信号
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni
√ OUTxのプロセス値を選択します。: EF > CFG > SELx
▶ ヒステリシスまたはウィンドウを設定します。
ヒステリシス機能:
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ ouxを選択してスイッチング信号を設定します:HnoまたはHnc。
▶ メインメニューを呼出します。
▶ SPxを選択し、出力が切替わる測定値を設定します。
▶ rPxを選択し、出力が復帰する測定値を設定します。
ウインドウ機能:
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ ouxを選択してスイッチング信号を設定します:FnoまたはFnc。
▶ メインメニューを呼出します。
▶ FHxを選択してウインドウの上限値を設定します。
▶ FLxを選択してウインドウの下限値を設定します。
11.3.2 アナログ信号
センサはプロセス値に比例する4~20 mAのアナログ信号を提供します。
測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される電流信号が提供されます。
表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(UL、OL、Err)。

図 10: アナログ出力の出力特性、流量
1:アナログ信号
MAW:測定範囲の最小値
2: フロー
MEW:測定範囲の最大値
3:測定範囲
OL:表示範囲より上
4:表示範囲
Err:エラー状態:
5:測定範囲

図 11: アナログ出力の出力特性、温度
1:アナログ信号 MAW:測定範囲の最小値
2:温度 MEW:測定範囲の最大値
3:測定範囲 OL:表示範囲より上
4:表示範囲 UL:表示範囲より下
5:測定範囲 Err:エラー状態:
11.3.2.1 センサキーからのパラメータ設定:アナログ信号
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni
√ OUT2のプロセス値を選択します。EF > CFG > SEL2
▶ EF > CFGを選択します。
▶ ou2を選択して機能を設定します:I(アナログ信号4~20 mA)。
11.3.3 周波数出力
センサはプロセス値に比例した周波数信号を出力します。
周波数信号のスケーリング:
- FrPxは、測定値が上限に達した場合のkHzで表示される周波数信号です。
測定範囲はスケーリング可能です:
- FSPxは周波数信号の最小測定値です。
- FEPxはFrPxで設定されている周波数出力信号の上限測定値です。

FSPxは温度測定の場合に設定できます。FSPxとFEPxの間の最小の差 = 測定範囲の最大値の20 %
測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される周波数出力が提供されます。
表示範囲外の測定値、またはエラーの場合は、メッセージが表示されます(UL、OL、Err)。

図 12: 周波数出力の出力特性、流量
1:周波数出力 MAW:測定範囲の最小値
2:流量
MEW 測定範囲の最大値
3:表示範囲 FEP1:周波数エンドポイント
4:測定範囲 FrP1:周波数の測定上限値(kHz)
5:スケーリングされた測定範囲 OL:表示範囲超過
Err : エラー

图 13: 周波数出力特性、温度
1:周波数出力 FSP1:周波数スタートポイント
2:温度 FEP1:周波数エンドポイント
3:表示範囲 FrP1:周波数の測定上限値(kHz)
4:測定範囲 MAW:測定範囲の最小値
5:スケーリングされた測定範囲 MEW 測定範囲の最大値
Err:エラー OL:表示範囲超過
11.3.3.1 センサキーからのパラメータ設定:周波数出力
√ 標準測定単位を選択します。: EF > CFG > uni
√ OUT1のプロセス値を選択します。: EF > CFG > SEL1
▶ EF > CFGを選択します。
▶ ou1を選択し、FRQを設定します。
▶ メインメニューを呼出します。
▶ FSP1を選択して0 Hzになる測定下限値を設定します。

FSP1は温度測定で設定できます。
▶ FEP1を選択して、FrP1で設定した周波数が提供される上限測定値を設定します(=100%)。
▶ FrP1を選択して周波数の測定上限値をHzで設定します。
11.4 ユーザー設定
この章では、お客様固有のアプリケーションに適合させるための設定オプションを説明します。
11.4.1 標準測定単位
プロセス値がデフォルトでディスプレイに表示される測定単位を選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この単位に基づきます。
選択可能な値:
- uni 流量:l/min、 m3/h ( SBN2xx : gpm、gph )

▶ 測定単位を設定してから、パラメータを設定します。
11.4.1.1 センサの操作ボタンによるパラメータ設定: 標準測定単位
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ uniを選択して測定単位を設定します。
11.4.2 OUT1およびOUT2のプロセス値
両方の出力に対して、どのプロセス値を監視するかを選択できます。その他のすべてのパラメータ設定は、この選択に基づきます。
選択可能な値:
- FLOW:流量
- TEMP:温度
11.4.2.1 センサキーからのパラメータ設定:プロセス値OUT1およびOUT2
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ SELxを選択。出力OUT x のプロセス値を設定します。
11.4.3 媒体
センサは各媒体の特性曲線を内蔵しています。特性曲線は、MEdlのパラメータから選択できます。 選択可能な値:
- H2O : 水
- OIL:→ 技術データ ウェブサイト ifm.com をご覧ください。
- OIL2:→技術データウェブサイトifm.comをご覧ください。
11.4.3.1 ボタンによるパラメータ設定:媒体
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ MEdlを選択して媒体を設定します。
11.4.4 出力極性
出力極性はP-nのパラメータから設定します。
設定は両方のスイッチング出力に影響します。
- PnP : PNPスイッチング出力
- nPn : NPNスイッチング出力
11.4.4.1 センサキーからのパラメータ設定:出力極性
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ P-nを選択し、PnPまたはnPnを設定します。
11.4.5 ダンピング
ダンピングを使用して、不規則に発生する測定値の変化をセンサが出力しないダンピング時間を設定できます。
設定したダンピング時間により、出力信号が安定します。
これは、出力、表示、およびIO-Linkインターフェースを経由して伝送されるプロセス値に関係します。
選択可能な値:
- dAP = スイッチング信号・ディスプレイ・IO-Link信号のダンピング時間(立ち上がり時間63%)
- dAA = アナログ信号のダンピング時間(立ち上がり時間の10~90%)。
ダンピング時間はセンサの応答時間に加算されます(→ ➡ 技術データ)。
信号ULおよびOLはダンピング時間を考慮して定義されます。

測定値ダンピングは、測定された可変流量のみに影響します。
11.4.5.1 センサキーからのパラメータ設定: 測定値ダンピング
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ dAPを選択してダンピング定数を秒で設定します(τ値63%)。
▶ dAAを選択してダンピング定数を秒で設定します。
11.4.6 出力のエラー動作
障害の場合のOUTx出力の反応は、パラメータFOUxで設定できます。選択した出力機能に応じて、障害の場合に次の信号が出力されます:
- スイッチング出力:
- On:障害の場合に出力がオンになります。
- OFF:障害の場合に出力がオフになります。
- OU:障害に関係なくパラメータで設定した通りに出力が切り替わります。
- アナログ信号:
- On:アナログ信号が22 mAになります。
- OFF:アナログ信号は3.5 mAになります。
- OU:アナログ信号は測定値に一致します。
- 周波数出力:
- On:周波数信号がFrPxの130%になります。
- OFF:周波数信号が0 kHzになります。
- OU:周波数信号は測定値に対応します。
11.4.6.1 センサキーからのパラメータ設定:出力のエラー動作
▶ メニューEF > CFGを呼出します。
▶ FOUxを選択して、OUTxのエラー動作を設定します:On、OFF、OU。
11.4.7 [メモリ]
センサはプロセスの最大および最小測定値を保存しています。
選択可能な値:
- Lo. T:温度の最小記録値
- Hi. T:温度の最大記録値
![IFM SBG257 - [メモリ] - 1](/content/2026/03/576918/images/ad4dd8f1186f5bbb029ea277101e12e2bd3ef635c1e9052ce39d74d683920e69.jpg)
最初に装置を通常の動作モードで運転した場合、すぐにメモリを消去することを推奨します。
11.4.7.1 センサキーからのパラメータ設定:[メモリ]
メモリの表示:
▶ EF > MEMメニューに移動します。
▶ Lo. TまたはHi. Tを選択して、測定値の最大値または最小値を表示します。
メモリのクリア:
▶ EF > MEMメニューに移動します。
▶ Lo. TまたはHi. Tを選択します。
▶ ●を短押しします。
▶ ▲または▼を長押しします。
▷ ----が表示されます。
▶ ●を短押しします。
11.4.8 デバイスのリセット
センサは工場出荷時の設定にリセットできます。

リセットを実行する前に、工場出荷時設定の章の、ご使用の設定値を記録することを推奨します。
11.4.8.1 センサキーからのパラメータ設定:デバイスのリセット
▶ EFメニューを選択します。
▶ rESを選択します。
▶ ●を短く押します。
▶ ▲または▼を押し続けます。
▷ ----と表示されます。
▶ ●を短く押します。
▷ デバイスがリブートを実行します。
11.4.9 ロック/ロック解除
この製品は意図しない設定が行なわれるのを予防するため、電子的にロックできます。
このロックにより、装置上のキーから設定を変更できなくなります。
工場出荷時の設定:アンロック
11.4.9.1 センサキーによるパラメータ設定: ロック/ロック解除
ロック:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ Locが表示されるまで、▲と▼を同時に10秒間押します。
ロック解除:
▶ センサが通常の動作モードにあることを確認してください。
▶ uLocが表示されるまで、▲と▼を同時に10秒間押します。
11.5 ディスプレイ
11.5.1 標準プロセス値の表示
SELdパラメータを使用して、デフォルトでどのプロセス値がディスプレイに表示されるかを選択します。
選択可能な値:
- FLOW:現在の流量のプロセス値を示します。
- TEMP:現在の温度のプロセス値を示します。
11.5.1.1 センサキーからのパラメータ設定:標準プロセス値の表示
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ SELdを選択して標準プロセス値を設定します。
11.5.2 表示色の設定
ディスプレイの文字色は、パラメータcoLrで設定できます。
設定パラメータrED (赤) および GrEn (緑) を使用すると、ディスプレイを1つの色に固定できます。パラメータrxou および Gxou を設定すると、文字色はプロセス値に応じて次のように変化します。
| OUT1 | OUT2 | 変化後の色... | |
| パラメータ設定 | r1ou | r2ou | 赤 |
| G1ou | G2ou | 緑 |
ヒステリシス機能が設定されている場合、プロセス値がセットポイントを超えると色が変化します。

MAW:測定範囲の最小値
MEW:測定範囲の最大値
SPx : スイッチポイント
図 14: ヒステリシス機能、coLr = rxou
ウィンドウ機能が設定されている場合、プロセス値がウィンドウセクション内の場合に色が変化します。

図 15: ウィンドウ機能、coLr = Gxou
MAW:測定範囲の最小値
MEW:測定範囲の最大値
FLx:ウィンドウセクションの下限値
FHx:ウィンドウセクションの上限値
11.5.2.1 センサキーからのパラメータ設定:表示色の設定
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ coLrを選択してプロセス値表示の文字色を定義します。
11.5.3 ディスプレイの更新レート
ディスプレイの更新レートは、パラメータdiSで設定できます。
選択可能な値:
- d1: 高速 (50 msごと)
- d2: 中速 (200 msごと)
- d3: 低速 (600 msごと)
11.5.3.1 センサキーからのパラメータ設定:ディスプレイの更新レート
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diSを選択して更新レートを設定します。
11.5.4 表示方向
ディスプレイ内のテキストは、読みやすくするために回転できます。
11.5.4.1 センサキーからのパラメータ設定:表示方向
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diSを選択して、表示の回転と更新間隔を同時に設定します。
- rd1:50msごとに180°回転
- rd2: 200msごとに180°回転
- rd3:600msごとに180°回転
11.5.5 ディスプレイのスイッチオフ
プロセス値表示は、動作モードで永続的にオフにできます。
キーを押すとディスプレイがオンになります。操作がない場合、ディスプレイは数秒後再びオフになります。

表示機能がOFFでもLEDは有効なままです。表示機能がOFFでもエラーメッセージは表示されます。
11.5.5.1 センサキーからのパラメータ設定:ディスプレイオフ
▶ メニューEF > DISを呼出します。
▶ diSを選択し、OFFを設定します。
12 操作方法
12.1 測定值表示
動作中に、異なるプロセス値表示間で切替えられます。
▶ ▲または▼を押してください。
▷ 表示が設定した標準測定単位による標準表示と別の単位との間で切替わります。
▷ 30秒後、センサは標準表示に戻ります。


図 16: プロセス値の表示
1:SELdおよびuniで設定されている標準表示
例:SELd = FLOW、uni = m³/h
2:他の単位、LEDで現在のプロセス値の表示単位を示します。
例:温度、℃
12.2 パラメータ設定の読取り
▶ ●を短く押してください。
▶ ▼を押してパラメータを選択します。
▶ ●を短く押してください。
▷ 現在の設定値が30秒間表示されます。その後プロセス値表示に戻ります。
13 トラブルシューティング
センサーには多くの自己診断オプションがあります。動作中、センサーは自動的に監視します。
表示がオフの場合でも、警告およびエラー状態が表示されます。エラー表示はIO-Link経由でも利用できます。
状態信号はNAMUR推奨NE107に従って分類されます。
複数の診断イベントが同時に発生した場合、優先度が最高のイベントの診断メッセージのみが表示されます。
測定温度値が失敗する場合でも、流量のプロセス値は利用可能です。

IO-Linkから追加の診断機能を利用できます。documentation.ifm.comの→ IO-Linkインターフェースの説明

IO-Link接続時の周波数出力:
OUT1の出力を周波数出力に設定している場合は、センサをIO-Linkに接続できません。
▶ 修正方法:センサのキーを操作して出力機能FRQ / 周波数出力の選択を解除します。
13.1 エラーメッセージ
| ディスプレイ | 問題/対策 |
| Err | センサ障害/誤動作▶ センサーを交換してください。 |
| NoneDisplay | • 電源電圧が低すぎます。▶ 電源電圧を確認してください。• ディスプレイスイッチOFF▶ 設定diS = OFFであるかどうかを確認し、必要に応じて設定を変更してください。 |
| Loc | センサの設定キーがロックされています。パラメータの変更は拒否されます。▶ センサのキーを使用してセンサをロック解除します。 |
| C. Loc | センサの設定ボタンが一時的にロックされ、IO-Link通信経由のパラメータ設定が有効です。▶ IO-Linkからのパラメータ設定を終了してください。 |
| S. Loc | 設定キーがパラメータ設定ソフトウェアによりロックされています。パラメータの変更は拒否されます。▶ パラメータ設定ソフトウェアを使用して、IO-Linkインターフェースからセンサのロックを解除します。 |
| UL | • 温度表示範囲の最小値を下回る値:温度値が-32~ -43°C (-26 ~ -46 °F)▶ 温度範囲を確認します。 |
| OL | 温度表示範囲を超えています:温度値が 122 133 °C( 252 272 °F)▶ 温度範囲を確認します。流量表示範囲を超えています。流量が測定範囲の最大値の 120 130 %▶ 流量範囲を調整します。 |
| SC1 | OUT1のスイッチング状態LEDが点滅OUT1で短絡▶ スイッチング出力OU1に短絡または過剰な電流がないか確認します。 |
| SC2 | OUT2のスイッチング状態LEDが点滅OUT2で短絡▶ スイッチング出力OUT2に短絡または過剰な電流がないか確認します。 |
| SC | OUT1およびOUT2のスイッチング状態LEDが点滅OUT1とOUT2で短絡。▶ スイッチング出力OUT1とOUT2に短絡または過剰な電流がないか確認してください。 |
14 保守、修理および廃棄
正しくご使用している場合、メンテナンスは必要ありません。
製造業者だけが、この製品の修理を許されています。
▶ 使用済みのセンサを廃棄する場合は、自治体の法令に従って処分してください。
14.1 デバイスの清掃
不十分なる過により測定エラーが発生した場合、清掃が必要な可能性があります。
▶ センサヘッドを緩めて取り外してください。
▶ フロートとバネを取外してください。
▶ フロート、バネ、外装の内部を、圧縮空気などで清掃してください。
▶ 組立てなおす前にOリングに損傷がないかチェックしてください。必要に応じて交換するかグリースを塗ってください。
▶ 清掃後、コンポーネントを取付け直してください。
▶ センサヘッドを締付けトルク20 Nmで締付けてください。
▶ 測定精度を回復するため、磁気を帯びていない指などを使用して、フロートが機械的に止まるのを感じるまで押し、2秒間以上保持してください。

図 17: センサの清掃
1:センサヘッド
2: フロート
3:スプリング
4: Oリング
5:非磁性ツール
6:メカニカルストッパ
15 工場出荷時設定
| パラメータ | 工場出荷時の値 | ユーザー設定 |
| SP1 / FH1 (FLOW) | 20 % | |
| rP1 / FL1 (FLOW) | 19 % | |
| SP1 / FH1 (TEMP) | 12°C (54 °F) | |
| rP1 / FL1 (TEMP) | 11 °C (52 °F) | |
| FrP1 (FLOW) | 10 % | |
| FrP1 (TEMP) | 10 % | |
| FSP1 (TEMP) | -10 °C (14 °F) | |
| FEP1 (TEMP) | 100 °C (212 °F) | |
| FEP1 (FLOW) | 100 % | |
| SP2 / FH2 (FLOW) | 40 % | |
| rP2 / FL2 (FLOW) | 39 % | |
| SP2 / FH2 (TEMP) | 34 °C (94 °F) | |
| rP2 / FL2 (TEMP) | 33 °C (92 °F) | |
| ou1 | Hno | |
| ou2 | I | |
| Uni | l/min (gal/min) | |
| P-n | PnP | |
| dAP (FLOW) | 0.1 | |
| dAA (FLOW) | 0 | |
| Medl | H2O | |
| FOU1 | ou | |
| FOU2 | ou | |
| SEL1 | FLOW | |
| SEL2 | FLOW | |
| coLr | rEd | |
| diS | d2 | |
| SELd | FLOW |