Arturia Sem V - オーディオソフトウェア

Sem V - オーディオソフトウェア Arturia - 無料のユーザーマニュアル

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製品情報

ブランド : Arturia

モデル : Sem V

カテゴリ : オーディオソフトウェア

デバイスの取扱説明書をダウンロード オーディオソフトウェア 無料でPDF形式で!マニュアルを見つける Sem V - Arturia 電子デバイスをもとに戻しましょう。このページにはデバイスの使用に必要なすべての書類が掲載されています。 Sem V ブランド Arturia.

使用説明書 Sem V Arturia

ユーザーズ・マニュアル _SEM Vスペシャル・サンクス

Frédéric Brun プロジェクト・マネジメント Pierre-Lin Laneyrie (lead) プロダクト・マネジメント Cédric Coudyser (lead) Clément Bastiat Maxime Audfray

Stephen Fortner (author) Jimmy Michon Félicie Khenkeo Charlotte Métais (フランス語) Holger Steinbrink (ドイツ語) Minoru Koike (日本語) Ana Artalejo (スペイン語)アプリ内チュートリアル Gustavo Bravetti

Chuck Zwicky Marco Koshdukai Correia Richard Courtel Chuck Capsis Mat Jones Stephen Wey Kevin Dumas Gary Morgan Andrew Macaulay Davide Puxeddu Yann SNK Raphael Cuevas Terry Marsden Adam Tucker Leonardo Fiamenghi Lauretti Andrew Capon David Birdwell Sean Weitzmann Angel Alvarado Gustavo Bravetti Jay Janssen Je󽗈rey Cecil Bastiaan Barth (Solidtrax) F. M. Rodrigues © ARTURIA SA – 2025 – All rights reserved. 26 avenue Jean Kuntzmann 38330 Montbonnot-Saint-Martin FRANCE www.arturia.com 本マニュアルの情報は予告なく変更される場合があり、それについて Arturia は何ら責任を負いません。 許諾契約もしくは秘密保持契約に記載の諸条項により、本マニュアルで説明されているソフトウェアを供 給します。ソフトウェア使用許諾契約には合法的使用の条件が規定されています。本製品を購入されたお 客様の個人的な使用以外の目的で本マニュアルの一部、または全部を Arturia S.A. の明確な書面による許 可なく再配布することはできません。 本マニュアルに記載の製品名、ロゴ、企業名はそれぞれの所有者に帰属する商標または登録商標です。 Product version: 3.0.0 Revision date: 18 April 2025SEM V をお買い上げいただきありがとうございます! 本マニュアルでは、Oberheim SEM シンセサイザー・モジュールのエミュレーションである Arturia SEM V の機能と使用法をご紹介します。 できるだけ早めに製品登録をお願いいたします! SEM V のお買い上げ時にシリアルナンバーとアンロッ クコードをEメールでご案内しております。オンラインでの製品登録時にこれらが必要となります。

本マニュアルに記載の各種情報は、本マニュアル制作の時点では正確なものですが、改良等のために仕様 を予告なく変更することがあります。

本ソフトウェアは、アンプやヘッドフォン、スピーカーで使用された際に、聴覚障害を起こすほどの大音 量に設定できる場合があります。そのような大音量や不快に感じられるほどの音量で本機を長時間使用し

難聴などの聴力低下や耳鳴りなどが生じた場合は、直ちに医師の診断を受けてください。

てんかんに関するご注意 - SEM V をご使用される前に必ずお読みください:

日常生活の中で、特定の点滅や光のパターンにさらされると、てんかん発作や意識消失を起こしやすい人 がいます。これは、てんかんの病歴がない人や、てんかん発作を起こしたことがない人でも起こりえま す。ご自身やご家族の方で、点滅する光を浴びたときにてんかんの症状 (発作や意識消失) を起こしたこと がある方は、本ソフトウェアを使用する前に医師に相談してください。 本ソフトウェアの使用中に、以下のような症状が現れた場合は、

使用を中止し、医師に相談して ください:めまい、目のかすみ、目や筋肉の痙攣、意識の喪失、方向感覚の喪失、不随意運動やけいれ

本ソフトウェアの使用でのてんかん等の予防方法 (これが完全とは限りません)

  • 疲れているときや、睡眠が不十分のときは本ソフトウェアの使用を控える。
  • 十分に明るい空間で本ソフトウェアを使用する。
  • 1時間使用したら10〜15分間の休憩を入れる。はじめに Arturia SEM V をお買い上げいただき、誠にありがとうございます! 私たちの他の製品と同様、SEM V も1つの製品でアナログとデジタルの2つの世界のベストをお楽しみい ただくことができ、本製品をどのようにお使いになるかを選択できる製品に仕上がっていることを確信し ております。SEM V は、初のデスクトップ・シンセサイザー・モジュールとも言え、単体でモノフォニッ ク・シンセサイザーとしての機能を搭載し、今も人気の高い同社のポリフォニックシンセの直接の先祖で もある Oberheim SEM のサウンドと機能をすべて備えています。

SEM V は、オリジナルのサウンドとすべての機能を搭載しているだけでなく、DAW との統合やポリフォ

SEM V をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。SEM V は、オリジナルハードウェアのサウン

ドを完全かつ正確に捉え、強い情熱でその精神を表現することを目指して開発しました。Arturia V Collection のすべてのソフトウェア・インストゥルメントと同様に、この目標は私たちの音の旅の始まり であり、終わりではありません。だからこそ、SEM V はオリジナルに忠実でありながら、オリジナルハー ドウェアの「1ノブ1機能」のエミュレーションを超え、ワークフローを加速し、創造性を高め、現代の DAW ベースの音楽制作の文脈でシンプルに意味をなす機能を追加しました。 1974年に発表されたオリジナルの SEM は、間違いなく最初の「デスクトップ・シンセモジュール」で す。つまり、キーボードやシーケンサー以外の音楽制作に必要なすべて、つまり音作りに必要な機能をす べて搭載した完全なモノフォニック・シンセサイザーでした。これから本マニュアルでご紹介します数多 くの機能により、当時 (そして間違いなくこれまで) 最も有名なシンセサイザー・メイカーが開発したモジ ュラー・シンセサイザーとは異なるサウンドでした。暖かみがあり、壮大で、音作りにパッチケーブルが 必要ありませんでした。そうです、キーボードやシーケンサーと接続するケーブル以外は不要だったので

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ! 61.1. ハードウェアの SEM SEM の発明者であるトム・オーバーハイム (Tom Oberheim) は、デジタルシステム・エンジニアであり、 かつてはシンセサイザーのディーラーでした。彼は SEM を開発する以前からリングモジュレーターとフ ェイズシフター (フェイザー) で商業的成功を収めており、1973年にはデジタルシーケンサーの DS-2A を

DS-2A は、ミュージシャンがキーボードから直接音程やステップの長さを入力し、デジタル情報として記 憶することができました。今日のリアルタイムなシーケンサーに比べれば手間のかかる作業ではありまし たが、キーボーディストが最も慣れ親しんだ楽器でデータを入力できるという事実は、大きな飛躍でし た。DS-2A は、演奏中のシンセサイザーを音源として使用しますので、DS-2A による演奏と同時に同じシ ンセサイザーのキーボードでミュージシャンが演奏することはできませんでした。トム・オーバーハイム は、シーケンサーの音源として使用するための、キーボードのないシンセサイザーを追加するのが理想的

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ!したがって、SEM の「E」は、DS-2A を

という意味での「Expander」でした。ただし SEM は、 外部音声をフィルターを加工できるオーディオ入力や、外部機器の変調に利用できる LFO 出力といった 端子を備えていましたので、他社のシンセサイザーの機能を拡張することも可能でした。

SEM がデビューした1974年当時、スタンドアローンのシンセサイザーで最も人気があったのは「Mini」 と ARP 2600、Odyssey でした。SEM は、これらのどれにも似ていませんでした。実際、シンセ愛好家の 中には、耳で聴いてそれとわかる人もいるほど、そのサウンドは他とは異なるものでした。その理由は1 つだけではありません。 ミックス可能なオシレーター波形:SEM の VCO (ボルテージ・コントロールド・オシレーター) はノコギ リ波とパルス波/矩形波を出力でき、後者はパルス幅を調整できました。パルス幅を変調させることで (PWM)、豊かな倍音を創り出すことができ、ハードシンクを併用することでそれをさらに強調させること ができますが、SEM はそれも可能でした。 フィルター:SEM は「Mini」で有名になった 24dB/Oct ラダーフィルターとは対照的に、12dB/Oct (2ポ ール) のレゾナントフィルターを搭載していました。SEM のカットオフ・スロープは 24dB/Oct のフィル ターと比べて緩やかなものでしたが、その動作は極めてスムーズかつ豊かで、一部のミュージシャンが好 むビッグなサウンドがしました。 再びフィルター:SEM のフィルターはマルチモードの

でした。つまり、ノブを回す だけでフィルターの動作モードがローパスからハイパスへとスムーズにモーフィングできたのです。ノブ を途中で止めれば、ノッチ (バンドリジェクト) フィルターとして動作しました。実用面では、ノブをセ ンター位置 (12時の位置) から左側にすればローパスとノッチの組み合わせが、右側にすればノッチとハ イパスの組み合わせが実現できました。ノブの向きをそのレンジの範囲外にすると、フィルターモードが バンドパスに切り替わり、モードが連続的には変化しませんが、それでも便利なことは確かでした。 スティーブ・ポーカロ (TOTO) 所有の DS-2A シーケンサー (写真:Alison Cassidy via Wikimedia Commons) Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ!

ファットなサウンドの SEM のさらに上を行くものとして、複数の SEM を1台の楽器に統合したものがあ りました。その最初のものが Four-Voice で、4台の SEM をスキャンニング・キーボードとプログラマー で組み合わせ、音色などのセッティングを変更したり、パッチの保存や呼び出しも可能でした。通常の、 つまり同じ音色でのポリフォニック演奏だけでなく、ボイスごとに別々の音色にすることも可能で、トム ・オーバーハイムがかつて「シンセオーケストラ・アレンジ」と呼んだものの始まりとなりました。言い 換えれば、これは現代のマルチティンバー機能の前身だったのです。Four-Voice は1975年に発表され、 その後すぐに2ボイス、8ボイスのシステムが登場しました。この、マルチ SEM システムの著名なファン にはラッシュのゲディ・リーやパット・メセニー・グループのライル・メイズなどがいました。 自己完結型の「スラブ」、つまり離れて見れば (厚さはともかくとして) 1枚の板状に見えるシンセは、 1970年代後期から80年代初期にかけて続々と登場しました。OB-1 (1977年) は、基本的に SEM に12/ 24dBの切り替え可能なフィルター、ノイズジェネレーター、パッチ呼び出し機能を追加したものでし た。OB-X (1979年) は、同様の回路を4、6、8ボイスのプログラマブル・ポリシンセにパッケージしたも のでした。OB-Xa (1981年) はこの設計をさらに改良し、2音色によるスプリットとレイヤー機能を追加 し、回路構成をディスクリートからカーティス製 IC に変更しました。また、オーバーハイムブランドの 特徴である「ブルーライン」の外装デザインもこのときに導入されました。OB-8 (1983年) は OB-Xa とよ く似た外観ですが、フロントパネルからアクセスできる2ページ目の機能とポリフォニック・アルペジエ イターを搭載していました。 ライル・メイズと Oberheim Four-Voice Oberheim OB-X Oberheim OB-8

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ!1.1.3. 王者再臨 トム・オーバーハイムは、2010年に SEM の限定復刻版/アップデート版である SEM Pro をリリースし、

シンセ業界から喝采を浴びました。1つは現代の MIDI ハードウェアから演奏するための MIDI/CV インタ

ーフェイスを備えたもので、もう1つはシグナルチェインのほぼすべての接続点にパッチングできるパネ ル (写真) を備えたものでした。SEM Pro よりもさらにレアなのは、Two-Voice の現代版である TVS Pro で

SEM Pro が「Tom Oberheim」というブランド名を冠していたのは、ギター大手のギブソンが1988年以 来、オーバーハイムのブランドと知的財産権を所有していたからです。2019年、ギブソンの次期最高経 営責任者 (CEO) はすべての権利をトムに返還し、トムは自由にシンセサイザーを開発、販売することがで きるようになりました。彼の現代のフラッグシップモデルである OB-X8 は、SEM の遺産を受け継ぎ、シ ーケンシャル (Sequential) と共同で製造されています。シーケンシャルは、ギブソンがトムに返還する 数年前に、ヤマハが偉大な故デイヴ・スミス氏に返還したブランドです。 2010年製 SEM Pro のパッチパネル・バージョン Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ! 101.2. なぜ SEM V を? なぜクラシックなシンセサイザーのソフトウェア版なのか? よくある理由としては、より多くの発音 数、安定性、手頃な価格、DAW や MIDI 機器などとのシームレスな統合などが挙げられます。しかし、こ こは Arturia です。私たちは常に、オリジナルに敬意を払いながら、高度で音楽的な機能をユーザーの皆 様に提供するよう努めています。こうした追加機能は、オリジナルの設計者が当時実用的であったなら、 あるいは可能であったなら実現していたかも知れないことだと考えたいのです。SEM V には、シンセエン ジンが発音するたびに新しいモジュレーションの値を出力するボイスモジュレーターなどの機能がありま す。また、前例のないパターンとリズムコントロールが可能な4パートのアルペジエイターの Multi-Arp もあります。ドラッグ&ドロップによるモジュレーションのアサインにより、自由度の高いファンクショ ン・ジェネレーターや、ランダムジェネレーター、前述のボイスモジュレーター、ワンクリックでパター ンを生成でき、正確にプログラム可能な Mod シーケンサーなど、洗練されたモジュレーションソースを 簡単に使用できます。さらに、スタジオクオリティに18種類のエフェクトには、チョッピングやスタッタ ーとして使用できる新しい Trance Gate も含まれています。 アドバンストパネルの Multi-Arp を表示した状態の SEM V

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ!1.2.1. SEM V 主な特長

  • ノコギリ波とパルス波をミックス可能な VCO を2系統搭載。
  • ローパスからノッチまでをスムーズに変化させられるマルチモードのステートバリアブル・ フィルター (VCF) を搭載。
  • VCO 1 の1オクターブまたは2オクターブ下、あるいは同じ音程で発音できるサブオシレータ
  • 最大8ボイスのポリフォニック演奏が可能 (ボイス数設定可能)。
  • ステレオの広がりとともに各ボイスをデチューンして極めて分厚いモノフォニック・サウン ドを作り出せるユニゾンモードを内蔵。
  • ピッチやフィルターのカットオフなど、ボイスごとのバラつきを調整できるディスパージョ
  • ディスパーションの各種調整要素をマクロ的にワンノブでコントロールできる Vintage ノブ
  • メインパネルのモジュレーションソース:LFO、Envelope 1、Envelope 2
  • メインパネルのモジュレーションソースは、VCO のピッチまたはパルス幅、VCF のカットオ
  • プログラム可能な4パートのマルチ・アルペジエイター (Multi-Arp) で無数のパターンとステ ップベースのリズムコントロールが可能。
  • メインパネルのエンベロープに加え、ADSR エンベロープをモジュレーターセクションに搭
  • 複数のブレイクポイントによる複雑なモジュレーションカーブを作成できるファンクション ・ジェネレーターを搭載。
  • モジュレーションソースとして使用可能なランダムジェネレーターを搭載。
  • ボイスを発音するたびに異なる値を出力するボイスモジュレーターを搭載。
  • アサイン可能な MIDI モジュレーションソース:ホイール、キーボードトラック、ベロシテ ィ、リリースベロシティ、アフタータッチ、スライド
  • 対応コントローラーからポリフォニックでの細かな演奏表現が可能な MPE にフル対応。
  • ほぼすべてのパラメーターが MIDI ラーンに対応
  • 複数のパラメーターをノブの操作1つで一斉に変化させられるマクロ機能を内蔵。
  • 敏腕サウンドデザイナー作成のプリセットを170種類内蔵。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - SEM V へようこそ!

122. ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定

2.1. SEM V の製品登録、アクティベート、インストール SEM V は、Windows 10 またはそれ以降、macOS 11 またはそれ以降の OS を搭載したコンピュータで動 作します。スタンドアローンのインストゥルメント、または DAW (デジタル・オーディオ・ワークステー ション) のプラグインとして使用でき、Audio Units、AAX、VST2 または VST3 の各プラグイン形式に対応

SEM V のインストールや製品登録をする前に、以下の URL から My Arturia アカウントを作成する必要が あります (未作成の場合)。アカウント作成には、Eメールアドレスの入力とパスワードの設定が必要にな

https://www.arturia.com/createanaccount/ 手動でオンラインにて製品登録やアクティベーションなどの作業を行うこともできますが、Arturia Software Center というアプリケーションをダウンロードして使用することで、その作業がはるかに簡単 になります。このアプリケーションは、こちらから入手できます: https://www.arturia.com/support/downloads&manuals Arturia Software Center を使用するには、My Arturia アカウントの作成で設定したEメールアドレスとパ スワードを入力します。このアプリケーションは、お持ちの Arturia ソフトウェアすべての製品登録やア クティベーションなどがワンストップで行えます。また、お持ちの Arturia ソフトウェア製品を常に最新 バージョンにアップデートしたり、Arturia ソフトウェア製品のインストールも簡単に行えます。 Register a new product ボタンをクリックし、Activate のボックス、次に Install をクリックすること で、お持ちの製品の登録、アクティベーション、インストールを Arturia Software Center 内で行えます。 製品登録では、ソフトウェア製品の購入時に発行しましたシリアルナンバーとアンロックコードの入力を

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定製品登録は、次のリンクにアクセスし、お持ちの My Arturia アカウントでログインすることでも行えま

http://www.arturia.com/register SEM V の製品登録、アクティベーション、インストールが完了しましたら、次はお使いのコンピュータで SEM V の設定を行います。 2.2. 最初に行う設定 (スタンドアローン版)

SEM V をスタンドアローンモードで使用したいときは、MIDI の入出力とオーディオの出力を正しく設定

する必要があります。この設定は、一般的には最初に一度行えば、MIDI コントローラーやオーディオ/ MIDI インターフェイスを入れ替えない限り変更する必要はありません。また、設定自体は Windows でも macOS でもほぼ同じです。

! このセクションは SEM V をスタンドアローンモードで使用する予定がある場合にのみ必要となる操作等をご紹介します。SEM V を DAW やその他の音楽制作ソフトウェアのプラグインとしてのみ使用する場合は、その設定はお使いのホストアプリケーション (DAW など) で行いますので、混同を避けるためにこのセクションを読み飛ばしてしまっても差し支えありません。

2.2.1. オーディオと MIDI の設定:Windows

SEM V の画面左上のハンバーガー (横3本線) アイコンはプルダウンメニューになっています。ここにはさ まざまな設定オプションが入っています。 SEM V のメインメニュー (スタンドアロ

SEM V のメインメニュー (プラグインモ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定 14Audio Midi Settings をクリックすると下図のような画面が開きます。この画面は、Windows 版も macOS 版もほぼ同じ構成ですが、使用できるデバイス名は、お使いのハードウェアによって変わりま す。繰り返しになりますが、この画面は、SEM V をスタンドアローンモードで使用する場合にのみ使用で きる (そして設定が必要となる) 画面です。 上から順に、次のようなオプションがあります:

  • Driver:SEM V のオーディオを扱うドライバーを選択します。お使いのコンピュータに内蔵 のドライバーや汎用の ASIO ドライバーのほか、外付けのサウンドカードやインターフェイ スのドライバーが使用できます。ドライバーの選択によっては、ハードウェアのインターフ ェイス名がその下のフィールドに表示されることがあります。
  • Device:SEM V のオーディオを出力するハードウェアを選択します。
  • Output Channels:オーディオ出力に使用するアウトプットを選択します。お使いのインタ ーフェイスなどが2アウトの場合、この選択ボックスは非表示になります。2つ以上のアウト プットがあるインターフェイスをお使いの場合は、オーディオ出力にしたいアウトプットの
  • Bu󽗈er Size:コンピュータがオーディオ信号の演算時に使用するばっふぁサイズを選択でき ます。設定値の右側には、レイテンシー (信号の遅れ) がミリセカンド (1秒の1/1000) 単位で

! バッファサイズを小さく設定すると、レイテンシーも短くなり、MIDI コントローラーのキーボードを弾いてから 音が実際に出るまでの時間が短くなりますが、CPU への負荷が大きくなり、音にポップ音やクリック音などの雑音が 入る原因になることがあります。そのような場合にはバッファサイズを大きくしますが、今度はレイテンシーが大きく なり、場合によってはリアルタイム演奏に支障が生じることがあります。最近の処理速度が速いコンピュータでした ら、バッファサイズを 256 や 128 に設定してもクリック音などの雑音が発生せずに動作します。このどちらかの設定値 にセットしてクリック音などの雑音が生じたときは、雑音が生じなくなるまでバッファサイズを大きくしてください。

  • Sample Rate:SEM V からオーディオ信号を出力するときのサンプルレートを設定します。

! ここで設定できるサンプルレートは、お使いのオーディオデバイス (インターフェイスなど) によって選択肢が変わ ります。ほぼすべてのデバイスで 44.1kHz や 48kHz のサンプルレートに対応しており、通常の使用ではそのどちらか の設定で問題ありません。特段の理由があってそれ以上のハイレートでご使用になりたい場合、SEM V は 96kHz まで

Windows 版の Audio and MIDI settings 画面

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定• Show Control Panel:このボタンをクリックすると、選択しているオーディオデバイスの システムコントロールパネルを表示します。

! このボタンは、Windows 版でのみ使用できます。

  • Test Tone:Play ボタンをクリックすると、短いテストトーンを出力し、オーディオに何ら かの問題が生じ、それを解決するときに便利です。このテストトーンが予想通りに聴こえる (モニターしたいスピーカーやヘッドフォンなどから聴こえる) 場合は、SEM V のオーディオ のルーティングが正しく設定されているということになります。
  • お使いのコンピュータに MIDI デバイスが接続しているときは、そのデバイス名が MIDI Devices エリアに表示されます。SEM V をコントロールしたいデバイスのチェックボックス をクリックして選択できます。複数のチェックボックスをクリックして、複数の MIDI デバ イスで SEM V をコントロールすることもできます。

! スタンドアローンモードでは、SEM V はすべての MIDI チャンネルを受信しますので、特定の MIDI チャンネルに設

  • Tempo:SEM V 内の LFO やエフェクトでテンポ同期機能を使用する際のマスターテンポを

設定します。SEM V をプラグインとして使用する場合は、DAW などのホストアプリケーショ

2.2.2. オーディオと MIDI の設定:macOS

macOS 版のオーディオと MIDI の設定画面へのアクセス方法は、Windows 版のそれと同じです。また、 設定方法もほぼ同じです。各オプションの動作も Windows 版と同じです。唯一の違いは、すべての macOS デバイスでは外部オーディオインターフェイスも含み、オーディオルーティング等の処理に CoreAudio ドライバーを使用します。Device の下にある2つ目のドロップダウンメニューでは、使用した いオーディオデバイスを選択します。 macOS 版の Audio MIDI Settings 画面 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定

162.2.3. プラグインとして使用する

SEM V は、Ableton Live、Cubase、Logic、Pro Tools、Studio One などすべての主要 DAW 上で動作する VST2、VST3、Audio Unit (AU)、AAX の各プラグイン形式に対応しています。

SEM V をプラグインとして使用する場合、オーディオと MIDI デバイスのすべての設定はホストアプリケ

ーション (DAW) で設定します。プラグインのロード方法や設定方法等につきましては、お使いの DAW な どのマニュアル等をご覧ください。

DAW 内で SEM V をプラグインとしてロードした場合、SEM V のユーザーインターフェイスや各種設定は

スタンドアローンモード時と同様に動作しますが、次のような相違点もあります:

  • DAW のテンポ (BPM) に SEM V を同期させることができます。
  • DAW のオートメーション機能を使用して SEM V のパラメーターをコントロールすることが
  • 1つの DAW プロジェクト内で複数の SEM V を使用することができます。
  • SEM V のオーディオ出力をディレイやコーラス、フィルターなど DAW 内のエフェクトで加 工することができます。
  • SEM V のオーディオ出力を DAW 内に取り込み、DAW のオーディオルーティング機能を使用 してクリエイティブな音作りを行えます。 Apple Logic Pro の AU プラグインとして動作中の SEM V

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定2.3. SEM V を初めて演奏する

これで SEM V の各種設定が済みました。SEM V を開いてテストを兼ねて音を出してみましょう。

SEM V を開いていない場合は、プラグインモードまたはスタンドアローンモードで開きましょう。MIDI

コントローラーが使用できる状態でしたら、SEM V の音を出してみましょう。MIDI キーボードがない場

合は、画面上のキーボードをマウスでクリックしたり、コンピュータのキーボード [p.36]で演奏すること

SEM V の画面最上部にある上下の矢印 (▲/▼) をクリックすると、SEM V の全プリセットを1つずつ順番に

切り替えることができます。プリセットをいくつか弾いてみて、気に入ったものがありましたら、画面上 のノブやスイッチなどを操作して音色がどのように変化するのかを試してみてください。 音色をさまざまに変化させて、変な音になってしまっても心配ご無用です。保存の操作をしなければ何も 保存されませんので (プリセットの保存方法は本マニュアルで後述します)、SEM V のファクトリープリセ ットが変更されてしまうリスクはありません。 このチャプターをお読みになって、SEM V をスムーズに使い始めることができたかと思います。ここまで

で SEM V の音が出せるようになりました。ここから先は、SEM V の各種機能をセクションごとにご紹介

します。本マニュアルを最後までお読みになるまでには SEM V のポテンシャルを理解され、この素晴ら しいインストゥルメントと同じくらいに素晴らしい音楽を作り出されることと思います! Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ACTIVATION AND FIRST START - アクティベーションと最初の設定

このチャプターでは、SEM V の主な音色パラメーターと、シンセ機能についてご紹介します。それらは、

1. オシレーター [p.22] 2つの VCO の音の高さや音色を調整します。

[p.25] 2つのオシレーターにミックスできるサブオシレーターのパラメーターです。

3. VCF [p.27] マルチモード・レゾナントフィルターを調整します。

2つの VCO とサブオシレーターを VCF に送るミックスバランスと、各オシレーターの波形を

5. LFO [p.30] 各 VCO のピッチとパルス幅、VCF のカットオフを変調する LFO です。

6. エンベロープ [p.31] 2つの ADSR エンベロープです。ディケイとリリースは値が共有されます。

[p.32] ディスパージョン [p.34]などの、ボイスごとの音色に関する設定を行います。

8. ポルタメント [p.35] ポルタメントタイムを調整します。

このチャプターでは、上図の赤丸の番号のパラメーターとその機能についてご紹介します

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL画面下部のキーボードエリアには次のようなパラメーターがあります:

9. Multi-Arp パラメーター [p.35] Multi-Arp [p.37] のスピードとゲートの長さをクイックに調整できます。

10. ホイール [p.36] ピッチベンドとモジュレーションホイールです。

11. キーボード [p.36] マウスや QWERTY キーボードで演奏できるオンスクリーンキーボードです。

3.1. 共通動作 Arturia のバーチャルインストゥルメントは、音色エディットなどの操作時の反応を全タイトルで共通化 し、簡単でわかりやすい操作体系を実現しています。このことは、SEM V も例外ではありません。

あらゆるコントロール (ノブやスイッチなど) の上にマウスオーバーすると、そのパラメーターの現在の設 定値を示すポップアップ (ツールチップ) が表示されます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

203.1.2. Parameter descriptions - パラメーター名の表示

パラメーターを操作したり、そのコントロール (ノブなど) にマウスオーバーすると、そのパラメーター名 と簡単な説明がロワーツールバー [p.115]の左側に表示されます。

マウスの右ボタン、またはコンピュータのキーボードの Ctrl キーを押しながらノブをドラッグすると、 設定値がゆっくり変化します。これにより、設定したい値へ正確に合わせやすくなります。

3.1.4. ダブルクリックでデフォルト値に

ノブをダブルクリックすると、そのパラメーターのデフォルト値に戻ります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.2. Oscillators - オシレーター オリジナルハードウェアの SEM は、同機能の VCO (ボルテージ・コントロールド・オシレーター) を2基

オリジナル SEM では、同軸2連ノブで VCO のピッチを調整していました。外側 (下) のノブがピッチの粗 調整、内側 (上) のノブが微調整でした。これは

(Vernier) デザインと呼ばれるもので、内側また は外側のノブを操作すると、もう片方のノブも比例して動くというものです。SEM V (そして2010年の Tom Oberhemim ブランドでの復刻版) では、2つのノブに分かれています。

  • Coarse:VCO のピッチを半音単位と半音の小数点単位で調整します。
  • Fine:ピッチをセント (半音の1/100) 単位で調整します。 実用上は、Coarse ノブだけでもかなり正確なチューニングが可能ですが、オリジナルハードウェアの動 作を再現するために両方のノブを搭載しました。 VCO 1 と 2 の機能は同じです Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

このセクションでは、メインパネルの3つのソースによるオシレーターのモジュレーション (変調) の深さ を調整します。これらのソースは Advanced ボタンをクリックして使用できるモジュレーター [p.76]とは 別のものです。赤文字のフィールドをクリックすると、下図のようにソースのメニューが開きます (また はフィールド内の左右にある矢印 (</>) をクリックして切り替えることもできます): 使用できるソースは Envelope 1、Envelope 2、LFO です (O󽗈 も選択肢としてはありますが)。 Modulation ノブを左へ回すと VCO のピッチが変調します。パルス波を使用している場合は、このノブ を右へ回すとパルス幅が変調されます。

3.2.3. Pulse Width ノブ

パルス幅は、パルス波の1周期内でのプラス部分とマイナス部分の比率を指し、両者が等しい場合は矩形 波になります。言い換えれば、マイナス部分に対してプラス部分の幅を相対的に広くしたり (設定値が低 い場合)、狭くしたり (設定値が高い場合) することができます。この比率が 50% の場合、矩形波になりま す。パルス波を選択した状態で Pulse Width ノブを操作するとパルス幅が変化し、それに応じて倍音構

メインパネルのモジュレーションソースには2つ のエンベロープと LFO があります

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.2.4. 波形はどこで選択するのか? シンセのオシレーターには波形セレクターがあるのが普通なのですが、SEM V はオリジナルハードウェア と同様、外観上は VCF [p.27] エリアの一角のミキサー [p.29]セクションにそれがあります。これは、波形 がミックスされてフィルターに送られるためで、十分にロジカルな設計だと言えます。各 VCO とも、ノ コギリ波とパルス波をクロスフェードでき、両方の波形を同時に使用することができます。パルス波が 少しでもミックスされている場合、その VCO のパルス幅を手動やモジュレーションで変更すると、その 音色が変化します。この詳細は後述のミキサーセクションでご紹介します。

Sync スイッチをオンにすると、VCO 2 にハードシンクがかかります。これは、VCO 2 の波形のスタート 位相を VCO 1 の周波数 (ピッチ) でリセットするというもので、それぞれのピッチが違った設定になってい てもスタート位相が同じになります。また、VCO 2 のピッチが VCO 1 と違っていても強制的に同じピッチ

♪ 音楽的には、ハードシンクによりエッジの立った面白い効果が得られます。これによる金属的な音色で最も有名 な曲はザ・カーズの「Let's Go!」のイントロなどで聴かれるシンセ音でしょう。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

Sync スイッチのすぐ下には Unison スイッチがあります。これをオンにすると SEM V はモノフォニック 動作になり、すべてのボイスを1音に重ねて極めて厚い音になります。ユニゾンで重ねるボイス数や、ス テレオ間の音の広がり、デチューンの幅は、ロワーツールバー [p.115]に表示されるユニゾンパラメータ ー [p.116]で調整できます。 3.3. Sub Oscillator - サブオシレーター サブオシレーターは、SEM V で追加されたもので、オリジナルハードウェアにはなかった機能です。低音 を追加してより太いベースサウンドにしたり、3番目のオシレーターとして使用することもできます。

Wave フィールドをクリックするか、フィールド内の左右の矢印 (</>) をクリックして、サブオシレータ ーの波形をサイン波、ノコギリ波、矩形波/パルス波のいずれかを選択できます。 ユニゾンをオンにすると、このようなパラメー ターがロワーツールバーに表示されます

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.3.2. Range Wave と同様の操作で、Range フィールドではサブオシレーターのオクターブを、VCO 1 と同じ (0)、ま たは1オクターブ下 (-12)、あるいは2オクターブ下 (-24) に設定できます。

♪ サブオシレーターは、VCO 1 のピッチに

追従し、VCO 2 は自由な音程差、時には不協和な音程差にセットで きます。ミキサーセクションで VCO 1 の音量を下げ、VCO 2 とサブオシレーターの音が聴こえるようにします。この状 態で VCO 1 の Coarse ノブを回すと、VCO 2 に対してサブオシレーターのピッチが変化するのがわかります。

3.3.3. Sub Osc Pulse Width

サブオシレーターの波形を矩形波/パルス波に選択した場合、そのパルス幅を Pulse Width ノブで調整で

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL 263.4. VCF オリジナル SEM のボルテージ・コントロールド・フィルター (VCF) は、いくつかの理由で際立った存在 でした。まず、その滑らかな 12dB/Oct のスロープは、有名な競合他社がシンセに使用していた 24dB/ Oct のラダーフィルターとは一線を画すサウンドでした。それ以上に重要なこととして、このフィルター

フィルターだったことです。つまり、ローパスからハイパスまで、途中でノ ッチを経由して滑らかにモーフィングできたのです。また、モーフィングではありませんがスイッチ操作 的にバンドパスモードにすることもできました。

♪ 「/Oct」とはどういう意味なのでしょうか? フィルターがある帯域をカットするとき、まるで断崖絶壁のように 完全にカットするのではなく、ある程度のスロープで徐々にカットします。12dB/Oct というのはスロープのことで、 設定した周波数から1オクターブ離れた周波数のレベルは 12dB 低くなるというスロープです。このときの設定した周 波数 (帯域) はフィルターを通過できるため、オーディオ用語では「パスバンド」と言います。 このセクションの Modulation 以外のパラメーターは比較的基本的なもので、次のようなパラメーターが

  • Frequency:フィルターのカットオフフリケンシー (ローパス/ハイパス) またはセンターフ リケンシー (ノッチ/バンドパス) を設定します。
  • Resonance:カットオフ付近の帯域を強調します。ノッチやバンドパスモードではセンタ ー付近の帯域幅を調整します。
  • Keyboard:キーボードトラッキングの量を調整します。
  • Filter Type:ノブを左に回し切った状態で完全なローパスとなり、センター位置 (12時の位 置) で完全なノッチ、右に回し切った状態で完全なハイパスモードにモーフィングします。
  • BP:このスイッチをオンにするtフィルターがバンドパスモードに切り替わります。この とき、Type ノブは無効になります。

♪ キーボードトラッキングの値を高く設定した場合、音程が高くなる (高音域を弾く) ほどカットオフ/センターフ リケンシーが上がります。この機能は一般的にローパスフィルターと一緒に使用し、人間の耳の自然なロールオフカー ブを補正し、シンセのリード音色やアコースティック楽器の音色で高音域が不自然に鈍い音 (必要以上にフィルタリン グされた音) にならないようにする効果があります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.4.1. VCF modulation

VCO と同様、VCF もメインパネルの3つのソース (どちらかのエンベロープまたは LFO) で変調することが

できます。繰り返しになりますが、これらのソースはアドバンストパネルのモジュレーター [p.76]とは別 のものです。Modulation ノブの下にあるフィールドをクリックしてメニューを開くか、フィールド内の 左右の矢印 (</>) をクリックしてソースを選択します。 ソースの選択後、Modulation ノブをプラス側 (センター位置から右側) またはマイナス側 (左側) に回して カットオフ/センターフリケンシーに対するモジュレーションの深さを調整します。 LFO またはどちらかのエンベ ロープで VCF を変調できます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

ミキサーは、VCF に送る3つの音源 (VCO 1、VCO 2、サブオシレーター) をミックスするため、VCF セクシ

ョンにあります。またここでは、オシレーター波形のバランスも調整できます。3つの音源それぞれには 小さな VOL (Volume) ノブがあり、それぞれの音量を調整できます。

3.4.2.1. VCO の波形ミックス

VCO 1 と VCO 2 はそれぞれ、ノコギリ波とパルス波/矩形波のバランスを個別に調整できます。ノブがセ ンター位置 (12時の位置) の場合、2つの波形が同じレベルでミックスされます。ノコギリ波またはパルス 波/矩形波のみにしたいときは、ノブを左か右へ回し切ります。

3.4.2.2. サブオシレーターの波形/ノイズミックス

サブオシレーターでは、選択した波形 [p.25]とホワイトノイズのバランスを、ミキサーセクションの大き なノブで調整できます。なお、オリジナルハードウェアにはノイズジェネレーターは搭載されていません

♪ ノイズを VCF でフィルタリングし、カットオフフリケンシーを低速の LFO で変調するというテクニックは、デジタルサンプリング以前の時代によく使われていた風や波の心地よい音を作る手法でした。 ミキサーにはオシレーターの波形を設定するノブもあります

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.5. LFO LFO (ロー・フリケンシー・オシレーター) は、ビブラート効果 (ピッチ変調) を作るときに最もよく使われ るものですが、フィルターのカットオフ/センターフリケンシーや、オシレーターのパルス幅を変調し、 音楽的に心地よい音色を作ることもできます。オリジナルの SEM の LFO は、サイン波のみが使用でき、 パラメーターはスピード (Rate) だけというシンプルなものでした。SEM V はそれよりも少しだけ多くの ことができるようになっています。

  • Rate:このノブで LFO のスピードを調整します。
  • Reset:このスイッチをオンにすると、音を弾くたびに LFO 波形が先頭からスタートしま
  • MW:オンの場合、VCO (ピッチ、パルス幅) または VCF (カットオフ/センターフリケンシー) にかかるモジュレーションの深さをモジュレーションホイールで調節できるようになりま

3.5.1. LFO の周期とテンポ同期

Rate ノブの下にあるフィールドをクリックするとメニューが開き、LFO の周期 (スピード) をテンポに非 同期のフリーランニング、またはテンポに対する拍数や小節数にするための次のオプションが選択でき

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL 30• Hertz :テンポ非同期のフリーランニングです。

Hertz+ :Hertz と同様ですが、周期を可聴帯域の 3,000Hz (3kHz) まで設定できます。

Sync :テンポに同期し、ノブを回すとテンポに対する拍数 (3連や付点を含みます) を選択で

Sync Straight :テンポに同期し、3連や付点以外の拍数のみにオプションを絞り込みます。

Sync Triplet :テンポに同期し、周期を3連符の拍数から選択できます。4分音符を選択した 場合、4分音符2個分の長さに8分音符が3回繰り返すリズムになります。

Sync Dotted :テンポに同期し、周期を付点音符の拍数から選択できます。4分音符を選択し た場合、8分音符1個と16分音符1個の拍数になります。

♪ 「Hertz+ にすると FM (周波数変調) ができるの?」と思われた方、正解です! 基本的なことですが、どちらかま たは両方の VCO のピッチを可聴帯域の信号で変調すると、オシレーターをフィルターで下降するだけでは不可能な非 線形 (ノンリニア) な倍音が生じ、激しい音色になります。オシレーターシンク [p.24]と併用すればさらにワイルドなサ ウンドになりますので、ぜひお試しください! 3.6. Envelopes - エンベロープ SEM のエンベロープジェネレーターは、動作上はアタック、ディケイ、サステイン、リリースの4ステー ジ仕様なのですが、ノブは3つだけです。これは、ディケイとリリースタイムが Decay ノブで共通化され

  • Attack:音が出始めてから最大レベルに達するまでの時間を設定します。
  • Decay:最大レベルからサステインレベルに到達するまでの時間と、キーボードから手を放 してから音が消える (エンベロープのレベルがゼロになる) までの時間を設定します。
  • Sustain:アタックの段階が集力し、キーボードを押さえている間維持されるレベル (サステ インレベル) を設定します。 別の言い方をすれば、キーボードを押し続けているときは Decay ノブの設定値はディケイの段階として 動作し、キーボードから手を放せば、Decay ノブの設定値に従ってリリースの段階として動作します。 Envelope 1 は、VCA、つまり音量を変調するように「内部接続」されていますが、メインパネルのその 他の変調先 (デスティネーション) として一般的なもの、例えば VCO のピッチや VCF のフリケンシーなど の変調に割り当てることもできます。また、Envelope 2 はいわば「フリーエージェント」で、メインパ ネルのパラメーターを自由に変調することができます (複数のパラメーターを同時に変調することもでき

♪ ディケイとリリースが共通化されていることは、多くの場合でそれほど大きな制限とはなりませんでした。実 際、シンセサウンドの多くはボリューム・エンベロープのサステインは最大に設定してディケイを活用せず、ディケイ ノブでリリースタイムを好きなように設定していました。一方で、サステインレベルを最大よりもかなり低く設定し て、ピチカートなどの減衰音を作る場合、ディケイタイムを短めすることが多く、同時にそうした音色ではリリースタ イムも比較的短く設定することが多く、この場合でも共通化による問題はそれほど大きくありませんでした。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.7. Voice Controls - ボイスパラメーター メインパネルの右側のセクションには、ボイスごとの音に変化をつけるためのパラメーターがあります。 すべてのボイスに対して一斉に変化させるように設定しても、ディスパージョン [p.34]のトリマーが上が っている場合や、サイドパネルで行うボイス転用 [p.121]の設定によっては、ボイスごとの微妙な (時には 微妙でないこともありますが) 違いが生じます。

Level ノブは、アッパーツールパー [p.109]にある Volume ノブと重複しているように見えますが、重要 な違いがあります。Level ノブはモジュレーションのデスティネーション (変調先) として選択できます が、Volume ノブではそれはできません。また、Level ノブはエフェクトの前段にあり、かつボイスごと に動作しますので、ボイスモジュレーター [p.94]やさまざまなリトリガー (再トリガー) 機能で変調するこ

Drive ノブはフィルター回路にオーバードライブをかけて、VCO (とサブオシレーター) を過大入力させた ような効果を出すことができます。このノブは音量補正が入っていますので、ノブを上げても SEM V の全 体音量が大きくなってしまうことはありません。このノブでの効果は音に暖かみや飽和感 (サチュレーシ ョン) を加える程度のもので、激しく歪むようなことはありません。そうした効果が欲しいときは、エフ ェクト [p.49]セクションのディストーション [p.63]をご利用ください。 Drive ノブや、このノブのような機能は、オリジナルハードウェアの SEM にはありませんでした。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

Hold スイッチはトグル式ですので、ラッチ機能付きのサステインペダルのように動作します。このスイ ッチは Multi-Arp [p.37] 使用時に特に便利で、キーボードを押し続けたり、ペダルを踏み続けることなく 音色セッティングやアルペジオのセッティングなどを調整することができます。

ステレオの左右間の音像定位をこのノブで設定できます。このノブは、モジュレーションのデスティネー ションとして選択できます。

3.7.4.1. モジュレーションのヒント

ステレオパンニングはモジュレーションで最もわかりやすい部類に入りますので、どのようなソースを使 用するとクールなモジュレーションになるか、そのアイディアを少しご紹介します。

  • キーボードトラッキング (MIDI モジュレーター [p.102]の1つ) をソースにすることで、キーボ ードを弾く音程に応じて音のパンニングが変化します。
  • ファンクション [p.84]を使用して各ボイスのステレオ間の音像移動を精密に設定することが
  • ボイスモジュレーター [p.94]を使用すると、音を弾くたびに違った定位で発音させることが

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.7.5. Dispersion - ディスパージョン 四角に囲まれた ARTURIA ロゴをクリックすると、6つのトリマーが入った「秘密の」パネルが顔を出しま す。この各トリマーで、SEM V をポリフォニックで使用するときにはボイス間の特定のパラメーターのデ ィスパージョン (バラつき) を設定でき、モノフォニック演奏時にはそのパラメーターがランダムに変化し ます。これにより、ビンテージのアナログシンセらしい、時に「暖かみ」とも言われるような非線形な動 作を加えることができます。

  • Cuto󽗈:VCF のカットオフ/センターフリケンシー
  • Kbd:キーボードの音程に対するオシレーターピッチのズレ (3ポジションスイッチ)
  • Env:2つのエンベロープのタイムパラメーター (アタック、ディケイ)
  • Drive:フィルターセクションのオーバードライブ [p.32]パラメーター

ディスパージョンエリアの下にある Vintage ノブは、ディスパージョンの全パラメーターの設定値のバラ ンスを保ったまま一斉に調整します。 ディスパージョンのトリマーをすべて最大値にセットした場合、そのサウンドは修理や再調整が必要な古 びたアナログシンセのようなものになります。とは言え、ここでできることは、ユニゾンデチューン [p.116]を上げるほど劇的な効果があるわけではありません。 Arturia ロゴをクリックするとディスパージョン のトリマーパネルが開きます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL 343.8. Portamento - ポルタメント SEM V には、前に弾いた音から次に弾いた音へ音程が滑らかに遷移していく基本的なポルタメント機能が あります。このときにかかる時間はミリセカンド単位で表示され、最大値は3.5秒です。ポルタメントの 動作は、サイドパネルで行うポルタメントモード [p.122]の設定 (ボイスごとまたはノートごと) によって 変わります。ボイスごとのポルタメントは、一般的にノートごとよりも微妙なバラつきがありますが、こ れはサウンドエンジンにどのようにボイスを発音させるかによっても異なります。 例えば、ボイスモジュレーター [p.94]を Portamento ノブにアサインします。次に、2オクターブかそれ 以上の音域のアルペジオやリフを弾くと、ポルタメントタイムがコントローラーのキーボードの音程間の 間隔、つまり MIDI ノートの間隔によって微妙に変化していることがわかります。 3.9. Multi-Arp controls - Multi-Arp のパラメーター オンスクリーンキーボードの左側には、Arturia のバーチャル・インストゥルメント Synthx V で初搭載さ れた Multi-Arp [p.37] の4つのパートに対してすぐに操作できる2つのノブがあります。この2つのノブ は、Advanced [p.114] ボタンをクリックするとアクセスできる Multi-Arp のフル画面にある Rate と Gate ノブのミラーリングです。

  • Rate:アルペジエイターの周期 (スピード) を調整します (テンポ同期設定はフル画面にあり
  • Gate:アルペジエイターのゲートタイムを設定します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL3.10. Wheels - ホイール ピッチベンドホイールは、特にシンセソロなどでの表現力豊かな演奏に欠かせません。ベンド幅はサイド パネル [p.120]で上下方向とも同じ幅に設定できます。 モジュレーション (Mod) ホイールは、LFO セクションの MW スイッチがオンの場合は LFO [p.30] による モジュレーションの全体的な深さをコントロールします。モジュレーションの効果が聴き取れるようにす るには、メインパネルのモジュレーションパラメーター (VCO 1 か VCO 2 のピッチまたはパルス幅 [p.23]、VCF のフリケンシー [p.28]) のうち、少なくとも1つに LFO を割り当てておく必要があります。 また、Mod ホイールのアイコンをドラッグ&ドロップすることで、あらゆるパラメーターにモジュレーシ ョンホイールをアサインすることができます。詳しくは、モジュレーター [p.76]のチャプターでご紹介し

3.11. Onscreen keyboard - オンスクリーンキーボード オンスクリーンキーボードは、MIDI 入力デバイスを接続していないラップトップで作業するときに便利 です。キーの下側に近い位置をクリックするほど、その音のベロシティが高くなります。

スケールの1オクターブと2度 (全部で9度) の演奏ができます。QWERTY キーボードと音程の関係は上図をご覧ください。Z キーで音域が1オクターブ下がり、X キーで1オクター

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MAIN PANEL

Multi-Arp は4トラックのアルペジエイターで、各トラックに別々のパターンやリズムの設定ができるた め、眩いばかりのポリリズムを作り出すことができます。シーケンサーとは異なり、アルペジエイターで すので、キーボードで押さえたコードを一連のパターンに変換し、キーボードを押さえている限り演奏を 続けることができます。 Multi-Arp にアクセスするには、SEM V の画面右上にある Advanced ボタン [p.114]を押してアドバンスト パネルを開き、左側にある「Multi-Arp」タブをクリックします。

Multi-Arp からは MIDI ノートデータを送信でき、その他のインストゥルメント [p.48]を演奏することもできます。 SEM V の素晴らしい Multi-Arp

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP4.1. Multi-Arp のグローバル設定 Multi-Arp の4つのトラックに共通した設定がいつくかありますので、それからご紹介します。

4.1.1. Multi-Arp のプリセット

Multi-Arp のさまざまなパターンは、Sequence メニューをクリックして選択できます。また、パターン 名の右にある左右の矢印 (</>) でパターンを1つずつ順番に切り替えることもできます。その右のディスク アイコンをクリックして、そのときの Multi-Arp 全体のセッティングをユーザープリセットとして保存で きます。このとき、保存するプリセットに名前をつけることができ、後でユーザーバンクから呼び出すこ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP

384.1.2. Rate and tempo sync - スピードとテンポ同期

Multi-Arp のスピードは、Rate ノブの下をクリックしてドロップダウンメニューを開き、テンポに同期し ないフリーランニング、または テンポ同期のいずれかに設定できます。メニューの内容は次の通りで

BPM :テンポに同期しないフリーランニングです。単位は BPM (Beat per Minute:1分間あ

Sync :ノブを回すと、ストレート (通常の拍数)、3連符、付点音符の各拍数から選択できま

Sync Straight :ストレートのみから選択できます。

Sync Triplets :テンポに対して3連符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、8 分音符2個分のスペースに8分音符3個を収めた状態に等しくなります。

Sync Dotted :テンポに対して付点音符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、 付点8分音符と16分音符を組み合わせた状態に等しくなります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP4.1.3. Global Gate time - グローバル・ゲートタイム ゲートタイムは、Multi-Arp で発音する各ノートの時間的な長さを指します。音楽的な言い方をすれば、 ゲートタイムが長いと長く伸びた持続音になり、短いとパーカッシブな音になります。 Multi-Arp の各トラックにはゲートマルチプライヤー [p.47]というパラメーターがありますので、トラッ クごとに別々のゲートタイムを設定することができます。

4.1.4. Scales - スケール

Multi-Arp は通常のクロマティック (12種類の半音をすべて使用できるスケール) のほか、伝統的な音楽理 論からのスケールやモードの数々から選択して使用することもできます。左側のノートフィールドでスケ ールのルート音 (スケールの開始音) を選択し、その右のネームフィールドをクリックすると次のようなメ

Custom があります。これは、メニュー最下部にあるピアノの鍵盤のように配置された サークルをクリックして作成できるオリジナルスケールです。ピンクのサークルは、そのスケールで使用

フィールドの左側でルート音を選択できます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP 404.2. トラックごとの設定 ここから先は、Multi-Arp のトラック/パートごとに設定するその他のパラメーターについてご紹介しま す。パラメーターの構成は、各トラック/パートとも同じです。 コラム内のタブをクリックして設定を変更したいトラックを選択します。 各タブには、次のようなユーティリティとアサイン設定があります:

  • On/O󽗈 (ボタン):設定内容を保持したまま、トラックのオン/オフを切り替えます。
  • Solo:そのトラックのみを発音するようにできるソロボタンです。この間、他のトラックは

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP4.2.1. Arp セクション ビンテージシンセに搭載されていたアルペジエイターの多くは、シンプルなアップ、ダウン、アップ/ダ ウン、ランダムといったモードが選択でき、キーボードで押さえたコードの構成音を設定したモードに沿 って演奏するというものでした。Multi-Arp は、それをはるかに超えることができます。

5 x 5 のマトリクスに選択したパターンが表示されます。これは必ずしもパターンが5音で構成されている という意味ではなく、アップやダウンなど、そのパターンでの音が動く方向を単に示したものです。マト リクスの左右にある矢印 (</>) でパターンを切り替えることができるほか、マトリクスをクリックしてメ ニューを開き、メニューの左側からカテゴリー、右側からそのカテゴリーに属しているパターンを選択す

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP 42• Classic :アナログシンセに搭載されていたアルペジエイターでよく見られるトラディショナ

Advanced :繰り返しを強く意識しながらも、より複雑なルールに沿ったパターンです。

Creative :さまざまなメロディやリズムのフレージングを試すことができる、型にはまらな い楽しいパターンです。

次のパラメーターで、パターンの動作をより詳細に設定できます。

  • Transpose:パターン内のすべての音のピッチを半音単位で変更します。
  • Octave:パターンの音域をオクターブ単位で設定します (小数点以下の設定も可能です)。
  • Start O󽗈set:パターンの先頭にするステップを設定します。 エディットは、各フィールドを上下にドラッグして行います。

♪ Octave の設定値は「X.Y」というように小数点以下も設定できます。半音階は12音ですので、設定値を例えば

3.5 にした場合、小数点以下の数値はトライトーン (3全音) でオクターブを分割することになります。ルート音を C に

設定した場合、0.5オクターブ上の音は、F# になります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP4.2.2. Rhythm セクション Multi-Arp では、パターンは均等なリズムで演奏されるという制限はありません。パターンのリズムを設 定するのが、このリズムセクションです。 上図の同心円は、16個のピンクのドットで構成されています。

  • 各ドットがノートを表しています。すべてのドットがオン (ピンク) の場合、そのパターンの リズムは一般的なアルペジエイターと同様、均等なリズムのパターンになります。
  • オフ (ドットをクリックしてオン/オフ切り替えができます) のドットがある場合、そのドッ トは次の音を発音する前の休符またはリズムの切れ目を表します。

設定したスケール [p.40]に沿ったパターンの 次の音で、スケールに沿ったその音がスキップされることはありませんが、休符区間が過ぎ ないとその音は発音されません。

  • 同心円状に配置された4つのサークルの1つずつが、Multi-Arp のトラック/パートに対応して おり、最も外側のサークルからトラック1、以下順番に内側へ続きます。トラックを選択す ると、そのトラックに対応したサークルにドットが並びます。

4.2.2.1. Rhythm rate

同心円の中心にある Rate パラメーターは、倍率を設定します。つまり、グローバルの Rate [p.39] に対す る倍率を、トラック/パートごとに設定できます。トラック/パートごとに別々の設定をすることで、ワイ ルドでアバンギャルドなポリリズムを作成できます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP

444.2.2.2. Rhythm のプリセット

Multi-Arp には、9種類 (それとデフォルトの全16ステップがオンになったものもあります) のリズムプリ

左右の矢印 (</>) をクリックしてプリセットを1つずつ切り替えることもできますし、ネームフィールド (プリセット名の部分) をクリックすると次のようなメニューが開きます: ブルーベックが聴いたら気に入りそうなプリセ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARPプリセットの中には、奇数や一風変わったステップ数のものもあります。ドットをクリックしてパターン を作成すると、「Save as...」をクリックし、表示されるポップアップで名前を入力して保存することも できます。保存後、そのパターンはメニューから選択できます。

4.2.2.3. Retrigger - リトリガー

Retrig のフィールドはドラッグして設定を変更可能で、Multi-Arp のパターンを先頭からリスタートさせ ることができます。このフィールドには、次にようなオプションがあります:

Note :MIDI ノートを受信するとパターンがリスタートします。

:設定した小節数ごとにパターンがリスタートします。

:1/8 = 8分音符など、設定した拍数ごとにパターンがリスタートします。

4.2.2.4. Length - パターンの長さ

Length はパターンの全体的な長さを設定するパラメーターです。デフォルトは16ステップですが、奇数 やあまり一般的ではない長さに設定することもできます。上図の例は12ステップのパターンで、12ステ ップまで進むと1ステップに戻ってループします。 全12ステップ中5ステップで発音するパターン Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP

Multi-Arp の最後のセクションは、個々の音の挙動を設定するセクションです。

4.2.3.1. Gate multiplier - ゲートの倍率設定

各トラック/パートのゲートタイムの長さを表示する六角形の中心には、倍率のフィールドがあります。 グローバルのゲートタイム [p.40]に対する各トラック/パートのゲートタイムを倍率で設定し、音の長さ をトラック/パートごとに設定できます。

トラック/パートごとに設定できる Note セクションのパラメーターには、次のようなものもあります: Random:そのトラック/パートのゲートタイム、オクターブ、ベロシティにランダム性を加えます。オ クターブのランダム的な変化は、Octave パラメーターの設定値で変化する範囲が制限され、Octave パラ メーターを 1.0 以上の値に設定しておく必要があります。 Note Repeat:ステップが次に進む前にそのステップの音を連打する回数を 1-4 の範囲で設定します。 Velocity:そのトラック/パートで発音する MIDI ベロシティをオフセットします。表示はパーセンテージ (%) です。これにより、アルペジオの音量が大きくなったり小さくなったりします。 六角形のグラフィックでゲートタイムを表示し

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP4.3. グローバルビジュアライザー Multi-Arp 画面の最下部には、すべてのトラック/パートで演奏している音を、一見ピアノの鍵盤にも見え るような楕円が点灯して表示するビジュアライザーがあります。現在選択しているトラック/パートは明 るく表示され、それ以外のトラック/パートは暗めに表示されます。ビジュアライザーで表示する音域は6 オクターブありますので、両端にある矢印で表示する音域をスクロールすることができます。 4.4. Using the Multi-Arp externally - Multi-Arp で外部音源を演奏する SEM V を演奏させるだけでなく、Multi-Arp から MIDI ノートデータを送信してその他のバーチャルイン ストゥルメントや MIDI インターフェイスを経由して外部のハードウェア音源を演奏させることができま す。これにより、洗練されたパターンやリズムを外部シンセで演奏させることができるのです。

SEM V には MIDI ルーティングのための設定やパラメーターはありません。ほとんどの DAW やライブ向け

のプラグインホストプログラムでは、MIDI をバーチャルインストゥルメントのトラックから別のインス トゥルメントトラック、MIDI トラック、または接続した MIDI インターフェイスのポートやチャンネルに

ルーティングすることができます。SEM V が入っているトラックが MIDI を送信するように設定され、も

う一方の側のインストゥルメントが MIDI を受信するように設定されている場合、そのインストゥルメン トは Multi-Arp からの MIDI を受信して演奏するはずです。オンになっている Multi-Arp のトラック/パー トからの MIDI ノートデータは、同じチャンネルで送信されます。 具体的な MIDI ルーティング設定の方法につきましては、お使いの DAW やホストプログラムのマニュアル

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MULTI-ARP

SEM V には、バーチャルインストゥルメント集である V Collection の最新バージョンから厳選された強力 なステレオエフェクトが内蔵されています。4つのエフェクトを同時使用でき、各エフェクトは18種類の ペダルスタイルのエフェクトから選択して使用できます。 アッパーツールバー [p.109]の右側にある Advanced ボタンをクリックすると、アドバンストパネルが開 きます。次に左から2つ目の E󽗈ects タブを選択します。タブの上にあるオン/オフボタンは、各エフェク トの設定をそのままに、全エフェクトを

SEM V の画面サイズ [p.111]によっては、エフェクトを表示するために画面をスクロールする必要がある

5.1. エフェクトルーティング SEM V のエフェクトルーティングは、シリーズ接続固定です。左端のエフェクトから信号が入力され、そ こから右へ信号が流れていくというシンプルなルーティングです。ギターのべダルボードのように、好き なようにエフェクトチェインを構成することができます。

5.1.1. 空間系エフェクトのセンド/インサート切り替え

Spatial (空間系) エフェクト (リバーブ、ディレイ、テープエコー、ピッチシフトディレイ) は、パラレル 接続のセンドエフェクトとしても使用できます。ほとんどの場合は、上述のシリーズ接続によるインサー トモードでエフェクトを使うことが多いかと思います: SEM V のエフェクトは左から右へのシリーズ接続です

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS空間系エフェクトのビジュアライザー中央上部にある Insert ボタンをクリックすると、ボタンの表示が 下図のように Send に変わります: また、Dry/Wet スライダー [p.53]が Level スライダーに変わります。エフェクトがセンドモードの場合、 まだインサートであるエフェクトと並列になります。インサートエフェクトは、左から右へのシリーズ接 続で信号が流れます。例えば、インサートエフェクト・チェインにパラメトリック EQ、ディストーショ ン、コンプレッサーがこの順番で入っているとします。4番目のエフェクトがリバーブの場合、Level ス ライダーを上げると、他の3つのエフェクトとは独立してシンセエンジンの出力にリバーブがかかりま

インサートとセンドには、実際には大きな違いがあります。例えば、リバーブはエフェクトチェインの最終エフェ クトに置かれることがよくあります。チェインが完全に直列であれば、リバーブ以前のエフェクトの音もすべてリバー ブに含まれてしまいます。その結果が欲しい時もあれば、そうでない場合もあるかと思います。リバーブがエフェクト チェイン以前のインストゥルメントの音色にのみかかるようにしたいときには、ルーティングをセンドに切り替える必

リバーブ (インサートモード) リバーブ (センドモード) Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS 505.2. エフェクトの選択 各エフェクトスロットのエフェクト名のフィールドをクリックすると (空のスロットの「None」もクリッ クできます)、エフェクト選択メニューが開きます。エフェクトは、次の5つのカテゴリーに分類されてお り、多少選択しやすくなっています。

Filter/EQs :Multi Filter (シンセのようなマルチモードフィルター)、Param EQ (パラメトリ ック EQ)

Distortion :Distortion (16種類のアルゴリズム)、Bitcrusher

Modulations :Trance Gate、Super Unison、Chorus、Chorus JUN-6、Flanger、BL-20 Flanger、Phaser、Stereo Pan 各エフェクトタイプ [p.53]の内容やパラメーターは、後述します。

SEM V は5つのカテゴリーで合計18種類のエフェ

あるスロットのエフェクトを 他の3つのスロットのいずれ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTSエフェクトは、そのセッティングも含めて別のスロットにコピーできます。ダブルドキュメント (四角が 2つ重なった) アイコンをクリックし、ポップアップからコピー先のスロットを選択するとコピーされま す。このとき、コピー元のスロットの内容が変更されたり、コピー先のスロットの内容と入れ替わるよう

エフェクトスロットを選択しているときに、エフェクト名のタイトルバーのところにドットが6つあるア イコンが表示されます。これを別のスロットにドラッグすると、ドラッグした先のエフェクトとドラッグ してきたエフェクトが入れ替わります。(実際、パラメーターやビジュアライザー以外のエフェクト内で あれば、どこでもドラッグすることができますが、6ドットのアイコンはそのときのハンドルとして常に

5.3. エフェクトプリセット SEM V の各エフェクトタイプにはプリセットがいくつか入っており、エフェクトスロットの上部にあるエ フェクト名のバーにある「Presets」をクリックするとアクセスできます。 エフェクトの音を素早く掴みたいときは言うまでもなく、プリセットは音作りの出発点として最適ですの で、すべてのプリセットをぜひチェックしてみてください。プリセットのメニュー最下部に「Save as...」というオプションがあり、これをクリックするとそのエフェクトをユーザープリセットして保存す るためのダイアログが開きます。エフェクトのユーザープリセットは、SEM V のプリセットの一部として 保存されます。「Save」はユーザープリセットでのみ使用可能です (「Save as...」で複製したファクトリ ープリセットでも使用できます)。 ドットが6つあるアイコンをドラッグしてエフェ クトを別のスロットに移動できます SEM V の Delay のファクトリ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS 525.4. E󽗈ect types - エフェクトタイプ そろそろ各エフェクトを見ていきましょうか。ですがその前に、各エフェクトで共通した機能をいくつか

各エフェクトスロットには、左上にオン/オフボタンがあります。このボタンで、そのスロットのセッテ ィングを維持したまま、バイパスにすることができます。あるスロットのみの状態にして、そのスロット での音作りをするときに便利です。

ほとんどのエフェクトには、入力音とエフェクト成分のミックスバランスを調整する Dry/Wet スライダ ーがあります。ただし、以下のエフェクトは例外です:

  • Multiband では Amount スライダーになります。
  • Param EQ では Scale スライダーになります。
  • Stereo Pan では Amount スライダーになります。

♪ エフェクトはシリーズ接続ですので、あるスロットでは比較的ドライに近いセッティングでも、エフェクトチェイン内の前のエフェクトの影響が多く残っている、つまり、先頭のスロットでない限り、ドライ信号が完全にエフェクト成分のない信号とは限らない可能性がありますのでご注意ください。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.3. エフェクトのテンポ同期 一部のエフェクトは、タイムや周期に関するパラメーターでミリセカンドや Hz といったフリーランニン グの設定のほか、テンポ同期のオプションも選択できます。このモードは、Time や Rate ノブの横にある ブルーの文字をクリックしてポップアップメニューを開き、その中から選択できます。ブルーの文字は 「Seconds」、「Hertz」、「Sync」などのように、そのときの同期の設定に応じて変化します。 同期モードを設定し、そのパラメーターのノブを操作するとポップアップが開き、マスターテンポ (また は DAW のテンポ) に対する拍数が表示されます。「

」は付点音符をそれぞれ表 し、こうした略号がないものはストレートな拍数です。 テンポ同期モードがある SEM V のエフェクトは次の通りです:

  • Stereo Pan では、各エフェクトをメニューに表示される順に見ていきましょう。一般的に、ノブのあるパラメーター のうち2つは、エフェクトのグラフィック・ビジュアライザー内をドラッグすることでエディットできま す。各エフェクトのパラメーターの表中で、水平方向にドラッグできるものを「(H)」、垂直方向にドラ ッグできるものを「(V)」と表記しています。 Delay の Sync ボタンをクリックしたときに表示されるテンポ同期メニュー Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

Reverb はレコーディングスタジオやコンサートホール、階段やタイル張りの浴室など、空間の残響音を 付加できるエフェクトです。リバーブは、エフェクトチェインの最終エフェクトとして使われることが多 く、他のすべてのエフェクトを同じ音響空間に置くことで、サウンドのまとまり感を出すことができま

HPF エフェクトをかける前の入力音の低音成分を減少させます。 LPF エフェクトをかける前の入力音の高音成分を減少させます。 Predelay 入力音のあとにリバーブ音が発生するまでの時間を設定します。 Decay (V) リバーブ音の長さを設定します。 Size (H) 空間の大きさを調整します。ノブを左へ回すほど小さな空間に、右へ回すほど大きな空間になります。 Damping リバーブ音の高音成分が減衰する速さを設定します。 Stereo Width リバーブ音のステレオ間の広がりを調整します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.5. Delay ディレイは、入力音のコピーを作成し、それを後から1回のみ、または繰り返し再生するエフェクトの総 称です。SEM V には3タイプのディレイエフェクトがあり、Delay はオールラウンドに使用できるクリア

HPF 設定値を高くするとディレイ音の低域成分が減少します。 LPF 設定値を高くするとディレイ音の高域成分が減少します。 Time (H) ディレイ音の間隔を設定します。テンポ非同期のほか、テンポ同期 (Sync、Triplets、Dotted) も選択

Fine ディレイタイムをミリセカンド単位で微調整します。 Feedback (V) ディレイ音のリピート量を調整します。 Stereo Spread/ Width 設定値を高くすると左右のディレイ音の差が生じ、ステレオ感が増します。 Ping Pong ディレイ音が左右に飛び交います。このときのステレオの広がりは Stereo Spread で設定します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

Tape Echo は、Maestro Echoplex や Roland Space Echo など、ディレイエフェクトの初期に登場した、 録音テープを使用したディレイマシンの特性を再現したものです。入力音がテープループに録音され、1 つまたは複数の再生ヘッドで再生することでエコーを作ります。テープループは不安定ゆえにピッチや音 色が変化するため、デジタルディレイと比較して原音に忠実ではなく、音に暖かみがある点が特徴です。

Input テープエコーへの入力レベルを調整します。設定値を高くするとアナログ独特の飽和感 (サチュレーシ ョン) が得られます。 Time (H) ディレイタイムを設定します。テンポ非同期のほか、テンポ同期モードも選択できます。 Intensity (V) ディレイ音のリピート量 (フィードバック量) を設定します。 Fine ディレイタイムをミリセカンド単位で微調整します。 Stereo Spread/ Width 設定値を高くすると、左右のディレイ音のディレイタイムに差が生じ、ステレオ感が増します。 Ping-Pong ディレイ音が左右に飛び交います。このときのステレオの広がりは Stereo Spread で設定します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.7. PS Delay PS は ピッチシフト の略で、Eventide ハーモナイザーで有名な定番エフェクトです。その動作は一般的な ディレイに似ていますが、それに加えてディレイ音が繰り返すたびにピッチが上や下へ変化していくとい

HPF ディレイ音にのみかかるハイパスフィルターのカットオフを調整します。 LPF ディレイ音にのみかかるローパスフィルターのカットオフを調整します。 Time (H) ディレイタイムを設定します。テンポ非同期またはテンポ同期モードを選択できます。 Feedback ディレイ音をディレイに再入力させ、ディレイ音の繰り返し量を設定します。 Stereo Detune 入力音に対するディレイ音のピッチを微調整します。 Spray ディレイタイムをわずかにランダム化して、ディレイが繰り返すごとにサウンド全体に散乱効果を加えま

Pitch Shift (V) 入力音に対するディレイ音のピッチシフト量を調整します。 Stereo O󽗈set 左右チャンネルのディレイタイムに差を生じさせ、ステレオ効果を作り出します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

Compressor は、音のダイナミックレンジを調整するエフェクトで、入力音の最大音量と最小音量の差 を小さくします。これは、入力音が設定したレベル (スレッショルド) を超えたときに、入力音のレベルを 一定量 (レシオ) 低減することで行います。

Threshold (H) コンプレッサーが動作し始めるレベルを設定します。 Ratio (V) 入力音がスレッショルドレベルを超えたときに音量を低減する量を設定します。 Attack 入力音がスレッショルドレベルを超えて、コンプレッションがかかるまでの時間を調整します。 Release 入力音がスレッショルドレベルを下回り、コンプレッションを開放するまでの時間を設定します。 Output Gain コンプレッションにより下がる全体音量の補正量を調整します。 Makeup コンプレッションにより下がる全体音量を (自動で) 補正します。

♪ コンプレッサーの仕組みを理解するのに最適な古いジョークがあります。スレッショルドは、あなたが音楽を聴 いているときに、親が音量を下げるように言い出す音量レベルです。レシオは、そのときにあなたが音量を下げる量 です。アタックは親が文句を言い出してから実際に音量が下がるまでの時間で、リリースは、親が去ってから音量がも とに戻るまでの時間です。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.9. Multiband マルチバンドコンプレッサーは、複数のコンプレッサーが別々の周波数帯域 (

るエフェクトです。当初はレコーディング済みの楽曲の特定の帯域のダイナミクスを調整する目的でマス タリングエンジニアが使用していましたが、現在では微妙な音質補正やサウンドデザイン、効果音などで 積極的に利用されています。 おそらく、SEM V の内蔵エフェクトの中で最も複雑なものが、このマルチバンドコンプレッサーでしょ う。その理由の筆頭には、グラフィック・ビジュアライザー内でドラッグすること

パラメーターがあるという点です。このエフェクトは最大3バンド使用でき、このうち2つのバンドはロ ーバンドとハイバンドのすぐ下にあるオン/オフボタンでそのバンドを使用するかどうかを切り替えるこ とができます。また、オン/オフボタンの近くにある数値表示 (上図の 150.0Hz と 2.50kHz のところ) を上 や下にドラッグすることで、ローバンドとミッドバンドとの (上図の 150.0Hz)、ミッドバンドとハイバン ドとのクロスオーバー周波数 (上図の 2.50kHz) を設定できます。 コンプレッサーとしての動作に加え、このエフェクトはダイナミックレンジを拡張する

としても動作します。横縞が入った2つのバーのうち、上がコンプレッサーで、下がエクスパンダーで

これらを踏まえて、以下のパラメーターの詳細をご紹介します:

Threshold (V) 2つのバーの境界をドラッグしてコンプレッサー (またはエクスパンダー) が動作し始めるレベルを調整しま

をドラッグして、そのバンドのコンプレッション量またはエクスパンション量 を調整します。レシオが高くなるとバー内の横縞の間隔が密になり、最大値ではバーが塗りつぶされた状態

ローバンドとハイバンドはこのボタンでオン/オフ切り替えができ、その結果、2バンドや1バンドのコンプ レッサー/エクスパンダーとして使用することができます。 Low-Mid Crossover ビジュアライザーの左下にある数値フィールドをドラッグすると、ローバンドとミッドバンドとのクロスオ ーバー周波数が変化します。 Mid-High Crossover ビジュアライザーの右下にある数値フィールドをドラッグすると、ミッドバンドとハイバンドとのクロスオ ーバー周波数が変化します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS 60パラメータ

Out Low ローバンドの出力レベルを設定します。 Out Mid ミッドバンドの出力レベルを設定します。 Out High ハイバンドの出力レベルを設定します。 Input 全体的な入力レベルを設定します。 Attack 入力音がスレッショルドレベルを超え、コンプレッサー/エクスパンダーが動作するまでの時間を設定しま

Release 入力音がスレッショルドレベルを下回り、コンプレッション/エクスパンションが開放されるまでの時間を設

Output 各バンドの出力レベルのバランスを維持したまま、全体的なメイクアップゲイン (コンプレッションで下がっ た全体音量の補正量) を調整します。

5.4.10. Multi Filter

SEM V のフィルター以外に音色の調整ができるフィルターがもう1つあったら… と思われることが時とし てあるかも知れません。そんなときに活躍するのが、この Multi Filter です。このフィルターにはローパ ス、ハイパス、バンドパス、フィードバック・コム、フィードフォワード・コムの5タイプがあります。 コムフィルターはフランジャーの動作をシミュレートしたもので、2種類のタイプがあります。1つは CombFB (フィードバック) で、帯域上にピークを均等間隔に作り出すタイプで、もう1つは CombFF (フ ィードフォワード) で、ノッチを均等間隔に作り出すタイプです。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTSパラメーター 内容 Filter type ビジュアライザー左下にある Low Pass などの文字部分を上や下にドラッグしてフィルタータイプを選択し

Slope ビジュアライザー右下の SLOPE にある数値をクリックしてフィルターの急峻度を選択します。コムフィル ターを使用している場合は無効になります。 Cuto󽗈 (H) フィルターのカットオフフリケンシーを調整します。 Resonance (V) カットオフ付近の帯域を強調してピークを作り出すレゾナンスを設定します。

5.4.11. Parametric EQ

パラメトリックイコライザーは、シンセのフィルターやトーンコントロールのような幅広い音作りとは対 照的に、非常に精密な音作りができます。設定した周波数を緩やかに、あるいは極めてシャープにブース ト/カットして、全体的な音質や問題のある帯域のカットに使用します。

SEM V のパラメトリック EQ には5つのバンドがあり、中心周波数、ブースト/カット量 (ゲイン)、バンド

幅 (Q) をそれぞれ調整できます。このように、中心周波数とバンド幅を調整できることが、まさに「パラ メトリック」ということなのです。

Band select ビジュアライザー内のサークルをクリックするか、その下にあるバンド (LS、1、2、3、または HS) をクリ ックして調整したいバンドを選択します。 Scale EQ カーブが入力音に与える全体的な影響を調整します。 Frequency (H) 選択したバンドの中心周波数を設定します。 Gain (V) 選択したバンドのブースト/カット量を調整します。 Q ブースト/カットにより音質が変化する帯域の幅を調整します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

625.4.12. Distortion

SEM V の Distortion には Arturia のディストーションエフェクトのフラッグシップである Dist COLDFIRE からのアルゴリズムが16種類内蔵されています。それぞれにユニークなサウンドの特徴があり、繊細な音 の暖かみから破壊的なサウンドまで、音色を自在に変化させることができます。

5.4.12.1. ディストーション・アルゴリズム

ビジュアライザーの左上にある左右の矢印 (</>) をクリックしてディストーションのタイプを選択する か、タイプ名をクリックして上図のポップアップメニューを開きます。 アルゴリズムの中には、ゲインが徐々に増加していくもの ( Overdrive

Tape サチュレーション、トランジスタープリアンプをシミュレートした Germanium というように、アナログディストーションとして馴染み深いものもあります。 16種類のディストーションタイプ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTSその他のアルゴリズムはよりデジタル的なキャラクターのものです。波形のピーク部分を折りたたんで倍

Dual Fold のほか、Asymmetrical、Wiggle、Stairs、Howl、Core、 Push、Climb など、珍しいものもあります。 各アルゴリズムが背後で何をしているのかという、技術的な説明を長々とするよりも、各アルゴリズムを クリックし、そのサウンドをご自身の耳で確かめていただければと思います。

5.4.12.2. 各アルゴリズムで共通のパラメーター

アルゴリズムのほとんどは内蔵のローパス/バンドパス/ハイパスフィルターも含めて、下表のようなパラ メーター構成で共通しています:

Drive (H) 入力をドライブして歪みの深さを設定します。 Out Gain Drive の設定で上昇した全体音量を補正するときに使用します。 Auto (ボタン) 全体音量の補正を自動で行います。 Filter on/o󽗈 (ボタン) 内蔵のマルチモードフィルターのオン/オフを切り替えます。 Filter pre/post (文字部分をドラッグ) 内蔵フィルターの位置 (ディストーションの前段または後段) を設定します。 Filter mode (ポップアップ) フィルターのタイプをローパス、バンドパス、ハイパスから選択します。 Cuto󽗈 内蔵フィルターのカットオフフリケンシーを調整します。 Resonance 内蔵フィルターのレゾナンスを調整します。 Dark ディストーションの出力信号の高域成分を減少させます。 例外的に以下のアルゴリズムはパラメーター構成が異なります:

  • Overdrive は、Tone コントロールを備えた唯一のアルゴリズムで、エフェクト音の明るさ
  • Wavefolder のアルゴリズムには、フィルターの Pre/Post パラメーターのところに波形を折 りたたむモードの Sine/Sawtooth 切り替えがあります。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

645.4.13. Bitcrusher

Bitcrusher にはその名の通り、ビットをクラッシュする働きがあります。技術的には、入力音のビット 解像度 (16ビットや8ビットなど) とサンプルレートを低下させることができます。ビット解像度 (16ビッ トや8ビットなど) は音量に影響し、サンプルレート (CD の 44.1kHz など) は、周波数特性に影響します。 ミュージシャンがビンテージサンプラーやゲーム機、コンピュータの「ローファイ」サウンドについて話 しているときは、ビットクラッシュのことを指しています。

Bit Depth (V) ビット数が低下して音量が増加します。 Downsample (H) サンプルレートを分割して低下させ、ビンテージのデジタルシンセやサンプラーでよく見られるエイリ アシングを引き起こします。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.14. Trance Gate トランスゲートは、トランスミュージックで知られるチョッピングやゲーティング、スタッターを作るエ フェクトですが、音にシーケンスのような切れ目を入れたいときなどに幅広く使えて便利です。このエフ ェクトは、2ステップから32ステップまでのゲートシーケンスをループさせ、各ステップのオン/オフ選択 やエンベロープの形を調整できます。円形のディスプレイでシーケンスの動きをリアルタイムに表示しま す。ステップのエンベロープの形は、円形ディスプレイの中に表示されます。画面上段のパラメーターの 内容は下表の通りです:

Length ゲートシーケンスの長さ (ステップ数) を設

Shape ゲートの基本的なエンベロープの形を設定

Classic (矩形波)、Decay (ノコギリ波)、Rise (ランプ波)、 Trapezoid (台形)、Triangle (三角波) Rotate シーケンス全体を時計回りまたは反時計回 りにローテーションします。 マウスクリックで1ステップ移動します。 x2 シーケンスのステップ数が2倍になります。 最長32ステップまで また、円形ディスプレイの左下にあるネームフィールドをクリックするとメニューが開き、音作りの出発 点として利用できる14種類のシーケンスから選択できます。メニューにある通り、ステップ数が奇数や あまり一般的でない数のものもあり、各ステップは必ずしも均等の長さである必要はありません。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS 66そして、画面下段のパラメーターの内容は、次の通りです:

Rate シーケンスの周期 (スピード) を設定します。テンポ同期オプショ

Sync、Sync Straight、Sync Triplets、 Sync Dotted Morph ステップのエンベロープの形を微調整します。 形はビジュアライザーに表示されま

Ratchet ステップを細かいリズムに連打し、ドラムロールのような効果を

1、2、3、4 Reset 指定された小節数が経過した後、シーケンスをステップ1から再

O󽗈、2、4、8、16小節 Retrig MIDI ノートを受信するとシーケンスがステップ1から再スタート

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.14.1. ゲートシーケンスをエディットする 円形ディスプレイを見ながら、シーケンスを視覚的にエディットすることもできます。

ステップがオフになります オフのステップでは音がミュートされ

ステップがオンになります オンのステップでは音が出ます。 オンのステップをドラッグ 複数のステップがタイでつながって長くなり

オフのステップをドラッグ ステップがつながらず、複数のオフのステッ

オンになった区間では音が出ます。 タイでつながったステップにマ

タイを解除した状態をプリビューします ステップの連結が解除されたように表

オンのステップを右クリック ステップがオフになります オフのステップでは音がミュートされ

ドラッグした区間のステップがオフになりま

x2 をクリックすると、オンとオフのステップのプロポーションが維持され、タイも維持されます: 一例として、プリセット「Pulsating」で x2 をクリックすると上図のようなシーケンスになります。 ゲートシーケンスのエディット:オフになってい るステップと、タイで長くなったステップがあ

x2 をクリックした後の「Pulsating」プリセット Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

ゲートシーケンスのエディットは、円形ディスプレイでの練習が少し必要です。思ったとおりにエディットできな かった場合は、ロワーツールバーにあるアンドゥ [p.117]で取り消すことができます。気に入ったシーケンスができま したら、エフェクトのプリセットメニューから Save as

シンセのユニゾンモードとは異なり、このエフェクトでは入力音の複製を作り、ピッチをデチューンして 入力音にミックスします。ビジュアライザーの横方向は複製ボイスのデチューン量、縦方向は複製ボイス の音量をそれぞれ示します。センターの一番高い線が入力音です。

HPF エフェクト音にのみかかるハイパスフィルターのカットオフを調整します。 LPF エフェクト音にのみかかるローパスフィルターのカットオフを調整します。 Voices (H) ユニゾンボイスの数を設定します。 Detune (V) デチューン量を設定します。 Rate すべてのユニゾンボイスのモジュレーションスピードを調整します。 Stereo Width エフェクト音のステレオ間の広がりを調整します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.16. Chorus コーラスは、1970年代中盤にローランドがギターアンプの Jazz Chorus とエフェクトペダルの CE-1 で世 界で初めて開発されたエフェクトです。入力音に比較的短いディレイをかけて複製 (

を作り、ディレイタイムを LFO でゆっくりと変調させた信号を入力音にミックスして、音の厚みを演出 するというエフェクトです。

Rate コーラスのうねりの周期を調整します。 Depth コーラスの深さを調整します。 Feedback (V) エフェクト成分を再入力させる量を調整します。 Delay (H) コーラスのディレイタイムを設定します。 Stereo/ Mono コーラスの動作をモノまたはステレオに切り替えます。 Voices コーラスボイスを作るディレイラインの数 (1、2、または 3) を選択します。各コーラスボイスのスタート位

Shape うねりの波形 (サイン波または三角波) を選択します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

705.4.17. Chorus JUN-6

最も有名なコーラスエフェクトの1つは、ローランド Juno-6 とその後継機に内蔵されていたコーラスで す。このコーラスは、それを忠実に再現したものです。

Rate (H) コーラスのうねりの周期を設定します。テンポ非同期とテンポ同期の各種タイプから選択できます。 Depth (V) コーラスの深さをミリセカンド単位で調整します。 Phase 入力音に対するエフェクト音の位相を調整します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.18. Flanger フランジャーは、強烈なタイム/モジュレーションエフェクトです。オーディオエンジニアが、回転して いるテープリールのフランジ (縁) を押さえて、再生スピードをわずかに遅くしたことがその由来です。元 の信号とミックスすることで、特徴的な「ジェットエンジン」エフェクトが生まれます。

Rate LFO の周期を調整して、フランジャーのうねりのスピードを設定します。テンポ同期のオプションがあり

Delay (H) 入力音とエフェクト音との間のディレイタイムを設定し、倍音が強調される帯域を変化させます。 Feedback (V) フィードバックを加えることで、ハーシュ感やうねりの「鳴り」を作り出します。フィードバックの暴走 を防止するため、最高値は 99% になっています。 Depth LFO によるディレイタイムの変調量を調節し、フランジャーのうねりの深さを設定します。 Mono/Stereo 動作をモノまたはステレオに切り替えます。 +/- フランジャーの位相を切り替えます。+ はアディティブ、- はサブトラクティブです。 HP Frequency フランジャーをかける前段で、入力音の低域成分を調整します。 LP Frequency フランジャーをかける前段で、入力音の高域成分を調整します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

725.4.19. BL-20 Flanger

BL-20 Flanger は、Arturia Flanger BL-20 プラグインをベースにしたもので、極めてレアでサウンドの美 しさが特徴的な、1970年代のハードウェアフランジャー Bel BF-20 をベースにしています。

Wide 右チャンネルの LFO の位相を反転させ、ワイドなステレオイメージを作ります。 Mono Input オンにすると、モノラル入力に最適化した動作になります。 Rate フランジャーのうねりの周期を調整します。テンポ非同期、テンポ同期の各オプションから選択できます。 Delay (H) フランジャーのディレイタイムを調整します。 Feedback (V) エフェクト音を再入力する量を調整します。 Depth LFO によるディレイタイムの変調量を調整し、フランジャーのうねりの深さを設定します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS5.4.20. Phaser フェイザーは入力音を分岐し、片方の信号の位相を変化させ、元の信号とミックスします。位相が変化し た信号を LFO で変調することにより、ノッチ/コムフィルター効果が周波数帯域を行き交い、特有の「シ ュワシュワ」したサウンドになります。

♪ フェイザーの象徴的な使い方としては、ゲイリー・ライトとジャン・ミッシェル・ジャールのアナログストリン グス、そしてスティーリー・ダンでよく使われたエレピサウンドが挙げられます。

Rate フェイザーのうねりの周期を調整します。テンポ非同期、テンポ同期の各オプションから選択できます。 Feedback (V) エフェクト音を再入する量を設定し、より強烈なフェイザーサウンドにします。 Amount うねりの深さを調整します。 Frequency (H) フェイザーをかける中心帯域を設定します。 N. Poles フェイザーのフィルターの急峻度を設定します。 Mono/Stereo フェイザーの動作をモノまたはステレオに切り替えます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS

パンナーは、SEM V のサウンドをステレオ間で自動的に移動させ、音に動きや広がり感を付加します。

Rate ステレオパンニングのスピードを調整します。テンポ非同期、テンポ同期の各オプションから選択できま

Natural/ Linear 左右の音量バランスをリニアにするか、緩やかなログカーブにするかを切り替えます。 Invert 左右のパンニングを反転させます。 Mono Bass オンの場合、低音域は音像移動せず、高音域のみをパンニングさせます。低音域の安定感が欲しいときに便

Cuto󽗈 Mono Bass 使用時に、低音域に含める周波数帯域 (50-200Hz) を設定します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - EFFECTS6. MODULATORS SEM V のモジュレーターセクションは、モジュレーションソースのアサインをドラッグ&ドロップで行え る、最新バージョンを搭載しています。このセクションにアクセスするには、Advanced ボタン [p.114] をクリックしてアドバンストパネルを開きます。すると、これまでの各チャプターでご紹介しました Multi-Arp [p.37] とエフェクト [p.49]の各セクションとともに、このセクションが表示されます。 6.1. 概要 E󽗈ects タブの右にある各タプがモジュレーションソースです。これらのソースは、内部ソース、MIDI ソ ース [p.102]、マクロに分かれています。最初のタブ3つは内部ソース用で、これら3つのスロットにそれ

5つの 次のソースタイプから選択することができます: ソース カラーコード 内容 ADSR [p.82] アンバー ADSR タイプのエンベロープジェネレーター Function [p.84] グリーン 極めてフレキシブルなシェイプクリエイター Random [p.91]

複雑なランダム値を生成するランダムジェネレーター Voice Modulator [p.94] ティール (青緑) SEM V がボイスをトリガーするたびに新たなモジュレーション値を出力します Mod Sequencer [p.97]

ステップ状の値を出力するモジュレーションシーケンサー (上図には表示されて

3つの内部ソースの右側には MIDI モジュレーター [p.102]があります。これには、Mod ホイール、キーボ ードノート、キー/リリースベロシティ、アフタータッチ、そして MPE コントローラー [p.123]の鍵盤のキ

ーの Y 軸上の指の位置を参照する MPE スライドといった演奏上の操作が含まれます。MIDI モジュレータ

ーのカラーコードは、ペールピンクです。 右端にあるのは、4つのマクロ [p.105]です。これらは、1つのノブ操作で複数のパラメーターを同時にコ ントロールできるというものです。また、MIDI ラーン機能でマクロノブをフィジカルコントローラーの ノブやフェーダーなどにマッピングでき、ライブ演奏時などで非常に便利です。マクロのカラーコード は、ダークブルーです。 ADSR

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

766.1.1. Assigning a modulation - モジュレーションのアサイン

SEM V の新しいドラッグ&ドロップによる操作体系は、モジュレーションルーティングの作業から推測 や、目を凝らして画面内の目的の場所を探し当てる必要がなくなるように設計されています。例えば、ラ ンダムジェネレーターをフィルターのカットオフフリケンシーに割り当てて「1970年代のコンピュータ が考えているとき」のサウンドを作りたいとします。

  • ステップ 1:ソースのアイコン、またはアニメ表示のサムネイル (その下のタブの文字ではあ りません) をクリックしたままにします。すると、上図のようにアイコンが十字矢印に変わ
  • ステップ 2:ソースをドラッグし始めると、そのソース名を表示したバブルが表示されま
  • ステップ 3:下図のようにデスティネーション (変調先:モジュレーションをかけたいパラメ ーター) でドロップします。この例ではフィルターの Frequency です: ドロップすると、デスティネーションの下にソースと同じカラーコードのクイックエディット・ノブが表 示されます。このノブをプラスまたはマイナス方向に回してモジュレーション量を調整します。デスティ ネーションにマウスオーバーすることで、このノブをいつでも表示させることができます。 SEM V のモジュレーションのアサインはドラッグ&ドロップで簡単に行えます ソースをデスティネーションにドロップするとク イックエディット・ノブが表示されます

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORSクイックエディット・ノブにマウスオーバーすると、ノブの周囲に「カラー」(襟)、またはスライダーの 場合はその隣にラインがソースと同じカラーコードで表示され、モジュレーション量を示します。カラー /ラインは、次の2つのどちらかの方法で表示されます:

  • モジュレーションソースがバイポーラの (値にプラスとマイナスがある) 場合、カラーはデス ティネーションのポジション (ノブの指標の位置) の両側に展開します (上図参照)。
  • モジュレーションソースがユニポーラの場合、デスティネーションのポジションから片側に のみカラーが展開します。 数値表示のパラメーターの場合、数値フィールドの下に黒いラインが表示され、そのパラメーターがデス ティネーションであることを示します。 ソースをアサインすると、上図のようにモジュレーションソースと同じカラーコードのバーが黒いライン

デスティネーションには好きなだけソースをアサインでき、その下にクイックエディット・ノブが表示さ れます。デスティネーションにモジュレーションがかかると、その位置を示す標準カラー (襟) がレイヤー のカラーコードで表示され、デスティネーションの値の変化に合わせてリアルタイムに動きます。

モジュレーションソースを、Multi-Arp、エフェクトはもちろんのこと、そして他のモジュレーションソースのパラ メーターにアサインすることさえできます。テキストタブでデスティネーションを選択し、アイコンやサムネイルをド ラッグするだけでアサインできます。 クイックエディット・ノブにマウスオーバーす るとモジュレーション量の現在値が表示されます Multi-Arp の Octave パラメーターがランダムジェネレーターで変調

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

786.1.1.1. デスティネーションからソースを見る

モジュレーションルーティングの設定後、その設定を確認する方法は2つあります。1つ目の方法は、デス ティネーションに対してどのソースがアサインされているかを確認する場合です。デスティネーションに マウスオーバーすると (最初にデスティネーションのエリアをクリックする必要がある場合もあります)、 アサインしているソースの数だけクイックエディット・ノブが表示されます。クイックエディット・ノブ にマウスオーバーすると、ソースとモジュレーション量がポップアップ表示されます。

6.1.1.2. ソースからデスティネーションを見る

もう1つの方法は、選択したソースで変調されるデスティネーションのリストを表示するという方法で す。リストを表示するには、ソースのアイコン/サムネイルをクリックします (テキストタブではありませ ん)。リストには次のようなものが表示されます:

  • モジュレーションルーティングを削除せずに個々のルーティングのオン/オフや、そのソース からのモジュレーションルーティング全体のオン/オフを切り替えるボタン。
  • 各デスティネーション側で表示されるクイックエディット・ノブに対応する、プラス/マイナ スのモジュレーション量を示す水平スライダー。
  • デスティネーション名にマウスオーバーすると、そのテキストがスクロールしてテキスト全 体を読むことができます。
  • マウスカーソルをリストから外すとリストが閉じます。 ADSR、ファンクション、ランダムの各ソースが フィルターの Frequency にアサインされていま

ADSR が両方のオシレーターの Pulse Width、VCF の Cuto󽗈 と VCF Mod Amount にアサインされていま

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.1.2. モジュレーションのアサインを削除する アサインを削除するには、デスティネーションの下に表示されるクイックエディット・ノブをダブルクリ ックします。これにより、設定値がゼロになり、マウスカーソルがそのエリアから外れ、クイックエディ ット・ノブが消えます。アサインを削除せずにモジュレーションをオフにしたい (例えば、他のアサイン による音の変化が確認したいなどの) 場合は、ソース側からデスティネーションのリストを表示し、その リストにあるオン/オフボタンで切り替えることができます。誤ってアサインを削除してしまった場合で も、ドラッグ&ドロップでアサインを簡単に再構築することができます。

6.1.3. 内部ソースのタイプを選択する

最初の3つのスロットのソースのタイプは自由に組み合わせることができます。手順は次の通りです。 まず、3つのタブのいずれかを選択します。ここでは一例として、現在 ADSR が選択されている最初のタ

内部ソースのタブをクリックして選択します モジュレーションソースの選択メニュー Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 80次に、画面左側のドロップダウンメニューをクリックします。ここで ADSR からボイスモジュレーターに 変更したいとします。メニューからそれを選択すれば準備完了です:

6.1.4. モジュレーションソースのアサインと順番について

使用できる3つのスロットの1つに別のモジュレーションソースを選択しても、そのスロットのアサインは 変更されません。つまり、複数のデスティネーションにアサインされたソースは、そのデスティネーショ ンの情報をすべて保持したままになります。 デスティネーション側では、クイックエディット・ノブは常に、モジュレーションビューの左から右への モジュレーションスロット/ソースの順番を反映します。そこで、ADSR (1つ目のスロット)、ファンクシ ョン (2つ目のスロット)、ランダム (3つ目のスロット) がすべて VCF のカットオフにアサインされている 場合、VCF の Frequency ノブにマウスオーバーするとどのように見えるかをチェックしてみましょう: ここで例えば、ADSR をボイスモジュレーターに変更すると、最初のクイックエディット・ノブの色が変 わりますが、アサイン自体はそのままです: では、モジュレーションソースの各タイプを見ていきましょう。 ボイスモジュレーターが最初のスロットに選択されました

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.2. ADSR ADSR ソースタイプは、基本的にシンセのエンベロープジェネレーターと同じものですが、アタックの前 段に調整可能なディレイが追加されています。つまり、実際には DADSR ということになります。ノブま たはビジュアライザーのブレイクポイントを動かすことで、主な設定を調整します。試してみると、両者 の動作が互いに反映し合っていることがわかります。

画面左にある Scale ノブは、エンベロープの全体的なモジュレーション出力の上限を設定します。アタッ クの段階に到達するピークレベルを設定するものとお考えください。 ADSR モジュレーションソース 各パラメーターの設定値がブレイクポイントの位置に反映されます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

826.2.2. ADSR curves

エンベロープの各セグメント (ブレイクポイント間) のカーブを調整することもできます。セグメントの中 間部にある小さなドットにマウスオーバーすると、上下の矢印が表示されます。その矢印をドラッグする ことで好きなカーブに調整することができます。

6.2.3. エンベロープのメインパラメーター

エンベロープのメインパラメーターは、どれも馴染み深いものばかりです:

  • Delay:アタックが始まる前のタイムラグを設定します。
  • Attack:音を出したときにエンベロープが最大レベルに達するまでの時間を設定します。
  • Decay:エンベロープが最大レベルに達してから、サステインレベルに到達するまでの時間
  • Sustain:音を出し続けている間に維持されるレベルを調整します。
  • Release:キーボードから手を放してから、エンベロープのレベルがサステインレベルから ゼロに戻るまでの時間を設定します。

6.2.4. エンベロープの MIDI モジュレーション

MIDI ノートとベロシティでエンベロープの動作をコントロールし、表現力を加えることができる3つのパ ラメーターがあります。

  • Key > Time:キーボードで弾く音程に応じて、エンベロープのタイムパラメーター (Attack、Decay、Release) が変化します。
  • Velocity > Time:MIDI ベロシティに応じて、エンベロープのタイムパラメーター (Attack、 Decay、Release) が変化します。
  • Velocity > Amp:MIDI ベロシティに応じて、Scale パラメーターが変化します。 ハンドルをドラッグして、そのセグメントのカーブを調整できます

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.2.5. ADSR リトリガー リトリガーは、エンベロープを先頭からスタートさせるアクションの選択と、キーボードでの奏法に対し てエンベロープがどのようにスタートするかを設定するパラメーターです。

Poly :キーボードを弾くたびに、1音に1つずつエンベロープがスタートするポリフォニック

Mono :キーボードを弾くたびにエンベロープがスタートしますが、そのときに弾いている

に対して1つのエンベロープのみが動作するモノフォニック動作です。

Legato :レガート奏法 (前の音をリリースする前に次の音を弾く奏法) で新たな音を弾くと、 エンベロープは再スタート

Arp Start :Multi-Arp のトラックの先頭ステップを再生するとエンベロープがスタートし、 そのトラックで使用しているレイヤーのパラメーターにモジュレーション信号を送信しま

リトリガーの設定をより深く理解するには、音の変化を聴き取りやすいパラメーター、例えばフィルター のカットオフなどに ADSR をアサインし、音を出してその結果を聴き、同時に ADSR のビジュアライザー にその進行がリアルタイム表示されるパックの動きを観察してみてください。特に、どのような奏法など をするとパックが ADSR の先頭に戻って再スタートするかを観察してみてください。 6.3. Function ファンクションジェネレーターは、極めてフレキシブルなエンベロープと LFO を、まるでマッドサイエ ンティストが融合させたかのようなモジュレーションソースです。想像しうる範囲であらゆる種類のモジ ュレーションシェイプを作り出すというのが、そのコンセプトです。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

846.3.1. Function Scale

ADSR と同様、ファンクション内のすべてのタイムとレベルのプロポーションを維持したまま、全体的な 出力レベルを画面左にある Scale ノブで調整できます。

6.3.2. Function Presets

オリジナルのファンクションを作成する前に、Presets フィールドをクリックしてファクトリープリセッ トをチェックして、ファンクションでどういうことができるのかを掴んでみてください。メニューの左側 にはファンクションのカテゴリーがあります。ディスクアイコンをクリックするとファンクションを保存 します。保存したファンクションはユーザーカテゴリーに入り、保存後、ユーザーカテゴリーが画面左側

四角が2つ重なったアイコンをクリックすると、選択しているファンクションのセッティングを別の2つの ファンクションのいずれかにコピーします。コピー先のスロットで別のモジュレーションソース (ADSR、 ランダム、または Mod シーケンサー) を使用している場合、そのセッティングに上書き

合は、コピー先のスロットでファンクションを選択してからコピー操作を行ってください。

6.3.4. ファンクションの LFO 波形

プリセットライブラリーに加えて、6種類の基本的な波形も選択でき、ファンクションを LFO のように使 用したり、オリジナルファンクションを作成する出発点として利用することができます。6種類の波形に は、フラット (水平線)、サイン波、三角波、ランプ波、ノコギリ波、矩形波があります。 左側はファンクションのカテゴリー、右側は各カテゴリー内の個々

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.3.5. Breakpoints and grab handles - ブレイクポイントとグラブハンドル ファンクションでは、あらゆるモジュレーションのカーブやシェイプを2つのシンプルなツールで作成す ることができます。そのツールが、

ジュレーションの方向が変わるポイントを指します (必ずしも方向を変える必要はありません ─ 例えば、 スロープの角度を変化させるときにも使用できますが、ブレイクポイントの用途と言えば方向転換が一般

グラフの線上を左クリックするとブレイクポイントが追加されます。ブレイクポイントを右クリックする と、それが削除されます。このとき、削除を確認するポップアップが表示されます。 2つのブレイクポイントの間には、

があります。これをドラッグすると、ADSR と同様、2 点間のカーブが変化します。ハンドルを中間的な位置にすると、2点間の線は直線かそれに近いカーブに なります。ハンドルをある方向へ思い切りドラッグすると、折り曲げた膝のような急峻なカーブになりま

ブレイクポイントグラブハンドルを駆使することにより、シンプルなサイン波のような形から、一般的な シンセスタイルの ADSR のような形や、極端に複雑な形まで、あらゆるシェイプを自在に作ることができ

ブレイクポイント (赤丸)、グラブハンドル (黄丸) Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

Draw Mode をクリックするとドローイングツールのメニューが開きます。ビジュアライザー内でドラッ グすることで、繰り返しのあるシェイプを描くことができ、ファンクションの作成をスピードアップさせ

Steps :矩形波のようなシェイプを繰り返すパターンを作成します。

Ramp Up :上昇タイプのノコギリ波のようなパターンを作成します。

Ramp Down :下降タイプのノコギリ波のようなパターンを作成します。 ツールを選択し、マウスカーソルをビジュアライザー内に移動すると、カーソルが鉛筆アイコンに変わり ますので、その状態でドラッグします。

Draw Mode の右にある「S」の字のようなボタンは、カーブボタンです。これにより、ファンクションの セグメントをよりカーブした形に切り替えます。具体的な形状の変化は、ファンクションの状態によって 異なります。これもクリエイティブなツールとして利用できます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.3.6.2. グリッドとマグネットツール マグネットボタンが点灯している場合、ビジュアライザー上でブレイクポイントを動かすと「グリッドに スナップ」し、繰り返しのあるファンクションやシェイプを正確に作成したいときに便利です。また、数 値フィールドを上下にドラッグすることで、横軸と縦軸の両方でグリッドの解像度を調整することができ

6.3.6.3. その他のエディットツール

ビジュアライザー内のブレイクポイント以外の場所を右クリックすると、上図のようなエディットツール のメニューが開きます:

Reset :ファンクションの形状を横一直線にリセットします。ご使用の際は十分にご注意く

Duplicate :複製 [p.89]機能を実行します。

Horizontal Flip :水平方向を軸に反転したシェイプを作成します。

Vertical Flip :垂直方向を軸に反転したシェイプを作成します。

6.3.7. ファンクションのモード設定

Mode での設定は、ファンクションをエンベロープ的な動作にするか、あるいは LFO のような動作にす るかを選択するため、ファンクションを使用する上で重要な選択となります。

One-Shot :1回だけ進行する、エンベロープのような動作になります。

Loop :ファンクションがループし、選択したイベントで先頭からリスタートさせることが

Run :ファンクションが末尾まで進行すると先頭に戻ってリスタートする動作を繰り返しま

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

886.3.8. ファンクションの周期とテンポ同期

ファンクションの周期は、Rate ノブの下の文字をクリックするとメニューが開き、マスターテンポや DAW のテンポに非同期のフリーランニングのほか、テンポ同期の各種オプションから選択できます。メ ニューには、次のようなオプションがあります:

Hertz :テンポに同期しないフリーランニングです。

Sync :ノブを回すと、ストレート (通常の拍数)、3連符、付点音符の各拍数から選択できま

Sync Straight :ストレートのみから選択できます。

Sync Triplets :テンポに対して3連符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、8 分音符2個分のスペースに8分音符3個を収めた状態に等しくなります。

Sync Dotted :テンポに対して付点音符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、 付点8分音符と16分音符を組み合わせた状態に等しくなります。

6.3.9. Function Shift and Duplicate - シフトと複製

Shift の左右の矢印 (</>) をクリックすると、グリッドの水平軸の1つ分だけ、ファンクション全体が前後

x2 (複製) ボタンは、基本的にはファンクションのスピードを2倍にします。例えば、下図のようなシンプ ルな三角波のファンクションがあったとします:

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORSx2 ボタンを1回クリックすると、下図のように変化します: この操作を繰り返すことができます。

6.3.10. Polarity と Smooth

Polarity フィールドでは、ファンクションの出力をプラスの値のみ出力するユニポーラ、またはプラス とマイナスの値を出力するバイポーラのどちらかに切り替えることができます。 Smooth フィールドをドラッグすると、ブレイクポイントの角度を丸みのある線にスムージングします。 ファンクションの進行がブレイクポイントを通過するたびに発生しうるクリック音を消したいときに便利

6.3.11. ファンクションのリトリガー

ファンクションの最後のパラメーターは、ADSR と同様、ファンクションを先頭からリスタートさせるア クションを選択できるリトリガーパラメーターです。

Poly :キーボードを弾くたびに、1音に1つずつファンクションがスタートするポリフォニッ

Mono :キーボードを弾くたびにファンクションがスタートしますが、そのときに弾いてい

に対して1つのファンクションのみが動作するモノフォニック動作です。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 90• Legato :レガート奏法 (前の音をリリースする前に次の音を弾く奏法) で新たな音を弾くと、 ファンクションは再スタート

Arp Start :Multi-Arp のトラックの先頭ステップを再生するとファンクションがスタート し、そのトラックで使用しているレイヤーのパラメーターにモジュレーション信号を送信し

Modulator :他の2つのスロットで使用しているモジュレーターのいずれかが再スタートする と、ファンクションが再スタートします (2つのスロットのいずれかを選択できます)。 6.4. Random ランダムモジュレーターの動作は、その名の通り、一連のランダムな値をアサインしたデスティネーショ ンに送信して変調するというものです。Arturia ソフトシンセのフラッグシップである Pigments に内蔵 されているものをベースにしていますが、より音楽的に使いやすくするために、パラメーター構成を一部

  • Jitter:値を出力するタイミングをランダム化します。
  • Polarity:動作モードをプラスの値のみを出力するユニポーラか、プラスとマイナスの値を 出力するバイポーラのいずれかに切り替えます。
  • Smooth:値のランダムな変化をスムーズ化し、値の変わり目で発生しうるクリック音を消 したいときに便利です。
  • Distance:現在の値が次の値に変化するまでの時間を、パーセンテージで設定します。

Scale ノブは、ランダムモジュレーターが出力するレベルの上限を設定するときに使用します (Polarity パラメーターをバイポーラに設定した場合は、プラスとマイナス両方の上限を同時に設定します)。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.4.2. ランダムのスピードとテンポ同期 ランダムモジュレーターのスピードは、Rate ノブで調整できます。ノブの下の文字をクリックすると、 マスターテンポや DAW のテンポへの同期を設定するオプションが入ったメニューが開きます。 メニューのオプションは次の通りです:

Hertz :テンポに同期しないフリーランニングです。

Sync :ノブを回すと、ストレート (通常の拍数)、3連符、付点音符の各拍数から選択できま

Sync Straight :ストレートのみから選択できます。

Sync Triplets :テンポに対して3連符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、8 分音符2個分のスペースに8分音符3個を収めた状態に等しくなります。

Sync Dotted :テンポに対して付点音符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、 付点8分音符と16分音符を組み合わせた状態に等しくなります。

Freeze :現在の値を維持したまま、ランダムな値の生成を停止します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

ランダムの最後のパラメーターは、リトリガー設定です。このパラメーターで、ランダムな値を生成する サイクルの先頭に戻って再スタートするアクションなどを選択することができます。

:ランダムモジュレーターの再スタートをオフにします。

Poly :キーボードを弾くたびに、1音に1つずつランダム値の生成サイクルがスタートするポ リフォニック動作です。

Mono :キーボードを弾くたびにランダム値の生成サイクルがスタートしますが、そのとき

に対して1つの生成サイクルのみが動作するモノフォニック動作で

Legato :レガート奏法 (前の音をリリースする前に次の音を弾く奏法) で新たな音を弾くと、 ランダム値の生成サイクルは再スタート

Arp Start :Multi-Arp のトラックの先頭ステップを再生するとランダム値の生成サイクルが スタートし、そのトラックで使用しているレイヤーのパラメーターにモジュレーション信号

Modulator :他の2つのスロットで使用しているモジュレーターのいずれかが再スタートする と、ランダム値の生成サイクルが再スタートします (2つのスロットのいずれかを選択できま

Freeze とさまざまなリトリガーモードを組み合わせると、クリエイティブな可能性が広がります。例えば、リトリガーを Legato に設定し、テンポ同期を Freeze にセットすると、ランダムモジュレーターは、レガート奏法でない MIDI ノートを受信したときにのみ新しい値を出力します。 Arp Start を使用すると、ランダム値はMulti-Arp の周回ごとに更新されます。このように、新しいモジュレーション値を演奏やフレーズなどに結びつけることができます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.5. Voice Modulator この非常にクールなモジュレーション・ジェネレーターは、SEM V が音色をトリガーする (通常は、キー ボードなどでの演奏や、シーケンサー/アルペジエイター、または DAW トラックが MIDI ノートを再生す る) たびに新しい値を出力します。例えば、フィルターのカットオフに割り当てて、フレーズの1音ごと に別々の音の明るさにしたり、パンニングに割り当てて、ステレオ間で音が飛び交うようにさせたりす ることができます。また、デスティネーション・パラメーターを「ディスパージョン」やドリフトのよう な挙動にさせたり、年代物のアナログシンセのような挙動を模倣することもできます。 モジュレーターの各ステップの水平バーを上や下にドラッグして値を設定します。

画面左側の Voice メニューで、モジュレーターに使用するボイス数を 1 - 8 ボイスの範囲で設定します。 例えばここで「2」と設定すると、バーグラフ・ディスプレイにはステップが2つ表示されます。 Mode パラメーターは、ボイスモジュレーターの各ステップをサウンドエンジンからどのように呼び出す

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 94• Cycle :新しいボイスを発音するたびにボイスモジュレーターが1ステップずつ進みます。

Reassign :以前発音したボイスと同じボイスを発音させた場合、そのときに使用したステッ プを呼び出し、それ以外のボイスを発音した場合は、次のステップに進みます。

Random :新しいボイスを発音するたびに、ボイスモジュレーターのステップをランダムに

ボイスモジュレーターのポラリティ (動作極性) を、Polarity パラメーターでユニポーラ (Unipolar) また はバイポーラ (Bipolar) に選択できます。ユニポーラを選択した場合、プラスのモジュレーションの値の みが出力され、最低値 (ゼロ) に対する相対的な差を設定できます。バイポーラを選択した場合は、プラ スとマイナスのモジュレーション値を出力し、ディスプレイのセンターライン (ゼロ) を境にプラスまたは マイナスの値を各ステップで設定できます。

Randomize にあるサイコロアイコンをクリックすると、各ステップの値をランダムに設定します。この 操作は何回でも繰り返すことができます。

他のモジュレータータイプと同様、Scale ノブで各ステップのプロポーションを保ったまま、全体的なモ ジュレーションの出力レベルを調整できます。

♪ ボイスモジュレーターをメインパネルの Pan ノブに割り当てます。ボイスモジュレーターの Polarity は Bipolar にセットします。ボイスモジュレーターの奇数ステップをすべてマイナスの最低値に、偶数ステップをプラスの最大値に設定します。この状態でキーボードを弾くと、左右から交互に音が出るようになります。ファットなシンセブラスの音色でこの設定を使用すれば、ザ・フーの「Who Are You」によく似たパンニングになります。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.5.5. クリア Clear (ゴミ箱アイコン) をクリックすると、全ステップの値がゼロになり、設定を最初からやり直すこと ができます。誤ってこの操作をしてしまったときは、アンドゥやエディット履歴 [p.117]で元の状態に戻

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 966.6. Mod Sequencer SEM V の Mod シーケンサーは、ノートデータの演奏用のそれとよく似ていますが、基本的にはモジュレ ーションの値をデスティネーションに送信するためのものです (オシレーターのピッチをデスティネーシ ョンにアサインすることで、フレーズを演奏すること

できます)。最長16ステップまで使用でき、ワン クリックでパターンをランダム生成したり、パターンデータの自動ランダム化や4種類の再生モードな ど、数多くの機能を備えています。

マゼンタ色の縦線ハンドル (通常は画面右側にあります) を前後にドラッグすると、パターンの全体的な長

ステップにデータを入力するには、ステップのグリッド内をクリックして水平のバーを配置します。次に バーを上や下にドラッグしてその値を調整します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.6.3. ドローモード ファンクションと同様、ステップシーケンサーにもパターン作成を加速できるドローイングモードを備え ています。Draw Mode アイコンをクリックするとメニューが開きます。

Pen :フリードローイングです。カーソルを縦横にドラッグして、各ステップの値を入力で

Line :カーソルをグリッド上でドラッグすると、その区間に一連の上昇または加工するステ

Rubber :消しゴムツールです。ドラッグした位置のステップの値がゼロにリセットされま

Line ツールで連続したスロープを作るには、作成したラインに問題がなければマウスボタンを放します。それから 次のステップに進み、新しいラインを引きます。

Playback フィールドをクリックするとメニューが開き、シーケンサーのパターン再生モードを次の4つ

Forward :ステップの左から右へ順番に再生します。

Backward :ステップの右から左へ順番に再生します。

Back & Forth :一方方向に再生後、その逆順で再生します。最初と最後のステップを2回ず

Random :シーケンスの各ステップをランダムな順番で再生します。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS

スウィングは「揺れるビート」とも言われるリズムの感じを指し、Synthx V のステップシーケンサーで は、Swing の数値フィールドを上や下にドラッグして 50% - 75% の範囲で設定することができます。 50% の状態はスウィングしていない状態、つまりストレートなビート感になり、75% では2つの8分音符 を付点8分音符と16分音符の組み合わせのように再生します。この場合、音の長さ (デュレーション) は 75/25 というように分割されます。

Randomize にあるサイコロのアイコンをクリックすると、すべてのステップで完全なランダムな値のセ ットが生成されます。各ステップでは、暗めの太い水平バーが元々設定されていたステップの値を示し、 細くて明るいバーがランダムに生成された値を表します。下図をご覧ください:

Randomize のサイコロアイコンの右にある % 表示の数値フィールドで、各ステップの設定値の上下にラ ンダム値を生成できる範囲を設定します。このフィールドにマウスオーバーすると、シーケンスのビジュ アライザーにその範囲を上図のような垂直のバーで表示します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.6.6.2. オートランダム Auto Random のフィールドをクリックするとメニューが開き、1小節ごと、または2、4、8小節ごとに、 新しいランダムなステップ値のセットを自動で生成させることもできます。

6.6.7. シーケンサーのスピードとテンポ同期

ファンクションやランダムと同様、ステップシーケンサーの Rate ノブの下の文字をクリックするとテン ポ同期に関するメニューが開き、マスターテンポや DAW のテンポに対する非同期や同期の各種オプショ ンから選択することができます:

Hertz :テンポに同期しないフリーランニングです。

Sync :ノブを回すと、ストレート (通常の拍数)、3連符、付点音符の各拍数から選択できま

Sync Straight :ストレートのみから選択できます。

Sync Triplets :テンポに対して3連符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、8 分音符2個分のスペースに8分音符3個を収めた状態に等しくなります。

Sync Dotted :テンポに対して付点音符のタイミングで同期します。この場合の4分音符は、 付点8分音符と16分音符を組み合わせた状態に等しくなります。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 1006.6.8. シーケンサーのリトリガー 他のモジュレーターと同様、シーケンサーのパターンを先頭からスタートまたは再スタートさせるイベン トを、画面左下のメニューから設定することができます。

Free :シーケンスパターンは再スタートしません。

Mono :キーボードを弾くたびにシーケンスパターンがスタートしますが、そのときに弾い

に対して1つのパターンのみが動作するモノフォニック動作です。

Legato :レガート奏法 (前の音をリリースする前に次の音を弾く奏法) で新たな音を弾くと、 シーケンスパターンは再スタート

Arp Start :Multi-Arp のトラックの先頭ステップを再生するとシーケンスパターンがスター トし、そのトラックで使用しているレイヤーのパラメーターにモジュレーション信号を送信

Modulator :他の2つのスロットで使用しているモジュレーターのいずれかが再スタートする と、シーケンスパターンが再スタートします (2つのスロットのいずれかを選択できます)。

他のモジュレーターと同じく、ステップシーケンサーのユーティリティにも便利なパラメーターがありま

  • Polarity:シーケンサーから送信される信号をプラスの値のみのユニポーラにするか、プラ スとマイナスの値があるバイポーラにするかを設定します。
  • Smooth:設定値を高くすると、ステップ間の値の変化がより滑らかになります。設定値が ゼロの場合は、値の変化は画面に表示されているようにステップ状の動きになります。 100% の場合は、ステップ間の値の変化が完全に滑らかなカーブになります。
  • Shift:ステップシーケンサーの画面右上にある Shift の矢印 (</>) をクリックすると、シー ケンス全体が1ステップずつ前後に移動します。例えば、後ろに移動した場合、ステップ1が ステップ2になり、ステップ2がステップ3というように、最終ステップがステップ1になるま でシーケンス全体が移動します。
  • Clear Sequence:右下のゴミ箱アイコンをクリックすると全ステップの値がゼロになりま す。この操作を誤って行ってしまった場合は、アンドゥやエディット履歴 [p.117]で元の状態

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.7. MIDI modulators ペールピンクに色分けされた MIDI モジュレーターの各種機能は、「Keyboard」と表記されたタブ (他の アイコンをクリックしていない限り) の中にすべて入っています。これらはすべて、キーボードやその他 のコントローラーから送信される MIDI メッセージ、つまり演奏をより表現豊かにするアクションだから です。この中には次の6つのカテゴリーがあります:

  • Mod Wheel:モジュレーションホイールのポジション。
  • Keyboard Tracking:MIDI ノートナンバー。
  • Velocity:MIDI ベロシティ。
  • Release Velocity:MIDI ノートオフの速度。
  • Aftertouch:チャンネルプレッシャー。
  • MPE Slide:MPE 対応コントローラー [p.123]のキーボードのキーや、それに相当するタッ チパッド等の平面の縦軸上の指の位置。 これらの設定方法はすべて、多少の違いはありますがほぼ同じです。これらのモジュレーターは (MIDI コ ントローラーなどの音楽入力デバイスからの) 何らかの動作を MIDI コンティニュアス・コントローラー・ メッセージ (MIDI CC) に変換し、それをモジュレーションソースとして使用します。そのため、このセク ションでは Velocity を例にしてご紹介します。これは、Velocity のパラメーターは他のすべての MIDI モ ジュレーターに適用されるためです。

モジュレーションルーティングのアサイン [p.77]を便利なドラッグ&ドロップ法で行うと、MIDI モジュレ ーターのデスティネーションはここに表示されます。 MIDI モジュレーターではアサイン済みのデスティネーションをすべて表示できます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 1026.7.1.1. On/O󽗈 ボタン 各デスティネーションにはオン/オフボタンがあり、モジュレーションルーティング自体を削除せずにモ ジュレーションのオン/オフを切り替えることができます。

6.7.1.2. Modulation Amount

各デスティネーションには、Modulation Amount スライダーもあります。このスライダーは、デスティ ネーションにマウスオーバー [p.77]すると表示されるクイックエディット・ノブの設定値を反映したもの です。ここから、MIDI モジュレーターのすべてのデスティネーションのモジュレーション量を簡単に調整

各デスティネーションにある X アイコンをクリックすると、そのモジュレーションルーティングが削除さ れます。また、Clear All X をクリックすると、そのモジュレーターにアサインされているすべてのモジュ レーションルーティングが削除されます。

恐れることはありません! 仮に誤って削除してしまっても、ロワーツールバーにあるアンドゥ [p.117]ボタンで復活

Mod アマウントの横スライダーは、デスティネ ーションに表示されるクイックエディット・ノ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.7.2. カーブの設定 各 MIDI モジュレーターのコントローラーのカーブをエディットすることもできます。つまり、コントロ ーラーでの操作をどのように MIDI に翻訳するかを設定できるのです。デフォルトのカーブは上図のリニ ア (直線) です。縦線は、モジュレーターが最後に受信した (コントローラーからの) 値、つまり、ベロシ ティの場合でしたらどの程度キーボードを強く弾いたかの値ですし、Mod ホイールならそのポジション ということになります。

6.7.2.1. カーブをカスタマイズする

どの MIDI モジュレーターでも、ファンクション [p.86]の作成と同様の要領でデフォルトのカーブをカス タマイズすることができます。カーブをクリックしてブレイクポイントを追加し、グラブハンドルをドラ ッグしてポイント間のカーブを作り、ブレイクポイントを右クリックしてそれを削除するといった操作は ファンクションと同じです。なお、最初と最後のブレイクポイントは削除できません。

Note: 上図の「Edition」は、Arturia 製品全体に共通して「エディット」という意味です。 シンプルなリニアのカーブ (縦線は最後に受信し

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 1046.7.2.2. カーブを反転させる 反転したカーブを作ることもできます。ベロシティの場合、キーを弾く強さに従って、モジュレーション

♪ 反転したカーブの用途の1つに、例えば2つのオシレーターのボリュームや、2つのレイヤーのボリュームなど、2つの信号をクロスフェードがあります。同じモジュレーションソースで、片方のデスティネーションには右肩上がりのカーブを、もう片方にはその逆のカーブを適用させることでクロスフェードにすることができます。 6.8. Macros マクロは Arturia インストゥルメントでは定番のコントローラーです。1つのバーチャルノブに複数のパ ラメーターをアサインして、同時にコントロールできるという機能です。マクロの各ノブは、MIDI ラー ンを使用してフィジカルコントローラーのノブやフェーダーにマッピングすることができます。SEM V に は4つのマクロがあり、その動作は小さな違いはいくつかありますが、MIDI モジュレーターとよく似てい

マクロノブは、ロワーツールバー [p.115]とプリセットブラウザ [p.142]の両方にミラーリングされます。

マクロノブの名称は、デフォルトではそれぞれ Brightness、Timbre、Time、Movement に設定されていますが、それぞれの名称に沿ったパラメーターしかアサインできないということではありません。各ノブの動作は同一で、自由にリネーム [p.107]することができます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS6.8.1. マクロのパラメーターリスト MIDI モジュレーターと同様、マクロのパラメーターリストもアサイン済みのデスティネーションを同時

Modulation Amount の横スライダーは、各デスティネーション [p.77]にあるクイックエディット・ノブ のミラーリングしたもので、すべてのモジュレーション量を統括する「管制センター」のような役割を果

マクロノブを回してデスティネーション・パラメーターの値を変化させる範囲を調整することもできます し、アサインしたデスティネーションごとに値が変化する範囲を個別に調整することもできます。これに より、デスティネーション・パラメーターが変化する範囲を制限することで、その範囲でのみマクロを有 効にさせることができます。マクロノブを軽く回すだけで、他のパラメーターよりも大きく変化させたい

最低値と最高値の数値フィールドをドラッグして、そのマクロの可動範囲を調整できます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS 1066.8.1.3. Clear アイコン X アイコンをクリックすると、そのマクロのルーティングが削除されます。そのマクロにアサインしたす べてのルーティングを削除したいときは Clear All X をクリックします。

心配無用です! 誤って削除してしまっても、ロワーツールバーのアンドゥ [p.117]でルーティングを復活させること

小さな Curve アイコンをクリックすると、各マクロのカーブを変更できます。MIDI モジュレーターの場 合とは異なり、マクロのカーブにはブレイクポイントを使用したカーブ作成や反転機能はありません。

各マクロには、全デスティネーションにモジュレーション信号を送信するためのマスターノブがありま す。このノブは MIDI ラーンに対応していますが、このノブ自体をモジュレーションのデスティネーショ ンにすることはできません。

6.8.2.1. Renaming the Macro - マクロのリネーム

各マクロノブの下のネームフィールドをクリックすると、新しいマクロ名を入力できます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - MODULATORS7. USER INTERFACE このチャプターでは、メインパネルやアドバンストパネルにない機能、つまり、現代の音楽制作環境で SEM V を快適に使用するためのユーティリティ的な機能をすべてご紹介します。 SEM V のメインパネル [p.19]の画面上端と下端のツールバーには、プリセットの選択やその他のユーティ リティ設定を行える重要な機能が数多く入っています。

また、重要なグローバル設定や MIDI 設定、SEM V のインタラクティブなチュートリアルを見ることがで

きるサイドパネルもあります。 アッパーツールバーには次のような機能があります:

  • プリセットネームペーン (プリセット名表示エリア) とプリセットブラウザ [p.130]にアクセ
  • Multi-Arp [p.37]、エフェクト [p.49]、モジュレーター [p.76]が入っているアドバンストパネ ル [p.114]を開くボタン
  • SEM V の全体的な音量を調整するアウトプットボリューム [p.114]ノブ
  • サイドパネル [p.119]を開くギアのアイコン ロワーツールバーには次のような機能があります:
  • ノブなどにマウスオーバーすると情報を表示するパラメーター名表示エリア [p.21]
  • 最大同時発音数を設定する Polyphony [p.116] メニュー
  • メインパネルでユニゾン [p.25]がオンの場合、Polyphony メニューは Unison Voices などの パラメーター [p.116]に置き換わります。
  • アンドゥ、リドゥ、エディット履歴 [p.117]
  • CPU メーター [p.117]とパニック [p.118]機能
  • モジュレーターとプリセットブラウザにも表示されるマクロ [p.118]ノブ Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 108• SEM V の画面サイズを変更できるリサイズハンドル [p.118] サイドパネルには次のような機能があります:
  • グローバル設定やプリセット単位での設定などを行う Settings [p.120] タブ
  • MIDI コントローラーとのマッピングで使用する MIDI [p.124] タブ
  • SEM V の各種機能をご紹介するチュートリアル [p.112] 7.1. Upper Toolbar - アッパーツールバー まずは、アッパーツールバーに入っている各種機能をツールバーの左から順にご紹介します。

7.1.1. Main Menu - メインメニュー

アッパーツールバーの左にある「ハンバーガー」アイコン (横3本線のアイコン) をクリックすると、プリ セットの管理などの便利な機能が豊富に入っているドロップダウンメニュー形式のメインメニューが開き

全パラメーターがデフォルト状態のプリセットを新規作成します。 SEM V のメインメニュー (スタンドアロ

SEM V のメインメニュー (プラグインモ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.1.1.2. Save Preset 選択しているプリセットに行ったエディットを、そのプリセットに上書き保存します。このコマンドは、 ユーザープリセットにのみ使用でき、ファクトリープリセットを選択しているときはグレーアウト表示に

エディットしたプリセットを別名で保存します。このコマンドをクリックすると保存するプリセットに名 前やその他の詳細情報を入力する下図のような画面が開きます:

♪ Bank、Author、Type の各フィールドはいずれも、プリセットブラウザ [p.130]でプリセットをサーチするとき に便利です。各フィールドに入っている単語はタグ [p.132]で、プリセットブラウザで絞り込みサーチをする際に利用

このコマンドは、プラグインモードでのみ使用できるコマンドで、現在選択しているプリセットを DAW のトラックに SEM V を新規に立ち上げたときにデフォルトで開くプリセットとして保存することができ

このコマンドは、コンピュータに保存されているプリセット単体のファイルや1バンク分のプリセットフ ァイルをインポート (ファイル読み込み) するときに使用します。このコマンドを選択すると、コンピュー タの OS のファイルブラウザが開き、インポートするファイルを指定できます。インポートしたプリセッ トはユーザーバンクに入ります。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1107.1.1.6. Export プリセットをコンピュータにエクスポート (ファイル書き出し) する方法は、単体プリセットと1バンク分 の2種類があります。どちらの場合でも、このコマンドを選択するとコンピュータの OS のファイルブラ ウザが開き、ファイルを保存する場所を指定できます。プリセット単体でも1バンク全体でも、ファイル には「.semx」の拡張子がつきます。

  • Export Preset:プリセット単体をエクスポートします。このコマンドは、プリセット1つを 他のユーザーとシェアしたいときに便利です。保存したプリセットは、Import コマンドで 読み込むことができます。
  • Export Bank:1バンク分のプリセットを1つのファイルとしてエクスポートします。バック アップを取るときや、多くのプリセットを一度にシェアしたいときに便利です。保存したバ ンクは、Import コマンドで読み込むことができます。

7.1.1.7. Resize Window

SEM V の画面は 50% - 200% の範囲で画質に影響なくサイズを調整できます (デフォルトサイズは 100%

です)。ラップトップなど比較的小さいディスプレイの場合は、画面サイズを縮小して SEM V だけでディ スプレイがいっぱいにならないようにすることができます。また、大型ディスプレイやセカンドモニター をご使用の場合は、画面サイズを拡大してパラメーターやグラフィックをより見やすい状態にすることが

画面サイズの調整は、キーボードショートカットでも行えます。CTRL キーを押しながら 「−」(Windows)、または CMD キーを押しながら「−」(macoS) を押すと、画面サイズが1段階ずつ縮 小し、CTRL キーを押しながら「+」(Windows) または CMD キーを押しながら「+」(macOS) を押すと 画面サイズが1段階ずつ拡大します。 上記の操作に加えて、ロワーツールバーの右にあるリサイズハンドル [p.118]をドラッグして画面サイズ を自在に調整することもできます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.1.1.8. Audio MIDI Settings このオプションは、SEM V をスタンドアローンモードで使用しているときにのみ表示されます。プラグイ ンモードで使用しているときは、このオプションでの設定項目は DAW やホストアプリケーションで行い ます。アクティベーションと最初の設定 [p.13]のチャプターで Windows 版と macOS 版の設定方法などの 詳細をご紹介していますので、そちらをご覧ください。スタンドアローンモードでの設定項目や設定方法 は、Windows 版でも macOS 版でもほぼ同じです。

SEM V は、さまざまな機能をご紹介するインタラクティブなチュートリアルを内蔵しています。このオプ ションをクリックすると画面右側にチュートリアルを表示するスペースが開きます。その中の項目を選択 すると、その機能を1つずつご紹介し、その進行に合わせて関連するパラメーターなどがハイライト表示

SEM V の操作方法などでわからないことがありましたら、このオプションからユーザーマニュアルや Arturia ウェブサイトの FAQ (よくある質問) へのリンクにアクセスできます。このオプションを使用する 際は、インターネット接続が必要です。

このオプションを選択すると、SEM V のバージョンと開発者リストが表示されます。SEM V の画面で

About 画面以外のところをクリックすると、ポップアップ画面が閉じます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1127.1.2. プリセットブラウザへのアクセスとネームペーン 「本棚の本」ボタン (|||\) をクリックすると、プリセットブラウザ [p.130]が開き、SEM V のプリセットの ブラウズ、並べ替え、整理などを行えます。 プリセットネームペーン (プリセット名表示エリア) をクリックすると、上図のようなドロップダウンメニ ューが開き、プリセットブラウザを開かなくてもプリセットを素早く選択できます。このメニューから、 プリセットをタイプ別に選ぶことも、全プリセットを一覧できる All から選択することもできます。 プリセットの管理などの詳細につきましては、次のチャプター [p.130]でご紹介しています。そこでは、 ハートのアイコンをクリックすることでタグ付けできるフェイバリット機能の使用法などもご紹介してい

プリセットネームペーンに表示されているプリセット名の後ろにアスタリスク (*) が表示されている場合、そのプ リセットはエディット中で未保存の状態になっていることを示しています。 プリセットネームペーン

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.1.3. Advanced Button - Advanced ボタン アッパーツールバーの右側には Advanced ボタン があります。このボタンをクリックすると、メインパ ネルの下部 (通常はオンスクリーンキーボードが表示されています) に Multi-Arp、Modulators、E󽗈ects のタブが入ったアドバンストパネルが開きます。

7.1.4. Output volume - アウトプットボリューム

SEM V の全体的な出力ボリュームを調整します。

このアイコンをクリックすると、グローバル設定やマクロ、チュートリアルが入っているサイドパネル [p.119]が開きます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1147.2. Lower Toolbar - ロワーツールバー SEM V のロワーツールバーの表示は、左右に分かれています。左側にはパラメーター名などの情報を表示 するエリアがあり、右側には便利なユーティリティ機能のパラメーターやポップアップメニューがありま

ノブやスイッチ、アイコンなどのコントロール類を操作したりマウスオーバーしたりすると、その情報が 表示されます。ロワーツールバーの左側にある機能は、これだけです。 情報量が多くてスペースに入り切らない場合は、そのパラメーターを3秒間マウスオーバーすると、テキ ストが横スクロールします。 メインパネルの Modulation ノブにマウスオーバーしてその情報を表示させた状態

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.2.2. Polyphony

ここで SEM V の最大同時発音数 (最大8ボイス) を設定します。DAW でプラグインを多数使用していて

CPU 負荷を軽減したい場合、ここで発音数を減らすこともできます。また、このメニューには Mono

Legato :モノフォニック (同時発音数=1) 動作です。前に弾いた音 (鍵盤のキー) が完全に戻 る前に次の音を弾くと、エンベロープが再トリガーせず、前に弾いた音のエンベロープが次 に弾いた音を引き継ぎます。

Mono :モノフォニック動作です。音を弾くたびにエンベロープが再トリガーします。

7.2.2.1. Unison controls - ユニゾンパラメーター

メインパネルの Unison [p.25] がオンの場合、Polyphony メニューが下図のようなパラメーターに置き換

上図の左端のパラメーター (Unison Voices) でユニゾンに使用するボイス数 (最大8ボイスまで) を設定しま

その右の2つのノブでユニゾンの詳細動作を設定します:

  • Spread:ユニゾンで重ねたボイスをステレオ間に広げる量を調整します。
  • Detune:ユニゾンで重ねた各ボイスの相対的なデチューンを調整します。 Detune を中程度までの値に設定した場合、素晴らしい、分厚いサウンドになり、特に Spread を併用す るとその効果は絶大です。また、Detune を極端に高く設定すると「壊れた」アナログシンセのようなサ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1167.2.3. Undo, Redo, and History - アンドゥ、リドゥ、エディット履歴 バーチャルインストゥルメントをエディットしていると、パラメーターのスウィートスポットを通り越し てしまうことがよくあり、どうすれば元の状態に戻れるかがわからなくなってしまうことがあります。他 の Arturia プラグインと同様、SEM V にはアンドゥ、リドゥ、エディット履歴の機能が内蔵されています ので、希望の地点にまでいつでも安全に戻ることができます。

7.2.3.1. Undo - アンドゥ

左向きの矢印アイコンをクリックすると、直前に行ったエディットを取り消して、それ以前の状態に戻り ます。このアイコンを繰り返しクリックすることで、それまで行ったエディットを1つずつ取り消してい

右向きの矢印アイコンをクリックすると、直前に取り消したエディットを再実行します。アンドゥを複数 回行っていた場合は、このアイコンを繰り返しクリックすると、それまでに取り消したエディットを1つ ずつ再実行していきます。

7.2.3.3. History - エディット履歴

2つの矢印アイコンの間にある「ハンバーガー」(横3本線) アイコンをクリックすると、上図のような History (エディット履歴) ウィンドウが開きます。ここには、SEM V で行ったエディット操作が1つずつ記 録されています。このリスト内の項目をクリックすると、そのエディット操作を再実行するだけでなく、 最初にその操作を行ったときの SEM V の全体的な状態に戻ります。

7.2.4. CPU Meter - CPU メーター

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACEアンドゥセクションの右には CPU メーター があり、SEM V によるコンピュータの CPU 負荷を表示しま

す。このメーターは、SEM V の CPU 負荷のみを表示するものですので、DAW の CPU 負荷を測るものでは

CPU メーターにマウスオーバーすると、文字表記が PANIC に変わります。これをクリックすると、オー ルサウンドオフが送信され、SEM V でのオーディオ処理を停止し、無音になります。このコマンドは瞬間 的なものですので、DAW が再生中の場合は再び音が出ます。 深刻なオーディオ暴走 (例えば、フィードバックループに入って音が止まらなくなってしまったディレイ など) が発生した場合は、DAW の再生を停止し、問題の原因となっているプラグインを無効にしてくださ

7.2.5. Macro controls - マクロノブ

マクロは、ノブ1つで複数のパラメーターを同時にコントロールできるもので、プリセットブラウザにあ るマクロノブのミラーリングにもなっています。各マクロノブへのパラメーターのアサインなどの設定 は、アドバンストパネルのモジュレーター [p.76]で行います。ファクトリープリセットには、便利なマク ロがプログラムされています。

7.2.6. Resize handle - リサイズハンドル

マクロノブの右にある斜線のアイコンをドラッグすると、SEM V の画面サイズを調整できます。リサイズ ハンドルで画面サイズを調整する場合、リサイズウィンドウ [p.111]で設定できる画面サイズに最も近い サイズに調整することができます。

リサイズハンドルの上に斜めの矢印が2つ並んだボタンが表示されることがあります。これは、何らかの 理由で SEM V のパラメーターなどが画面内にすべて表示されていない場合にこのボタンが表示されます。 このボタンをクリックすると、画面表示の縮尺を再調整して画面内にすべてが表示されるようになりま

CPU メーターにマウスオーバーするとパニック

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1187.3. The Side Panel - サイドパネル アッパーツールバーの右側にあるギアのアイコンをクリックすると サイドパネル が開きます。このパネ ルには、SEM V で演奏や音色エディットをする際に、すぐにアクセスする必要のない重要な各種設定を行 う次の3つのタブが入っています:

  • Settings:MIDI 受信チャンネルやオクターブシフト、Poly モードなどのグローバル設定を
  • MIDI:コントローラーや DAW からの MIDI CC (コンテュニアスコントロール) メッセージと

SEM V のパラメーターをマッピングする MIDI ラーン機能が入っています。

  • Tutorials:アプリ内で動作するインタラクティブなチュートリアルです。メインメニューか らもアクセスできます。 左側のタブから順に見ていきましょう。 サイドパネルの3つのタブ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.3.1. Settings Tab

このタブでは、受信した MIDI メッセージに対して SEM V がどのように反応するかを設定します。

7.3.1.1. MIDI Channel

SEM V が受信する MIDI チャンネルを選択します。特定のチャンネルに設定することもできますし、

「All」を選択してオムニモード (全チャンネル受信モード) にすることもできます。

7.3.1.2. Enable Accessibility

オンにすると、お使いのコンピュータのシステムレベルのアクセシビリティツールが SEM V にアクセスで

サイドパネルの Settings タブ Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1207.3.1.3. Polyphony メニュー プリセットごとの最大同時発音数を設定します。このメニューは、ロワーツールバーの Polyphony [p.116] メニューのミラーリングです。

7.3.1.4. Voice Steal

ここでは、新しく音を弾いたときにボイスをどのように割り当てるかを設定します。

Reassign :一度その音で使用したボイスは、同じ音を弾くたびにそのボイスが割り当てられ

Rotate :新しく音を弾くたびに、新しくボイスを割り当てます。すべてのボイスが使用中の 場合は、時間的に最も古いボイスが新しく弾いた音に転用されます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.3.1.5. Pitch Bend Range

SEM V のピッチベンドホイールのベンド幅を、1 - 12 半音の範囲で設定します。アップ/ダウン両方とも同

SEM V の全体的なチューニングを 400Hz - 480Hz の範囲で設定します。デフォルトは A = 440Hz です。

7.3.1.7. Portamento Mode

ポルタメントの動作は、サイドパネルの Portamento Mode [p.122] の設定 (Per Voice:ボイス単位か Per Note:ノート単位) で変わります。

Per Voice :シンセエンジンから呼び出されて新しく弾かれるボイスは、それぞれ個別にポル タメントタイムを参照します。

Per Note :新しく MIDI ノートを受信するたびにポルタメントが作動します。 実際、Per Voice (ボイス単位) のポルタメントタイムは通常、Per Note (ノート単位) のそれよりも若干の ブレが生じることがありますが、これはシンセエンジンにどのようにボイスを呼び出させるかによって変 わります。例えば、ボイスモジュレーター [p.94]を Portamento ノブにアサインします。次に、2オクタ ーブかそれ以上の音域のアルペジオやリフを弾きます。このときポルタメントタイムは、キーボードのキ ーとキーとの間隔、つまり MIDI ノートの間隔

固定されているわけではないことが聴き取れます。

SEM V はオシレーターの位相を調整でき、設定の違いで音色の微妙な変化を作ることができます。

  • VCO Phase Retrigger:オンの場合、MIDI ノートを受信するたびに各オシレーターの波形が
  • VCO 1/2 Phase:各 VCO (オシレーター) のスタート位相を調整します。 どちらかの VCO のスタート位相をゼロ以外の値に設定すると、その値がリトリガー時のスタート位相に

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1227.3.1.9. MPE settings

SEM V は MIDI ポリフォニック・エクスプレッション (MPE) に対応しています。MIDI プロトコルのこのエ

キサイティングな応用により、MPE 対応コントローラーからポリフォニックな表現コントロール (ピッチ ベンド、アフタータッチ、キーの Y 軸上の指の位置など) をノート単位で送信することができます。これ は、ボイスごとの個別の MIDI チャンネルを使用し、各ノートの表現データを個別に送信することで実現 しています。これらのデータは、SEM V などのシンセサイザーの各パラメーターの変化として読み替えら

MPE Settings には次のパラメーターがあります:

  • Enable MPE:MIDI ポリフォニック・エクスプレッションのオン/オフを切り替えます。
  • Zone:アッパーとロワーに音域を分割できる MPE 対応コントローラーをお使いの場合、 MPE メッセージを送信する音域を選択します。
  • Nb Channels:MPE メッセージが送信される MIDI チャンネルの最大数 (同時発音数) を設定
  • Bend Range:各ノートの最大ピッチベンドレンジを96半音までの範囲で設定します (デフ ォルト = 48)。この設定値は、お使いの MPE コントローラーでの設定値と合わせる必要があ

(キー上での Y 軸上の指の動き) を送信する MIDI CC を設定します。デフ

ォルトは CC 74 (フィルターカットオフ) です。

♪ MPE コントローラーの例には、Haken Continuum、ROLI Seaboard シリーズ、Keith McMillen Instruments KBoard Pro などがあります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.3.2. MIDI Tab

ここで SEM V を MIDI ラーンモードにすることができます。このモードでは、MIDI アサイン可能なパラメ

ーターがすべてハイライト表示になり、MIDI コントローラーのノブやスライダーなどをパラメーターに マッピングすることができます。典型的な例としては、エクスプレッションペダルをマスターボリューム にマッピングしたり、MIDI コントローラーのノブをフィルターのカットオフフリケンシーのノブにマッ ピングしたりすることができます。 サイドパネルの MIDI タブ Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1247.3.2.1. MIDI Controller menu MIDI タブの最初のパラメーターは MIDI Controller です。このドロップダウンメニューでは、さまざまな Arturia MIDI コントローラーのテンプレートから選択できます。このテンプレートは、SEM V でよく使わ れるパラメーターがあらかじめマッピングされており、プラグアンドプレイですぐに使用できるというも のです。サードパーティ製 MIDI コントローラー用の Generic (汎用) テンプレートも選択できます。

このメニューでは、MIDI コントローラーのフェーダーの動きに対して SEM V がどのように反応するかを

設定します (ここにノブを含めていないのは、最近のコントローラーはエンドレスに回転するロータリー エンコーダーを装備しているものがほとんどだからです)。

None :MIDI コントローラーの設定に従って反応します。

Hook :フェーダーの位置がパラメーターの設定値を通過した時点から MIDI CC を受信しま

Scale :フェーダーを操作した時点で MIDI CC を受信し、画面上のパラメーターがそれに比

MIDI Controller メニュー

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE7.3.2.3. MIDI Con󽗉g menu MIDI Con󽗉g のドロップダウンメニューでは、MIDI コントローラーから SEM V をコントロールするさま ざまな MIDI マッピングのセットを管理することができます。現在の MIDI アサイン設定の保存や削除、マ ッピングファイルをインポートしたり、現在のマッピングをファイルとしてエクスポートしたりすること

ハードウェアを入れ替えるたびにすべてのアサインを最初から作成することなく、さまざまなハードウェ

ア MIDI キーボードやコントローラーを SEM V で簡単に使用できるようになります。

例えば、ライブではコンパクトなキーボード、レコーディングではマスターキーボードやパッドコントロ ーラーなどというように、複数の MIDI コントローラーをお使いの場合、それぞれに合わせたマッピング を作成し、それを保存しておくことで、それをロードするだけでセッティングが完了します。これによ り、ハードウェアを入れ替えるたびにマッピングを最初からやり直す必要がなくなり、セッティング時間 を大幅に短縮できます。 メニュー下部のファクトリーエリアには次の3つの便利なオプションがあります:

Generic :汎用コントロールアサインのセットをロードします。

Default :マッピング作成の出発点として活用できます。

Empty :パラメーターのアサインをすべて削除します。 MIDI Con󽗉g メニュー Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1267.3.2.4. アサインの設定と解除 MIDI タブの Learn ボタンをクリックすると SEM V がラーンモードに入ります。この時、MIDI アサイン可 能なコントロール類の表示色がパープルになります。すでにアサイン済みのものは赤く表示されます (ア サイン済みのものも変更できます)。上のスクリーンショットは、SEM V のデフォルト設定にアサインさ れたパラメーターと未アサインのパラメーターを示したものです。 パープルのパラメーターをクリックすると、その名称がリストに表示されます。次に、お使いの MIDI コ ントローラーのノブ等を操作します。すると選択したパラメーターの表示色がパープルから赤に変わり、 アサインされた MIDI CC ナンバーがリストのパラメーター名の左に表示されます。 MIDI アサインを解除するには、アサイン済みのパラメーターを Ctrl-クリックまたは右クリックします。 また、後述の MIDI パラメーターメニュー [p.128]でアサインを解除することもできます。

メインパネル以外の部分にも注目してください。アドバンストパネルの Multi-Arp、エフェクト、モジュレーター にも MIDI ラーンの対象となるパラメーターが多数入っています!

7.3.2.5. MIDI ch、CC、Min、Max

MIDI アサインリストの左から2つのコラムは、その MIDI アサインの MIDI チャンネル (Ch) とコントロー ルチェンジ・ナンバー (CC) です。最大16種類のチャンネルと127種類の MIDI コントロールチェンジ (MIDI CC) を使用でき、それぞれを自由にアサインできますが、多くのインストゥルメントでは一定のル ールに従うように設計されています。例えば、モジュレーションホイールはほとんどの場合 MIDI CC 1、 マスターボリュームは CC 7、サステインペダルは CC 64となっています。 チャンネル (Ch) コラムの数値をクリックすると、ポップアップメニューが開き、値を変更することがで きます。CC コラムの数値をクリックすると、新しい CC ナンバーを直接入力できます。 MIDI アサインリストの右から2つのコラム (Min と Max) は、コントローラーを操作したときに SEM V の パラメーターが反応する下限値と上限値です。例えば、フィルターのカットオフが変化する範囲に制限を 設けておけば、ライブなどでカットオフのノブを回しても設定した範囲でのみカットオフが動き、事故防

MIDI ラーンモードに入ると、アサイン可能なパラメーターは表示色がパープルに、アサイン済みのもの は表示色が赤になります。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE数値を上や下にドラッグすると値を変更できます。最高値を最低値よりも低く設定すると、フィジカルコ ントローラーの極性が反転し、例えばスライダーを

オンとオフの2ポジションしかないスイッチは、コントローラーのボタンにアサインするのが一般的です が、お好みでフェーダーにアサインしても差し支えありません。

♪ メインパネルのパラメーターだけでなく、アドバンストパネル (Multi-Arp、エフェクト、モジュレーター) の多 くのパラメーターが MIDI ラーンに対応しています。 また、リストの最下部にある Add control (+マーク) をクリックしてアサインするパラメーターを手動で

追加することもできます。このとき、SEM V で MIDI アサインが可能なパラメーターがすべて入った

リスト内のアイテム (パネル画面にあるパラメーターではありません) を Ctrl-クリックまたは右クリック すると、下図のような便利なメニューが開き、パラメーターごとに設定できます。

Absolute :MIDI コントローラーから送信された値にアサインされたパラメーター値がその

Relative :MIDI コントローラーでの操作に応じて、アサインされているパラメーターがその 時の値から上下に変化します。このモードは、マッピングしたコントロール類が360º回せる ロータリーエンコーダーの場合に便利です。

Delete :コントローラーとパラメーターのマッピングを解除し、パラメーターの表示色をパ

Change Parameter :これを選択すると、SEM V でアサインできるパラメーターを表示する 大きなサブメニューが開きます。このサブメニューで、マッピング済みの MIDI CC とパラメ ーターを手動で変更できます。この機能は、コントロールしたいパラメーターがすでにわか っているときに便利です。 右クリックでこのメニューが開きます Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE 1287.3.2.7. 機能固定の MIDI CC ナンバー 次の MIDI コンティニュアスコントローラー (CC) ナンバーは機能が固定されており、他の用途にアサイン することはできません:

  • アフタータッチ (チャンネルプレッシャー)

その他の MIDI CC ナンバーはすべて自由に SEM V のパラメーターにアサインできます。

このチュートリアルタブは、メインメニュー [p.109] の Tutorials を選択することでも開くことができま す。このタブでは各チャプターのタイトルをクリックすると SEM V の色々な機能を順を追って学ぶことが できます。また、チュートリアルの進行に沿ってテーマにしているパネル部分がハイライト表示になりま

! プリセットをエディット中のときは、チュートリアルを開く前にセーブしておきましょう。これはチュートリアル を開くと新規プリセットをロードしてエディット中の内容を上書きしてしまうためです。また、チュートリアルはサイ ドパネルのスペースに開きます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - USER INTERFACE8. THE PRESET BROWSER プリセットブラウザは、SEM V でプリセットをサーチしたり、ロードしたり、管理したりするための機能 です。プリセットブラウザの表示には数種類ありますが、どの表示方法でもすべて同じプリセットとその サブグループを参照しています。 プリセットブラウザを開くには、ブラウザボタン (本棚の本のようなアイコン (|||\)) をクリックします。 閉じるには、ブラウザボタンと同じ場所に表示される X をクリックします。 プリセットブラウザは、次の4つのメインエリアに分かれています:

1. サーチ&リザルト [p.131] 入力したテキストや、タイプ、スタイルなどのタグでプリセットをサーチします。

2. サイドバー [p.136] バンク、フェイバリット、プレイリストの管理を行います。

3. プリセット情報 [p.138] 選択したプリセットのバンクやタグ、作成者などの詳細情報を表示します。

4. マクロノブ [p.142] ロワーツールバーとマクロタブにあるマクロノブの拡大版ミラーリングです。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1308.1. Search and Results - サーチ&リザルト 画面最上部のフィールドをクリックし、検索ワードを入力します。すると、次の2つの方法でプリセット を絞り込みます。1つは、検索ワードがプリセット名と一致しているもの、もう1つは検索ワードがタイプ かスタイル [p.132]に近いものをサーチ結果に表示します。 サーチ結果は、検索ワードのフィールドの下にリスト表示されます。検索ワードの右にある X アイコンを クリックすると、検索ワードが消去されます。

8.1.1. “Filter by” ポップアップ

上図の検索フィールドの下に表示されたポップアップをご覧ください。これは、検索ワード (上図の例で は「dark」) がプリセットのタグやプリセット名の文字と一致する場合に表示されます。表示されるのは 1つだけとは限らず、複数のタグが表示される場合もあります。タグをクリックすると、サーチ結果をそ のタグが付いたプリセットに絞り込みます。 サーチ結果にタグのポップアップが表示される場合は、検索ワードが1つ以上のタグに一致していること

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.2. Using tags as a 󽗉lter - タグで絞り込む 色々なタグを使用して絞り込みサーチができます (場合によってはサーチ結果を広げることもあります)。

があります。どちらかのタグでも、両方のタグを使用してもサーチできま す。Arturia MIDI コントローラーキーボードの豊富なラインナップでは、MIDI キーボードからプリセット を直接ブラウズすることもできます。

タイプには楽器のカテゴリーが含まれます。SEM V では、Bass、Keys、Lead、Pad、Strings、Organ な どのタイプがあり、タイプのほとんどには楽器や音色の種類をより詳細に分類するサブタイプがありま す。タイプの最後には、オリジナル音色を作るときに便利な Template (テンプレート) タイプがありま す。サーチバーに何も入力していない状態で Types ボタンをクリックすると、下図のようなリストが表

これらの中から1つをクリックすると、そのタグに一致したプリセットのみがサーチ結果に表示されま す。CMD-クリック (macOS) または Ctrl-クリック (Windows) で複数のタグを選択することもできます。 例えば、探したいリード音色のサブタイプが「Poly Lead」なのか「Solo Lead」なのかがわからない場合 は、両方を選択してサーチ範囲を広げることができます。 リザルトコラム (サーチ結果表示) のリストは、各タイトル (Name、Type、Designer) の右にある矢印を クリックして昇順や降順に並べ替えることができます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1328.2.2. Styles スタイルは、音楽的な属性でサーチを絞り込むタグです。Styles ボタンをクリックしてアクセスできるこ のエリアには、次の3つのサブディビジョンがあります:

Genres :80s、Cinematic、Fusion、Synthwave などの音楽ジャンルです。

Styles :Atmospheric、Complex、Dark、Punchy など、音色の一般的な雰囲気を表しま

Characteristics :Analog、Evolving、Layered、Transient など、より詳細な音色の特徴を

タグをクリックするとそれが選択されます。同じタグをもう一度クリック (または右クリック) するとタグ の選択が解除されます。タグを1つ選択すると、選択できなくなるタグがいつくか発生します。これは、 ブラウザが消去法でサーチ範囲を絞り込んでいるためです。タグの選択を解除するとその基準が削除さ れ、最初からやり直すことなく、サーチ範囲が広がります。

Types と Styles の隣りにあるボタンは Banks で、(上記のすべての方法を使った) サーチ対象をファクト リーかユーザーバンク、または Arturia サウンドストアから購入した音色のいずれかに限定することがで

8.3. サーチ結果表示エリア サーチ結果のリストが表示されていない場合は、Show Results ボタンをクリックします。並べ替えの矢 印をクリックすると、そのコラムのアルファベット順が逆になります。また、Show Results の右にある 「ハンバーガー」(横3本線) アイコンをクリックすることもできます。すると4つの四角のアイコンに変わ り、ジャンル、スタイル、キャラクターの各タグのグリープ分けの下に、選択したタグに合致するプリセ ットが下図のように表示されます:

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.3.1. リストの並べ替え サーチ結果リストの左側のコラムの NAME ヘッダをクリックすると、リストがプリセット名の ABC 順か

2つ目のコラムの TYPE ヘッダをクリックすると、タイプの ABC 順かその逆順でリストが並び替わりま

TYPE の左にある Arturia ロゴ をクリックすると、おすすめのファクトリープリセットがリストのトップ に表示されます。おすすめプリセットは、いいねをつけた [p.135]プリセットのすぐ下に表示されます。 User の横スイッチをクリックすると、サーチ対象をユーザーバンクに限定することができます。 3つ目のコラムのヘッダには DESIGNER と BANK の2種類があります。横3本線のアイコンをクリックし てそのどちらかに選択できます。その選択後に、コラムのヘッダをクリックすると、ABC 順かその逆順で リストが並び替わります。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1348.3.2. タグを外す Types、Styles、Banks の各ボタンのすぐ上のサーチバー内には、そのときに選択しているタグ名が表示 されます。各タグ名の右にある X をクリックすると、そのタグが削除されます (その分検索結果が多くヒ ットします)。Clear All をクリックすると、選択していたタグをすべて削除します。

8.3.3. Liking Presets - プリセットに「いいね」をつける

プリセットを色々チェックしたり作成しているときに、プリセット名にマウスオーバーすると左側に表示 される ハート をクリックすることで、そのプリセットをお気に入りとしてマークすることができます。 その後、上部のハートアイコンをクリックすると、マークしたお気に入りのすべてがサーチ結果リストの トップに表示されます。

「矢印が交差している」ボタンをクリックすると、プリセットの並び順がランダムになります。これは、 サーチ結果のリストが長く、スクロールに時間がかかる場合に、気に入ったものを見つけるのに便利で す。並び順がランダムになりますので、キラープリセットがトップに来る可能性もあります。このシャッ フルボタンはトグル式ですので、もう一度クリックするとサーチ結果が以前の並び順 (名前順、タイプ順

必要に応じて並べ替えやフィルタリング機能を使用することで、いつでも欲しい音色を正確に見つけるこ

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.4. Sidebar - サイドバー プリセットブラウザの左端にあるセクションでは、サーチ&リザルト [p.131]セクションに何を表示する

その先頭にあるオプションが Explore です: Explore がデフォルトで表示されるセクションで、上述のように、SEM V にロードされている現在選択し ているバンク内のプリセットをサーチすることができます。

Sound Banks をクリックすると、使用可能なサウンドバンクがすべて表示されます。ファクトリーバン ク以外のユーザーバンクの画像や名前を右クリックすると下図のようなメニューが開きます: Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 136このメニューで、そのバンクの削除、リネーム、エクスポートを行えます。また、ユーザーバンクのサム ネイル画像 (PNG 形式) をインポートすることもできます。

サイドバーの中段にあるのは My Favorites です。ここでは、プリセットんおグループを色分けして見つ けやすくすることができます。また、Liked のグループもありますので、ハートアイコンでお気に入りと してマークしたプリセットもすぐに見つけられます。 表示する色を設定するには、My Favorites にマウスオーバーし、Edit をクリックします。トグルスイッ チで各カラーの表示/非表示を設定し、Done をクリックすれば完了です。 色の名前も自由にリネームできます。サイドバー内の色の名前を右クリックし、新たな名前を入力するだ けでリネームできます。 プリセットをカラーグループに入れるには、プリセットをそのカラーにドラッグ&ドロップするか、プリ セット名を右クリックしてカラーを選択します。サイドバーのカラーをクリックすると、そのカラーにグ ルーピングされたプリセットが表示されます。 ユーザーバンクのサムネイル画像 (PNG 形式) を

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.4.3. My Playlists サイドバーの下部には、作成したりインポートしたりしたプレイリストが表示されます。プレイリスト は、ライブ演奏時などに非常に便利で強力なプリセット管理ツールです。詳しくは、後述のプレイリス トセクション [p.142]でご紹介します。

プレイリストが1つもない場合は、このエリアには何も表示されません。プレイリスト [p.142]の作成方法は、この チャプターの終わりのほうでご紹介します。 8.5. Preset Info section - プリセット情報 プリセットブラウザの画面右側には、各プリセットの情報を表示するエリアがあります。 ファクトリープリセット以外のユーザープリセットでは、このエリアをクリックして情報を入力できま す。右下にある「More info」をクリックすると表示エリアが下へ拡張します: Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 138ユーザープリセットでは、各プルダウンメニューからタイプやバンクを変更したり、作成者名を入力した り、+ アイコンをクリックして Style タグの追加や削除が行えます。このアイコンをクリックすると、サ ーチ結果表示エリアにスタイルやジャンル、キャラクターの選択や選択解除が行えるエディットリストが

各グループのタグの最後には + アイコンがあります。これをクリックするとオリジナルのスタイル、ジ ャンル、キャラクターのタグを作成できます。エディットが終わりましたら、右上の X をクリックしま

ここで行ったタイプやスタイルの変更は、サーチにも反映されます。例えば「Complex」というスタイ ルのタグを削除してからプリセットを保存すると、今後「Complex」タグでサーチしてもそのプリセット は表示されません。繰り返しになりますが、こうしたエディットはすべて

プリセット情報エリアの最上部にあるドットが3つ縦に並んだアイコンをクリックすると、そのプリセッ トの管理メニューが開きます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER管理メニューには、 Save Presets

イリスト [p.142]を作成するオプションもあります。ファクトリープリセットを上書きしたり削除したり することはできませんので、保存と削除のオプション ( Save Preset

ユーザープリセットでのみ表示されます。 色付きのドットアイコンは、上記 [p.137]でご紹介しました通り、プリセットを色分けされたグループに 追加することができます。

8.5.1. 複数プリセットの情報を編集する

ライブ演奏の準備などで複数のプリセットを別のバンクへ一斉に移動させたり、複数のプリセットに同 一のコメントを一斉に入力したいときがあるかと思いますが、簡単にできます。サーチ結果リストのプ リセット名を macOS なら CMD-クリック、Windows でしたら Ctrl-クリックで複数選択します。次にコ メントを入力したり、バンクやタイプなどを変更して各プリセットを保存します。

♪ ファクトリープリセットの情報を変更したいときは、最初にそのプリセットを Save As コマンドでユーザープリセットに保存する必要があります。Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1408.6. プリセットの選択:別の方法 アッパーツールバーのセンターにあるプリセット名をクリックすると、ドロップダウンメニューが開きま す。このメニューの左コラムのトップにあるのは All で、これを選択するとサブメニューが右側に開き、 現在選択しているバンク内のすべてのプリセットを ABC 順に表示します。 All 以下にはタイプの各カテゴリーが並びます。タイプを選択すると右側にサブメニューが開き、そのタ イプに属しているすべてのプリセットが表示されます。 タイプやスタイルでサーチをしている場合、プリセット名の右に上下の矢印が表示されます。これをクリ ックすると、サーチにヒットしたプリセットのみを順番に切り替えることができます。 ただし、ドロップダウンメニューにある All は、こうしたサーチ条件を常に無視します。また、 All

各タイプもサーチ条件と関係なく、そのタイプに属しているすべてのプリセットを常に表示します。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.7. Macro knobs - マクロノブ プリセットブラウザの右下に表示される4つのマクロノブは、ロワーツールバーやマクロタブにあるもの を拡大してミラーリングしたものです。マクロは、ノブ1つの操作で SEM V の複数のパラメーターを同時 にコントロールできるもので、Arturia の各バーチャルインストゥルメントは4つのマクロノブを装備して

マクロのパラメーターへのアサインは、アドバンストパネルの Modulators [p.76] セクションで行えま す。アサイン方法やマクロノブのリネーム方法につきましては、チャプター6の「マクロ [p.105]」をご覧

8.8. Playlists - プレイリスト プレイリストは、ライブ演奏のためのセットリストや、レコーディングで使用するプリセットなど、さま ざまな目的のためにプリセットをグルーピングできる強力な機能です。プレイリスト内では、プリセット をさらにソングにグループ分けすることができ、セットリストへの追加に便利です。 サイドバーの最下部にある My Favorites の下に、 My Playlists という小見出しが表示されます。SEM V を 使い始めたばかりの状態ではプレイリストはまだありませんが、非常に簡単に作成できます! Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1428.8.1. プレイリストを初めて作成する まず、Add Playlist をクリックします。すると、下図のようなポップアップが開き、これから作成するプ レイリストに名前をつけます。 名前の入力が完了すると、その名前のプレイリストがサイドバーの My Playlists セクションに表示され ます。この方法で、プレイリストを好きなだけ作成することができます。 プレイリスト名を右クリックするとポップアップが開き、 Rename

Export (プレイリストをファイルとしてコンピュータに保存) といった操作が行えます。エクスポ ートしたプレイリストのファイルには、「.aplst」の拡張子が付きます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER8.8.2. プリセットを追加する Explore セクションの各種機能を使用して、プレイリストに入れたいプリセットをサーチできます。目的 のプリセットが見つかりましたら、それをプレイリスト名にドラッグします。 プレイリスト名をクリックすると、その内容が表示されます。デフォルトでは、プレイリストにドラッグ したプリセットは、そのプレイリスト内の「New Song」の中に入っています。ソング [p.145]の詳細につ きましては、後述します。

プレイリスト内のプリセットは並べ替えができます。例えば、スロット1から4にプリセットを移動させ たいときは、それを目的の位置にドラッグ&ドロップします。 プリセットを移動するとその移動に合わせて他のプリセットの位置もプレイリスト内で移動します。ドラ ッグ&ドロップで移動するときには、明るいピンクの線が移動先の「挿入ポイント」に短時間表示され

プリセットをプレイリストにドラッグ Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1448.8.4. プリセットをプレイリストから削除する プレイリストからプリセットを削除するには、まずプレイリストを選択します。次に削除したいプリセ ットの名前を右クリックしてポップアップメニューを開き、 Delete を選択します。ここでの削除は、あく

削除で、そのプリセットが SEM V から削除されるわけではありません。 このメニューには、Rename、Copy、Paste、Duplicate の各オプションもあります。これらにつきまし

8.8.5. Song and Playlist management - ソングとプレイリストの管理

どのプレイリストも、ライブ演奏のセットリスト管理に最適なツールである Songs

きます。New Song ボタンでプレイリスト内にソングを新規作成します。ソング名を右クリックすると名 前を変更できます。ソングをドラッグしてプレイリスト内で並べ替えることができ、ソングにプリセット を追加することができます。プレイリスト内に複数のソングを作成でき、ソング名でドラッグすると、そ のソングを含むすべてのプレイリストが順番に表示されます。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSERデフォルトではソング名に番号は付きませんが (プレイリスト内のプリセット名には付きます)、ソング名 を番号から始めることも当然できます。 プレイリストの管理オプションにアクセスするには、New Song ボタンの右にあるドットが縦に3つ並ん だアイコンをクリックします。すると下図のようなプルダウンメニューが開きます:

  • Rename Playlist:現在選択しているプレイリスト名を変更します (このとき、コピーは作
  • Save Playlist As:選択しているプレイリストを別名で保存します。保存前に名前を入力で
  • Export Playlist:プレイリストをファイルとしてコンピュータに書き出します。ファイル名 には「.aplst」の拡張子が付きます。
  • Delete Playlist:選択しているプレイリストを削除します。そのプレイリスト内にあったプ リセット自体は SEM V から削除されません。

8.8.6. プレイリストの MIDI コントロール

プレイリストはライブ演奏に最適な機能ですから、マウスで操作する必要はありません。その代わり、プ レイリストやソング、プリセットの選択を以下の MIDI CC で選択することができます:

CC 00 :プレイリストを選択します。

CC 32 :選択しているプレイリスト内のソングを選択します。

MIDI プログラムチェンジ :選択しているソング内のプリセットを選択します。

同様に、お使いの MIDI コントローラーが対応していれば、コントローラーのボタンに上記の各 MIDI CC

の値を1つずつ上げる/下げる機能を設定することもできます。 プリセットブラウザのご紹介は以上です! ファクトリープリセットの探求とオリジナルプリセットの作 成を存分にお楽しみいただければと思います。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - THE PRESET BROWSER 1469. ソフトウェア・ライセンス契約 ライセンシー料 (お客様が支払ったアートリア製品代金の一部) により、アートリア社はライセンサーとし てお客様 (以下「ライセンシー」) に 本ソフトウェア (以下「ソフトウェア」) のコピーを使用する非独占 的な権利を付与いたします。 ソフトウェアのすべての知的所有権は、アートリア社 (以下「アートリア」) に帰属します。アートリア は、本契約に示す契約の条件に従ってソフトウェアをコピー、ダウンロード、インストールをし、使用す

本製品は不正コピーからの保護を目的としプロダクト・アクティベーションを含みます。OEM ソフトウ ェアの使用はレジストレーション完了後にのみ可能となります。 インターネット接続は、アクティベーション・プロセスの間に必要となります。ソフトウェアのエンドユ ーザーによる使用の契約条件は下記の通りとなります。ソフトウェアをコンピューター上にインストール することによってこれらの条件に同意したものとみなします。慎重に以下の各条項をお読みください。こ れらの条件を承認できない場合にはソフトウェアのインストールを行わないでください。この場合、本製 品 (すべての書類、ハードウェアを含む破損していないパッケージ) を、購入日から30日以内にご購入いた だいた販売店へ返品して払い戻しを受けてください。

1. ソフトウェアの所有権 ライセンシーは、ソフトウェアが記録またはインストールされた媒体の所有権

を有します。アートリアはディスクに記録されたソフトウェアならびに複製に伴って存在するいかなるメ ディア及び形式で記録されるソフトウェアのすべての所有権を有します。この許諾契約ではオリジナルの ソフトウェアそのものを販売するものではありません。

2. 譲渡の制限 ライセンシーは、ソフトウェアを譲渡、レンタル、リース、転売、サブライセンス、貸与

などの行為を、アートリアへの書面による許諾無しに行うことは出来ません。また、譲渡等によってソフ トウェアを取得した場合も、この契約の条件と権限に従うことになります。本ソフトウェアをネットワー ク上で使用することは、同時期に複数のプログラムが使用される可能性がある場合、違法となります。ラ イセンシーは、本ソフトウェアのバックアップコピーを作成する権利がありますが、保存目的以外に使 用することはできません。本契約で指定され、制限された権限以外のソフトウェアの使用にかかる権利や 興味を持たないものとします。アートリアは、ソフトウェアの使用に関して全ての権利を与えていないも

3. ソフトウェアのアクティベーション アートリアは、ソフトウェアの違法コピーからソフトウェアを保

護するためのライセンス・コントロールとして OEM ソフトウェアによる強制アクティベーションと強制 レジストレーションを使用する場合があります。本契約の条項、条件に同意しない限りソフトウェアは動 作しません。このような場合には、ソフトウェアを含む製品は、正当な理由があれば、購入後30日以内 であれば返金される場合があります。本条項11に関連する主張は適用されません。

4. 製品登録後のサポート、アップグレード、レジストレーション、アップデート 製品登録後は、以下の

サポート・アップグレード、アップデートを受けることができます。新バージョン発表後1年間は、新バ ージョンおよび前バージョンのみサポートを提供します。アートリアは、サポート (ホットライン、ウェ ブでのフォーラムなど) の体制や方法をアップデート、アップグレードのためにいつでも変更し、部分 的、または完全に改正することができます。製品登録は、アクティベーション・プロセス中、または後に インターネットを介していつでも行うことができます。このプロセスにおいて、上記の指定された目的の ために個人データの保管、及び使用 (氏名、住所、メール・アドレス、ライセンス・データなど) に同意 するよう求められます。アートリアは、サポートの目的、アップグレードの検証のために特定の代理店、 またはこれらの従事する第三者にこれらのデータを転送する場合があります。

5. 使用の制限 ソフトウェアは通常、数種類のファイルでソフトウェアの全機能が動作する構成になって

います。ソフトウェアは単体で使用できる場合もあります。また、複数のファイル等で構成されている場 合、必ずしもそのすべてを使用したりインストールしたりする必要はありません。ライセンシーは、ソフ トウェアおよびその付随物を何らかの方法で改ざんすることはできません。また、その結果として新たな 製品とすることもできません。再配布や転売を目的としてソフトウェアそのものおよびその構成を改ざん するすることはできません。

Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ソフトウェア・ライセンス契約6. 権利の譲渡と著作権 ライセンシーは、本ソフトウェアを使用するすべての権利を他の人に譲渡するこ とができます。以下の条件を満たすことを条件とします。(a) ライセンシーは、他の人に以下を譲渡しま す。(i) 本契約および (ii) 本ソフトウェアとともに提供され、同梱され、またはプリインストールされたソ フトウェアまたはハードウェア、本ソフトウェアに関するアップデートまたはアップグレードの権利を 付与したすべてのコピー、アップグレード、アップデート、バックアップコピーおよび旧バージョンを含 む。(b) ライセンシーが本ソフトウェアのアップグレード、アップデート、バックアップコピーおよび旧 バージョンを保持していないこと。(c) 受領者が本契約の条件に同意していること。(c) 受領者が、本契約 の条件およびライセンシーが有効なソフトウェアライセンスを取得した際のその他の規定を受け入れるこ と。ソフトウェアライセンス 本契約の条件に同意されなかったことによる製品の返品。本契約の条件に 同意しなかったことによる製品の返却(製品のアクティベーションなど)は、権利譲渡後はできません。 権利を譲渡した場合、製品の返却はできません。また、ソフトウェア及びマニュアル、パッケージなどの 付随物には著作権があります。ソフトウェアの改ざん、統合、合併などを含む不正な複製と、付随物の 複製は固く禁じます。このような不法複製がもたらす著作権侵害等のすべての責任は、ライセンシーが負

7. アップグレードとアップデート ソフトウェアのアップグレード、およびアップデートを行う場合、当

該ソフトウェアの旧バージョンまたは下位バージョンの有効なライセンスを所有している必要がありま す。第三者にこのソフトウェアの前バージョンや下位バージョンを譲渡した場合、ソフトウェアのアップ グレード、アップデートを行う権利を失効するものとします。アップグレードおよび最新版の取得は、ソ フトウェアの新たな権利を授けるものではありません。前バージョンおよび下位バージョンのサポートの 権利は、最新版のインストールを行った時点で失効するものとします。

8. 限定保証 アートリアは通常の使用下において、購入日より30日間、ソフトウェアが記録されたディス

クに瑕疵がないことを保証します。購入日については、領収書の日付をもって購入日の証明といたしま す。ソフトウェアのすべての黙示保証についても、購入日より30日間に制限されます。黙示の保証の存続 期間に関する制限が認められない地域においては、上記の制限事項が適用されない場合があります。アー トリアは、すべてのプログラムおよび付随物が述べる内容について、いかなる場合も保証しません。プロ グラムの性能、品質によるすべての危険性はライセンシーのみが負担します。プログラムに瑕疵があると 判明した場合、ライセンシーが、すべてのサービス、修理または修正に要する全費用を負担します。

9. 賠償 アートリアが提供する補償はアートリアの選択により (a) 購入代金の返金 (b) ディスクの交換のい

ずれかになります。ライセンシーがこの補償を受けるためには、アートリアにソフトウェア購入時の領収 書をそえて商品を返却するものとします。この補償はソフトウェアの悪用、改ざん、誤用または事故に起 因する場合には無効となります。交換されたソフトウェアの補償期間は、最初のソフトウェアの補償期間 か30日間のどちらか長いほうになります。

10. その他の保証の免責 上記の保証はその他すべての保証に代わるもので、黙示の保証および商品性、特

定の目的についての適合性を含み、これに限られません。アートリアまたは販売代理店等の代表者または スタッフによる、口頭もしくは書面による情報または助言の一切は、あらたな保証を行なったり、保証の 範囲を広げるものではありません。

11. 付随する損害賠償の制限 アートリアは、この商品の使用または使用不可に起因する直接的および間接

的な損害 (業務の中断、損失、その他の商業的損害なども含む) について、アートリアが当該損害を示唆し ていた場合においても、一切の責任を負いません。地域により、黙示保証期間の限定、間接的または付随 的損害に対する責任の排除について認めていない場合があり、上記の限定保証が適用されない場合があり ます。本限定保証は、ライセンシーに特別な法的権利を付与するものですが、地域によりその他の権利も 行使することができます。 Arturia - ユーザーズ・マニュアル SEM V - ソフトウェア・ライセンス契約